メンズセルフカット決定版【後ろ髪や前髪、バリカンを使ったカットまで】
自分で髪の毛をカットをするのは難しく、失敗したら取り返しがつかない、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。この記事ではセルフカットのやり方を解説します。前髪も襟足も、バリカンを使ったカットも、ツーブロックのお手入れも、この記事では解説しているので参考にしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:www.menshairstylestoday.com
ポイントさえ押さえればセルフカットは可能
セルフカットはポイントを押さえれば、不可能ではありません。
美容室にいかずに自分でヘアスタイルを整えることができれば、美容室にかかるお金が大幅に減りますし、自分がイメージする細かな部分まで思い通りにすることができます。
しかし、セルフカットにリスクがあるのも事実。
むしろ最初のうちは失敗する方が多いでしょう、プロの美容師の方であっても自分で髪の毛を切ることは少ないそうです。この記事は少しでもセルフカットをうまく行えるようなサポートを目的としています。
動画を参考に、基本的なやり方や必要な道具を紹介していくので参考にしてください。
絶対に気をつけるべきポイント
長さは少しずつカットする
セルフカットを行う際に最も気をつけなければいけないのは、髪の毛の長さは少しずつ短くしていくということです。これはセルフカットの失敗のリスクを最小限に抑えるために意識します。当たり前のことではありますが、切ってしまった髪の毛はもとに戻すことはできません。長さはできるだけ少しずつカットする方が、失敗もリカバーしやすくなります。
限界があるということをわきまえる
束感を強調したヘアスタイルや量を調節することでエアリーに仕上げているヘアスタイルの難易度は高い、ということを押さえておきましょう。
これらのヘアスタイルは長さを短くするということだけでなく、量を減らしたり、骨格の形によって切り方を変えたりなど、セルフカットだけでは到底カバーできない技術が必要となってくるので、注意してください。
デザイン性の高いヘアスタイルはヘアサロンで施術してもらう方が間違いありません。
必要な道具
ヘアカット用ハサミ
ハサミとスキバサミ、そしてコームがあればセルフカットを行うことができます。
ハサミですが、切れればなんでも良いということはありません。紙切りハサミではなく、髪の毛を切るために作られたものを使用することがポイントです。質の悪いハサミで髪の毛を切ると仕上がりが悪く、髪の毛が痛んでしまう可能性があるため要注意。セルフカットに慣れていないからこそ、良いハサミを使用することで失敗する可能性を低くすることができます。
バリカン
バリカンは伸びてきたツーブロックのお手入れやベリーショートのヘアスタイルのセルフカットにおすすめです。
ハサミで行うよりもバリカンを使用した方がセルフカットは簡単です。というのもバリカンにはアタッチメントが付属しており、それ以上の長さはカットすることができないので、最低限のポイントを押さえてバリカンを髪の毛に通していくだけでヘアスタイルが完成します。
髪の毛を伸ばさず、基本的に短いヘアスタイルが多いという方にはバリカンが最適でしょう。
髪の毛のブロッキングについて
セルフカットにおいて欠かせない技術
セルフカットを行うにあたって欠かすことの出来ない工程がブロッキングです。
ブロッキングとは髪の毛を部分ごとに分けることであり、全体を均一にカットするためには欠かせない工程になります。髪の毛は全てが同じ位置から生えているわけではないので、同じ箇所で切り続けていると、長さにムラが出てしまいます。それを防止するのがブロッキングであり、セルフカットにおいても重要になります。
その際に必要となるのが、ダッカールと呼ばれる道具であり、6本セットで1,000円ほどで購入することができます。セルフカットの必需品と言っても過言ではないので必ず用意しておきましょう。
道具別・部位別のセルフカットを紹介
ここからは道具別・部位別のセルフカットのやり方を解説します。
道具別のカットのやり方では大きくハサミとバリカンがあり、ハサミにはハサミの良さが、バリカンにはバリカンの良さがあります。部位別のカットでは最もセルフカットを行う場面の多い、前髪と襟足について解説していくので参考にしてください。
1. ハサミを使ったセルフカットのやり方
必要なもの:シザー、セニングシザー、コーム、ダッカール
セルフカットのやり方
1. 前髪の部分をブロッキングしトップの長さを確定させる。
2. 毛束を取り縦方向にハサミを入れていきながらトップの髪の毛をカットしていく。
3. 切っていない部分においても、前の部分の毛束をカットした髪の毛と一緒に手に取り、はみ出した髪の毛をカットしていく。
4. カットする長さを決めて、はみ出した部分をカットする3の工程を繰り返していく。
5. 全体の長さをとったら量をすいていく。
6. 毛束をとったら、カットしていきながら髪の毛を降ろしていく。
→ハサミを下方向に移動させながら、手から髪の毛を降ろしていくイメージ。
7. 6を全体に繰り返していき全体の量を調節していく。
8. 最後に前髪部分も同じ容量ですいていきカット完了。
注意するポイント
・手を切ってしまうリスクを抑えるためにハサミを開け閉めする幅はなるべく小さくすることが良いです。
・セニングシザーは30%が扱いやすいです。
2. バリカンを使ったセルフカットのやり方
※Panasonicのカットモードを使用した解説になりますのでご注意ください。
セルフカットのやり方
1. 全体の長さを40mmまたは50mmのアタッチメントを使用してカットする。
2. 前後左右さまざまな方向からバリカンを通していき、全体の長さを揃えていく。
3. 襟足部分のカットするラインを決めて、切らない部分を手で押さえる。
4. バックから襟足を3で決定したカットラインで合わせて30mmのアタッチメントを決めてカットしていく。
5. 前髪部分を30mmのアタッチメントを使用してカット。
6. 襟足部分を15mmのアタッチメントでカット。
7. 耳周りをナチュラルのアタッチメントを使い、カットしていく。
8. アタッチメントを外し産毛を整えてカット完了。
動画中で使用しているバリカン
参考動画の中で使用されているバリカンはパナソニックのカットモードになります。
パナソニックのカットモードはセルフカットに使用するバリカンとして人気が高く、セルフカットに適したアタッチメントも豊富であるため、セルフカット用のバリカンの購入を検討しているのであれば、カットモードをまずは検討してみてはいかがでしょうか。
3. 前髪のセルフカットのやり方
必要なもの:コーム、シザー、セニングシザー
前髪のセルフカットのやり方
1. 前髪をコームでとかす。
2. シザーの根元を使用しながら、前髪の先端に合わせるような形で少しずつ前髪をカットしていく。
3. シザーを縦に入れてカットすることで前髪全体をラフな印象にすることができます。
注意するポイント
・髪の毛はウェットの状態の方がダメージを少なくカットすることができる。
・カットする際は刃の先端ではなく、中心部分に近いところでカットする。
・前髪が動いてしまう場合はコームで押さえながらカットするのもおすすめ。
4. 襟足のセルフカットのやり方
必要なもの:バリカン
襟足のセルフカットのやり方
1. カットを行う前に合わせ鏡をセットし襟足部分を確認できるようにしておく。
2. 初めは長めのアタッチメントを使用して、手で長さを確認しながらバリカンで襟足の髪の毛をカットしていく。
3. アタッチメントを徐々に短くしていきながらカットを繰り返していく。
4. 最後に6mmのアタッチメントを使い、髪の毛をすくうようにしてカットする。
5. トリマーで産毛を処理してカット完了です。
注意するポイント
・合間に合わせ鏡や手で触ったりなどして長さを確認しながらカットを行っていく。
5. ツーブロックの刈り上げ部分の手入れ方法
必要なもの:ダッカール、バリカン、鏡
ツーブロックの手入れのやり方
1. 刈り上げるツーブロックの範囲を決定する。
2. 6mm~9mmの間でアタッチメントを決定する。
3. ダッカールで刈り上げるもみあげ部分を露出させる。
4. バリカンを使って全体を刈り上げていく。
5. 全体を刈り上げたら、0mmで周辺の産毛を整えてカット完了。
注意する方法
・おでこの広い方は刈り上げ部分を広く取りすぎないように注意しましょう。
失敗してしまった場合は美容室へ
セルフカットに失敗してしまった場合は美容室に行き、その長さの中で考えることのできる最善のヘアスタイルにすると良いでしょう。セルフカットで切り過ぎてしまった場合でも、意外となんとかしてくれます。
下記の記事では東京と大阪のメンズにおすすめの美容室を紹介しているので参考にしてみてください。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。