【ランニング・ジョギングコース】沖縄の初心者〜上級者向けおすすめコース・スポット15選
本土とは異なる文化や歴史を持つ、沖縄。老若男女に人気がある南国の地で、沖縄時間に合わせてのんびりゆっくり楽しめる沖縄本島と離島のランニング・ジョギングコースを紹介。
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アイキャッチ画像出典:www.okinawastory.jp
ランナーもコースも多いラン天国・沖縄
キラキラと輝く青く透き通った海、色鮮やかで大きな南国植物、独特の風習や食など、本土とは違う文化や歴史を持つ沖縄。暑さとのんびりとした島時間で過ごす島民からは想像がつきませんが、実はマラソン天国。県全体の取り組みとしても運動を推進していることからランニングコースが多く設定され、マラソン大会も盛ん。本土の人間なら海沿いや公園、町中を走るランナーの多さに驚かされるはず。
そんな沖縄本島および離党のランニング・ジョギングコースを、沖縄のランナーたちの練習コースや観光もランも楽しめるコース、マラソン大会コースなどバラエティ豊かに紹介していきます。
ビギナー必見!暗黙のランルール
誰もが気軽に始められるランニング、ジョギングですが、快適に走るために、ほかの利用者のペースを乱さないためにも、知っておくべきルールがあります。
・複数で走る場合は広がらず、狭い道の場合は縦一列を心掛ける
・追い越しや追い抜きは、一言声をかけてから行う
・自転車歩行専用ロードは、サイクリングやウォーキングを楽しむ人もいるので注意を払う
・基本、反時計回りで走る
これらを守って楽しく走りましょう。
初級コース
首里城世界遺産コース(那覇市)
琉球王国の政治、外交、文化の中心地として威容を誇った世界遺産「首里城」から左回りにぐるっと大回りして魚小堀(イユグムイ)とも呼ばれる首里城外苑の池「龍潭」を経由して戻ってくる周遊コース。
コースは、首里城第二の坊門「守礼門」からスタート。守礼門をくぐると見える国宝・世界遺産「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」は、琉球王国時代、国王が外出する際に道中の安全を願い祈りがささげられた場所。当時の⾸⾥城正殿を模したデザインは、近くまで寄って鑑賞する価値あり。再びスタート地点へと戻り、「守礼門」から「中山門跡」まで500mにわたり続く石灰岩を敷き詰めた王国時代のメインストリート「綾門大道(あやじょううふみち)」を下り坂でラン。途中には、国宝・世界遺産に登録された琉球王国時代の王族が眠る県内最⼤のお墓「玉陵(たまうどぅん)」も見ることができます。墓室以外にも資料展示室や墓参りに来た王様が休憩した「東の御番所」もあるので見学をしても。
「綾門大道」からそのまま道なりに進み、坂下通りを右折し、坂道を上がって「龍潭」へ。「龍潭」の近くある⾃家製麺で沖縄そばでを出す「ほしかわ」でランチ休憩。15時までの来店すると、お得なセットメニューが注文できるので、気になる人はランチに合わせてスタートを。ラストは「龍潭」から「沖縄県立芸術大学首里当蔵キャンパス」を通って「守礼門」へと戻り、フィニッシュ。走り足りない人は、「龍潭」と「円鑑池」に整備された遊歩道を追加して、公衆トイレと誤解されやすい「弁財天堂」などを見てまわるといいでしょう。
詳細情報
距離:約3.4km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:守礼門
トイレ:首里城、玉陵、龍潭など
スタート地点までのアクセス:(電車)首里駅から徒歩約15分(バス)那覇バスターミナルより「首里城前」下車、徒歩約3分(モノレール)那覇空港駅より約27分(車)那覇空港より約40分~60分、国際通りより約15分~25分
那覇市観光協会の公式サイトNAHA NAVI(ナハナビ)は、沖縄那覇の観光情報サイトです。グルメ、ショッピング、観光・宿泊、イベント情報など、那覇を楽しむ情報が満載です。
首里十二カ所めぐりコース(那覇市)
首里十二カ所めぐりは、首里十二支詣り、テラマーイ(寺参り)などと呼ばれる、首里にある4カ所の寺院に祀られている十二支の守り本尊を巡拝する琉球時代からの参拝方法。地元の人は、年末年始や厄年、人生の節目などに十二支の神様に日々の感謝を伝え、これからの健康や開運、御加護を祈願するといいます。
コースは、琉球の国王も祈願参拝した聖地「首里観音堂」、沖縄県における臨済宗妙心寺派の本山「安國寺」をめぐり、創業160年以上の老舗「山城まんじゅう」に立ち寄り首里名物の饅頭で一服。真っ赤な鳥居と多くのご利益が得られる「西来院」、成功祈願の「盛光寺」の参拝もしながら、ラストは「榮椿」で首里十二支カステラをぱくついてフィニッシュ。
首里十二カ所めぐりは、特に決まった順路はなく、4寺をまわる時間がないときは自分や家族の干支の寺院を参拝してもOK。自由度が高い沖縄の巡礼ランは、年末年始や週末は地元参拝客が特に多くなるので配慮して行いましょう。
詳細情報
距離:3.7km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:首里観音堂~榮椿
トイレ:各寺院、など
スタート地点までのアクセス:(バス)那覇バスターミナルより「観音堂前」下車すぐ(車)那覇空港より約40分
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都会のオアシスでパワーチャージコース(那覇市)
那覇市南西部に流れる国場川沿いにある「奥武山公園」と「漫湖公園」を周遊するコース。ゆいレール奥武山公園駅からスタートし、まずは「奥武山公園」へ。29.8haもの広さを持つ公園は、琉球八社のひとつ「沖宮」をはじめ、いくつもの神社や拝所が点在するパワースポットであり、陸上競技場や武道館、プール、芝生公園など運動施設も充実。園内には、約1kmのジョギングコースやフォットネス広場もあり、準備運動を兼ねた走りやストレッチができます。
一方、2つ目の公園「漫湖公園」は、干潮時に大規模な干潟が出現する貴重な生態系が残る湿地帯、ラムサール条約に登録されてます。那覇の中心地であることを忘れさせてくれる2つの自然豊かな公園をつなぐ平坦な道を軽快に走り、聖地めぐりと自然観察をが楽しめるコースとなっています。
詳細情報
距離:3.0km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点: ゆいレール奥武山公園駅~とよみ大橋
トイレ: ゆいレール奥武山公園、奥武山公園、漫湖水鳥・湿地センターなど
スタート地点までのアクセス:(モノレール)ゆいレール奥武山公園駅
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北谷公園ウォーキング4㎞コース(北谷町)
県都那覇市から16km、本島中部に位置する北谷(ちゃたん)町。東シナ海に面する美浜区にある「北谷公園」は、リゾートタウン「アメリカンビレッジ」やサンセットビーチ「アラハビーチ」と隣接するアメリカンな雰囲気と美しい夕日が楽しめる公園。公園には、公園を周回する1.3kmと北谷公園からアラハビーチにかけて整備された4㎞のウォーキングコースがあります。ここでは4㎞コースを紹介します。
4㎞コースは、北谷公園の陸上競技場前からスタートし、テニスコートやソフトボール場を通り過ぎ、ドーム型の屋内運動場を左折し、ふれあい橋を渡ってアラハビーチの海岸沿いを走ります。やがて2kmの折り返し地点の標識が見えたら、北谷公園へと戻ります。
夕日の時間にあわせて走るサンセットランがおすすめ。昼間は「アメリカンビレッジ」でショッピングを楽しんだり、外国人が多いアラハビーチで海外旅行気分に浸って沖縄観光を楽しんで。サンセットラン後は、アメリカンビレッジ内にある天然温泉「ちゅら~ゆ」で疲れをとりましょう。
詳細情報
距離:4.0km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点: 北谷公園~アラハビーチ
トイレ: 北谷公園、アラハビーチなど
スタート地点までのアクセス:(バス)那覇バスターミナルより「軍病院前」下車から徒歩約9分(車)那覇空港より約37分
沖縄の観光スポットのご紹介です。レジャー施設やビーチ、アクティビティなどの他、エリアやテーマからもお探しいただけます。
穴場・渡具知ビーチコース(読谷村)
出典:okivel.com
沖縄本島中部、読谷村にある「渡具知ビーチ」を走るコース。観光客にはほとんど知られていない渡具知ビーチですが、透明度の高い海と美しいサンセットビュー、東シナ海を一望できる絶景スポットとして地元民から親しまれています。ビーチ沿いに整備された道を走る市民ランナーたちの姿を見ることもできます。夕日が美しい場所なので、サンセットラン周回コースとして紹介。
コースは海岸沿いのミートショップ&レストラン「おきなわポークビレッジ」からスタートし、ビーチ沿いを道なりに進み、そのままぐるっと周回して戻ります。ほぼ平坦な道で人通りもなく、ほどよいカーブと視界の開けた海と空、緑だけの爽快な景色の中、気持ちよくラン。周辺には、沖縄の歴史をうかがい知れる「米軍上陸の地碑」や「木綿原遺跡」、「トゥマイグシク(史跡)」など観光要素もあり。ラン後は沖縄の高級ブランド「紅豚」を、お手頃価格で提供する「おきなわポークビレッジ」でステーキやカツ、またはBBQで堪能を。
詳細情報
距離:750m
コース路面タイプ:ロード
始点・終点: おきなわポークビレッジ
トイレ: 泊城公園など
スタート地点までのアクセス:(バス)那覇バスターミナルより「大湾」下車、徒歩約27分(車)那覇空港より約52分
中級コース
美味しい&可愛い!映えスポットコース(那覇市)
那覇市の美味しくてかわいい、アメリカンポップな映えスポットをめぐるコース。映えスポット1軒目は、那覇国際通りのドン・キホーテ屋上階にある「Stem Resort-Happy Beach」。小物も彫塑品も天井までもがピンク一色のカフェ。メニューもカラフルにデコレーションされたタピオカやソフトクリーム、ドリンクなどSNSを意識したもの。国際通りを牧志駅方面に走ると2軒目の「Ti-da Beach Parlour」。ここはネオンとフラワーに囲まれたトロピカルフルーツが味わえるスムージーショップ。雑貨も扱っているので、どこか古着ショップの雰囲気もあり、男性でも入りやすい。3軒目は少し離れ、国道58号線と古島駅の中間にあるカフェ「DAISY...」。ここも天井が紫かかったピンクではあるものの、前出2軒に比べると大人も落ち着ける雰囲気。食べられるお花のメニューがウリで、ドリンクだけでなくパスタやカレーなどもあるのでランチとしても利用可能。
4軒目は国道58号線を挟んだ向かい側にあるサンドイッチ店「イエス!!!ピクニックパーラー」。1950年代のアメリカンダイナーを意識した店内は、大人でも写真を撮りたくなるクールさ。ラストは「波の上うみそら公園」まで走ってフィニッシュ。映えスポット5軒目となるBBQ施設「RESORT MAGIC」でラグジュアリーに食事と景色を楽しんでも良し、マリンアクティビティでさらに体を動かしても良し、ビーチや芝の上でのんびりしても良し。このコースは一部、男性一人、もしくは男性グルールでは決して入れそうもないスポットもあるので、是非、デートランやファミリーランでお楽しみください。
詳細情報
距離:6.5km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:Stem Resort-Happy Beach~RESORT MAGIC
トイレ:牧志公園、波の上うみそら公園など
スタート地点までのアクセス:(モノレール)ゆいレール美栄橋駅またはゆいレール牧志駅より約徒歩7分(車)国道58号線前島交差点から沖映大通り約6分
那覇市観光協会の公式サイトNAHA NAVI(ナハナビ)は、沖縄那覇の観光情報サイトです。グルメ、ショッピング、観光・宿泊、イベント情報など、那覇を楽しむ情報が満載です。
海を満喫するシーサイドランニングコース(那覇市)
那覇市唯一のビーチがある「波の上うみそら公園」を拠点にした沿岸と市街地をぐるっと走るロングコース。「波の上うみそら公園」をスタートし、前半は海に架かる橋を走り海景色と潮風を感じるラン、後半は市街地のランを楽しみます。途中にはいくつもの公園があり、中には休憩やトレーニングに向いた公園も。いくつかピックアップすると、海の景色と水飲み場がある「若狭公園」、沖縄の離島を結ぶ泊港にある複合施設ビル「とまりん」に隣接する「とまり緑地公園」、那覇三大ヶ丘公園のひとつであり戦争に関する資料館や慰霊碑、顕彰碑、展望台がある「旭ヶ丘公園」などは休憩におすすめ。ゴール付近にある「三文殊公園」の岩山で、足腰強化のトレーニングに励んでもグッド。
詳細情報
距離:6.5km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:波の上うみそら公園
トイレ:波の上うみそら公園、若狭海浜公園、泊いゆまち市場、とまり緑地公園、旭ヶ丘公園など
スタート地点までのアクセス:(モノレール)ゆいレール県庁前駅より徒歩約23分(空港)那覇空港より車で約15分(バス)ゆいレール県庁前駅より「久米郵便局前」下車、徒歩で約 10分
那覇市観光協会の公式サイトNAHA NAVI(ナハナビ)は、沖縄那覇の観光情報サイトです。グルメ、ショッピング、観光・宿泊、イベント情報など、那覇を楽しむ情報が満載です。
古宇利島1周コース(今帰仁村)
本島北部に位置する古宇利島は、古宇利大橋を渡って気軽に行ける人気の島。周囲約8kmの小さな島を1種することで、この島が「恋の島」といわれる所以となったロマンティックな伝説やエメラルドグリーンの海、観光スポットをめぐることができます。
コースは、やんばる急行シャトルバス停留所「古宇利島物流センター」からスタートし、周回道路を使って1周するので、道に迷うことはありません。古宇利大橋の記念撮影スポット「古宇利ビーチ」から始まり、沖縄版「アダムとイブ」の言い伝えにある「チグヌ浜」、パワースポット「スルル洞」、ハートロックの「ティーヌ浜」、大きな丸い穴の空いた石灰岩の岩が点在する「トケイ浜」など古宇利島の美しい景色やダイナミックな自然を満喫し、オーシャンビューを眺めながら島グルメやスイーツが堪能できるカフェや食事処で休憩を挟みましょう。沖縄時間に倣って、ゆっくり島ランを楽しんで。
詳細情報
距離:約8km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:古宇利島物流センター
トイレ:古宇利島物流センター、ティーヌ浜、島の駅など
スタート地点までのアクセス:(やんばる急行シャトルバス)本部博物館より「古宇利島物流センター」下車(車)屋我地島を経由し古宇利大橋を渡ってすぐ
沖縄県今帰仁村、橋で渡れる離島「古宇利島(こうりじま)」のウェブサイトです。那覇から車で1時間半、美しい青い海と白い砂浜があなたを待っています。
那覇空港からランで瀬長島(豊見城市)
瀬長島は、那覇空港から一番近いリゾートアイランド。このコースは、那覇空港から海中道路を走って瀬長島を目指します。この島は、空港から近いことや飛行ルートであるため、飛行機を見たり撮影する絶好のスポット。台地状になった島の高い部分にある「瀬長島 撮影ポイント」では那覇空港を上から見渡せ、「飛行ルート真下」では飛行機のおなかを見ることができます。また、島の周回道路からの美しい海景、潮が引いた海岸では生き物観察や潮干狩り、パワースポット「子宝岩」、リゾート施設「瀬長島ウミカジテラス」など、小さい島ながら見どころがいっぱい。夕刻になれば、多くの観光客が訪れる美しい夕日も眺めることができます。ラン後は、天然温泉の源泉足湯「瀬長島 Umikaji Terace」や「琉球温泉 龍神の湯」で日帰り入浴でランと旅の疲れを癒してから移動を。
詳細情報
距離:約5.4km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:那覇空港~瀬長島
トイレ:那覇空港、ティーヌ浜、瀬長島ウミカジテラス、瀬長島サンセットパークなど
スタート地点までのアクセス:(空港)那覇空港
瀬長島へのアクセスと無料シャトルバスのご案内。那覇空港から車で約10分、国際通りや沖縄自動車道へも好アクセス。無料のシャトルバスはゆいレール赤嶺駅やパレットくもじからもご利用いただけます。
やんばる癒しの旅コース(本部町)
「やんばる」と呼ばれる沖縄本島北部は、手つかずの自然が残る緑豊かなエリア。なかでも本部町は、「海洋博公園」や「美ら海水族館」で知られる人気観光スポット。そして、「そば街道」と呼ばれる県道84号線の伊豆味街道を中心に沖縄のソウルフード「沖縄そば」の有名店が数多くあり、食べ比べが楽しめます。今回は、そんな沖縄そばを出すお店と人気スポットが点在する街道を走り、やんばるの自然と観光、食を満喫します。
本部港フェリーターミナルからスタート。より多くの沖縄そばを食したいなら、行列必須の人気店も多いので開店前を狙って朝早めのランがおすすめ。ちなみに、もとぶ町観光協会では「そばマップ」を公式サイトで紹介しているので、お店選びの参考にしてみては。ちなみにコース上にある人気店は、コース中間地点にあたる本部町営市場の近くにお店を構える沖縄そばの専門店「きしもと食堂」と「つる屋」、そして「さわのや」。
蕎麦を満喫したあとは平坦な海沿いを走り、アップダウンの先にある国営沖縄記念公園「海洋博公園」へ。「花・緑のエリア」「海のエリア」「歴史・文化エリア」の構成から成る公園で、海のエリアには有名な「美ら海水族館」もあります。どのエリアも広くて見ごたえがあるので、観光も楽しむならたっぷり時間を割いたスケジュールは必須。
ラストは、軽くアップダウンを走り、本部半島の突端に位置する備瀬集落の「備瀬のフクギ並木」でフィニッシュ。この並木道は清掃された白砂で、走りやすい小径。海からの強い風を遮るための防風林として植栽されたフクギは今も生い茂り、夏でも爽快な走りが楽しめます。癒しスポットとして人気があるため、歩行者に配慮したランを心がけて。
詳細情報
距離:約9.4km
コース路面タイプ:ロード、白砂
始点・終点:本部港フェリーターミナル~備瀬のフクギ並木
トイレ:本部港フェリーターミナル、海洋博公園、備瀬のフクギ並木など
スタート地点までのアクセス:(バス)那覇空港よりやんばる急行バスで約2時間(フェリー)那覇空港から海からぐるっとExpressで約2時間20分(車)那覇空港から1時間125分
沖縄旅行のモデルコースのご紹介です。エリアやテーマ別に、お好みのプランを見つけてください。
上級コース
東御廻り(南城市)
古来より、沖縄では太陽の昇る東方のことを「あがり」と呼び、理想郷「二ライカナイ」のある聖なる方角と考えられていました。里城を中心に、太陽が昇る大里・佐敷・知念・玉城を「東方(あがりかた)」と呼んだことから知念・玉城の聖地巡拝を「東御廻り」と称し、その起源は王国の繁栄と五穀豊穣を祈願する行事として始められた国王の巡礼と伝えられています。近年では、心とからだを癒すためのレクエーションを兼ねた神拝行事として親しまれています。
このコースは、世界遺産の「園比屋武御嶽(すぬひゃんうたき)」をスタートし、佐敷の拝所を経て知念に入り、東御廻り最高の聖地「斎場御嶽(せーふぁうたき)」から「玉城グスク」までという行程で計14の聖地をめぐります。車なら1日でまわれますが、走りの場合は数日にかけて沖縄の美しいビーチの景色も楽しみながらゆっくり巡礼するといいでしょう。
詳細情報
距離:約37km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:園比屋武御嶽~玉城グスク
トイレ:各霊場、宮城公園、あざまサンサンビーチ、志喜屋海浜施設など
スタート地点までのアクセス:(モノレール)首里駅より徒歩約15分(車)那覇空港から約40分
特集ページ東御廻りをゆっくり巡ってみましょう。
海中道路コース(うるま市)
うるま市にある、与勝半島の北岸と金武湾に浮かぶ平安座島を結ぶ、延長4.7kmの海中道路を走るコース。沖縄観光で外せない人気のドライブコースは「あやはし海中ロードレース」のコースの一部にもなっており、ランナーにもおすすめ。
海中道路西口近くに位置する「うるま市与那城総合公園」からスタートし、浜比嘉島の勝連浜までエメラルドグリーンの海と青い空の中を舗装された海中道路を走り、浜漁港緑地公園で折り返して戻ります。時折、強い海風や、左側の海は晴れていて右側の海が土砂降りという「片降い(かたぶい:局地的豪雨な意味)」という現象に出くわすことも。
コースに点在する公園はトイレや水飲み場、屋根付きの東屋などもあり、海を眺めながら休憩ができます。また、橋の中ほどにある「海の駅あやはし館」は、地域の特産品「勝連もずく」「伊計島の黄金芋」、ビーグと呼ばれる「い草」を使った沖縄らしい土産品が並び、レストランでは海の景色を眺望しながら海の幸を味わうことも出来ます。
詳細情報
距離:13.3km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:与那城総合公園
トイレ:与那城総合公園、海の駅・あやばし館、平安座西公園、浜漁港緑地公園など
スタート地点までのアクセス:(バス)那覇バスターミナルより屋慶名バスターミナル下車すぐ(車)沖縄北ICより約20分
多良間島一周コース(多良間島)
宮古島と石垣島の中間に位置する周囲約20㎞の小さな島、多良間島をぐるっと走る1周コース。白い砂浜と波の花を咲かせるリング状のリーフに取り囲まれた平べったい島は、観光地化されていないので人も少なく、独特の文化や歴史、民俗芸能が残る素朴さが魅力。周回道路を使った走りもアップダウンがなく、青い海と白い砂浜の景色に癒されながらのんびりランが楽しめます。
また、集落には、壮観な「塩川御嶽とフクギ並木」をはじめとする多くの御嶽や宮古五大墳墓の一つに数えられる豪族の墓「ウプメーカ」、島全景が見渡せ多良間屈指の眺望を誇る「八重山遠見台」など、見どころもたくさんあるので是非、立ち寄って見学してみてください。
ちなみに毎年11月に開催される「たらま島一周マラソン」では、地元民との触れ合いやローカルフードのおもてなしと共に島1周ができる24km前後のコースも設けられているので、興味がある方は多良間公式サイトで確認を。
詳細情報
距離:約20km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:多良間空港
トイレ:多良間空港、多良間漁港、ふるさと海浜公園、農村公園など
スタート地点までのアクセス:(飛行機)那覇空港より宮古空港経由で約70分(車)沖縄北ICより約20分
多良間島の民宿やペンションなどの宿泊施設、ダイビングやシュノーケリングなどのレジャーショップ、カフェや食堂などの飲食店、観光・交通情報などを紹介する離島専門ポータルサイト。
日本最南端・波照間島半周コース(波照間島)
日本最南端の有人島「波照間島(はてるまじま)」の観光スポットをめぐる半周を走るコース。波照間島の魅力は、自然が織りなす景色。日中はハテルマブルーと呼ばれる青い海の美しさを、夕方は日本最南端のマジックアワー、夜は空にくっきりと浮かぶ満天の星が旅人を迎えてくれます。
コースは、波照間島港ターミナルをスタートし、波照間島を代表するビーチ「ニシ浜」へ。ハテルマブルーとも称されるエメラルドグリーンの海と白い砂浜がどこまでも続く、沖縄県内でも1、2位を争う美しいビーチをプライベートビーチ感覚で気持ちよくラン。沿岸から内陸に入り、波照間集落へ。伝統的な沖縄の建物やサンゴを積み上げてできた石垣や防風林の役割を果たすフクギ、幻の酒「泡波」を製造する「波照間酒造所」を通り、琉球王朝時代に作られた火番所「コート盛」で休憩。竹富町指定文化財に指定された高さ約4mの火番所の頂上からは、波照間島を一望、海の向こうに浮かぶ西表島(いりおもてじま)をも見ることができるビュースポット。
集落を抜け、1周道路、空港を経由して、「高那崎展望所」へ。琉球石灰岩の荒々しい波が打ちつける断崖絶壁の岬が続く景勝地には「波照間島星空観測タワー」や「日本最南端の碑」があり、タワー屋上からは高那崎海岸や「最南端の碑」の眺め、「最南端の碑」では合計3つの碑が集まるスポットで記念撮影を。
土曜日に休む食堂が多く、売店や飲食店では濡れた服での来店を禁止しているところも多いので要注意。小さな島なので1日観光も可能ですが、満天の星空や島時間を楽しむなら宿泊連日ランがおすすめ。
詳細情報
距離:約10km
コース路面タイプ:ロード
始点・終点:波照間島港ターミナル~日本最南端の碑
トイレ:波照間島港ターミナル、ニシ浜、日本最南端の広場など
スタート地点までのアクセス:(船)石垣島より高速船で約60分
沖縄旅行のモデルコースのご紹介です。エリアやテーマ別に、お好みのプランを見つけてください。
伊平屋ヴィレッジトレイルコース(伊平屋島)
出典:ekospo.com
沖縄最北端の有人離島「伊平屋島」で開催されている、トレイルラン&ウォーク大会「伊平屋ヴィレッジトレイル」。コースは、低山が連なる伊平屋島の林道や砂浜、昔ながらの赤瓦の屋根とサンゴの石垣に囲まれた集落を駆け抜ける30km、15km、5kmの3コースが用意されています。
ここで紹介する15㎞の「てるちゃんコース」は、ハーフマラソンを完走できるランナー向きのトレイルコース。沖縄の緑豊かな山中や碧い海の白い砂浜など原風景を駆け抜け、さらには集落、ダム、神を招き祭事を行なう神アジャギや神社、琉球王朝の先祖・屋蔵大主が祭られている「屋蔵墓」を周回し、神々の伝説が息づく島の魅力を堪能。ランの補給食には「一口黒糖」「黒糖キャラメルパウンドケーキ」を、ラン後は伊平屋の泡盛「平松ロック」「照島」、もずくで祝い、伊平屋島の特産品も味わいましょう。
詳細情報
距離:15km
コース路面タイプ:山道
始点・終点:友愛と健康の広場
トイレ:前泊港、ニシ浜、日本最南端の広場など
スタート地点までのアクセス:(フェリー)運天港より約80分、前泊港より徒歩約9分
「第3回伊平屋ヴィレッジトレイルラン&ウォーク」のコースページ。いへやじマンコース、てるちゃんコース、ヒージャーさんコース、MAPを掲載。コースごとの見所や、エイドステーション、トイレの場所も要チェックです。
沖縄は本島も離島もランで楽しもう
交通機関が限られた沖縄本島や離島は、ランでゆっくり観光を楽しんだり、地元の市民ランナーたちと一緒に汗を流したりして、沖縄を大いに満喫しましょう。
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