【食の探求・神戸】伝統的な江戸前スタイルの寿司を提供する「鮨 生粋」(ミシュラン二つ星)

【食の探求・神戸】伝統的な江戸前スタイルの寿司を提供する「鮨 生粋」(ミシュラン二つ星)

神戸市東灘区、JR神戸線摂津本山から歩いて10分ほどの住宅街にひっそりと佇む「鮨 生粋(きっすい)」はミシュラン二つ星獲得の神戸を代表する寿司屋です。今回の食の探求シリーズは、江戸前スタイルの伝統的な技法を駆使する「鮨 生粋」のご紹介です。

aoinopapa上杉遼@美食家
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神戸で最高評価の寿司屋

神戸市東灘区、JR摂津本山駅から歩いて10分ほどの住宅街にひっそりと佇む「鮨 生粋」。
名だたる寿司屋が多い神戸の中でも、唯一ミシュランガイドで二つ星を獲得している名店です。(神戸には三つ星獲得の寿司屋はありません。)
店内の造りは非常にシンプル。白木を基調とした落ち着いた空間です。

シンプルで綺麗な白木造りのカウンター

江戸前の技に魅せられた店主による巧みな技法

独学で江戸前寿司の技法を学んだ生粋の店主。さまざまな技法を巧みに使った、伝統的な江戸前スタイルの寿司を握ります。
古米を使ったシャリは、人肌で赤酢が強めに効いています。下味のついたネタと合わせた握りは、握り加減も絶妙で、口に入れるとシャリがほどけていきます。
ネタも地元明石の漁師が素潜りで獲ったヒラメやマコガレイや、近海産のネタが豊富です。
ネタとシャリが合わさることで旨みを引き上げるのはまさに江戸前寿司と言えるでしょう。
江戸後期の技法による海老の握り、最近では珍しい「おぼろ巻き」など、伝統的な寿司も楽しめ、よく独学でここまでと感じさせられます。

圧倒的な品数とボリュームの「おまかせ」

生粋の「おまかせ」は圧倒的な品数とボリュームです。もちろんクオリティも文句無し。
そんな生粋のつまみ、「名物」、握りをいくつかご紹介します。

絶妙なつまみの数々

つまみと握りの間に出る名物のミョウガと桜海老の海苔巻

生粋の名物とも言えるのが、つまみと握りの間に出るミョウガと桜海老の海苔巻です。
シャキッとしたミョウガと柔らかい桜海老のバランスがなんとも言えず、また握りの前の良い口直しにもなります。

江戸前技法の握り

圧倒的なコストパフォーマンス

「鮨 生粋」は夜のみの営業で月曜は定休日。
おまかせは14,000円(価格は変動していると思います。2011年頃は12,000円程だったかと思います)。
東京でこのレベルの寿司はこの値段では食べられないだろうというコストパフォーマンスですので、機会があれば是非一度訪れてみてください。

鮨 生粋(きっすい)

営業時間:夜=17:00~22:30 L.O.21:00
定休日:月曜、年末年始
料金:夜=コース 14,000~15,000円
住所:神戸市東灘区本山中町 3-3-6
TEL:078-411-1904

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上杉遼@美食家

慶應義塾大学→大手金融機関→会社経営。美味しいお店の予約を取ることに一日の大半を使う自称美食家。グルメに強いこだわりを持っていますが、周りからはグルメぶっている味の分からない男といじられることも。

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