【有名な作曲家より厳選】クラシックピアノのおすすめ名曲15選

数あるクラシックピアノの曲がある中、今回は有名なクラシック音楽の作曲家の手から生まれた、おすすめの名曲をご紹介します!誰もがどこかで聴いたことがあるような曲が多いので、ぜひとも聴いてみてください。

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クラシックのピアノ曲を作曲家ごとにご紹介

今回は、ピアノの楽器のみで演奏されるピアノの独奏曲をご紹介します。
オーケストラの曲やオペラの曲をも作曲している偉大な作曲家たちの作ったピアノ曲は、どれも個性的で雰囲気のある作品ばかりであり魅力的です。
今回はそんなクラシックのピアノ曲の中から、特におすすめしたい15曲を作曲家ごとにご紹介していきます。
「タイトルは聴いたことがあるけどどんな曲か思い出せない」という人や「聴いたことがあるけどタイトルを知らなかった」という人はぜひともご覧ください。

1. ベートーヴェン

誰もが知っているベートーヴェン。クラシック音楽といったらこの人!と思う人も多いはず。
今回は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの曲を3曲ご紹介します。
ピアノ・ソナタとは、ピアノ独奏曲の演奏の形式の一つであり3~4つの楽章で構成されています。楽章ごとに曲の雰囲気ががらりと変わる曲もあります。

これからご紹介する3曲は、ベートーヴェンの「3大ピアノソナタ」とも呼ばれ、とても有名で偉大な曲ばかりです。

ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」

印象に深く残るメロディー。この曲はベートーヴェンの「ロミオとジュリエット」期の心情を描いたものだと言われています。「悲愴」は全3楽章で構成されており、それぞれ曲の雰囲気が異なります。特に、深くそして優しい悲愴感を表現した第2楽章は、「のだめカンタービレ」などでも使われておりました。

この曲を演奏する際は、指の動きなどを気にするのではなく、ゆっくりとうつりかわる曲のテンションを的確に把握し感情を込めて丁寧に演奏することが大切になります。

ピアノ・ソナタ第14番「月光」

こちらも、全3楽章からなるソナタ形式の曲になります。この曲からは彼の気難しさや厳格さを見ることができ秩序立った美しい曲に仕上がっています。
タイトルの「月光」は彼自身が命名したのではなく、ドイツの音楽評論家であり詩人のルートヴィヒ・レルシュタープがつけた名前です。

この曲を演奏する際は、力強い表現力にさることながら、指の動きの速さが求められます。

ピアノ・ソナタ第23番「熱情」

幅広い音域の鍵盤、最低音・最高音が特徴的に使われていることから、彼がこの曲を完成させた2年前に手に入れたエラール製のピアノで作曲されたと言われています。この曲はベートーヴェン中期の最高傑作として有名です。

静かに表現する部分もありつつ急に激しい音階が出てくることもあるため、演奏するには少し難易度が高めですが、それだけ実力が試される傑作であることも間違いないです。

2. ショパン

ピアノ曲の名曲を数多く生み出し、「ピアノの詩人」とも呼ばれたショパン。繊細で優美な旋律の曲が多いことが特徴的です。ポロネーズ、ワルツ、即興曲、エチュード、バラード、スケルツォ、マズルカなど、さまざまな形式の楽曲を生み出していきました。今回はその中でも、有名で特徴的な曲をご紹介します。

また、有名な曲は「英雄」や「別れの曲」などの親しみやすい愛称で呼ばれていますが、実はショパン自身愛称をつけることをあまり好まなかったとも言われており、ショパン自身が名付けた名称でないことが多いのです。

ポロネーズ第6番「英雄」

「英雄ポロネーズ」との愛称で親しまれているこの曲は、聴く人にとっても、演奏者にとっても人気の高い曲となっており、非常にダイナミックで激情溢れる曲となっており、1つの楽器の演奏とは思えない重厚感のある曲となっています。
「ポロネーズ」とはフランス語で「ポーランド風の」という意味で、ポーランド特有のリズムを持った楽曲のことを指します。作曲者であるショパンはポーランドの出身であり、「ポロネーズ」の曲はショパンの象徴ともいえます。

演奏する際は、和音の爽やかな力強さを表現するためによく通る音が出せる体幹の強さや、指の強さが必要です。

ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」

この曲はショパンが作曲したワルツの作品の第1作であり、ワルツの中でも有名曲のひとつです。
ワルツとは、軽快なテンポの3拍子が基本の曲となっており、思わず踊りだしたくなるような曲調のものが多くなっています。
「華麗なる大円舞曲」というタイトルの通り、華やかで堂々とした雰囲気が曲全体を通して感じられます。またこの曲を作曲するに当たって当時流行していたウィンナ・ワルツから多少なりとも影響を受けていたと言われています。

この曲は和音の連続を濁らず聴きやすく表現したいので、和音の中のどの音を1番引き立てたいか決めて演奏するのが良いと思います。

ワルツ第6番「子犬のワルツ」

子犬が戯れて遊んでいるような可愛らしい曲です。この曲は彼の恋人が飼っている子犬から着想を得て作曲された彼の晩年の曲です。意外にも作曲当時は肺の病気に悩まされており、彼自身死期を予感していたという逸話があります。

この曲を演奏するには細かい音の動きを軽い指の動きで表現できるかがキーポイントになります。

エチュード作品10 第5番「黒鍵」

「エチュード」とは楽曲の練習のために作った練習曲のことで、日本ではそのまま「練習曲」と言われることがあります。
ショパンは、エチュードの作品として、「エチュード作品10」を12曲、「エチュード作品25」を12曲、「3つの新練習曲」を3曲の、計27曲を生み出しています。
その中でも、「エチュード作品10」の第5番にあたるこの曲は少し変わった曲で、右手のメロディーが全てピアノの黒い鍵盤のみを使用して演奏されています!なので「黒鍵のエチュード」という愛称で呼ばれています。練習曲の位置づけではありながら、黒鍵のみでこれだけのメロディーを紡げるのは驚きです。

黒鍵は白鍵よりも横の幅が狭いため、しっかりと鍵盤をとらえて弾くことがポイントです。

エチュード作品10 第3番「別れの曲」

練習曲とは思わせないとてもメロディックでもの悲しさを感じるこの曲は、日本では「別れの曲」という愛称で親しまれています。日本で「別れの曲」という題名で親しまれるようになったのは、1934年にフランス・ドイツで制作された映画「別れの曲」でこの曲が使われたことがきっかけです。映画「のだめカンタービレ」の第1話に登場し今後の展開を彷彿させる曲ですが最終話にかけて伏線が回収されるのが面白いですね。

演奏する際にはメロディーラインを美しく聴かせることが大切なので埋もれてしまわないようにしましょう。

即興曲第4番「幻想即興曲」

ショパンの4つの即興曲のうち最初に作曲されショパンの死後1855年友人のユリアン・フォンタナによりこの題名がつけられ出版されました。「即興曲」とは、自由な形式で演奏された曲のことであり、「その場で即興演奏してできた曲」という意味ではありません。
この幻想即興曲は、ショパンの曲の中でも名曲であり、ドラマ等で起用されることが多くなっています。ピアノを習う人にとっても、まずはこの曲を目標にする人が多いのではないでしょうか。

この曲を演奏するには指の回転が速いことやコントロールがきくことが必要になると思います。また迫力のある音を出せると差がつくのでより点数は高いと思います。中学生向けの難易度ですが、高校生が完璧に弾いたり、小学生が挑戦で弾いても素敵だと思います。

3. モーツァルト

神童とも呼ばれていたモーツァルト。数々の有名な交響曲やオペラ作品など生み出し、華やかな曲が多いイメージがあります。もちろん、ピアノのための名曲も多く生み出しました。

ピアノソナタ第13番 第3楽章「トルコ行進曲」

特徴的なメロディーが耳に残るこの曲。トルコの軍楽隊の音楽に影響を受け作曲された曲のことを「トルコ行進曲」と呼びます。

映画「のだめカンタービレ」の試験のシーンにも登場するこの曲。曲の中盤でマイナーからメジャーに変わると、音の動きが多い分少し難しくなります。しかし全体を通して落ち着いていて弾きやすい曲です。

ピアノソナタ第16番 第1楽章

この曲は、他の曲のような副題的な愛称がありませんが、どこかで聴いたことがある名曲の1つだと思います。なぜかというと、ピアノを習い始めた初心者の方にはうってつけの練習曲で「初心者のための小さなソナタ」とも言われており、特に第1楽章は弾いたことがある人も多いのではないでしょうか。

華やかでありつつ軽やかな曲であり、練習曲にとどまらず発表会などで披露するにも適しています。演奏するに当たり、右手と左手のリズムを揃えてテンポがずれないように正確に軽めなタッチで弾くことがポイントです。

4. ドビュッシー

独自の音階や和声を用い「印象主義音楽」としても称されることとなったドビュッシー。ドビュッシーの音楽を聴いていると、まるで絵画を見ているような、不思議な感覚になります。特に抒情的な印象のあるドビュッシーの曲をご紹介します。

ベルガマスク組曲 第3番「月の光」

ドビュッシーは「印象派」と称されることが多く、絵画ではモネやルノワールがそれに当たります。この曲も印象派らしい幻想的な作品でありクラシック音楽に詳しくない人が聴いても良さがわかると思います。映画「トウキョウソナタ」でも使われました。

この曲を演奏するにあたっては指の動きなど体力的な側面ではなく、表現力、いかに繊細に音色に変化をつけられるかが重要です。

5. バッハ

音楽の父とも呼ばれたバッハ。18世紀のバロック音楽史に欠かせない、偉大な作曲家です。バッハが数多く生み出した、教会音楽的であり、また対称性のある数学的とも言える楽曲は、心を落ち着かせて聴くことができます。

ゴルトベルク変奏曲より アリア

ゴルトベルク変奏曲は、アリアと30の変奏曲で構成され、全体がおよそ1時間の曲となっていますが、冒頭のアリアの部分が有名です。タイトルの「ゴルトベルク」とは、当時の鍵盤楽器の奏者の名前が由来しています。
この曲は「チェンバロのための変奏曲」と言われ、本来はチェンバロのための曲でした。
チェンバロとはピアノのような形をした鍵盤楽器なのですが、ピアノとは音を出す仕組みが異なっており、チェンバロは弦をはじいて音を出すのに対し、ピアノは弦をたたいて音を出す楽器となっています。チェンバロは、ピアノの流行に伴い廃れていきましたが、ピアノが普及する前のバロック音楽で広く使用されており、バッハの活躍していた時代に使用されていた楽器でもありました。

もともと、2段構想となっていたチェンバロのための曲のため、ピアノで弾く場合はチェンバロの構想を意識し弾く必要があります。

6. リスト

ロマン派の代表格とも言えるリスト。作曲家でもあり、指導者としても活躍したと言われています。彼の作品には情緒的溢れる作品や、超絶技巧的な作品が数多くあり、演奏の難易度としては高い曲が多くなっています。しかし、聴くものにとっては、まるで一つの映画作品を観ているような壮大な気分にさせてくれるような曲ばかりとなっています。

ピアノソナタ ロ短調

ピアノソナタであるにも関わらず明確な楽章の切れ目はなく、全体を通して統一感のある曲であり30分ほどの演奏時間となる曲です。この曲は、シューマンに献呈する曲として1854年に出版されました。
他の曲と比べ、知名度としては低いかもしれませんが、ソナタの形式を覆したとも言えるこの曲は、当時絶賛する者もいれば酷評する者もおり、賛否両論となり物議を醸したようです。なので、音楽界ではかなりインパクトの強い曲ともなっています。

統一感のある中で様々に表情を変える音楽を自分なり落とし込み表現することが演奏する上で重要になるポイントだと思います。尚、高校生から社会人レベルであり難易度は高めです。

7. サティ

エリック・サティは19〜20世紀にかけて活躍したフランスの作曲家です。サティの作品は少し風変わりで、つかみどころのないような曲が多いため、「クラシック界の異端児」とも呼ばれていたそうです。

ジムノペディ第1番


「3つのジムノペディ」として知られ、特に今回ご紹介している第1番が有名な曲となっております。「ジムノペディ」というタイトルは、古代ギリシアのお祭りに由来していると言われています。
神秘的でゆったりとした曲調で、水の中にいるような、少し不思議な気分にさせてくれる曲です。

演奏する際は低音の重厚な響きを大切にするのがポイントです。

おわりに

今回はクラシックのピアノ曲の中でも有名で印象的な曲をご紹介するとともに、演奏のワンポイントもご紹介しました。弾きたいと思う曲は見つかったでしょうか。
ぜひ、お気に入りのピアノ曲を見つけてみてください!

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