兄弟・姉妹育児エッセイ漫画おすすめ10選
二人以上の育児って、いったいどんな感じなんだろう…と思ったときに是非読んでほしい、おすすめの育児エッセイ漫画をご紹介します。どの作品も家族の賑やかな毎日に幸せを感じつつも、日常の大変さがしみじみと伝わってくる名作です。ドタバタの日々をのぞいてみませんか?
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インスタから人気になったエッセイ
男子が3人います。
丁寧で可愛らしい絵と、日常のほんのちょっとしたあるあるを切り取る絵日記が人気で火がつき、書籍化した「男子が3人います。」。著者マルサイさんのご家庭は子供3人、全員男の子でそれはもう日々慌ただしい毎日の連続です。
絵日記を読むと、もちろん「大変だろうなぁ」という感想も抱くのですがそれ以上に「楽しそうだなぁ」「いい子たちだなぁ」としみじみ感じてしまうページが多くあります。それは著者マルサイさんが一人ひとりの子供(と旦那さん)を日々よく観察されていて、それぞれのいいところをよくわかっているからかもしれません。子供が小さいうちだけのドタバタ感を楽しもうという気持ちが伝わってきて、読んだ人も前向きになれること間違いなしです。
うちのこざんまい 2人育児の波に乗れ!
内野こめこさん一冊目の著書「うちのこざんまい」がさらにパワーアップして帰ってきたのが「うちのこざんまい 2人育児の波に乗れ!」。長男コウくんに加え、次男シンくんが加わった賑やかな4人家族の様子が描かれています。とにかくこのエッセイは子供への観察力がすごいんです!ほんの小さな出来事でも、どうしてそうなったのか、子供に対してどう接するのが正解なのか、と親として日々悩む姿が描かれており、その姿勢には大なり小なり共感できる部分があるはず。
そして一冊目と変わらずコウくんの賢さには驚きます。複数お子さんがいる中でも丁寧な育児を心がけている内野さんは、こんな育児がしたいと読者から言われている存在なんです。
家族ほど笑えるものはない
こちらもインスタから話題になった、お兄ちゃんと妹という構成のご家族のエッセイです。このエッセイを読むととにかく複数子供が欲しくなります!おっとりしたお兄ちゃんと傍若無人な妹が毎日繰り広げるやりとりが、コントのようで本当に面白い!子供が2人いるというのは大変さもありますが、兄弟がお互い刺激しあって面白さが倍増していく様子がとてもよく分かる1冊です。
また、著者のカフカヤマモトさんの冷静な視点がとても魅力的。ドタバタなシーンでも冷静な視点を加えることで育児が何倍も楽しくなりそう、と思わせてくれる本です。
一人育児から二人育児へ、人気継続中のエッセイ
ハロー姉妹
長女「たんたん」の子育ての様子を描いた「子育てたんたん」に続き、次女「おもち」ちゃんが加わった姉妹の様子を描いた「ハロー姉妹」。こちらの本は、二人以上の育児に自信がないと思っている方に是非読んでいただきたい内容となっています。
著者の南国ばななさん自身が二人姉妹の長女で、妹とあまり仲良くなかったという経験から、二人姉妹をどう育てていけばいいのか葛藤する様子が描かれています。どちらをひいきするわけでもなく、無理やり仲良くさせるわけでもなく、様々な事件が起こりつつも奮闘されている様子はとても勇気づけられます。子育ての答えというのはすぐにわからないからこそ難しいものですが、必死に考えて子供と接した日々は大切なものだと気づける本になっています。
いろはにちへど がんばるかあちゃんの子育て三年盛り
「たまご絵日記」「たまご絵日記②」に続くナナイロペリカンさんのエッセイが「いろはにちへど」です。長女「タマ子」に加え、次女「キミ子」も産まれかあちゃんの疲労は蓄積する一方!でもそんな日常の中でも一瞬一瞬の子供の可愛さを切り取るのがとてもうまく描かれています。特に、二人目が産まれる直前に「今子供一人だけでも大変なのに、二人になったらうまく愛せるのだろうか…」と悩んでいたときのエピソードが個人的には大好きです。育児に自信を持てなくなったときに是非手元に置いておきたい一冊です。
とりぺと⑤モッチンも。
リラックマの作者コンドウアキさんの妊娠&育児経験を描いたエッセイシリーズ「とりぺと」。どの巻も文句無しに面白いのですが、特におすすめは「とりぺと⑤モッチンも。」です。長女「とりぺ」に加え次女「モッチン」も加わり、ますますパワーアップしています。上の子のお世話をしながらの妊婦生活が想像できないという方も多いかと思いますが、そんな日々を細かく描いてくれていますので、二人育児を想像する上で参考になる部分も多いかと思います。
特に、モッチンとともに退院してきた日にとりぺのささいなことが気になって大きな声で叱ってしまったエピソードは共感の涙を流す方続出!産後の気分の乱高下、なんとかならないものですかね…
時代が変わっても共感できるエッセイ
ママはぽよぽよザウルスがお好き
1993年から連載されていたこちらのシリーズは全4巻で発売されており、今も変わらぬ人気を誇っています。人気の理由はやはり「ありのままの育児」を描いてくれているからではないでしょうか。それまでの育児本というのは、「理想の母親像」を追い求める内容のものが多く、完璧にできない母親たちにとっては息苦しい内容であることが多かったようです。そんななか、「ママぽよ」シリーズはママのダメな部分を甘すことなく正直にすべて描いており、読んでみると「あ、これでいいんだ」と安心する親が続出したとか。
「今が一番いいときよ」と言われることが多い乳幼児育児期ですが「私はあの頃には戻りたくない」と言い切る著者に、なんだか肩の荷が降りた気持ちになれますよ。
インド夫婦茶碗
インド人の夫と結婚し、子供を育てる日常を描いた「インド夫婦茶碗」。夫婦茶碗とありますが、長男「アシタくん」と長女「アルナちゃん」の育児の話が多くありどんな方でも楽しめる内容となっています。流水りんこさんの自然体でおおらかな子育ては読んでいて参考になる部分が多く、特に子供の特性をよく理解し、子供の可能性をつぶさない関わり方は真似してみようと感じる方が多いのではないでしょうか。
そうしてのびのびと育てられた長男アシタくんはすでに成人し、有名大学に入っているようです。少し長編ですが、一緒に子供を育てているような不思議な気分になれるシリーズです。
うちの3姉妹
こちらは2005年から始めたブログが人気になり、テレビアニメにもなった作品です。長女「フー」、次女「スー」、三女「チー」という三姉妹の育児の日常が描かれています。それぞれの子供の個性を本当によく捉えていて、同じ母親から産まれていてもこんなにも違うものか、ということに驚きます。どのエピソードも面白いのですが、特にこどもの言い間違いについてのエピソードはその可愛さに悶絶します。子供の言い間違いは本当に面白いのですが、いつの間にか正しく言えるようになってしまって忘れてしまうことが多いんですよね。きちんと「今」の子供を覚えてあげたいな、と思える素敵なエッセイです。
【番外編】未知数の大変さ!双子育児エッセイ
ウラクさんちのふたごちゃん
番外編としてご紹介するのは、双子育児のすべてが詰まっている「ウラクさんちのふたごちゃん」。ふたご育児の大変さは想像を絶しますが、双子ならではの可愛さが存分に詰まっています。何より、とてもシンプルな絵なのですが子供の質感的な可愛さが全て表現されている!可愛い同じ顔の生き物が二つ並んでいる姿はなんとも言えない愛らしさ。
眠れず大変な乳児時代を、それでもその可愛さを記録したいと書き留めた著者の愛情をたっぷりと感じることができます。
誰もが悩み、育児する
兄弟、姉妹育児についてつづらえたおすすめエッセイをご紹介しました。子供が一人でも二人でも三人でも、それぞれに親が悩みながら1日1日育児をしているということが分かる内容だったかと思います。忙しい家事育児の合間にも気楽に読める、育児エッセイを手にとってみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
1987年生まれ。