家族で楽しめるファミリー向け洋画15選
老若男女誰もが楽しむことができるおすすめの洋画作品をコメディや人間ドラマなど様々なジャンルから15作紹介します。
みんなで映画を観てどう感じたか、好きな場面やキャラクターについてたくさん語り合ってみてはいかがでしょうか。
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アイキャッチ画像出典:kurumo.com
1.ナイト ミュージアム(2006年 108分)
あらすじ・見どころ
ニューヨークに住むラリー(ベン・スティラー)はどの仕事も続かず失業中です。前妻(キム・レイヴァー)が再婚すると知りさらに驚き、愛する息子のニック(ジェイク・チェリー)に諭されて、新たに紹介された自然博物館の夜警員の仕事を引き受けることになりました。3人の老警備員たちから、博物館の来場者が少なくなったせいで長年夜警を務めていた者たちの大半は解雇され、新たに1人だけ雇うことになったのだと説明されます。こうして夜警員として仕事を始めますが、警備中ティラノサウルスの骨格標本が消えていることに気がつきます。あたりをよく見渡すとティラノサウルスだけでなくグラディエーターもカウボーイも動くはずのないジオラマたちが動き回っていました。
恐竜もカウボーイもエジプト王も!夜の博物館では展示物たちが大暴れ
俳優・監督・TV司会者など様々な顔を持つベン・スティラーが主演を務め、古代エジプトの王子役に「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレックが出演しています。他にもオーウェン・ウィルソンやロビン・ウィリアムズといった個性溢れる俳優陣が出演しており、ニューヨークに実在するアメリカ自然史博物館を舞台に、夜間警備員の男を主人公にロマンあふれる不思議な体験を描いたコメディ映画となります。その人気から2009年には続編「ナイト ミュージアム2」2014年に「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」が作られました。
2.ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年 85分)
あらすじ・見どころ
牧場で生活しているひつじのショーンは同じくひつじのシャーリーやティミー、そして仲良しの牧羊犬ビッツァー らとともに今日も仲良く暮らしています。ある日、牧場主から自由になるためいたずらを仕掛けますが、そのせいで牧場主が都会へと運ばれてしまいます。急いで牧場主を追いかけて都会へと来てしまったショーンたちは野犬狩りに襲われそうになります。危険がいっぱいの都会から無事みんなを守り、牧場主を見つけて牧場へ帰ろうとしますが、ようやく見つけた牧場主は記憶喪失になっておりショーンたちのことを忘れていました。
人気ストップモーションアニメの劇場版!ショーンが都会を駆け回ります
「ウォレスとグルミット」などで知られるイギリスのアニメーションスタジオ、アードマン・アニメーションがおくるシリーズ初の劇場版作品です。トロント映画批評家協会賞でアニメーション映画賞を受賞し、日本でもテレビ放映されている人気作品であり、台詞なしの映画なので、海外の方も小学生以下の小さなお子さんも一緒に楽しむことができます。普段は牧場内を人間臭い動きで暴れまわりいたずらし放題ですが、今作では都会に飛び出し、ショーンたちと牧場主の絆が描かれいつもと違った一面を見ることができます。
3.ハリー・ポッターと賢者の石(2001年 152分)
あらすじ・見どころ
10年前に両親が亡くなり、親戚のダーズリー家に引き取られたハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は階段下の小さな物置部屋で肩身の狭い暮らしをしていました。11歳の誕生日を迎えたハリーに一通の手紙が届きます。その手紙の内容は魔法魔術学校の入学許可証でした。ハリーの両親は優秀な魔法使いであり、彼には魔法使いの素質があったのです。大男のルビウス・ハグリット(ロビー・コルトレーン)に連れられて入学準備をすすめ、ついにたどり着いたホグワーツ魔法魔術学校には見たことのない不思議な光景が広がっていました。
成長と共に進めて観たい!世界的ヒットを記録したハリー・ポッターシリーズ
世界で約4億部のベストセラーとなったイギリスの児童文学作家J・K・ローリングによるファンタジー小説をもとに製作され全世界で大ヒットしたシリーズ第一弾です。全8作と約70年前のニューヨークを舞台に描いた「ファンタステック・ビースト」シリーズの映画化もスタートし、今後長く一緒に映画を楽しむことができます。魔法の杖に空飛ぶホウキなどだれもが憧れる魔法使いの世界は何回観ても興奮しますよね。鑑賞後はユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行ってハリポタ世界を楽しむのもありです。
4.世界の果ての通学路(2013年 77分)
あらすじ・見どころ
ケニアのサバンナに住む11歳のジャクソン、アルゼンチンの草原に住む11歳のカルロス、モロッコの山間に住む12歳のザビラ、インドに住む足の不自由な13歳のサミュエル。大陸も言語も宗教も違いますが、彼らにはひとつだけ共通点があります。それは、片道1時間以上かけて学校に通うことです。勉強がしたい一心で学校に通う少年少女たちの姿を映したドキュメンタリー映画は、私たちが忘れている大切なことを教えてくれます。
学校へ通うことが当たり前ではない、世界中の今が見えるドキュメンタリー
日本で暮らしていると学校へ通うことは当たり前ですが、現在も世界には学校へ通うことが厳しい地域が存在します。家の仕事が忙しかったり、男女差別が根強く残っていたり、教育に対する理解が少ないこともあります。それでも夢を叶えたいから、純粋な気持ちで毎日何時間もかけて登校する少年少女の姿。どうして彼らはそんなに苦労してまで学校へ行くのだろう。後半のインタビューで目を輝かせながら将来の夢を語る彼らには、普段日本で暮らしているだけでは思いつかない意見がたくさん出てきます。たまにはフィクション映画ではなく一味違ったドキュメンタリー映画を観るのはいかがでしょうか。
5.スクール・オブ・ロック(2003年 108分)
あらすじ・見どころ
ロックを愛する男デューイ(ジャック・ブラック)は、愛するあまり独りよがりになってしまいバンドをクビになってしまいました。同居している友人のネッド(マイク・ホワイト)とその彼女からは家賃を払うよう催促されますが、仕事についていないデューイにはお金がありません。困り果てた彼は、ネッド宛に来た私立小学校での臨時教師の職にネッドになりすまして働くこととなります。お金のためと適当にするつもりでしたが、子供達の音楽の才能に気付き、生徒たちとバンドを組むことを思いつきました。勉強そっちのけでバンドバトルに向けて猛特訓に励むデューイと生徒たちの熱い音楽が始まります。
ロック×スクールは無限大!大人も子供も楽しめるロック映画
「マーズ・アタック!」「ガリバー旅行記」などに出演しミュージシャンでもあるジャック・ブラックを主演に、友人ネッド役で出演もしているマイク・ホワイトが脚本を担当し製作しました。2016年にはテレビドラマ化もされ、2018年から日本でも放送されている人気作です。劇中、権利関係で使用が困難と言われているレッド・ツェッペリンの「移民の歌」が流れるのですが、ジャックが「ロックの神よ、重要なシーンなので是非使わせて欲しい」と多くのエキストラとビデオレターを撮って懇願した結果、無事に使用許可が下りたという逸話があります。ギター、ベース、ドラム、キーボードといった楽器も子役たちが自ら演奏しており、猛練習の末に上手くなった演奏は必見です。
6.クレイマークレイマー(1979年 105分)
あらすじ・見どころ
大都会ニューヨーク、仕事第一で家事や育児に非協力的な会社員テッド・クレイマー(ダスティン・ホフマン)。ある日、仕事を終え帰宅すると妻ジョアンナ(メリル・ストリープ)が出て行くと言います。冗談だと真面目に取り合わないテッドをよそに本当に出て行く妻、そして残されたテッドと5歳の息子ビリー(ジャスティン・ヘンリー)。それから今までとは全く違う父子2人だけの生活がスタートしました。今まで妻に任せっきりだった料理や洗濯、そして息子の送り迎え、自分が良かれと思って仕事に打ち込んできたことが間違っていたことを気付かされます。ようやく2人の生活に慣れてきた頃、音信不通だったジョアンナがビリーの養育権を求め姿を現しました。
エリート会社員の父と息子、2人だけの成長物語
アカデミー賞において9部門にノミネート、うち 作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞、助演女優賞の5部門を受賞。ビリー役のジャスティン・ヘンリーは8歳でアカデミー助演男優賞ノミネートという史上最年少記録を樹立しました。慣れない家事に失敗ばかりのテッドでしたが、それは果たして不幸なことだったのか、それはラストシーンのビリーの天使のような笑顔が物語っています。フレンチトーストが食べたくなる映画ですので、鑑賞後は是非作ってくださいね。ちなみにうちの母の前でこの映画を褒めると、母親が無責任に描かれすぎていると怒っていました。
7.魔法にかけられて(2007年 107分)
あらすじ・見どころ
おとぎ話の世界に住むプリンセス・ジゼル(エイミー・アダムス)はおとぎの話の世界で王子のエドワード(ジェームズ・マースデン)と婚約します。結婚式当日、王子の継母である魔女ナリッサ(スーザン・サランドン)は魔法でジゼル姫をこの世界から追放し、「永遠の愛など存在しない世界」である現実世界のニューヨークへ飛ばしてしまいます。物凄いスピードで動く鉄の物体、見たことないほど光り輝く看板、初めて見る光景に感動しながらも行くあてのないジゼル。そんな彼女は弁護士のロバート(パトリック・デンプシー)と娘のモーガン(レイチェル・コヴィー)に助けられます。
ニューヨークにプリンセス現る!ディズニーが贈る実写ミュージカル映画
監督は「ターザン」「美女と野獣」など有名作にも参加したディズニーのアニメーター・ケヴィン・リマ。ジゼルを演じたエイミー・アダムスはゴールデングローブ賞にノミネートされサターン主演女優賞を受賞しました。アニメと実写を使っておとぎ話の世界と現実を描き分け、冒頭のアニメーションは現在では使われないセル画が使われています。現実世界に出てきても動物たちと会話をしてカーテンからドレスを作ってしまうお茶目なプリンセス・ジゼルはとてもキュートです。
8.アニー(2014年 118分)
あらすじ・見どころ
ニューヨークの片隅、アニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は4歳の時に両親にレストランで置き去りにされ、同じく親のいない友人たちと元歌手のハニガン(キャメロン・ディアス)の元で生活しています。携帯電話会社の社長で次期ニューヨーク市長の座を狙うスタックス(ジェイミー・フォックス)は街でたまたまアニーと出会いました。支持率が伸び悩んでいたスタックスは市民からの好感度を上げるため、アニーと一緒に暮らし世間にアピールすることを部下に助言されます。他人が嫌いでアニーを避けてばかりのスタックスでしたが、アニーの明るく元気に生きる姿にだんだんと打ち解けていきます。
ミュージカル界の名作「アニー」を現代版にアレンジ!少女が巻き起こす奇跡の物語
アメリカ国内だけで毎年700〜900回は上映されていると言われる人気ミュージカル「アニー」。原作は1993年を舞台に赤毛の少女が活躍しますが、今作では舞台を2010年代に変更し、アニー役も黒人となっています。映画「ハッシュパピー~バスタブ島の少女~」でアカデミー賞主演女優賞に史上最年少でノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレスが演じています。どんな状況でも歌の力でまわりを笑顔に明るくする少女アニーの姿に、観ていて元気をもらえます。
9.天使にラブソングを…(1992年 100分)
あらすじ・見どころ
ネバダ州リノのナイトクラブ「ムーンライトラウンジ」で歌う売れないクラブ歌手のデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は殺人現場を目撃してしまったために命を狙われるようになります。重要参考人として警察に保護された彼女は裁判の日まで修道院で匿われることとなります。下町育ちのデロリスは教会での堅苦しい生活を窮屈に感じはやくこの生活から離れたいと思いますが、聖歌隊の指揮者を任されたことでその気持ちも徐々に変わっていきます。歌手としてのノウハウでへたくそな聖歌隊を鍛え上げてゴスペル風に改造したパフォーマンスは口コミで人気を呼び多くの人が教会を訪れるようになります。
音楽の楽しさを教えてくれる不朽の名作
主演のウーピー・ゴールドバーグは世界的権威のあるエミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞のすべてを受賞した初のアフリカ系アメリカ人、通称EGOTです。主人公デロリスと対立する修道院長は「ハリー・ポッター」シリーズのミネルバ・マクゴナガル役で知られる国際的イギリス人女優のマギー・スミスが演じています。また翌年に作られた続編「天使にラブ・ソングを2」ではデロリスが今度は荒れている高校生たちを音楽の力で立て直しているので、是非続けて観て欲しいです。
10.バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年 116分)
あらすじ・見どころ
1985年、カリフォルニア州ヒルバレーに住むロックとペプシコーラが大好きな高校生のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、科学者である親友のエメット・ブラウン博士こと通称ドク(クリストファー・ロイド)に愛車デロリアンをベースにして作られたタイムマシンを見せられます。試運転を始めようとしたところ、ドクに恨みを持つテロ集団の襲撃の襲撃にあう2人と愛犬のアインシュタイン。デロリアンに乗って逃げるマーティはいつの間にか次元転移装置のスイッチを押してしまい30年前の1955年にタイムスリップしていました。
何年経っても色褪せないタイムトラベル映画!
監督は「フォレスト・ガンプ/一期一会」などのロバート・ゼメキス、製作総指揮に巨匠スティーヴン・スピルバーグが名を連ね、最も有名なタイムトラベル映画として公開当時フューチャー現象と呼ばれるブームを巻き起こしました。1では1955年へ、2では2015年へ、そして3では1885年へとタイムトラベルする全3部作全てが面白くて、こんなにロマン溢れる映画を他に知りません。高揚感掻き立てられる音楽とスリルと笑いに満ちた展開になんなら親子3世代で楽しめてしまう名作です。
11.チャーリーとチョコレート工場(2005年 115分)
あらすじ・見どころ
失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして4人の祖父母と暮らすチャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)は心優しい少年でした。チャーリーの家の近くには世界中で大人気のお菓子店ウィリー・ウォンカの工場があります。ある日、ウォンカの人気商品であるチョコレートに5枚だけ金のチケットを同封し。それを引き当てた子供を工場見学に招待すると発表されました。謎に包まれたウォンカ社の工場を見学したいがため、世界中のお金持ちたちがチョコレートを買い集めます。そんななか、チャーリーはわずかなお小遣いを握りしめチョコレートを買うと、そこには金色に輝くチケットが入っていました。
チョコレートが流れる川!少年が訪れたのは夢のようなお菓子工場
ファンタジー映画を得意とするティム・バートン監督が、世界中で愛されているイギリスの児童小説家ロアルド・ダールの人気作「チョコレート工場の秘密」を原作にいくつかのアレンジを加えて描いたファンタジー・ミュージカルです。カギとなるウィリー・ウォンカ役にジョニー・デップ、そして主人公の母親役にこれまたティム・バートン作品の常連であり長年プライベートでもパートナーであったヘレナ・ボナム=カーターが出演しています。工場のなかではリスが働いているなんてメルヘンなシーンがあるのですが、実はこれはCGではなく本物のリスを調教して演技させているそうなんです。チョコレートの流れる川に全部お菓子でできた庭など甘いもの好きにはたまらない世界が広がります。
12.ビッグ・フィッシュ(2003年 125分)
あらすじ・見どころ
ジャーナリストのウィル・ブルーム(ビリー・クラダップ)の父エドワード(アルバート・フィニー)は人々を楽しませるために自身の人生を空想で膨らませて話す癖がありました。ウィルの妻はいつも楽しく聞いていましたが、幼い頃から何度も聞かされているウィルは父と距離を置いてしまいます。しかし父が病で倒れたとの知らせが入り、久々に実家へ戻るウィル。父の荷物の中から空想だと思っていた物語に出てきた証書を見つけます。父の話はもしかして実話だったのでは、ウィルは他にも手がかりがないか、父の人生の物語を探し始めます。
現実と幻想が交差する!ティム・バートンが描く父と息子の感動ストーリー
「 チャーリーとチョコレート工場 」「 アリス・イン・ワンダーランド」といった少しダークなファンタジーで世界中に多くのファンを持つティム・バートンが監督を務めます。父と息子の複雑な葛藤を彼らしいタッチで描いた感動作であり、若き日の父親をイギリスの人気俳優ユアン・マクレガーが演じます。サーカスが出てきたり魔女が出てきたり現実世界を描きながらも不思議な印象のある本作、タイトルの「ビッグ・フィッシュ」とは、誰も信じない嘘話という意味合いの言葉だそうですが、この意味にもテム・バートンらしいユーモアが含まれています。
13.シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年 115分)
あらすじ・見どころ
ロサンゼルスにある一流レストランで料理長を務めるカール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)は店のオーナー(ダスティン・ホフマン)と意見が対立し、ついには店を辞めてしまします。次の仕事を探しながら偶然訪れたマイアミでキューバサンドイッチに出会い、その美味しさに衝撃を受けフードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつきます。元同僚のマーティン(ジョン・レグイザモ)と、長期休みに入る小学生の息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)の3人でマイアミからロサンゼルスまでの男3人による美味しくて楽しい長旅が始まります。
目でも耳でも楽しめる!人と人を繋ぐのは息子と作る最高のサンドイッチ!
映画監督・プロデューサーとして活躍するジョン・ファヴローが 監督・脚本・製作・主演を務めて製作した究極の飯テロ映画です。予告を見てもわかりますが、キューバサンドイッチのボリューム、溢れるばかりの憎々しさ、齧る時の音に思わず涎が出てしまします。小学生の息子がSNSを活用してフードトラックの宣伝を上手くしているところはとても現代的だなと感じました。ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンら豪華俳優陣による共演も楽しめます。
14.E.T.(1982年 115分)
あらすじ・見どころ
アメリカのとある森のなかに着陸する宇宙船。中から出てきた宇宙人たちは地球の植物を観察しサンプルとして採取することでした。しかし、人間たちの追跡に気づいて再び飛び立つ宇宙人たち。森の近くの住宅街に住む10歳のエリオット(ヘンリー・トーマス)は兄のマイケル(ロバート・マクノートン)らには小さいからと馬鹿にされ、注文したピザを取りに外へ出ます。そのとき、庭で何かの気配を感じますが誰も取り合ってくれません。夜更けになり庭を見張っていたエリオットの前に姿を現したのは小さくてしわしわの顔をした宇宙人でした。
少年と宇宙人の心の交流を描いた名作
「ジョーズ」「未知との遭遇」「ジュラシック・パーク」シリーズなど数多くのヒット作を世に送り出したスティーヴン・スピルバーグ監督が、少年と宇宙から来た謎の生命体E.T.が心を通わし成長する物語を描きました。ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞受賞を受賞し、アカデミー賞において9部門にノミネートされ、そのうち音響効果賞、視覚効果賞、音響賞、作曲賞を受賞しました。臨場感溢れる演出と一度は聞いたことのある音楽がさらに盛り上げてくれます。
15.オーロラの彼方へ(2000年 117分)
あらすじ・見どころ
1969年、太陽フレアの活発化の影響によりオーロラが出現するニューヨーク。消防士のフランク(デニス・クエイド)は妻と6歳の息子ジョンと暮らしていました。しかし、その2日後フランクは地下変電所で起きた火災の中に閉じ込められた作業員を救出するために出動し殉職。それから30年後の1999年もあのときと同じように空にはオーロラが輝いています。大人になったジョン(ジェームズ・カヴィーゼル)は婚約者と喧嘩をして落ち込みつつ家に帰り、何気なく押入れから見つけた父のアマチュア無線機を取り出します。適当に触っていると無線機の向こうから懐かしい声が聞こえてきました。
声のタイムトラベルを描いた親子のストーリー
監督は「真実の行方」で知られるグレゴリー・ホブリット、そしてジム・カヴィーゼルが主演を務めます。本国アメリカにおいて2016年にテレビドラマ版でリメイクされましたが、受賞歴も少なく知名度のあまりないので、この映画にたどり着きなおかつ好きだという人は大体良い人ですので、是非仲良くなってください。タイムトラベル物は時系列の複雑さから難解な物語になりがちですが、この作品はシンプルにまとまっており、スッキリするラストとなっております。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が好きな方はきっとこの作品も気にいるはずです。
最後に
今回はあまりご紹介しませんでしたが、老若男女楽しむことができるディズニー映画は鉄板ですね。「アナと雪の女王」や「ズートピア」から王道の「美女と野獣」や「シンデレラ」など実写化された作品を観比べてみるのも面白いですよ。2019年夏には「トイ・ストーリー4」も公開予定ですので今のうちに前作を見返しておくのも良いかもしれません。映画鑑賞をしてからディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れると何倍も楽しむことができます。
お気に入りの作品を見つけて、ぜひ家族で素敵な時間をお過ごし下さい。