デンマークでおすすめのお土産15選【グルメ・スイーツ】
デンマークのお土産と言われると、何が思い浮かぶでしょう?日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんね。デンマークは甘いデニッシュの本場と言われていて、美味しいパン屋さんがたくさんあります。しかしパンは日本へのお土産としては向かないため、この記事ではお土産にぴったりなデンマークのグルメ・スイーツをご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.visitdenmark.co.uk
幸せの国デンマークってどんなところ?
デンマークはヨーロッパの北欧に位置し、他の北欧諸国と同様に国連の世界幸福度ランキングで常に上位にランクインしています。デンマークは、童話作家のアンデルセンやデンマーク・デザインが有名で、日本でも最近は福祉やデザイン、教育を理由に人気の高まっているので、皆さんも最近よく目にする国の一つなのではないでしょうか?
他の北欧諸国に比べてるとデンマークの冬の寒さは穏やかで、0度前後になることが多いです。しかし、雨が多く、寒い期間が長く、日照時間が短いため日本の冬より厳しく感じるかもしれません。一方で、夏は日本の猛暑に比べて非常に涼しく過ごしやすいです。20度前後であることが多く、30度近くなることは本当に稀です。
デンマーク自体は九州より少し大きいぐらいの土地に兵庫県と同じぐらいの人数が住んでいる小さな国ですが、日本の5.7倍の領土をもつ世界で一番大きい島であるグリーンランドを領土に持っています。国土は大半が平地であるため、多くのデンマーク人は自転車を愛用しています。
公用語のデンマーク語は、ノルウェーやスウェーデンの言葉とよく似ていて、ドイツ語にも近いことからドイツ語を理解できるデンマーク人も少なくありません。また、英語が達者なので旅行には英語でも不十分しないでしょう。
日本からは、成田空港から直通で約11時間25分程度。乗り換えの場合は、フィンランドでの乗り換えが一番効率が良く早いです。ほかにも、フランクフルトやイスタンブルでの乗り換えが可能ですが、イスタンブルでの乗り換えは運賃が安いことが多いものの乗り換え時間がかなりかかるのでオススメしません。
【1】「La Glace(ラ・グレース)」の洋菓子
La Glace(ラ・グレース)は、1870年にオープンしたデンマーク最古のお菓子屋さんです。今でも大人気で、たくさんの観光客や地元の人で賑わっています。1階はケーキや紅茶が楽しめるカフェなんですが、2階は小さなお店になっており、洋菓子やエプロンなどをお土産に購入できます。
写真はSacherdrøm(ザッハードロム)というマジパン、ラム酒、アプリコットの入ったチョコのサンドケーキです。このケーキは可愛い缶箱に入ってくるのでプレゼントにはぴったりですし、飛行機の中で潰れてしまう心配もありません。このような缶に入ったケーキは何種類かありますが、賞味期限は製造日からおよそ2週間なので、プレゼントするなら帰国直前に買ってください。
また、Småkager(スモケーヤー)もお土産にはおすすめです。Småkagerとはデンマーク語でクッキーのことです。甘いバタークッキーの優しい甘さが癖になります。こちらは賞味期限が比較的長いので、すぐには会えない人へのプレゼントにいいかもしれません。
【詳細情報】
La Glace(ラ・グレース)
住所:Skoubogade 3 1158 København K
電話: +45 33 14 46 46
【2】Hyldeblomstsaft(ヒュロブロムスタサフト)
Hyldeblomstsaft(ヒュロブロムスタサフト)とはエルダーフラワーのドリンクです。水や炭酸で薄めてもいいですが、そのまま飲んでもとても美味しいです。デンマークでは、夏にエルダーフラワーの花を摘んで自分でシロップを作る人もいます。エルダーフラワーは日本ではあまり馴染みがなく手に入りにくいので、デンマークからぜひ持って帰ってください。
エルダーフラワーは甘いのに爽やかという独特の風味と香りを持っています。ほのかな酸味があるのも特徴的です。マスカットジュースに似ていると感じる人もいるようです。エルダーフラワーは風邪やアレルギーに効果がある他、豊富なポリフェノールやビタミンCから美肌効果もあるので特に女性の方におすすめです。
【3】Toms(トムズ)「Skildepadder(スキルパッダー)」
Toms(トムズ)と言うデンマークの会社は、デンマークでチョコレートといえばTomsといっても過言ではないほど、有名な会社です。
Skildpadder(スキルパッダー)とは、デンマーク語で亀のことです。名前の通りこのお菓子は亀の形をしたチョコレートです。可愛い亀型チョコレートの中にはラム酒のクリームが入っているので、大人の味です。
リキュールチョコ好きの大人の方に喜ばられるお土産です。
【4】Toms(トムズ)「Guld Barre(グル・バー)」
上で紹介したSkildpadder同様にこちらも大手チョコレート会社Tomsの製品です。
ここで紹介するGuld Barre(グル・バー)というチョコレートバーはデンマーク人向けの甘めのチョコレートですが、デンマークのチョコレートが食べたいと言われたらこのチョコレートバーをプレゼントしてください。
甘めのチョコレートはばらまきのお土産として最適ですね。スーパーなどで気軽に購入できますので、是非探してみてください。
【5】「Pingvin(ピングイン)」のグミ
出典:www.fakta.eu
チョコレートのTomsのサブブランドにデンマーク語でペンギンという名をつけたPingvin(ピングイン)というシリーズがあります。このグミのシリーズはドイツのHARIBOと違って日本では見つけられないのでデンマークに行った時にぜひ持って帰りましょう!
一番のおすすめは、このSURT SHOWです。酸っぱいグミがたくさん入ったものなのですが、思っている以上に酸っぱいので驚くかもしれません。ただこの酸っぱさがくせになること間違いなしです。
ちなみに、このSURT SHOWは大丈夫ですが、グミの中には後に紹介するLakrids(ラクリス)が混じっているものもあるので黒いグミが入っているものは注意してください。
Toms Gruppen har siden 1924 leveret søde oplevelser til danskerne. I dag laver vi selv alt fra bunden med lige dele stolte traditioner og fornyelse.
【6】「Kims(キムズ)」のポテチ
出典:www.kims.dk
デンマークのチョコレートがTomsなら、ポテトチップスはKims(キムズ)です!
どこにでもあるポテチですが、国によって少しずつ違いがあります。Kimsのポテトチップスは薄めのものが多い日本のポテトチップスと比べてザクザクするしっかりめのポテチです。ぜひ食べ比べてみてください。
おすすめはのサワークリーム&オニオンですが、他にも色々あるので家族や友達とシェアできるように何種類か買ってもいいですね。ちなみに、ジャガイモではなく片栗粉が主成分であるSNACK CHIPSのサワークリーム&オニオンもおすすめです。
Hos KiMs leverer vi kvalitetsprodukter indenfor chips, snacks, nødder, dip og chokolade. KiMs er elsket af danskerne, når de er sultne for sjov.
【7】Marcipanbrød(マジパーンボル)
Marcipanbrød(マジパーンボル)とは、簡単にいうと砂糖とアーモンドを練って作られたマジパンを、チョコレートでコーティングしたものです。デンマーク人はマジパンが大好きで、チョコレートだけでなくケーキにも入っていたりします。
マジパン入りチョコはいくつかのメーカーが販売していますが、一番有名で人気なのはAnthonBerg(アンソンビャーウ)社のものです。AnthonBergは皇室からも認定を受けているTomsのグループ会社です。シンプルにチョコだけのものからジャムが入っているものなど、色々な種類があります。
少し独特な味なので、日本人の中では好き嫌いが分かれます。一箱買って、一つずつ友達や同僚に配るのがいいかもしれないですね。
【8】Flødeboller(フルールボラー)
Flødeboller(フルールボラー)はデンマークで多くの人に愛されているお菓子です。デンマーク人の中には自分で手作りする人までいます。
Flødebollerとは簡単に言うと生クリームボールです。Flødebollerは、卵白と砂糖を混ぜたguf(ゴフ)という溶けたマシュマロのようなものをマジパンの土台に乗せ、チョコレートでコーティングしたお菓子です。
日本人にはかなり甘めのお菓子ですが、甘いもの好きの方のお土産には大変おすすめです。
【9】Rugbrød(オーボル)
実は、日本のパンはデンマーク人にとって、ケーキに分類されるものが多いんです。デンマークではパンといえばシンプルな甘みのないもので、白パンでもほんのり甘みのある日本とは全く異なります。
その中でも、ランチによく食べるパンはRugbrød(オーボル)という少し酸味のある硬めの黒パンです。黒パンはライ麦を主原料として作られていることから、普通の白パンに比べて栄養価が高いパンなのでダイエットにもおすすめです。
デンマーク人のランチは決まってこの黒パンにPålæg(ポレーク)と呼ばれるトッピングを乗せたSmørrebrød(スモアボル)というオープンサンドです。家族や友達と日本でSmørrebrød(スモアボル)を楽しむためにぜひ一袋Rugbrødを持って帰ってください。
余裕があれば、leverpostej(レオポスタイ)というレバパテやニシンの酢漬け、チーズなど定番のPålægも購入し、挟んで食べてみるとデンマークの味が楽しめますよ。
【10】Pålægschokolade(ポレクショコレール)
Pålægchokolade(ポレクショコレール)とは、パンにのせる薄いチョコレートのこと。これは、他のものとは違って、黒いパンではなく、朝ごはんにRundstykker(ゴンストゥッカー)という白いパンなどに乗せて食べるのが主流です。
日本であまり目にすることのないPålægchokoladeはお土産に最適!色々なメーカーのものがあり、ダークかミルクも選べます。フランスパンに乗せて食べたらすごく美味しいですよ。
【11】「Summerbird(サマーバード)」のチョコレート
Summerbird Organicは1986年にMikael Grønlykke(ミカエル・グロンルッケ)により創設されました。蝶々はデンマーク語でSommerfuglと呼ばれ、直訳で夏の鳥です。ここから、Summerbirdという名前が誕生したのです。
Summerbirdでは原材料は全てデンマーク政府が100%オーガニックと認定したもののみを使用しています。全てヘルシーで質の高いチョコレートですが、中でもアーモンドチョコは特におすすめです。
Summerbirdは2016年2月に東京の青山でカフェを開店しており、チョコレート作りを見ながらオーガニックティーやチョコレートが楽しめるようになっています。しかし、ここ一箇所だけですし、やはり種類は本場の方が豊富です。チョコ好きへのプレゼントは是非Summerbirdを選んでみてください。
【詳細情報】
Summerbird(サマーバード)
住所:Frederiksborggade 21, 1360 København
電話: +45 33 14 81 48
【12】「Peter Beier(ピーター・バイヤ)」のチョコレート
どうしても日本では絶対手に入れられないチョコレートをお土産にしたいという方にはPeter Beier(ピーター・バイヤ)をオススメします。Peter Beierはまだ日本には進出していないブランドです。Peter Beierは家族経営しているブランドで、全てのチョコレートが手作りで丁寧に作られています。
また、Peter Beierもできるだけオーガニックな原材料を使用しており、カカオは所有するカカオ農園から取れたものを使っています。
もし、「まだ日本では絶対に手に入らないチョコレート」にこだわってお土産を探すならぜひPeter Beierをどうぞ。
【詳細情報】
Peter Beier(ピーター・バイヤ)
住所:Skoubogade 1, 1158 København
電話: +45 33 93 07 17
Dansk håndlavet chokolade af højeste kvalitet siden 1996. Hos Peter Beier Chokolade har vi en passion for råvare, derfor bruger vi kun de absolut bedste ingredienser blandt andet fra vores egen kakaoplantage og frugthave.
【13】Tuborg(チューボー)のビール
Carlsberg(カールスバーグ)のビールは日本でも有名ですが、Tuborg(チューボー)というビールはご存知でしょうか?Tuborg(チューボー)はコペンハーゲン北部の町Hellerup(ヘレロップ)で開業し、1880年にデンマーク初のピルスナータイプのビールを作りました。1970年からはCarlsbergの傘下に入っています。
デンマークではこの二つが主流のビールで、Carlsberg派の人とTuborg派の人で分かれます。ビール好きの方でもTuborgを味見したことのない人は多いのではないでしょうか?Carlsbergよりもさっぱりとした味ですので、ビール好きの方に一つお土産に買って帰ると喜ばれますよ。
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【14】Lakrids(ラクリス)
Lakrids(ラクリス)は、英語ではLicorice(リコリス)といい、甘草の根っこを使って作ったお菓子のこと。定番のグミだけではなく北欧ではアイスクリームやケーキ、チョコレートナッツなどにも使われ、日本でいう抹茶ほどの人気があります。
一方で、日本人の味覚には基本的に合わず、多くの人は「タイヤの味」がすると言います。正直、日本人にはまずい味ですが、一袋持ち帰ると友達同士で話題になりますよ。Lakridsのチョコレートナッツはタイヤの味がマイルドになっているので比較的食べやすいかもしれません。
【15】Snaps(スナップス)
Snaps(スナップス)はクリスマスランチやイースターランチなどの食事会でよく飲まれるアルコール度数の非常にきついお酒です。一番ポピュラーなAalborg Taffel Akvavit(オルボー タフル アクアヴィット)のアルコール度数は45%です。
デンマーク人の中には高齢者であろうとスナップスを好んで飲む方も多いですが、はっきり言って日本人で飲める方は少ないと思います。しかし、Lakridsと同様に話題作りにはもってこいのお土産です。飲む量には充分注意してくださいね。
おわりに
今回紹介したすべての商品はコペンハーゲンのStrøget(ストロイエ)という中心街近辺で手に入れることができます。Summerbird、Peter Beier、そしてLa GlaceはStrøget周辺にお店を構えています。
Summerbirdに関してはMagasinというデパート内にもお店があります。また、その他のお菓子や飲み物はすべてFaktaやRema1000などの普通のスーパーで購入することができます。
楽しい旅行の最後に、満足のいくお土産選びをしてくださいね!
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この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。