ビジネススタイルをおしゃれにするアウターコーディネートおすすめ15選
秋冬のコーディネートはアウターが主役になることが多いので、おしゃれなものをチョイスしたいですよね。機能性はもちろん、デザイン性も高いアウターを選ぶと、ビジネススタイルをよりおしゃれにすることができます。今回は、そんなビジネスシーンにおすすめのアウターコーディネートを、アパレル店員がコートの種類ごとに解説していきます。
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アイキャッチ画像出典:www.executivestyle.com.au
ビジネススタイルにおけるアウター
アウターの選択肢の幅が広いカジュアルコーディネートに対して、ビジネススタイルに合わせるアウターは気を付けるポイントが多いので、悩む男性も多いのではないでしょうか?
ビジネスシーンでも、おしゃれにアウターを着こなすことで、ワンランク上のおしゃれなビジネスマンを目指すことができます。
今回は、そんなビジネスにおけるアウターコーディネートを、コートの種類ごとに解説していきます。
ビジネスシーンで活躍する主なアウターは?
春・秋
春や秋などの気温が低すぎない季節には、ステンカラーコートやチェスターコートなど薄手のアウターが活躍します。
さらっと羽織ることができ、小さくたたむことができるものだと、鞄にしまっていても荷物になりにくいため、持ち運びにも適しているものを選ぶと便利に使うことができるのでおすすめです。
どちらのコートもライナー付きの取り外し可能なデザインのアイテムを選ぶと、より長いシーズン着こなすことができますよ。
冬
冬のビジネスアウターには、チェスターコートやキルティングジャケット、ダウンコートなどの保温性の高いアウターを選びましょう。
チェスターコートの場合は、厚手のウール素材のものが一番暖かく、キルティングジャケットやダウンコートは、中綿の量や室によって保温性が変わってくるので、気温に合わせて快適なものを選ぶのがおすすめです。
それでも寒いと感じる日には、マフラーやグローブなどの小物を活用しましょう。
アウターコーディネートのポイント
色はダークトーンがおすすめ
ビジネススタイルにおけるアウターは、ブラックやネイビー、ブラウンやダークグレーなどの、ダークトーンの色味のものを合わせるのがおすすめです。
その色の特性上、ダークトーンは引き締まって見えるので、ビジカジスタイルがよりカチッと見える効果もあります。
もちろん、キャメルやライトグレーなどのアウターを使用することができないわけではありませんが、コーディネートが限られてしまうので、まずはダークトーンから揃えて、着回し用に明るい色を持っておいても良いでしょう。
柄や装飾は控えめなデザインを
ビジネスシーンでは、柄や装飾が派手なデザイン性の高いアウターはあまり好まれません。
スーツやジャケット自体がシンプルなアイテムなので、カジュアルコーディネートに取り入れるようなデザインのコートを合わせてしまうと、それだけが浮いてしまうので注意が必要です。
ビジネススタイルのアウターで周りの男性と差をつけたい場合は、デザインではなく素材やシルエット、縫製のクオリティーで差をつけましょう。
シルエットはすっきりめを選ぶ
こちらはのポイントは、アウターに限らずビジネススタイル全般に言えることですが、シルエットはすっきりしたものを選ぶのがおすすめです。
カジュアルシーンでは、ビッグシルエットなどゆったりしたサイズ感のアウターもトレンドですが、ビジネスにおいては野暮ったく見えてしまうので、大きめのアウターは選ばない方が無難です。
すっきりしたシルエットのアウターを選ぶことで、あなたのビジネススタイルをより洗練されたものにしてくれることでしょう。
ステンカラーコートのアウターコーディネート
コーディネートのポイント
ステンカラーコートといえば、トラディショナルなコートの代名詞とも言え、最もビジネススタイルにマッチする多くの世代に愛されるアウターです。
第一ボタンを留めずに着ても様になりますし、防寒性を重視したいときには、襟を立てて着こなすこともできます。
素材は化学繊維から天然繊維まで幅広く見られますが、大人の男性であれば、自然な光沢感のある天然繊維のステンカラーコートをスーツに合わせたいですね。
ネイビーステンカラーコート
出典:i.pinimg.com
定番のネイビーステンカラーコートは、ボタンを締めて着用してもスマートなビジネススタイルを作り出すことができます。
前を締めてコーディネートする際には、襟を立てて着こなすことで、顔周りにボリュームが出て、コーディネートのアクセントになります。
ネイビースーツと合わせてももちろんかっこいいですが、色がまとまりすぎる印象になるので、あえてグレースーツと合わせることで、メリハリのきいた着こなしになります。
ベージュステンカラーコート
ステンカラーコートはフォーマルな印象になるので、明るめのベージュのアウターでも、キレイめなコーディネートにすることができます。
特に春先や、秋口など寒さが本番になる前であれば、明るめの色で薄手のステンカラーコートをさらっと羽織ることで、軽快なアウターコーディネートになります。
特にブラウン系のベージュは、ネイビーとの相性がよく、愛称の良いネイビースーツや同系色のブラウンスーツとは相性が抜群です。
ダークトーンのビジネスコートを揃えた場合には、ベージュからチャレンジしてみましょう。
カーキステンカラーコート
カーキのステンカラーコートであれば、ウールなどの地厚な素材を使ったアウターとの相性が良いのでおすすめです。
ブラックなどのスーツと合わせてしまうと、コーディネート全体が重くなりすぎてしまうので、少し明るめのグレーやネイビーのスーツと合わせると、おしゃれな印象が際立ちます。
カーキのアウターはおじさん臭くなりがちなので、明るいアイテムを合わせて若々しいコーディネートを意識するようにしましょう。
トレンチコートのアウターコーディネート
コーディネートのポイント
トレンチコートは、他のアウターに比べると少しカジュアルな雰囲気のアウターですが、ビジネスシーンでも着こなすことができます。
カジュアルコーディネートではベージュやカーキなどが人気ですが、ビジネスで使う場合には、ネイビーやブラックなどの落ち着いた色味がおすすめです。
明るい色のトレンチコートを着る場合は、他のアイテムの合わせ方を気をつけましょう。
ブラックトレンチコート
ブラックのトレンチコートは、カジュアルシーンではあまり見かけませんが、ビジネスシーンにはぴったりのアイテムです。
スーツの色味で一般的なブラックやネイビー、グレーなどの色味と相性が良いので着まわしやすいだけでなく、全体の印象を引き締める効果もあるのでおすすめです。
モノトーンスタイルなどのモダンなビジネススタイルと相性が良く、クラシックなスーツやジャケットよりは、モダンで細身なスーツと合わせてください。
ネイビートレンチコート
ネイビーのトレンチコートは、スーツからジャケパンまで幅広く合わせることができます。
カジュアルな印象のトレンチコートは、ボタンを開けて着用するとラフな印象になるので、ボタンは締めて着用した方が、スーツと合わせやすくなります。
コットン素材のものの中でも、微光沢の高級感があり上質なものを選ぶとドレッシーな雰囲気になり、ビジネスシーンでも問題なく着用することができるので、トレンチコートをビジネススタイルに取り入れる際には、素材も気にするのがおすすめです。
ベージュトレンチコート
明るい色味のトレンチコートはロング丈ではなく、あえて短めのミドル丈で合わせることで、ビジネススタイルをスタイリッシュに仕上げることができます。
身体にフィットしたスリムデザインのトレンチコートを選ぶと、ジャケット感覚で羽織ることができるので、ビジネススタイルにも抵抗なく取り入れることができるので、丈の長さも使い分けてみてください。
チェスターコート同様、襟を立てて着こなすことで、こなれ感を演出することができ、きっちりした印象に加えておしゃれな印象になりますよ。
チェスターコートのアウターコーディネート
コーディネートのポイント
チェスターコートはフォーマルからビジネス、カジュアルまで幅広いコーディネートに取り入れることができる万能アウターです。
シルエットが重要になり、ジャケットを選ぶ際と同様に肩が合っているかどうかを最重要視しましょう。
ビジネスシーンではジャケットの上に合わせることが多いと思うので、サイズを合わせる際には、ジャケットを羽織った状態で合わせてください。
素材は上質な光沢感がある、ウールやカシミアのものを選ぶと、ビジネススタイルがよりエレガントな印象になるので、大人の男性であれば素材までこだわりたいですね。
ブラックチェスターコート
チェスターコートはきっちりした印象のコーディネートになるので、あえて襟を立てて着こなすことで、こなれ感を演出することができます。
シンプルなデザインが多いので、単調なコーディネートになりがちなので、あえてブラウンのグローブを合わせることで、色のメリハリをつけることができます。
ポケットチーフ風に、ハンカチをチェスターコートのポケットに挿すことで、色味を追加しておしゃれにみせるテクニックも覚えておきたいですね。
ネイビーチェスターコート
グレーのスーツにネイビーのチェスターコートを合わせるのは定番のスタイリングです。
ネイビーのネクタイを合わせているので、色の統一感もあり、コートがコーディネートになじみやすく、おしゃれなアウターコーディネートになります。
先ほどのコーディネートと同様に、胸元のポケットにグローブとハンカチを挿すことで、アクセントとして胸元にボリュームを持ってくることができます。
正統派のグレースーツには、ネイビーのシンプルなチェスターコートで、ダンディに決めたいですね。
チェックチェスターコート
ビジネススタイルで、柄物のアウターを取り入れたい男性は、ベースカラーがダークトーンのものを選ぶのがおすすめです。
特にチェック柄はその柄の特性上クラシックな印象になるので、ブリティッシュテイストなジャケパンとの相性は抜群です。
さりげなく柄物のアウターを取り入れたい場合は、ダークトーンで同系色の色使いのアイテムを選ぶように心がけることで、かっちりした雰囲気を保ちながらおしゃれを楽しむことができます。
キルティングジャケットのアウターコーディネート
コーディネートのポイント
キルティングジャケットとは、中綿入りで前面にステッチが入ったアウターの1種で、かつてはハンティング用のコートとして仕様されていたように、防寒性に優れています。
テーラードジャケットのようなデザインのものから、襟に切り替えの素材がついたものまで、デザインの幅が広く、同じキルティングジャケットでも様々な印象を作り出すことができます。
カジュアルな印象が強めのアウターなので、同系色でまとめて統一感のあるビジネススタイルを意識すると、洗練された大人の印象になりますよ。
ブラックキルティングジャケット
チャコールグレーのスーツに、同系色のブラックのキルティングジャケットを合わせた、統一感のある着こなしです。
バッグやシューズ、グローブなど小物のアイテムをブラックでまとめているため、ナイロン素材のキルティングジャケットでも、スーツスタイルにマッチさせることができます。
写真のアイテムのように、襟にコーデュロイ素材の切り替えがあるデザインは、見た目も暖かく、大人びた印象になるのでおすすめです。
ネイビーキルティングジャケット
薄手のテーラードタイプのキルティングジャケットは、写真のようにジャケパンスタイルのアウター代わりとしても着用することができます。
スーツスタイルではなく、カジュアルなコットンパンツのビジネススタイルであれば、明るめのネイビーのキルティングジャケットも違和感なく取り入れられます。
すっきりした印象に仕上げるポイントは、大きめではなく、ジャストサイズか少し小さめのサイズで合わせることで、野暮ったくならないビジネススタイルが完成します。
カーキキルティングジャケット
ジャケパンスタイルに、キレイめなデニムも認められている職場であれば、カーキのキルティングジャケットがこなれた印象になるのでおすすめです。
ビジネススタイルだけでなく、カジュアルシーンでも着用することができ、秋冬のコーディネートに温かみを追加してくれます。
合わせるレザーシューズは、ブラックだとフォーマルになりすぎるので、少し明るめのブラウンをチョイスすることで、こなれ感を取り入れることができます。
ダウンコートのアウターコーディネート
コーディネートのポイント
ダウンコートはカジュアルな印象なので、気温がとても低い場合は除いては、ビジネスシーンでは薄手のダウンコートを合わせるのがおすすめです。
特にダウンコートはデザインの幅が広く、ロングスリーブのものからベストタイプのもの、小さくしまえるパッカブルものまで、様々なコーディネートに合わせることができます。
ボリューミーになってしまうと、ビジネススタイルがスタイリッシュではなくなってしまうので、すっきりしたシルエットを心掛けましょう。
ブラックダウンコート
気温がどうしても低く、寒い場合にはスーツの上に厚手のダウンジャケットを着用しても良いでしょう。
その際に気を付けたいポイントは、ダウンコートの場合は、ダークトーンでシンプルなデザインを通常よりもさらに意識することです。
少しでもデザイン性のあるものにしてしまうと、一気にカジュアルな印象になってしまうので、ビジネススタイルに取り入れる場合には、極力ワントーンのデザインを心掛けましょう。
基本的には厚手のダウンジャケットはスーツに合わせにくいということは覚えておいてください。
ダウンベスト
ダウンベストの方が、ダウンコートよりもスタイリッシュな印象になるので、ビジネススタイルには合わせやすい場合が多いのでおすすめです。
袖がない分すっきりした印象になるので、ごわつきにくくスマートな雰囲気になります。
スーツというよりは、写真のようにセットアップにシャツのようなコーディネートに合わせたほうが、カジュアルな印象になるので着こなしやすくなります。
ダウンベストはビジネスでもカジュアルでも使えるので、1着持っておいて損はないアイテムです。
インナーダウンコート
出典:www.wsj.com
最近では、インナーダウンとしてダウンコートを用いる男性が多くみられるようになりました。
薄手のダウンコートが数多くのブランドで販売されるようになってきたことで、ジャケットの下に着るインナーダウンとして多くのビジネスマンが取り入れています。
防寒性が高くなるだけでなく、写真のように明るい色味のインナーダウンを取り入れると、コーディネートの挿し色としても活躍します。
こちらも、ダウンベストの方がすっきり着ることができるので、おすすめです。
ビジネスでもおしゃれなアウターコーディネートを
いかがでしたか?
ビジネスにおいても、アウターは主役になることが多いので、しっかりとおしゃれなコーディネートを意識したビジネススタイルを目指したいですね。
シーンごとに適切なビジネスコートを選んで、ビジネススタイルもおしゃれなメンズになりましょう。
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この記事のライター
経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。