在住者が教える!スーパーで買えるイタリアのおすすめお土産20選

イタリア在住者の筆者がイタリアのスーパーで買えるおすすめのお土産を紹介します。イタリア定番のお菓子やデザインがおしゃれな雑貨、即席リゾット、男性用化粧品などイタリアらしいもの、貰って喜ばれるお土産を幅広く紹介します。スーパーはお手軽価格なお土産が多くばらまき用にもおすすめです。喜ばれるお土産を選ぶ参考にしてください。

mariko77kato政府公認フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子
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人とは違ったお土産をあげるのにも最適な現地のスーパー

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海外旅行の楽しみの一つがお土産探し。観光地のお土産屋さんもいいですが、同じようなものになってしまいがちです。スーパーはその国の生活が凝縮している場所。日本と同じようでありながら、日本では珍しいものも並んでおり、ちょっとした観光にもなります。人とは違ったお土産をあげるのにも最適。イタリア人たちの毎日の生活が垣間見られるスーパーで買える、お土産を在住者の目線から厳選して20点紹介します。

家に置いておきたい 簡単にイタリアンができるお土産

イタリア人は外食でもイタリア料理しか食べないと言われるほどのイタリアン好き。当然、家の食卓にもイタリア料理が並びます。そんな彼らが忙しい時に使う便利なイタリア料理の食材を紹介します。

フライパンで炒めて水を加えるだけでできる 即席リゾット

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イタリア旅行で本場の美味しいイタリアンを食べた後は日本でも同じ味を再現したいもの。でもなかなか家で同じ味を出すのは難しいと思います。そんな願いを叶えてくれるのが即席乾燥リゾット。リゾット用の米と乾燥した調味料がすでに入っており、フライパンで炒めて水を加えれば、家でも本場のリゾットを味わうことができます。イタリア人も忙しい時やちょっと手を抜きたい時などに使っています。サイズも大きすぎないので、お土産にも最適。家に何種類か置いておけば、手軽にイタリアンを味わうことができます。

サラダや肉料理と一緒に食べたいクスクス

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日本ではまだ知名度は低いですが、モロッコ料理で使うクスクスはイタリアではよく利用されています。小麦で作った小さな粒をお湯で戻します。乾燥パスタは茹で時間が12分と長いのに対し、クスクスは5分程度。そんなお手軽さも人気の秘密ですが、粒が細かいので舌触りが抜群。オリーブやシーフードなどと混ぜてサラダにしたり、煮込んだビーフシチューなどに添えても美味しく食べることができます。味付けしてあるものもあるので、見かけたらぜひ一袋買って日本で味わってみましょう。

パスタだけじゃない!味付け全般に使えるトマトペースト

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イタリア料理といえばトマトソースがベースになります。ただ新鮮な食材にこだわるイタリア人たちは、夏の日差しを浴びたフレッシュなトマトを使います。そして9月ごろ熟したトマトをソースやドライトマトにしてその後季節に使います。トマトソースは日本でも見かけますが、お勧めしたいのがチューブに入ったトマトペースト、トマトソースをさらに凝縮させています。トマトソースは開封したらすぐに使い切らなければなりませんが、こちらは必要に応じて使えるのが便利。パスタに絡めるだけでなく、ピザ生地の上に塗って溶けるチーズをかければ簡単にピザに大変身。トマトの旨味が凝縮されているので、料理にバラエティーが生まれます。

独特の香りが特徴のトリュフソース

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イタリアでぜひ手に入れて欲しいのがトリュフソース。パスタに絡めたり、クラッカーに乗せるだけで独特の香りが高級感を醸し出してくれます。イタリアではトリュフの季節になると、店員が勧めてくるだけでなく実際に香りをかがせてくれることもあるほど人気の品。トリュフソースではそれを日本でも味わうことができるのが特徴です。一度開封しても、上にオリーブオイルを垂らしておけば保存がききます。特にお勧めなのがイタリア中部でしか取れない白トリュフを使ったもの。ワンランク上のイタリアンをぜひ自宅で試してください。

ワイン片手に楽しみたい イタリアンな前菜ができるお土産

イタリアではワインはお酒というより生活の一部。コミュニケーションをスムーズにしてくれる存在です。そんなワインのお供にぴったりのお土産を紹介します。

パンの上に乗せるだけで前菜に早変わり オリーブペースト

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イタリアの田舎に行くと目の前に広がるのはブドウ畑とオリーブ畑。そんなイタリアの伝統的食材であるオリーブを使ったペーストは程よい塩味と旨味が効いています。パンやクラッカーなどに塗って食べると止まらないほど。食事を待っている間にオリーブペーストをパンと一緒に提供してくれるレストランがあるのですが、メインが運ばれてくる前に食べ過ぎてしまうこともしばしば。ビールにもよく合うので、会社へのお土産にしても喜ばれます。

本場の製法で作ったサラミ

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イタリアでは今でも腸詰という昔ながらの製法でサラミを作っています。スーパーでは切って販売しているものもありますが、おすすめしたいのがこの伝統的製法で作ったもの。外側の皮が固いのは腸を使っているからです。塩味がよく効いており、持ちがいいのが特徴。一度切った後もしっかり包んでジップロックに入れておくと、長い間楽しむことができます。トスカーナ地方ではサラミやチーズ、生野菜を切ったものをワインのあてにします。簡単にイタリアのエノテカの雰囲気を出すのにぴったりです。

24ヶ月の熟成した味を味わいたいパルミジャーノ・レッジャーノ

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イタリアのスーパーには色々な種類のチーズが並んでいます。モッツアレッラもスーパーでは1ユーロ程度。お手軽にカプレーゼを楽しむことができます。そんな中、スーパーでも高級なチーズに入るのがパルミジャーノ・レッジャーノ。このチーズは独特の製法で、DOPと呼ばれるイタリア政府が保証する品質のものは、最低でも18ヶ月、できれば24ヶ月以上熟成させたものが味にコクがでて美味しいとされています。高級とはいえ、スーパーでは手に入りやすい価格で熟成されたものを手に入れることができるので、ぜひ探してみてください。

色とりどりのピクルスで前菜を盛り上げよう

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もう一つお酒のあてにぴったりなのがピクルスです。ワインだけでなくどんなお酒にも合うのがピクルスのいいところ。瓶詰めになっているので、緩衝材を使えばトランクに入れて持ち帰れます。イタリアらしく色とりどりなのも前菜のプレートを盛り上げてくれます。その中でもアーティチョークは日本に持ち帰りたい食材の一つ。日本ではなかなか手に入りにくいものですが、イタリアでは冬になると火に通したり生で食べたり、グルメなイタリア人も舌鼓を打つ食べ物。ぜひ日本にイタリアの食卓を取り入れてください。

食事の締めもおしゃれに イタリア流食後を彩るお土産

食事の後もおしゃれに締めるのがイタリア流。デザートとコーヒーはもちろんですが、食後酒もイタリアならではの習慣。そんなイタリアらしいお土産を紹介します。

南イタリアのレモンで食後の消化を促進 リモンチェッロ

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イタリアのカジュアルなお店に入ると食後に黄色の液体が入ったビンとショットグラスが出されることがあります。その正体がリモンチェッロ、南イタリアで生産されるレモンをベースにしたリキュールです。レモンは食後の消化を促進するものとして考えられており、お腹いっぱいイタリアンを食べた後に最適な飲み物。アルコール度数が高いので、ショットグラスに入れて一口で飲むのがベスト。砂糖で付けてあるので、カクテルのベースにも最適です。イタリアの国土の形をした小さなビンも売っているので、お土産に喜ばれます。

イタリアの食後に欠かせないエスプレッソ

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食後のコーヒーは万国共通ですが、イタリアではコーヒーといえばエスプレッソを指します。イタリア人はちょっとした時間にこのエスプレッソを飲むことを習慣にしています。スーパーに行ってもエスプレッソだけで何種類もの豆が置いてあるのが特徴。各町で焙煎しているコーヒーも置いてあるので、思い出の品としても買っておくのにいいでしょう。通常のドリップでも味わうことができますが、お勧めしたいのがモカと呼ばれるエスプレッソメーカーを使う方法。フィルターを通さないので、豆の味をそのまま味わうことができます。こちらも大型のスーパーで販売しています。

食後酒としてもエスプレッソに入れても使えるリキュール グラッパ

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コーヒーのメニューが豊富なイタリア。その中にカッフェ・コレットというメニューがあります。「正しいコーヒー」という意味のこのコーヒーの中にはグラッパと呼ばれるリキュールが入っています。透明の液体ですが、ぶどうかすを発酵させて作られており、アルコール度数は40度。夕方になるとバールと呼ばれるカウンター式の喫茶店で、カッフェ・コレットを頼むダンディーな男性たちを見かけます。そのままショットグラスに入れて食後酒としても飲むこともできるので、コレクションの一つに加えてみませんか?

デザートにも食後酒にもぴったりなビスコッティとヴィンサント

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シアトル系コーヒーショップでビスコッティという硬いクッキーを見たことがあるでしょうか?実はイタリアが発祥のお菓子です。そのまま食べるのももちろん美味しいのですが、コーヒーやカプチーノに浸しながら食べる人もいます。そしてイタリアならではの食べ方がヴィンサントと呼ばれるリキュールに浸して食べる方法です。ヴィンサントとは「聖なるワイン」という意味で、通常のワインよりアルコール度数が高く甘いのが特徴。スーパーではセットで売っているところもあります。日本ではまだ知られていない食べ方を解説しながらのお土産にいかがでしょうか。

毎日の生活にイタリアを取り入れたいコスメグッズ

スーパーは生活に関わる全てのものを取り揃えています。毎日の生活に使えるメンズコスメも手軽に買うことができます。イタリア・メンズたち愛用のグッズを紹介します。

正真正銘メイド・イン・イタリアの歯磨き粉 マルヴィス

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イタリアでは仲のいい女性の友達と会うと頬を合わせて挨拶をします。至近距離になるので、気になるのが匂い。しっかり歯磨きして爽やかな息をキープしたいもの。マルヴィスはイタリアのフィレンツェで誕生した歯磨き粉ブランド。スーパーでは大きなサイズと小さなサイズが販売されています。小さなサイズはお土産にも最適です。シルバーのチューブに入っており、伝統衣装を着た人物が描かれているのも、日本へのお土産としてはおしゃれです。フレーバーは全7種類。一番ポピュラーなクラシック・ストロング・ミントからジャスミンやシナモン、ジンジャーまで、新しいフレーバーが揃っているので、いろいろな種類を買ってそれぞれのフレーバーを楽しんでみてください。

Marvis

繊細な肌にも優しいアフターシェーブ

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ヒゲがカッコいいイタリアのメンズ達。ただ公式のイベントなどではヒゲを剃ることが多いので、普段カミソリを当てていない分肌が繊細になっています。そんな男性のためにぴったりなのがアフターシェーブ。アルコールフリーなので、肌が繊細でもアルコール特有のしみる恐れがありません。このアフターシェーブのもう一つの魅力がアンチエイジング。イタリアは日本に比べると乾燥していますが、この製品は乾燥から肌を守ってくれます。

汗の季節に備えたい DENIMのデオドラント

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春から夏にかけてきになるのが汗の匂い。汗をかくことは避けられませんが、デオドラントで匂い対策はしておきたいもの。イタリアでは人との距離が近いので、おしゃれの一環として匂い対策をしています。DENIMはイタリアのデオドラントブランドで、オーデコロンやアフターシェーブも出している会社です。男性的なトーンの中にセクシーさを取り入れているのが特徴。まだ日本未上陸なので、人と違った香りを探している方にぴったりです。

お土産にも自分用にも欲しい 植物性100%ネスティ・ダンテ社のソープ

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ルネサンスを支えたフィレンツェの有力者メディチ家とともに発展した石鹸の文化。フィレンツェでは今でも昔ながらの製法で、自然素材を使ったソープを生産している会社があります。ネスティ・ダンテ社もその一つ。5日間かけて職人が作るソープは100%植物性オイルを使っています。フルーツエキスやフラワーエキスも自然のもの。パッケージもイタリアらしく華やかで、会社の女性の同僚などへのお土産にも喜ばれます。自然の素材で作っているので、自分が使うのにも最適。イタリアの香りを日本でもぜひ感じてみましょう。

イタリア生活に欠かせない小物もスーパーで揃えよう

日本では専門店に行かないと売っていない品もイタリアでは日常で使用するものだったりします。そんなイタリアの毎日の生活に欠かせないグッズを紹介します。

常に新鮮なワインを飲める おしゃれなワインストッパー

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イタリアではワインは食卓に欠かせないもの。お酒というより食生活の一部です。飲んで酔っ払ったりすることはなく、あくまで食事と一緒に楽しむもの。街中にはリフィルをしてくれるお店もあるほど生活に密着しています。そんなワインを美味しくキープしてくれるのがボトルストッパー。最近はプラスチックのコルクも多く、一度栓を抜くとボトルキャップとして使いにくい場合があります。その点ボトルストッパーは先が細くなっているのでどんな瓶の大きさにも対応してくれます。

パスタにサラダにリゾットに大活躍するチーズグレーター

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イタリア料理にふんだんに使われるチーズ。本場のパルメッジャーノ・レッジャーノを買って日本でもイタリアの味を再現するのに欠かせないのがチーズ・グレーター。イタリアでよく使われるのがこの4面式のものです。レストランでパスタを注文すると必ず一緒に削ったチーズが出てきます。パスタにかけるものは細かい目で削ったもの。リゾットなど中に溶かす場合は荒い目で削ったものが適しています。ちなみにイタリアではシーフードを使った料理にはチーズをかけません。そんなイタリアならではのルールも解説しながらホームパーティーで使ってみましょう。

日本でもぜひ使いたい 便利でおしゃれなピッツァ・カッター

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パスタに並びイタリア料理の代表なのがピッツァ。イタリアではなんと丸ごとひとりで一枚食べるんです!そんなピッツァに欠かせないお供がピッツァ・カッター。くるくると回しながら大きなピッツァを手際よく綺麗に切ることができます。イタリアではテイクアウトのピッツァも職人さんが注文を受けてから手でこね、薪の窯で焼いてくれます。それをテイクアウト専用の箱に入れて持ち帰り、サッカーを見ながらビールを片手にピッツァを頬張ればイタリアン。宅配のピッツァもピッツァ・カッターでおしゃれに演出しましょう。

まな板だけじゃない!かっこよく盛りつけたいカッティング・ボード

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前菜でも紹介しましたが、イタリアではサラミやチーズ、生野菜を切ったものを盛りつけて前菜にします。そのときに活躍するのがタリエーレと呼ばれるカッティング・ボード。この上で切ってそのまま出したのが起源ですが、木目が見えるものにトマトの赤やセロリの緑、チーズの黄色にハムのピンクが並ぶとちょっとしたアートになります。オリーブの木は見た目の面白さだけでなく持ちもいいので、家に一つ置いておくと便利です。

スーパーで見つけたお土産でイタリア人の生活を取り入れよう

イタリアがおしゃれと感じるのはカッコつけたところより、日々の何気ない生活にあるような気がします。簡単な食事にもワインが出され、わいわい大勢で会話を楽しんだり、気まぐれに見える盛りつけの中にセンスが感じられたり。そんな等身大のイタリア人の生活が見えるスーパーでぜひイタリアの日常生活を日本に持ち帰ってください。

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この記事のライター

政府公認フィレンツェ観光ガイド 加藤まり子

イタリア政府公認観光ガイド。本場イタリアからグルメ、ワイン、そしてイタリア男のカッコイイ生き様をお届けします。大手外資系企業で勤務中のある日「トスカーナの風に吹かれたい!」と思いつき、キャリアを捨ててイタリアに移住。フィレンツェ公認観光ガイドとして、大好きなルネサンス発祥の地フィレンツェで、現代にも通じる芸術、歴史、ライフスタイルを紹介しています。Twitterでほぼ毎日イタリアの「生」の情報を提供中。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。

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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。

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