お正月を目前に揃えたい!職人技が光る重箱とお椀をご紹介
日本には「お正月の食文化」があります。そこにはお道具としての歴史もあります。現代は何でもお手軽な時代です。通販でお取り寄せも簡単な時代だからこそ「本物志向」の方には高価な漆器類をおすすめします。何代にもわたって使い続けることができる「重箱」と「お椀」、お正月料理についてのあれこれ、お手入れ方法などもご紹介します。
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お正月といえば「おせち料理」これは日本の伝統芸術!
子供のころ誰もが「もういくつ寝るとお正月...」と指折り数えたものではないでしょうか?新しい歳神様をお迎えし一年の無病息災と多幸を願いいただくおせち料理には、どなたにも思い出深いものがあることでしょう!
お重の詰め方
おせち料理には懐石料理と同じような分類があります。「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」と5種類に分けられ、それぞれに意味があるとか。おせち料理を重箱に詰めることにも「幸せを重ねる」という意味があります。正式には四段となるのですがその理由は、完全数「三」の上にもう一段重ねより目出度くしたいという意図があるのです。(四段目は「与の重」と呼びます)
現在一般的には「三段重」が多いですね。その場合は、一の重に「祝い肴と口取り」、二の重に「焼き物と酢の物」、三の重に「煮物」を詰めましょう。
「祝い肴三種」
お節の代表的なものとして「祝い肴三種」があります。「この三品と餅があればお正月が迎えられる!」といわれるメニューです。ご存知ですか?関東では「黒豆」「数の子」「田づくり」。そして関西では「黒豆」「数の子」「叩き牛蒡」といわれています。ここにも「三」は完全を意味するという事からでしょう。
漆器のお手入れ
漆器というだけで敬遠してませんか?漆器の性質を知れば、そんなに難しく考える必要はありません。「乾燥」と「湿気」そして急激な温度変化に気を付けて、柔らかく優しくお手入れさえすれば大丈夫。漆器類は使い込むほどに、光沢がましより味わいが生まれてきます。
【お重の商品紹介】
格調高く美しい漆器のお重をご紹介します。信念からあなたのお正月に新しい歴史を刻んでみてはいかがでしょうか。
「越前漆器」三段重箱 家紋入 黒内朱
越前漆器の漆塗の重箱は、通産省より「伝統工芸品指定」を受けた、日本の伝統的漆器です。今回はあなたの家の「家紋」を入れてみましょう!これからのお正月の主役として輝かしい年輪を重ねることとなるでしょう。
材質:天然木、うるし塗
サイズ:約24×24×22.5cm
価格:162,000円(税込)
「越前漆器」漆塗扇面松竹梅 三段重 黒内朱
こちらも「越前漆器」です。おめでたい扇面に「松竹梅」をあしらった、手塗り・磨きとも熟練の技が終結した逸品です。
材質:木製、磨き、漆塗、手塗
サイズ:約24×24×22.5cm
価格:150,000円(税込)
【Kasane】三段重箱 とぎかすり(内黒)
伝統と現代の集大成!伝統の美しさを「とぎかすり」によりスマートに表現し、そして試行錯誤の結果生み出された使いよさは、本物思考の人のためのスマートなお重箱です。
材質:木製、漆塗
サイズ:16.5×16.5×16.5(cm)
価格:118,800円(税込)
「会津漆器」金虫喰漆 三段重
会津地方に伝わる伝統技術「会津漆器」です。 現在、国から伝統工芸の指定を受け「螺鈿」「漆絵」「乾漆」「蒔絵」「花塗」など様々な漆器を継承しています。
材質:天然木製 漆手塗り
サイズ:16.5×16.5×16.5(cm)
価格:64,800円(税込)
「漆塗り」三段重箱 結びのし
日本の伝統的な、おめでたい図柄「熨斗目」は着物の礼装用の図柄で振袖などにも用いられる、吉祥文様です。お正月にはぴったりの図柄で、寿ぎ(ことほぎ)を表しています。
材質:木繊維板 漆塗り
サイズ:19.8㎝×19.8㎝×19.7㎝
価格:63,000円(税込)
お椀の紹介
お正月といえば「おせち料理」と「お雑煮」ですね。日本各地にはそれぞれの風土と共に様々なお雑煮があります。お正月にはこんなお椀でいただきたいですね。
「越前漆器」 竜田川吸物椀 5客セット
こちらのお椀は5客セットです。古代朱色の艶やかなお椀は、しっとりと手に馴染みます。
材質:木粉入メラミン樹脂・本漆手塗り・本金磨き蒔絵
サイズ:12X12X10cm(5客)
価格:46,360円(税込)
・木箱入
「越前漆器 」帯波吸物椀 内黒 5客セット
こちらのお椀は5客セットです。外内共に漆黒の輝きに施された蒔絵が、上品な逸品です。
材質:木粉入フェノール樹脂・本漆手塗り
サイズ:11.5X11.5X9.8cm(5客)
価格:33,400円(税込)
日本の正月を「とことん」拘ってみませんか?
確かに現代の通販は、本物をお手軽にお取り寄せ可能です。おせち料理もしかり!しかし、今年のおせち料理は、ちょっと拘ってみませんか?お取り寄せの料理も、ほんのひと手間で更に格調高くなり、新年から背筋がピンと伸びるような気持ちになります。おせち料理を本格的なお重箱へ詰め替えるだけで、おもてなしもより本物志向へと大変身。清々しい新年を迎える一助となれば幸いです。
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この記事のライター
ワンランクの背伸びも、知らない世界を楽しめるひととき。人生を一工夫したいと思っています。