【超実用】英語力を高めるための英語教材8選
ビジネスマンや就活生の悩みのタネのひとつに英語力があることは間違いないでしょう。とりあえずまずTOEICの点を伸ばしたいという方もいれば、TOEICではなく生きた英語力を身につけたいという方も数多くいると思います。そこで、英語力を高めることができる教材を多面的にご紹介します。
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英語力は4技能
まず最初に英語力は、特にビジネスマンを中心にTOEICが一般的な評価指標となっていた影響からリーディングとリスニング(読み聞き)を高めることに力点を置かれていたと思います。少なくとも今の30代ビジネスマンはそうですね。
ただ、昨今の流れで文科相は英語力をスピーキングとライティングも含めた4技能で評価する英語4技能化を画策しています。TOEICも4技能化を進めています。こうしたトレンドを踏まえると、我々が身につけるべき英語力は確実に変わってきています。
今回は英語4技能の観点から、オススメの英語教材をご紹介します。
リスニング
英語耳
リスニング初心者が最初に使うと効果的なのがこの英語耳です。
リスニングは慣れ、という方もいますしそれも本当ですが、その前にリスニングの基本を身につけようという本です。
この本は、自分で発音できない音は聞くことができない、という考えのもと、発音記号別の発音の仕方を学び、それをリスニングに繋げるというアプローチで学ぶことができます。
リスニングとスピーキングの両面から非常に効果的な教材です
究極の英語学習法 K/Hシステム
次にオススメしたいのが、同時通訳の学習法であるシャドーイングを世に広めた本と言われているK/Hシステムが学べる”究極の英語学習法”です。
この本は日本人にとっての英語が聞き取りにくい要因になるアクセントや抑揚について深く解説し、その解決策としてシャドーイングして、体に馴染ませることを勧めてくれます。しかも同じ文章を繰り返し反復して、さながら千本ノックのように馴染ませます。
私自身、この本は留学前にひたすら使った本で、この本で学んだことがその後の基礎になったため非常に有用と評価しています。
何年も英語を勉強したはずなのに、海外のビジネス現場では使いものにならない。多くの日本人がこうした苦々しい経験をしていることだろう。本書は、そういった人を対象に、同時通訳の訓練に使われる学習メソッドを駆使して、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションで通用する実践的な英語力を身につける1冊である。
TED i SUBTITLE
出典:ace-up.net
個人的には上記二冊で英語リスニングの型を作ったら、その後はひたすら生きた英語に触れること、すなわち英語量が大事だと思います。ただ、訳分からず闇雲に聞くのもよくないので、英語を聞きながら、内容を逐次確認できる教材がベターです。
そのための有効な教材がTED i SUBTITLEです。プレゼンテーションサイトとして有名なTEDを英語字幕付きでみることができ、無料の英語教材としては秀逸です。若干専門的な内容ですが、学習意欲の高い方ならば十分に楽しむことができるでしょう。
スピーキング
英会話・ぜったい・音読 入門編
スピーキングは日本人は特に苦手で、勉強したにも関わらず全く話せないという方も多数いるのではないでしょうか。なぜ話せないか、理由は話したことがないから。もっというと発音したことがないからです。そのため、スピーキングはものすごく基本的な英文を音読することからスタートすることが基本です。
そこで是非おすすめしたいのが、英会話・ぜったい・音読シリーズです。中学校レベルの基本的な文章を何度も音読し、カラダに染み込ませるという勉強法です。その結果、簡単な英文であれば口からでるようになります。
入門編と標準編、挑戦編とありますが、基礎的な入門編をやることできちんとしたスピーキングの基礎を作ることができます。
「同時通訳の神様」として知られた国弘正雄によると、使える英語を身につけるには、体内に英語の基礎回路を作ることが大切であり、そのためには音読学習法が有効だという。本書は、その考えに基づいて構成された、3か月間の音読実践トレーニングプログラムだ。用意された12レッスンの英文は、中学1、2年生用の英語の教科書から選択したもの。だからといってバカにしてはいけない。中学英語を完全に習得すれば「使える英語」が身につくのだ。
英語口 英文法ができると英会話ができる 初級編
スピーキングを強化する上ではいわゆる文章表現ではなく口語表現を身に付ける必要があります。そのための基礎能力を高めるのが英語口です。前述の英語耳の兄弟本です。
こちらも厳選された英文をひたすら音読することでカラダになじませる本です。1つの文章を80回は読むことを推奨しており、基本型を覚えることで、あとは単語を組み換えることで対応できるという考えです。初級中級と数多くのレベルがありますが、まずは初級からやってみましょう
ライティング
英文ビジネスEメール 実例・表現1200
ライティングは実は日本人ができるようで、実はできないスキルだと思います。なんとなくの文型は書けるけど、本当にあっているか自信がないという方は非常に多いはずです。
そんな方におすすめなのが、まずは定型文を覚えること。そしておそらくEメールでの文章表現がほとんどだと思いますので、今回はそのためのおすすめの教材です。
ビジネスの様々な実際の場面に即したケースを参考にメール作成ができる点がおすすめです。
実際問題、本質的に英語ライティング力を高めるためには、定冠詞や冠詞に対する細かいチェックを受ける必要があるため、そこまでではない方はこうした本を使いつつ、文章表現を身に付けたほうがいいでしょう。
ビジネスのさまざまな場面や状況に即したメール実例が満載! 約100のシチュエーションに対応するメール文面例と1200以上の例文を紹介しているので、件名から結びまで迷わず書くことができます。巻頭には英文ビジネスEメールの書き方の解説も掲載していますので、英文のメールを書くことに慣れていない初心者の方も安心です。
Grammarly
文章添削を本当にして欲しいという場合には、多様な英語データに基づいて提供されている英文添削サービスGrammarlyがお勧めです。有料版もありますが、無料版で定冠詞の間違いや文法誤りを指摘してくれます。また、英文を書くときになるべく動詞や形容詞を被らせたくないという悩みを抱えると思いますが、単語をチェックするだけで類語を表示してくれます。こうしたサービスを利用して、日々の英作文の誤りを直していくこともライティングスキル向上に貢献すると思います。
リーディング
リーディングを早くする方法は英語の文章に数多く触れることです。ですので実は特効薬のような教材はありません。ただ、英単語は知っておいたほうがいいのは間違いありません。
そのための教材として有効なのが英単語ピーナッツです。ふざけた名前ですが、この本は受験対策教材としてのみならず英単語学習の基本として非常に使えます。単語をそのまま覚えるのではなくよく使われるフレーズで組み合わせて(コロケーションで)学ぶことができるため、スピーキングやライティングの基本としても使えます。
英語学習=「基本型」×「慣れ」
全てに通ずることですが、英語学習は基本を徹底的に身体に馴染ませることです。
それがなく量だけを追っても英語力は伸びません。急がばまわれ、ではありませんが英語教材の良書を言われた通りにきちんとこなすことが、実は一番の近道ということです。
皆さんも基礎教材を徹底的に使いこんでみてください。
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この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物