あのAppleも採用!今流行のフラットデザインとは?
IT業界で最近流行っているデザインといえば「フラットデザイン」。シンプルで素朴ながら魅力的ですね。なぜこのデザインは魅力にあふれるのでしょうか?いつからつかわれているのでしょうか?ここではその2つの謎へ答えを出します。
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フラットデザインとは?
フラットデザインは最近の流行です。特徴は平面的で、シンプルさや分かりやすさを追求し無駄を排除したところ。ミニマムなデザインと言えます。
対極に位置するのがリッチデザインといわれる従来のデザイン。リッチデザインは、できるだけ現実に似せようとしたのが特徴です。例えば、影や質感、立体感に力が注いであるなど。WindowsxpやWindows7はリッチスタイルといえます。
フラットデザインの歴史
スイス・スタイルと呼ばれる、1950年代にスイスで作られたデザインがルーツと言われています。ドイツのバウハスというアート・スクールがこのスイススタイルを利用しフラットデザインができたようです。
初めてこのスタイルがIT業界に出たのは2002年のwindows Media Centerといわれいます。今のフラットデザインとは少し違いますが、確かにフラットデザインらしき要素を持っていました。
多少リッチな雰囲気もあるもののそれっぽさがあります。
2006年に発売されたマイクロソフトのZuneというMP3プレーヤーのUIもフラットデザインの要素を持っています。
出典:wccftech.com
2010年になりWindows Phone 7が発売されます。ここから今のフラットデザインの本格的なスタートです。Windows8もフラットデザインで作られ斬新なUI「メトロ」で話題になりました。フラットスタイルブームの火付け役はMicrosoftといえますね。アップルは2013年のIOS 7からフラットスタイルを採用しました。
以前のIOSと見比べると全然違います。XBOX360というゲーム機も思い返せば早くからフラットデザインを利用していました。
フラットデザインとリッチデザインの違い3つ
出典:enfuzed.com
大きく違う点は3つ
・影があるかないか
・光沢などの質感の有無
・リアルなテクスチャの有無
です。
フラットデザインでは影がありません。だから名前の通りフラットに見えます。影のついた立体視は負荷になりますが、フラットスタイルではそれが起きないので体にいいです。そのため広く受け入れられているといえます。
光沢、輝きは美しさの重要な要素ですがフラットスタイルにはありません。こちらも影と同じ理由でないほうが目にいいため人気があります。
リアルなテクスチャといえば金属を表すためにロゴに金属のテクスチャをいれるとかです。フラットデザインではこういったテクスチャを使いません。あるのはバランスのいい”色”のみです。
テクスチャも上記2点と同じで目に疲れます。そのため使わない方がユーザーに負担をあたえません。
出典:enfuzed.com
特に現代人はパソコンを使う時間が増えてきました。良く見る画面がリッチだと常に負荷を感じてしまいます。フラットデザインは効率や体のことを考えた上で必然的に生まれたのかもしれません。
・影をつけない
・光沢や質感をつけない
・テクスチャをつかわない
この3つを守ると余裕でフラットデザインができます。
フラットデザインのほかの特徴
・ロングシャドウ
・ゴーストボタン
・太文字
・シンプルなフォント
・明るい色
・ロングシャドウ
ロングシャドウは直訳で「長い影」です。あれっ影?って思うかもしれませんが画像のように使うので細かい立体感は出ません。影を影ではなくデザインの一部として使うやり方です。
・ゴーストボタン
出典:unbounce.com
ゴーストボタンは覚えておきたいテクニック。ふちだけで囲い中身をくりぬいたボタンです。簡単にできるのでやってみてください。
・太文字 シンプルなフォント
文字は細くてもできますが、太文字が無難です。文字自体がデザインの一部になるフラットデザインは、文字がしっかり色を持てるよう太字がいいでしょう。
・明るい色
出典:issuu.com
パステルカラーのような明度の高い色を使うのが配色のコツです。
フラットデザインを簡単に紹介しました
いかがでしたか?フラットデザインの歴史から発足・簡単ルールをお伝えすることができたと思います。これからのデザインにぜひ利用してみてください。
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この記事のライター
トレーニング暦6年。専門分野:フィットネス・インテリアVOKKAでは主にフィットネスの記事を書いています。ウエイトトレーニングも好きですが、最近は自重に強い関心がありサーキットトレーニング、軍隊系のプログラム、囚人トレーニングに奮闘中。記事を書く上のリサーチでは情報ソースの95%海外を使っており、国内の既存の記事にはないことを書いています。ソースといってもステーキソースではありません(海外だけに)私の記事を読んでも味的にはおいしくないので注意。しかし知識としてはおいしいはずです。私の記事のお味はいかが?