もう迷わない!赤ワインの4大品種とマリアージュ
種類によって味わいに大きな差がある赤ワインは、好みの品種やテイストが決まっていないとなかなか当たり外れが多いもの。選ぶ基準となる代表的な品種4つとそれぞれの特徴をご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
赤ワインの作り方
赤ワインの原料は黒ぶどうです。
黒ぶどうを潰し、果皮や種子に酵母を加えて28〜30℃のタンクで発酵させて作ります。
白ワインよりも温度は高め、発酵期間は1週間程度です。
発酵がおわったら圧搾して取り出し、約1〜2年程度熟成されてから市場に出回ります。
白ワインの熟成期間は半年間なので、赤ワインの方が長いですね、
赤ワインの代表的な品種
赤ワインには多くの種類がありますが、白ワイン同様原料となるぶどうの品種によって分類されています。
白ワインよりもコクやまろやかさのある赤ワインだけに、品種によって味わいの差も大きく異なります。
一般的に「ボディ」という言葉で表されるのは、ワインの”コク”や”厚み”のこと。
また、甘口や辛口も単に味わいだけでんなく酸味とのバランスによって変わるので注意してくださいね。
これだけ覚えておけば困らないという代表的な品種をご紹介します。
カベルネ・ソーヴィニョン
数ある黒ぶどうの品種の中で、赤ワインの王様と呼ばれるのが「カベルネ・ソーヴィニョン」。
フランスのボルドー地方で作られるこのカベルネ・ソーヴィニョンは、コクや渋みが強く濃厚なフルボディータイプのワインです。
タンニンが強く、飲み口も持ったりと重厚な印象。
熟成期間が長くなるほどに、まろやかな味わいに変化していきます。
渋みが強くどっしりとしているので、肉料理との相性が抜群。
迷ったら「カベルネ・ソーヴィニョン」を選んでおけば、まず間違いないのではないでしょうか。
メルロー
出典:iewine.jp
カベルネソーヴィニヨンに比べてマイルドな飲み口が特徴の「メルロー」。
タンニンも柔らかなので渋みが少なく、比較的飲みやすいフルボディの赤ワインでもあります。
カベルネソーヴィニヨンに次ぐ赤ワインの代表的なブドウ品種として名高いメルロー。
実際にカベルネとブレンドされることも多く、ボルドーの代表的な赤ワインとして君臨しています。
ふくよかでマイルドな分、お料理もステーキなどの赤身ではなくハンバーグなどの少しマイルドな肉料理が合います。
果実味が多いので、薄いワインも渋みのあるワインも嫌だ・・といった時にオーダーするとぴったりなのではないでしょうか。
シラー
スパイシーな味わいが特徴的な「シラー」。
タンニンが強いので渋みがありますが、カベルネほど重くないフレッシュで軽やかなワインです。
この渋みがシラーの最大の魅力。
くせになるようなスパイシーな渋みが、個性的な料理と抜群のハーモニーを奏でるのです。
そのため、アジア料理やエスニック料理との相性も抜群。
また、ブルーチーズやゴーダチーズなどクセのあるチーズともよく合います。
はじめはなれない渋みかもしれませんが、一度ハマるとなかなか抜けられないと言われるシラー。
いつもの赤ワインに飽きてきた方は、シラーにチャレンジしてみるのもおすすめです。
出典:fukazake.com
ピノ・ノワール
渋みが苦手で、かつ軽やかな赤ワインが好みなら「ピノ・ノワール」がオススメ。
渋みが少なく果実味が多いのでバランスの良い酸味を楽しむことができます。
これまでのボルドー産とは違い、ピノノワールはブルゴーニュ産のワイン。
香りが強く官能的な味わいの強いピノノワールには根強いファンが多く、赤ワインならピノノワールと決めている方もいるほど。
香りは強いものの、食材の香りを邪魔しないのも人気の秘訣。
お肉だけでなくお魚料理やレモンなどの爽やかな柑橘類とも相性抜群。
また、以外にも醤油との相性が良いので和食と合わせることも多いのが特長です。
お好みの品種はどれ?
いかがでしたか?
赤ワインの代表的な品種とそれぞれの特長をご紹介しました。
熟成肉やステーキブームで赤ワインをオーダーする機会も増えたと思います。
それぞれの料理に合わせてお好みの品種がわかれば、オーダーするときにも困りませんね。
ぜひ参考にしてみてください。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。