日本一予約が取れない寿司屋「三谷」のマリアージュ劇場を大公開!
最短予約は2年後という日本一予約の取れない寿司屋「三谷」。人気の秘密は握りの美味しさはもちろん、一品一品にかける情熱とアルコールとのマリアージュ劇場にありました。
- 17,560views
- B!
日本一予約が取れない寿司屋「三谷」
出典:r.gnst.jp
今、日本で一番予約が取れない寿司屋として名高いお店が四谷にある「三谷」。
カウンター11席というその希少な枠を取れるのは、なんと最短で2年後。それでも常時予約の電話が絶えず、尚その人気に拍車をかけているという、鮨界の頂点を極めたお店の一つです。
営業はお昼も夜も同じ内容の「お任せ」コースのみ。
というのも、三谷の魅力はこの「お任せ」コースでしか味わうことが出来ないからなのです。
マリアージュしてこそ完成する三谷料理
出典:blog.glam.jp
三谷の人気の秘密は、握りの美味しさもさることながら、フルコース一品一品のマリアージュ。
そのアルコールの数はなんと、10種類以上です!
そんなに飲めない・・という方も、心配は無用。一品一品に提供されるお酒の量はほんの少量。中には一口程度のものあります。
料理の旨みを引き出すために、本当に美味しいお酒をほんの少しずつ楽しんでほしいという三谷さん。
料理だけでなく、お酒も一緒に飲むことで一品が完成するようにと計算し尽くされているのです。
出典:tabimo.jp
雲丹にはキリッとしたシャンパン
前菜には、始まりにふさわしくシャンパンを合わせることがほとんど。
同じ海で取れたというウニと昆布を掛け合わせた雑味のない一品には、キリッとした味わいが楽しめるシャンパンがよく合います。
アワビにはふくよかな純米酒
贅沢にも分厚くカットされたアワビには、ふくよかな純米酒が合わせられます。
アワビの肝をハマグリの出汁でのばしたという肝ソースはとっても濃厚!口の中で広がる純米酒のふくよかな味わいをより楽しむことができます。
焼き物には赤ワイン
出典:blog.glam.jp
三谷の魅力に一つは、寿司屋なのにも関わらず赤ワインが提供されること。
通常、寿司に赤ワインはその野性味を増長させると避けられることが多いですよね。しかし、こちらでは焼き物に合わせることで赤ワインさえも上手に合わせています。
樽のきいた重めの赤ワインを、パリッとジューシーな皮目の焼き物に合わせるのは三谷でしか味わえない美味しさです。
天ぷらには白ワイン
寿司屋と言うよりも、もはや「三谷料理」というカテゴリーがしっかりくるほどオリジナリティ溢れる品々が多い三谷。
寿司屋の概念を打ち砕くべく、揚げ物が提供されることもあります。
天ぷらには、すっきりとした白ワインをマリアージュ。
脂っこさは一切なく、素材の旨みを引き出すために揚げたというようなシンプルな天ぷらです。
握りには純米大吟醸
出典:img.retty.me
10品以上の一品料理が終わったら、いよいよ握りへ。
三谷の握りは、ふわっとした柔らかいシャリを楽しんでもらえるようにと直接手のひらに乗せてくれます。
握りに合わせるのは華やかな香りが楽しめる純米大吟醸。
白身魚の握りには、樽のきいた白ワインが提供されることもあります。
干瓢巻きには緑茶
一通り握りを楽しんだら、三谷名物とも言える干瓢巻きを頂きます。
こちらは、なんと通常の干瓢巻きを甘い稲荷で包むという独創的な一品!最後まで三谷劇場を堪能させてくれます。
干瓢巻きには、濃い抹茶のきいた熱い緑茶を。
口の中をすっきりさせ、ほっと一息つくことができます。
デザートにはロゼワイン
こちらも三谷名物のデザート「梅の甘露煮」。
梅は最高級の南高梅を使用し、濃厚な甘さと香りを味わうことができます。
デザートにはほんの少量のロゼワインやシェリー酒。梅の甘さを邪魔することなく、すっきりとしながらも口の中に広がる香りを存分に楽しんで、フルコースは終了。
出典:blog.glam.jp
アルコールが苦手でもOK!
アルコールが苦手でももちろんOK。
予約時にお伝えすれば、ソフトドリンクで対応してくれます。
しかし、少しでも飲めるならば是非とも極上のマリアージュを楽しんで欲しいところ。お酒の量は調節していただけるので、「本当に少しずつ」と伝えれば一口ずつでも喜んで提供してくれるはずです。
三谷に伺ったら、是非このマリアージュを楽しんでみてくださいね。
店舗情報
店名:三谷
TEL・予約:03-5366-0132
住所 :東京都新宿区四谷1-22-1
営業時間:完全予約制
定休日:月曜日・第3火曜日
極上の三谷劇場を!
いかがでしたでしょうか?
日本一予約が取れない寿司屋「三谷」。それでも、2年待てばこの極上の味を堪能できます!
お酒の飲める方は是非マリアージュも含め、三谷劇場を楽しんでみてくださいね。
この記事のキーワード
この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。