人気沸騰!PlayStationVRが切り開くVRの未来
2016年はOculusやPlayStationVRが市場にローンチされ、VR(仮想現実)テクノロジー元年と言われています。そんな中でも、既存のエンターテインメントコンテンツとの親和性からVR普及のドライバーになるといわれるPlayStationVRの魅力を調べてみました。予約困難ですが是非手に入れてみましょう。
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2016年10月13日遂に発売!
出典:otalife.com
PlayStationVRは2016年10月13日に満を持して発売になります。
既に発売前の予約はほぼ埋まっているため、発売日に入手することは非常に困難ですので、現時点で予約がない方が入手するのは10月より更に先になると思います。
ただ、SONYも年末商戦に合わせて増産することは容易に想像されますので、早く入手できることを期待して待ちましょう。
魅力① PlayStationVRは導入コストが安い!
出典:i.ytimg.com
PlayStationVRの最大の特徴はPS4のコンピューティングパワーを利用することで、PS4を持っていれば約4万5千円のヘッドマウントディスプレイのみを購入することでVRを体験できます。
競合製品であるFacebookのOculus Riftはヘッドマウントディスプレイが約10万円、合せてOculusを稼働させるための高機能PC(10万円程度)が必要になります。
実際カタログスペックを見るとOculusの方がPlayStationVRを上回っているように見受けられますが、こうしたデバイスを普及させる上では価格は極めて重要です。
PlayStationVRは世界で既に4,000万台販売されているPS4ユーザーに対する導入コストが非常に魅力的で、市場普及が期待されています。
魅力② ヘッドトラッキング性能と3Dサウンド
ヘッドトラッキングとは?
ヘッドトラッキングとは非常に簡単にいうと頭の動きとディスプレイの連動性です。このヘッドトラッキングの性能が低いと頭はずらしても映像には反映されないということになり、映像のリアル感が著しく低下します。そのためヘッドトラッキングの滑らかさはVRヘッドマウントディスプレイの出来に大きく影響を与えます。VR酔いの原因になるともいわれています
PlayStationVRは私が装着した経験ではヘッドトラッキングの滑らかさは非常に素晴らしい出来となっています。
3Dサウンド
VRの現実性をより高める時に視覚と同程度に重要と言われているのが聴覚です。
実は、映像よりも立体的な音声の方が「そこになにかがあるように感じる」ということに影響を与えるという意見もあるほどです。確かに、実際目を閉じて、後ろで音がなった時の現実の高さは想像にたやすいと思います。
PlayStationVRは3Dサウンドの出力機能に優れており、従来のヘッドホンを使って3Dサウンドを楽しむことができます。
魅力③ 豊富なコンテンツラインアップ
据え置きコンソールマシンの世界トップシェアであるPS4を有するSONYがロンチするプラットフォームであるPlayStationVRには非常に多くのコンテンツメーカーが名乗りをあげています。
エースコンバットやファイナルファンタジーといった人気タイトルのVR対応も既に発表されており、ゲームコンテンツを楽しむならPlayStationVRとなりそうです。
また、PlayStationVRはVR対応コンテンツだけでなく、従来のPS4ソフトやNetflixやHuluの動画を「シネマティックモード」というヘッドマウントディスプレイを使った216インチの仮想大画面でプレイすることができる点も魅力的です。家族がテレビを使っていてもゲームをすることができる環境作りにも貢献します。
「シネマティックモード」。画面サイズは小(117インチ相当、視野角54度)、中(163インチ相当、視野角71.5度)、大(226インチ相当、視野角90度)の3段階から選択できる。2.5メートル離れた距離に最大226インチ相当の大画面が現れる
出典:svrinfo.jp
注目すべき発売同時タイトル
JOYSOUND VR
VRを利用した新しいカラオケ体験ができるソフト
サマーレッスン
美少女とのコミュニケーションゲーム。
正直このゲーム自体が面白そうとは思いませんが、過去新しいプラットフォームの普及に「エロ要素」が大きく影響を与えることを考慮すると、無視できないタイトルだと思います。
バットマン:アーカム VR
ご存じバッドマンに変身し、犯罪捜査を行うミステリーゲーム。バッドマンのコスチュームとガジェットをリアリティ高く堪能することができる
VRの今後の動向から目が離せない
ゲームに関してはPlayStationVRに一日の長があり、端末の普及とコンテンツの充実が連動してプラットフォームとして構築されていく可能性はあると思います。
但し、ゲーム以外のコンテンツを軸にしてSONY以外のプレイヤーが強みを持つ可能性も十分にあります。
実際ディズニーは「Disney Movies VR」サービスをSteamというHTCのプラットフォームで配信しており、ディズニー映画をよりリアルに体験できるようなコンテンツを今後も提供していくといわれています。
2016年10月、PlayStationVRが発売されて以降の各社の覇権争いから目が離せません。
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この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物