日本から一番近いヨーロッパ!フィンランドの旅行情報
日本から一番近いヨーロッパはどこでしょうか?実は北欧の国、フィンランドなのです。少し意外な気もしますが、地球は丸いため、日本とフィンランドは近い国なのです。今回はフィンランドの旅行情報をお伝えします。
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フィンランドの概要
フィンランドの面積は日本よりもやや小さい33.8万平方キロメートルです。国土は森林と湖が多いのが特徴。フィンランドの現地名「スオミ」は「湖の国」という意味です。人口は約550万人。人口密度がとても低いことが数字からでもわかるでしょう。首都はヘルシンキ、人口は約60万人です。独立したのは意外と新しく1917年のこと。それまでは長くロシア帝国に支配されていました。
フィンランドへはフィンランド航空で一直線!
フィンランドへはフィンランド航空を利用しましょう。2016年9月現在、フィンランド航空は成田空港、中部空港、関西空港、福岡空港に乗り入れています。そのうち、成田空港、中部空港、関西空港からの便はデイリー運航、福岡空港からは週3便となっています。
所要時間は9時間~10時間。ヨーロッパにも関わらず10時間を切るのは嬉しいですね。客室もとても快適でアメニティグッズも北欧のセンスを感じさせるデザインで統一。機内食もなかなかのもの。ビジネスクラスですと、3種類のコースから選択できます。
注意点が一点だけあります。日本からの便はほぼ同時刻にヘルシンキ空港に到着します。そのため、空港内は日本人だけ大混雑することがあります。乗り換えやお急ぎの場合は、時間に余裕を持って行動するといいでしょう。
フィンランドの通貨はユーロ
フィンランドの通貨はヨーロッパで広く流通しているユーロなので、特に問題はありません。レートは1ユーロ=112円です。現地でも容易に両替ができます。
北欧諸国を訪れる方は注意が必要です。なぜなら、フィンランド以外の北欧諸国は現地通貨を採用しています。ユーロは使えませんのでご注意ください。
冬に訪れる際は万全の対策で
冬にフィンランドを訪れる方もいるでしょう。日本では味わえない神秘的な白銀の世界が広がります。また、北極圏周辺ですとオーロラも見られます。ただし、気温は日本では考えられないほど低温になります。最低気温は-20度~-30度くらいになります。
重ね着して分厚いコートを着ることはもちろんですが、意外と見落としがちなのは小物と下半身。耳あてや帽子は必須となります。寒いのが苦手な方はカイロを多めに持って行くといいでしょう。そして、下からジンジンと冷えるので、厚手の靴下とタイツは必須です。とにかく「寒い」というよりも「痛い」ので、ガイドブックをじっくりと読んで服装対策を考えましょう。
そして、北極圏の旅行でスマートフォンに頼った旅行は大変危険です。スマートフォンは一定の温度以下になると自動停止するからです。必ず重くてもガイドブックなどの紙媒体を持っていきましょう。
隣国のエストニアもオススメ
ヘルシンキ観光ですと、隣国のエストニアにも簡単にアクセスできます。ヘルシンキからエストニアの首都、タリンまでフェリーで約2時間30分です。エストニアはフィンランドとは兄弟国。1990年まではソビエト連邦加盟国でしたので、フィンランドとは異なった雰囲気や街並みが楽しめます。
なお、タリン旧市街は中世の街並みがそのまま残っており、世界文化遺産に登録されています。
公用語はフィンランド語 でも英語でOK!
フィンランドの公用語はフィンランド語ですが、英語がよく通じる国です。観光する分には何も問題はありません。カタコトの英語でも丁寧に聞いてくれます。また、フィンランド語は日本人にとっては発音しやすい言語のひとつ。カタコトでもフィンランド語を言うと、フィンランド人は喜んでくれます。
よく国内でも見かける「キートス」というフレーズはフィンランド語で「ありがとう」という意味です。こんにちは、は「ヒュヴァーイルター」になります。
ちょっとした連休に訪れたいフィンランド
いかがでしたか。フィンランドは日本から近いので、ちょっとした連休でも訪れることができます。また、エストニア、ロシア、スウェーデンといった周辺諸国と組み合わせるのもおもしろいでしょう。治安も安定しているので、カップルとの旅行先としても最適です。
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この記事のライター
神戸市出身。東ヨーロッパと鉄道はライフワーク。歴史(現代史)と政治(国際政治)は興味分野。さすらいの鉄道旅を趣味としています。