一目でわかるマツダデザイン!マツダを象徴する3車種を紹介
かつての他社追従や大株主であるメーカー意向による特殊なブランド化から解放され、一目見ればマツダとわかる今の魅力あふれるマツダ車。今回はそんなマツダを象徴する3車種を紹介します。
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ぶれないマツダのデザイン&テクノロジー
マツダというとかつてはコスモスポーツ、サバンナ、RX-7といったローターリースポーツ、その後ユーノス、アンフィニとブランドを変えながら苦労して今のマツダにたどり着いたという感じがします。最近のマツダデザイン、スカイアクティブテクノロジーは全車種一貫しており、海外のベンツやBMWのように統一したデザイン、技術思想の元、様々な車種展開をするという方向性になっています。今回はそんなマツダから今のマツダを象徴する3車種を紹介します。
アテンザ
アテンザはマツダのセダンおよびステーションワゴンです。2002年にデビューして、現行車が3代目になります。現在のマツダのフラッグシップとして位置づけられていて、エクステリアは「魂動(こどう)- Soul of Motion」をテーマにしたマツダデザイン、走りについては「SKYACTIV TECHNOLOGY」、安全装備については「i-ACTIVSENSE」と今のマツダの粋を集めた車となっています。「Be a driver」、人車一体。最近アテンザのようにエントリーグレードから昔で言うところのフル装備という車もよく見るようになりました。またメーカーごとに特色を出そうとしている傾向がよくわかり、例えば環境でも電気自動車、ハイブリッド、クリーンディーゼルとメーカーにより注力しているものが違います。マツダの最近の傾向は車種を絞り、基本的にすべてマツダデザイン、クリーンディーゼルを中心にした「SKYACTIV TECHNOLOGY」というポリシーを持っていることが感じられます。
CX-3
CX-3はマツダのコンパクトクロスオーバーSUVです。デビューは2015年。あたらしいだけあって、「魂動(こどう)-Soul of Motion」の「マツダデザイン」、「SKYACTIV TECHNOLOGY」、マツダの先進安全装備「i-ACTIVSENSE」とマツダのすべてが注ぎ込まれていると言っても過言ではないでしょう。またクリーンディーゼルには「ナチュラル・サウンド・スムーザー」が採用され、ディーゼル車特有のピストン振動、音を打ち消しています。またグレードにもよりますが、「i-ELOOP(減速エネルギー回生システム)」装備の設定もあり、燃費向上に役立てています。日本向けにはクリーンディーゼルしか販売していなかったり、エントリーグレードの「XD」にして高級車のエントリーグレードなみの装備であったり、マツダの先進安全装備「i-ACTIVSENSE」の用意があったりとマツダのこれからの姿勢がよくわかる一台だと思いました。エクステリアデザインやSKYACTIV TECHNOLOGYのクリーンディーゼル等、フォルクスワーゲン的なブランドイメージも感じられ、日本の他メーカーとの差別化を狙っていることがうかがい知れます。
ROADSTER
MAZDA ROADSTER。衝撃的だった初代のユーノスロードスターから30年弱。とても走りに定評がある4代目ロードスターです。高級大排気量重量級スポーツカーとは一線を画す存在です。剛性を維持しつつ徹底的な軽量化をに成功しました。また軽量化のためにたとえばバイザーなどの部品単位まで見直したという話を聞いたことがあります。エンジンをフロントミッドシップに搭載し、前後の重量配分を50:50になっています。まさにハンドリングマシンといっていいのではないでしょうか。
今以上に変化していくマツダデザイン&テクノロジーに期待
いかがでしたでしょうか。現代の日本はかつてのように各社ヒット車種を模倣し合うという傾向から、各社各々のオリジナリティを追及することにより差別化していくという方向性にあると思います。ロードスターは別としてもマツダの他の車種はいわゆるマツダデザインでフロントフェイスからボディライン、テールエンドと一目でマツダとわかるデザインになっていて、パッケージによりそれがセダンになったり、クロスオーバーSUVになったりと展開していっています。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。