マツダのおすすめ人気車種・シリーズを徹底解説

ロータリーエンジンやスカイアクティブ・テクノロジーなどで知られるマツダは、人車一体の走る愉しさを追求した車造りを行っています。他社にはない独創的なモデルをラインナップするマツダの魅力をご紹介しましょう。

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アイキャッチ画像出典:www2.mazda.com

人車一体の走りで魂を動かすマツダ

歴史とモータースポーツ

出典:www.mazda.com

コスモスポーツ

1920年に東洋コルク工業として広島で創業したマツダ。1929年には2サイクルエンジンを試作し、1931年に最初の三輪トラックの製造を開始しました。1950年代の後半まで三輪自動車を積極的に製造し、1960年には軽自動車「R360」を発表。1961年にはドイツのNSU社・バンケル社とロータリーエンジンの技術提携を行いました。

1967年に初のロータリーエンジン搭載車「コスモスポーツ」がデビュー。美しいスタイリングのボディに10A型エンジンを搭載し、最高時速185km・0-400加速16.3秒という高性能を発揮しました。そして1968年には「ファミリアクーペ」にもロータリーエンジンを搭載。ラインナップを拡充します。

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RX-7・SA22C型

1971年に新たなロータリーエンジン搭載車「サバンナ」を発表し、その後を受け継ぎ1978年に初代SA22C型「RX-7」がデビュー。「RX-7」はその後もFC3S型・FD3S型とモデルチェンジを行い人気を博すことになります。そして1982年には世界初となるロータリーターボエンジンを「コスモ」「ルーチェ」に搭載。ロータリーエンジンが新たな世代に進化しました。

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ロードスター・NA系

1989年に走る愉しさを追求した初代「ロードスター」がデビューし、日本をはじめ各国でも大ヒットしました。その後にBMW「Z3」やメルセデスベンツ「SLK」など各メーカーが同クラスのモデルを投入、世界的なライトウェイトスポーツカーブームの先駆けとなったモデルです。

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RX-7・FD3S型

1991年にハイパワーなロータリーターボエンジン搭載や理想的な重量配分などを実現したFD3S型「RX-7」がデビュー。その美しいスタイリングと高性能で第1回RJCニューカーオブザイヤーの栄冠に輝きました。2004年に「ロードスター」の生産台数が累計70万台に達し、2人乗り小型オープンスポーツカーの生産台数世界一に。2010年からはデザインテーマ「魂動」が始動し、次世代技術スカイアクティブ・テクノロジーも発表、新時代に対応するエモーショナルなモデルを造り出しています。

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マツダ787B

WRCやル・マン24時間レースに積極的に参戦し、日本車初の栄冠に輝くマツダ。1981年には「RX-7」がスパ・フランコルシャン24時間耐久レースで日本車初の総合優勝を獲得。そして1987年に「ファミリアフルタイム4WD」がWRCのスウェディッシュラリーで日本車としてはじめての総合優勝を獲得しました。

そして1991年、1974年以来13度目の挑戦となるル・マン24時間レースにおいて「マツダ787B」が日本車で史上初の総合優勝という栄冠を獲得。強烈なパワーを発揮する4ローターエンジンを搭載し、そのエクゾーストノートは”天使の絶叫”と評されました。

ラインナップ

コンパクトからセダン・SUV・オープンスポーツなど多彩にラインナップ。OEMの軽自動車や商用車・特装車・福祉車両なども揃えています。

【コンパクト】
デミオ

【5ドアスポーツ】
アクセラ

【セダン】
アクセラ、アテンザ

【ステーションワゴン】
アテンザ

【SUV・クロスオーバー】
CX-3、CX-5、CX-8

【スポーツ】
ロードスター、ロードスター RF

代表的なテクノロジー

出典:www.mazda.co.jp

【スカイアクティブ-G】
レスポンスとコントロール性に優れた高効率なガソリンエンジン。仕様によって異なりますが、ダイナミック・プレッシャー・ターボシステムやクールドEGRをはじめ気筒休止など先進の技術を投入しています。

【スカイアクティブ-D】
トルクフルで力強い加速感を実現するクリーンディーゼルエンジン。低圧縮比や急速多段燃焼をはじめ可変ジオメトリーターボチャージャーなど革新的な技術を採用しています。

【スカイアクティブ-MT】
小気味よいシフトチェンジと上質なシフトフィールを両立した次世代のマニュアルトランスミッション。ショートストロークで手首の返しによってスッとギヤが入り、操作感と扱いやすさを備えています。

【スカイアクティブ-ドライブ】
滑らか・スムーズ・ダイレクト・高効率といった機能を兼ね備えた次世代オートマティックトランスミッション。アクセル開度によって可変する変速パターンによって、意のままのコントロール性を実現しています。

【魂動デザイン】
生命感や躍動感を感じさせ、その造形に魂を込めるデザインテーマ。引き算の美学によって無駄を削ぎ落とし、繊細さや洗練を表現する次世代デザインです。

webサイト:マツダ

人車一体の走る愉しさを追求し、エモーショナルなモデルをラインナップするマツダ。そのシリーズとおすすめするモデルをご紹介しましょう。

デミオ

出典:www.mazda.co.jp

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マツダのラインナップで最もコンパクトなモデルが「デミオ」。ガソリンエンジンが6グレード、ディーゼルエンジンが5グレードあり、MT仕様や4WD仕様も用意します。

風を感じるサイドラインや、オーバーハングを切り詰めた躍動感のあるスタイルが印象的なエクステリア。ご紹介するのはLEDヘッドランプやアルミホイールを装備した「15S Touring」で、高効率な直噴エンジンと6EC-ATを搭載し前輪を駆動します。軽量かつ高剛性なボディやサスペンションを組み合わせて人車一体のドライビングを実現。日常に使い勝手の良いサイズ感と、ロングドライブの爽快感が融合したモデルです。

上質なデザインと質感の高いインテリアには、洗練されたカラーコーディネイトを用意。スーパーUVカットガラスやオートエアコンなど装備も充実、マツダコネクトが最新のインフォテイメントに対応します。

【スペック例】
グレード     :15S Touring
ボディサイズ   :全長4060×全幅1695×全高1525(mm)
エンジン     :1.5L-L型4気筒 110PS
トランスミッション:6EC-AT
駆動方式     :前輪駆動
車両本体価格   :1,733,400円~

アクセラ

出典:www.mazda.co.jp

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ボディタイプはセダンと5ドアスポーツの2種類があり、セダンにはハイブリッドも用意する「アクセラ」。ご紹介するのは5ドアスポーツでガソリンエンジンが4グレード、ディーゼルエンジンが5グレードあり、MT仕様や4WD仕様も用意します。

スポーティで力強さを感じさせながらも上質な落ち着きを融合した秀逸なエクステリア。おすすめは「15S」で常用回転域のトルクを増強し爽快なパワーフィールを感じられる直噴ガソリンエンジンに、小気味よく上質な6速MTを組み合わせます。高張力鋼板を多用し軽量化と高剛性を実現したボディに、優れた走行安定性を生み出すサスペンションを組み合わせ。上質な人車一体のドライブフィールを感じさせます。

コックピット感のあるインテリアは、センターに大径タコメーターを配したレイアウトなどスポーツドライブへの高揚感を昂ぶらせる設え。開放的なサイドシートやゆとりのリヤシートなど、全席で快適なドライブが愉しめるよう設計されています。

【スペック例】
グレード     :15S
ボディサイズ   :全長4470×全幅1795×全高1470(mm)
エンジン     :1.5L-L型4気筒 111PS
トランスミッション:6速MT
駆動方式     :前輪駆動
車両本体価格   :1,954,800円~

アテンザ

出典:www.mazda.co.jp

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セダンとステーションワゴンを用意するマツダのフラッグシップが「アテンザ」。ガソリン・ディーゼルエンジンとも3グレードがあり、ディーゼルエンジンには4WD仕様やMT仕様も用意します。

ワイド&ローを強調しながらも上質な気品を感じさせる躍動感とエレガンスが融合したエクステリア。おすすめは「XD L Package」で、特有のノック音を低減し静粛性と動力性能に優れたクリーンディーゼルエンジンを搭載します。組み合わせるのはこのクラスには珍しい6速MTで、シームレスにトルク配分を制御するi-ACTIV AWDで四輪を駆動。様々な路面状況や走行シーンに対応し、走る愉しさを感じながら安定したドライビングを実現しています。

開放感を感じさせるゆとりのインテリアは水平基調の伸びやかなデザイン。ナッパレザーのシートをはじめウルトラスエードや本杢パネルなど、上質なマテリアルを駆使して仕立てられるラグジュアリーな空間です。

【スペック例】
グレード     :XD L Package
ボディサイズ   :全長4865×全幅1840×全高1650(mm)
エンジン     :2.2L-L型4気筒 190PS
トランスミッション:6速MT
駆動方式     :4輪駆動
車両本体価格   :4,190,400円~

CX-3

出典:www.mazda.co.jp

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3モデルを揃えるSUVで最もコンパクトなモデルが「CX-3」。ガソリン・ディーゼルとも5グレードを展開しており、それぞれに4WD仕様とMT仕様を用意します。

コンパクトボディに躍動感と精巧なディティールを凝縮したエクステリアは、空力グランドラインによって優れたエアロダイナミクスを実現。おすすめはベーシックな「20S」で、応答性の高い直噴エンジンに6EC-ATを組み合わせて前輪を駆動します。新開発の18incタイヤと改良されたサスペンションによって乗り心地が向上。タワーパーキングに対応した全高など、都会の道路にも適したジャストなサイズ感もポイントです。

スポーティかつ上質な設えのインテリアは、センターにセットされた大径タコメーターなどコックピット感のある仕上がり。マルチに活用できるセンターアームレストをはじめフレキシブルなシートアレンジなど、ユーティリティも充実しています。

【スペック例】
グレード     :20S
ボディサイズ   :全長4275×全幅1765×全高1550(mm)
エンジン     :2.0L-L型4気筒 150PS
トランスミッション:6EC-AT
駆動方式     :前輪駆動
車両本体価格   :2,127,600円~

CX-5

出典:www.mazda.co.jp

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ミドルレンジのクロスオーバーSUVが「CX-5」。ガソリンエンジン7グレードとディーゼルエンジン4グレードがありそれぞれに4WDを用意、ディーゼルエンジンにはMT仕様もあります。

上位モデルと共通した意匠のエクステリアは品格を感じさせる彫刻的なデザイン。おすすめは「25T L Package」で、ダイナミック・プレッシャー・ターボシステムを搭載した新開発のガソリンエンジンを搭載します。4.0L-V8エンジン並みの高トルクを発生しながら全域でフラットなレスポンスを実現。ダイレクトかつスムーズな6EC-ATを組み合わせて、上質かつ爽快なドライビング性能を発揮します。

ディティールまで繊細に造り込まれたインテリアは、機能美と品位を感じさせるプレミアムなデザインです。IRカットガラスの採用やリヤシートに備えたリクライニング機構など快適装備も充実。フレキシブルなアレンジのラゲッジには便利なパワーリフトゲートも備えます。

【スペック例】
グレード     :25T L Package
ボディサイズ   :全長4545×全幅1840×全高1690(mm)
エンジン     :2.5L-L型4気筒 230PS
トランスミッション:6EC-AT
駆動方式     :4輪駆動
車両本体価格   :3,553,200円~

CX-8

出典:www.mazda.co.jp

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マツダのフラッグシップSUVが「CX-8」。ガソリンエンジンが5グレード、ディーゼルエンジンが3グレードありそれぞれに4WD仕様を設定、全車AT仕様で6人乗りと7人乗りを用意します。

フラッグシップらしい堂々とした佇まいで、大きさを感じさせないエモーショナルなフォルムのエクステリア。おすすめは多彩なオプションを用意した「XD PROACTIVE」で、高トルクかつ静粛性の高いクリーンディーゼルエンジンを搭載し走破性と低燃費を両立したi-ACTIV AWDが四輪を駆動します。路面状況にあわせてレスポンス良くトルク配分を制御することで安定した走行性能を発揮。様々なシーンで意のままのドライビングを実現します。

重厚感のある仕立てのインテリアは、ディティールやマテリアルにもこだわった落ち着きある仕上がり。ゆとりのある3列シートを採用し最大7名が乗車できますので、SUVの走行性能にミニバンのユーティリティが融合しています。セカンドシートウォークイン機能や、大きく開くリヤドアによって乗降性も良好。7人でロングドライブが愉しめる新世代のSUVです。

【スペック例】
グレード     :XD PROACTIVE
ボディサイズ   :全長4900×全幅1840×全高1730(mm)
エンジン     :2.2L-L型4気筒 190PS
トランスミッション:6EC-AT
駆動方式     :4輪駆動
車両本体価格   :3,925,800円~

ロードスター

出典:www.mazda.co.jp

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1989年に初代モデルがデビューし現行は4代目となる、日本が誇るライトウェイトスポーツの傑作「ロードスター」。全車ガソリンエンジンでモータースポーツベースグレード「NR-A」を含めて6グレードを展開、RF※を備えた「ロードスター RF」も用意します。

エモーショナルなフェンダーラインやシャープなフロントマスクなど、魂動デザインによる生命感に満ちたエクステリアが目を惹きます。おすすめはLSDやトンネルブレースバーをはじめ装備も充実した「S Special Package」。FR専用設計されたSKYACTIV-G 1.5エンジンを搭載し、絶妙なシフトフィールのSKYACTIV-MTを組み合わせます。鍛造クランクシャフトや初代から受け継ぐPPF※などを採用し、人車一体のドライビングテイストを追求。アルミや高張力鋼板を採用することで軽量化を実現し、意のままのハンドリングを手に入れました。

ガラス製のリアウインドを備えるソフトトップは簡単な操作で開閉でき、手軽にオープンドライブが愉しめることもポイント。風を感じるドライブのために様々な工夫が成されており、気持ちよさと優れたエアロダイナミクスを両立しています。

車が手の内にある感覚を追求するため着座位置にもこだわったパッケージング。ドライブへの高揚感を盛り上げるインテリアはスポーティかつ機能的なコックピット空間で、必要十分なトランクルームも確保しました。人車一体を色濃く体現する1台、それが「ロードスター」です。

【スペック例】
グレード     :S Special Package
ボディサイズ   :全長3915×全幅1735×全高1235(mm)
エンジン     :1.5L-L型4気筒 132PS
トランスミッション:6速MT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :2,759,400円~

※RF:リトラクタブル・ファストバック
※PPF:パワー・プラント・フレーム

無二の存在感を示すマツダのラインナップ

ロータリーエンジンやスカイアクティブ・テクノロジーをはじめ、独創的な技術と車造りをするマツダ。走る歓びを感じられるマツダの魅力をご紹介しました。

※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
※ 画像とグレードは一致しない場合があります。

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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