ビジネスの参考に! 海外ドラマに見る理想の上司像5選
社会人になって数年目ともなると、後輩や部下ができてきます。でも、人を指導するのって慣れないとなかなか難しいものですよね。 そんな時は、海外ドラマの中からお手本を探してみませんか? さまざまなジャンルの作品の中から、選りすぐりの”名上司”を5人ピックアップしてみました!
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海外ドラマの中の上司たちから、学べる仕事のヒント
出典:gahag.net
さまざまなジャンルがある海外ドラマ。作品としての面白さはもちろんですが、今回はあえて”リーダー”のポジションにいるキャラクターに注目してみましょう。
チームをまとめ上げる名上司たち。その行動が、あなたの仕事のヒントになるかもしれません。
リロイ・ジェスロ・ギブス「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」
アメリカ海軍や海兵隊が関わる事件を捜査する、海軍犯罪捜査局(Naval Criminal Investigative Service=NCIS)の活躍を描いた「NCIS」シリーズ。シーズン14まで続く、本国アメリカでは絶大な人気を誇るご長寿シリーズです。
捜査班には有能なメンバーたちがそろいますが、全員がとても個性豊かで、正直まとめにくそう…。それを見事に統率しているギブス捜査官の”リーダー力”は、海外ドラマの中でも随一と言っていいでしょう。
ギブスの魅力は、その熱い心。「謝罪は弱さの表れ」として、仕事には決して妥協を許しませんが、いざという時は自分の命も顧みずに仲間を助けようとします。人としても尊敬に値するその姿勢が、部下たちからの信頼を揺るぎないものにしているのでしょう。
また、実はIT関係に弱く、最新機器もネット用語にも疎いギブス。でも逆に、「情報は足で集める」という旧来のやり方で仕事を完遂するところも、若手からは一目置かれそうです。
リック・グライムズ「ウォーキング・デッド」
歩く屍=ゾンビがはびこる終末のアメリカを舞台に、生存者たちが安住の地を目指すサバイバルドラマ「ウォーキング・デッド」。特殊メイクでつくられたゾンビのリアルな恐ろしさもさることながら、極限の状況で裏切りあう人間同士の戦いも描いた見応えのある物語が、世界的に大きな話題を呼んでいます。
ドラマの主人公、リック・グライムズは、そんな絶望的な状況の中で、生き残った人々を導く心強いリーダー。私利私欲に惑わされず、保安官としての持ち前の正義感を発揮して生存者たちを守り抜く…その姿勢がずっとぶれないのが立派です!
不安や疑いに心が支配されそうなときでも、こんな頼もしい上司なら、部下はついていきたいと思うことでしょう。
ただ、ドラマの舞台は生きるか死ぬかの極限の世界。リックは”使命感”に突き動かされるあまり、次第に少数派に対して強硬な姿勢をとり始めます。
もしも彼が上司だったら、この状況は部下にとっては窮屈かも。真面目とはいえ、ユーモアも忘れることのないように心がけましょう。
アーロン・ホッチナー「クリミナル・マインド FBI行動分析課」
全米の凶悪犯罪を専門に担当する、FBIの行動分析課(=BAU)が活躍するクライムサスペンス。さまざまな異常犯罪に頭脳で立ち向かう、優秀なプロファイラーたちの、手に汗握る戦いが描かれます。
有能なチームのトップに立つのは、”ミスター責任感”と例えたいほど、仕事に対してシリアスな姿勢を見せるアーロン・ホッチナー捜査官。いつも冷静で、時に優しく、時に厳しく、的確に部下を指導する名上司です。
そしてベテラン格でありながら、彼はとにかくよく働きます! 職場にいる時間はおそらく誰よりも長く、時には過労で倒れてしまうほど。仕事優先で家庭を顧みず、妻に愛想を尽かされてしまった過去も…。
少々ワーカホリック気味ではありますが、ホッチのそんな真剣な姿勢が部下を焚きつけ、やる気を引き出しているのでしょう。
背中で部下を育てる…そんな上司の鏡と言えそうです。
ビーター・バーク「ホワイトカラー」
稀代の美形詐欺師ニール・キャフリーが、警察への捜査協力と引き換えに自由の身となり、知的犯罪の解決に奔走する頭脳派サスペンス「ホワイトカラー」。主演のマット・ボマーのイケメンぶりが絶大な人気を誇りますが、”上司”として注目してみたいのは、ニールの相棒、ビーター・バークです。
出典:axn.co.jp
人を出し抜く天才であるニールの首根っこをつかみ、その能力を引き出す、刑事としての見事な手腕。そして、その有能ぶりを決して鼻にかけない誠実で真面目な人柄に、ニールも次第に心からの信頼を置き始めるのです。
また、家庭をとても大切にするピーターは、激務の中でもワーク・ライフ・バランスを崩さないよう務めているのも魅力的。普段から、朝食は自宅できちんと。また、時には平日の仕事の合間に、妻と待ち合わせてランチをするという愛妻家ぶり。
例えば、上司が遅くまで社内にいると、部下はなかなか帰りにくいもの。 仕事もプライベートもスマートにこなせる有能な上司なら、部下も仕事にヤル気を持ってくれるというものでしょう。
グレゴリー・ハウス「Dr.HOUSE」
偏屈だけれど天才的な頭脳を持つ診断医が、他の医師が誰も解明できなかった”謎の病”の原因を次々と突き止め、患者を救う…。
医者面したくないから白衣は着ない。患者はみんな嘘をつくから診察もしたくない。そんな型破りな医師が、専門家の若手チームとともにな難病に挑む医療ミステリーです。
主人公のグレゴリー・ハウスは、無愛想で口が悪く、かなりのひねくれ者。一匹狼で悪態ばかりついている”不良医師”なので、最初は「こんな上司だったら職場に行きたくなくなるかも…」なんて胸が悪くなるかもしれません。
でも作品を見ているとわかるように、ハウスの医療の手腕と、患者に対する観察眼は確かなもの。そして、彼の仕事への信念は尊敬に値します。その証拠に、チームの中でも彼を次第に慕うようになる若手医師は多いのです。
素晴らしい仕事のノウハウを学ぶために、この人についていってみたい! そう思わせてくれるという点で、理想の上司といえるでしょう。
また、部下に気を使って厳しいことを言いにくい上司も多いものですが、ハウスは立場なんて何のその。歯に衣着せぬ物言いで、遠慮なく指摘します。裏がないのがまたいいのです。
厳しい言葉に、部下は自分の新たな一面を発見できることでしょう。
”仕事スタイル”の視点から海外ドラマを見てみたら…
海外ドラマの中の、さまざまな”理想の上司”をピックアップしてみました。あなたはどのタイプとなら、一緒に仕事をしやすそうですか? そして、自分自身はどんな上司になりたいですか?
キャラクターたちの”仕事スタイル”をチェックしながら海外ドラマを見てみるのも、また新たな発見があるかもしれません。
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この記事のライター
海外ドラマと、音楽と、猫が好き。雑食系の週末ライターです。