やっぱりロックが好き。音楽好きが選んだ日本を代表するパンクロックバンド5選
音楽は、ルーツを知ればもっともっと楽しくなります。今回は日本パンクロックの礎を築いた名バンドとその名曲をピックアップしてみました。
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パンクロックは熱くてとにかく盛り上がる!
パンクロックは70年代のアメリカのパンクバンド、ラモーンズの誕生と共に生まれました。ラモーンズ以前に、MC5、イギーポップ&ザ・ストゥージズなど今振り返るとパンクと呼んでもいいバンドがありましたが、ラモーンズの影響でイギリスにもパンクバンドが生まれたので、世界的な影響を考えるとラモーンズ誕生がパンクロックの誕生と言っても過言ではないでしょう。
イギリスに飛び火したパンクロックは、次第に世界に広まって行きます。もちろん日本にも広まり、様々なパンクバンドが生まれました。今回は、日本を代表するパンクバンドを上げていきたいと思います。
アナーキー
国鉄職員の服に、「亜無亜危異」と書かれた腕章。不良少年の様な出で立ち、後半になるにつれパンクだけではなく、様々なジャンルの音楽に挑戦していくスタイルで日本のパンク史に名を残しました。様々な音楽に挑戦していくスタイルはUKパンクの雄、クラッシュを彷彿とさせますね。
彼らの代表曲は「ノット・サティスファイド」です。シンプルな構成の楽曲、「満足してない!」と叫ぶあたりがパンクですね。しかし、曲調は少しポップで聴きやすいのも魅力的です。
THE STALIN
派手なライブパフォーマンス、グロテスクかつホラーな歌詞、フロントマン、遠藤ミチロウ氏の異様な雰囲気で今も尚、コアなファンがいるパンクバンドです。
派手なライブパフォーマンスとは裏腹に、遠藤ミチロウ氏は知的で冷静な人物で、テレビなどの出演時には、その様なインテリな部分を覗かせます。グロテスクで不気味なコード進行、「解剖室」が1番、THE STALINらしさが出ているのではないでしょうか。
INU
芥川賞受賞作家、町田康氏が在籍、中心となっていたバンドです。この時から既に歌詞は文学的で、歌詞を見ているだけでも楽しめるパンクバンドです。
ギター担当の北田昌宏氏の奏でるギターは変則的であり、そのギターと町田康氏の歌声、歌詞が生み出すグルーヴは他のパンクバンドとは一線を画しています。「フェイドアウト」のイントロのギターはカッコいいの一言に尽きます。町田康氏の怒りのこもった歌詞にも注目です。
村八分
ラモーンズよりも前に存在していたバンドで、村八分の楽曲はパンクというよりも、ローリングストーンズに影響を受けたブルース、ロックンロールが特徴です。
放送禁止用語を歌詞に組み込んだり、傍若無人な振る舞いのステージはパンクと言って過言ではないでしょう。「操り人形」が彼らのイメージを掴みやすい楽曲だと言えるのではないでしょうか。
THE BLUE HEARTS
説明不要の日本のパンクバンドですね。熱く、時には悲しい歌詞、劣等感を感じている人達が特に共感を抱く様な歌詞が多いですが、幅広い層に受け入れられ、彼らは大成功しました。
熱さと悲しさが絡み合っている楽曲は「リンダリンダ」でしょう。サビの美しさは皆さんご存知ですね。色んな人が歌える聴きやすいサビになっています。
ルーツを辿って、本質を知ろう
以上、日本パンクロックのルーツともいえる名バンドをご紹介しました。パンクロックス好きを自称している人も、初めて知ったグループがあったのではないでしょうか。音楽は、ルーツを知るとより楽しくなります。みなさんもぜひ今回ご紹介した楽曲を聞いてみてください。
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この記事のライター
初めまして岡島です。結構雑食な自称ライターです。普段はアルバイター。ウェブ制作とかデザインも興味あります。運動は苦手。家にこもっていたいインドア派ですがアウトドアな人に憧れています。