たいていのことは20時間で習得できる。忙しい人は短時間で効率的に学んでいるらしい!
何か新しいスキルを習得しようとするとき、できるようになるまでに途方もない時間がかかるような気がしてしまいますよね。その結果、勉強する事さえも諦めてしまう人も多いのです。しかし、たった20時間学習するだけで大抵のことは習得できるって知っていましたか?
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あんなことしたい!こんなことしたい!なんて思いながら、結局何も手をつけず気付けば1年が終わっていた‥‥‥。なんていう経験をした人はいませんか?
一万時間を費やせば誰でも世界レベルの実力になる
1万時間の法則とは、何毎に置いてもプロレベルになるには大体1万時間かかるというもの。凡人であっても、プロの領域にまで行けるのです。しかし、1万時間を3年で割っても、毎日約9時間を使わなければなりません。社会人にとって毎日の9時間を捨てるということは、並大抵の覚悟ではできません。
スキルを獲得するのは、それほど難しいことではない
『たいていのことは20時間で習得できる』(ジョシュ・カウフマン著・土方奈美訳・日経BP)では、”学習中毒”である著者が、いかにして数多くのスキルを習得してきたかを自身の実体験とともに詳しく紹介しています。
趣味で料理を楽しんだり、プロフラミングを学習したり、目指す場所が趣味として楽しむレベルなら20時間あれば十分だと著者は語ります。
スキルを獲得する10のルール
魅力的なプロジェクトを選ぶ
まずは、習得しようとしているスキルが自分自身にとって本当に魅力的なものか考えてみよう。おそらく過去に、誰もが「好きこそ物の上手なれ」というような経験をしたことがあるのではないでしょうか? つまり、自分が本当に望むスキルであれば、他の何を投げ打ってでも習得する覚悟ができますが、「周囲の人がみんなできるから」といった理由で習得しようとするスキルは、おそらくきっとあなたにとって魅力的ではないのです。そうすると結果として十分なスキルを達成するには至れません。
一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
やりたいことがたくさんある時、それらのことに全て着手しないと不安になることがぼくも往々にしてあります。しかし、1ヶ月・2ヶ月経ってみるとそれのどれも上達していないのです。やりたいこと、習得したいことには優先順位をつけて、その優先度が最も高いもの以外は棚の上に一旦上げて放置してみましょう。
目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
趣味として楽しみたいのか、そのことで生計を立てていくレベルにしたいのか、目標によってやらなくてはならない練習は変わってくるのは当然です。しっかりとゴールを決めましょう。
スキルをサブスキルに分解する
例えば野球をするときの話。ボールを投げる練習をして、もちろん素振りもする。もっといえばルールを覚えなければいけません。このように、何事も小さなパーツの集合体だということを認識しなければならないのです。スキルを小さく分解すれば、そのなかで重要なものが見えてくる。それがわかれば、上達するスピードもあがる。
重要なツールを手にいれる
スキルを入手するには、何かしら準備する必要が有ります。例えば数学を勉強するには教科書が必要です。使える車がなければ運転方法を学ぶことはできません。
練習の障害を取り除く
1日の間に使えるエネルギーには限界があります。意志の力だけで数ある障害・誘惑を突破しようとしても、失敗は目に見えています。できるだけ練習を始めやすい環境を整えると、スキル習得の時間は短縮されます。
練習時間を確保する
時間は人間に与えられた唯一平等なもので、誰しもが1日24時間しかありません。その中で、睡眠時間や仕事に費やす時間を考えてみてください。自由に使える時間はそう多くないのです。まずは時間を作り出しましょう。
すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをを作る
スキルを獲得するために、なるべく早く正確なフィードバックが返ってくる状態を作りましょう。間違った方向で練習を進めてしまっていては、間違いなく時間のロスです。フィードバックが素早く得られれば、スキル習得は格段に加速します。
時計のそばで一気に練習する
新しいスキルを練習するとき、初期段階ではそれまでに練習時間を過大評価しがちです。最初の数時間は全く知らないことからスタートする分吸収量が多いですが、その後うまくいかなくなると時間がなかなか経過しないような錯覚に陥ってしまうのです。
量と速さを重視する
スキルを練習する前に「初心者のパフォーマンスは完璧には程遠い」ということを覚えておきましょう。完璧を目指すとイライラが募ります。「これで十分」というフォームを維持して、できるだけ速く、できるだけたくさんこなすことが大切です。
1日45分から始めよう
カウフマン氏はここから更に調査を続け、有名な学習曲線から、プラトー(高原)状態という伸び悩みの時期に陥るまでの間、つまり学習を始めたてで吸収率の高い時期に着目し、20時間あれば十分という結論に至ったのです。
1日45分の学習を継続すれば、1ヶ月間で20時間学習ができます。その結果新しいスキルを得ることができうと考えれば、遠く遠く感じていた目標がグッと近づきます。そこでやめるもよし、さらなる飛躍を目指して継続するもよし。まずは20時間で新しいスキルを習得してしまいましょう。
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この記事のライター
初めまして岡島です。結構雑食な自称ライターです。普段はアルバイター。ウェブ制作とかデザインも興味あります。運動は苦手。家にこもっていたいインドア派ですがアウトドアな人に憧れています。