メンズ香水・永遠の定番。ブルガリの夏に身にまといたいおすすめ香水4選
いい大人ならその身に付けるものには全て気を遣いたいもの。着る服だけでなく、身にまとう香りにもセンスのいいものを選ぶのがスマートな大人と言えるでしょう。自分の印象を決定づけるのに重要な要素を持つ香り。中でもブルガリはメンズ香水の永遠の定番。今回は夏に身にまといたい香水を紹介します。
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ブルガリの香水の歴史は20年と意外にも浅い
ブルガリの発祥は1884年にギリシャの銀細工師の家に生まれたソティリオ・ブルガリが、ローマで銀細工の店を構えたことと言われています。
当時の情勢に合わせてた古典主義、イタリアのルネサンス美術を採り入れた宝飾品は、上流階級の人間を中心に高く評価され、高級宝飾店としての地位を欲しいままにしました。
ブルガリが宝飾品以外に時計、革製品、香水など多角的な商品展開を魅せるようになったのは1900年代後半と、意外にも最近のことです。
日本で最初に発売されたのは1992年のこと。「オ・パフメ オーテヴェール」という緑茶の香りのするフレグランス。元々はジュエリーショップを訪れた顧客向けの限定販売の予定が、想定以上の販売数となったため、これを契機に本格的にフレグランスの販売を開始することになったと言われています。
その後ダージリンティーのプールオム、ジャスミンティーのプールファムなどのティーシリーズで香水界を席巻するようになりました。
「オ・パフメ」はユニセックスのオーデコロンなので使いやすい一本
オ・パフメ コレクションは、緑茶をベースにした「オ・パフメ オーテヴェール」とネパールの奥地で採れ珍重されている白茶をベースにした「オ・パフメ オーテブラン」が2015年6月にデザインをリニューアルしています。
こちらはオーデコロンなので、香りも香水ほど強くなく、瞬間的に楽しめるのが魅力。爽やかなお茶の香りはユニセックスに作られているので、老若男女を問わず万人受けすること間違いなし。一本持っておいて損はないでしょう。
9月30日には中国・福建省のウーロン茶の魅力に注目した「オーテブルー」も登場する予定です。
「ブルガリ マン」シリーズは力強さと優しさのバランスが絶妙
男性向けの「ブルガリ マン」シリーズからは2本。
調香師はどちらともスペインのセビリヤで生まれたアルベルト・モリヤスで、ブルガリのOmnia、BLVのメンズや女性用も手掛けており、ブルガリブランドのフレグランスは何たるかを熟知しているクリエーターとして評されています。
「ブルガリ マン イン ブラック オードパルファム」はスパイシーさと甘さのバランスが絶妙な一本になっています。
スパイシーなトップノートから幕を開け、次第に魅惑的なアンバーラム続いて妖艶ともいえるエキゾチックなチュベローズの香りが始まります。そして地中海を思わせるセンシュアルで温かみのあるベンゾインやトンカビーンのタバコのような香りへと移行し、時間経過による表情の変化を最後まで楽しむことができます。
大人の魅力を感じさせる香りだけに、身にまとう服にも相応の気遣いをする必要があるでしょう。
もう一本は「ブルガリ マン エクストレーム オードトワレ」。先ほどの「ブルガリ マン イン ブラック オードパルファム」のような力強さとセクシーさはないものの、知的さと上品さを感じさせるホワイト・ウッディ・フレッシュの香りが特徴的です。
ピンクグレープフルーツやベルガモットで構成するフレッシュなトップノートから、透明感が際立ったホワイトフリージアやアンバーのフローラルのミドルへ変化。ラストノートはオリエンタルなバルサウッドやベチバーが落ち着きのある上品なアクセントを添えていきます。
品のある香りは周囲にも安心を与えることでしょう。
「プールオム」は定番中の定番
「プールオム」シリーズはブルガリを代表するフレグランスとして名高く、それぞれ人気を博しています。その中でも「ブルガリ ブループールオム オードトワレ」はウッディスパイシーの香りで没個性的にならない魅力があります。
トップノートはカルダモン、サンダルウッドの氷のようなクールさから始まり、次第にジンジャーやガランガルの暖かみのあるスパイシーな香りへ変化して行きます。ラストはイチョウ葉、タバコフラワーのウッディノートへと移行し、どことなくセクシーな余韻を残します。
「プールオム」は定番中の定番だからこそ、個性的な一本が手元にあってもいいでしょう。
スキンケア、デオドラントと合わせて身にまとう空気もスマートに
ブルガリの香水は永遠の定番。とは言え個性的なものと万人受けするもの、それぞれをシーンに合わせて使い分けて行くことが肝要です。
またこうした香水を使う際には、汗の匂いと混じらないようにするのが原則です。特に夏から秋にかけては何かと汗をかく季節。日頃のスキンケア、デオドラントの対策も合わせて行いましょう。香水の香りが悪目立ちするようでは却って悪印象になりかねません。
きちんとしたスキンケア、デオドラントと合わせて香水をプラスし、身にまとう空気もスマートにしていきましょう。
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この記事のライター
慶應大学卒業→大手証券会社→外資系コンサルティングファーム。表参道に在住し「日常をドラマに」することに腐心し人生の上質化を目指す日々。酒を飲むこと、酒を飲むように本を読むことが好き。目を離せばすぐに眠りこもうとする遊び心をジャズとビールで蹴飛ばしながら、今日も都心で生きてます。