アナログレコードをはじめよう!おすすめレコードプレイヤー15選
最近、CD聴いていますか?自宅でゆっくり聴くなら、飾ってよし聴いてよしのアナログレコードを!ということで、オーディオ機材が揃っていなくてもすぐに聴けるもの、デジタル変換やBluetoothの機能もある便利なものなどを15種ピックアップしました。インテリアとしても存在感を放つプレイヤーで、レコード始めませんか?
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なぜ今レコードなのか
最近目にすることが多くなってきたレコード。新作もCDやダウンロードを含めた複数形態でリリースされることも増えてきており、レコードプレイヤーの新製品も次々発売されています。
なぜ今レコードなのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、古い媒体であるレコードにもCDやダウンロードに負けない魅力があるのです。
レコードの魅力その① インテリア性
音楽を楽しむ上では、その内容だけでなくジャケットのデザインもポイントの一つ。お気に入りのアルバムを絵画や写真のように部屋に飾りたいという方も多いのではないでしょうか。そんな時にレコードの存在感あるサイズは最適。プレイヤーのデザインもおしゃれなものが数多くリリースされています。
レコードの魅力その② アナログならではの音
「レコードはCDよりも音がいい」とよく聞きます。CDよりも中音域をより太く豊かな音で再生するため、聞いた人は心地よく感じるのだとか。ゆったりと聞きたい方にはぴったりといえる特性ですね。また、音響設備のグレードアップによってさらに深みのある音を楽しむこともできます。
レコードの魅力その③ ハイテク化
レコードの難点として、曲がったり摩耗したりといった経年劣化で聴けなくなってしまう点が挙げられます。さらにiphoneなどで音楽を持ち歩く習慣のある現代では、家でしか聴けないというのもマイナスポイントになりかねません。しかし、最近リリースされた多くのプレイヤーにはUSBを介してPCに取り込める機能が付いているものが多く、そのようなデメリットも気にせず楽しむことができます。
プレイヤーを選ぶ
レコードプレイヤーを買う前に、いくつか確認しておきたいことがあります。
現在流通しているレコードプレイヤーは、主にこの表の3つにスピーカー一体型を加えた4つのタイプ。付属する機能が多いほど他の機材や配線の手間は少なくて済みますが、その分カスタマイズして好みの音を作っていく楽しみが減るという側面もあります。
すでにCDプレイヤーなどをお持ちの方は外部入力(AUX)につなげばすぐ聴ける「フォノイコライザー内蔵」タイプ、オーディオ機器を持っていない、もしくは外部入力が付いていない場合は「スピーカー一体型」のタイプがオススメ。
オーム電機 Audio Comm
大きな二つのツマミに金属製のパネルが昔ながらの雰囲気を醸し出すオーム電機のAudio Comm。外部出力用のケーブルとデータ転送用のUSBケーブルも付属、78回転にも対応しているためプレイヤーとしての機能は十分です。
その上内蔵スピーカーの音質を調整する機能もあるので、お手軽かつ本格的に楽しむことができます。
・スピーカー一体型
・USB端子
Musitrend LP
33 1/3〜78回転まで対応、ヘッドフォンなどを接続する端子が付いているため、これ一台あれば十分にレコードを楽しむことができます。もちろん外部出力とデジタル変換の機能もついており、機能面については全く問題なしと言えるでしょう。
木製のシンプルなデザインもグッド。インテリアとしても取り入れやすいですね。
・スピーカー一体型
・USB端子
・ヘッドフォン端子
ION Audio Superior LP
ION Audioのスピーカー内蔵プレイヤーはCDショップなどでよく見かけますが、こちらはレコードだけでなくCD、カセットテープ、FM/AMラジオ、さらにBluetoothスピーカーとしても使用可能になっています。CDプレイヤーを手放してしまった、カセットテープも聴きたいといった需要も柔軟にカバーします。
ラジオの周波数表示がメーターになっているところもレトロ好きにはたまらないポイント。インテリアとしてもかなりオシャレです。
・スピーカー一体型
・Bluetooth受信可能
・USBメモリにデジタル変換可能
・ヘッドフォン端子
TEAC LP-500USB-P
ラジカセのような重量感のある外観に違わず、内蔵スピーカーでも低音が安定した本格的なサウンドを楽しむことができます。CD、カセットテープ、FM/AMラジオに対応しているほかそれらの音源を直接CD-Rにダビングすることもでき、もちろんUSBでPCへ取り込むことも可能です。
ツヤのある黒とシルバーのツマミ、スイッチ類はシックなお部屋にピッタリ。ウォルナット材を使用したデザインのものもあります。
・スピーカー一体型
・USB端子
・ヘッドフォン端子
TOHSHOH エバリエント TCD-991EB
レコードだけでなくCD、Bluetoothや外部入力を利用してのデジタルオーディオの再生を付属のスピーカーで行うことができます。また、デジタル変換についてはUSB接続でなくSDカードを用いるものになっていますが、無音の時間を判定し自動でトラックごとに区切ってくれるという便利な機能も付いています。イコライザーによる音質の調整も可能です。
・スピーカー一体型
・Bluetooth受信可能
・USBメモリ、SDカードにデジタル変換可
Gadhouse Brad ヴィンテージレコードプレーヤー
内蔵スピーカーでレコードをすぐに聴くことができるほか、外部入力、Bluetoothに対応しています。さらにライン出力が付いているため、オーディオアンプやスピーカーをお持ちの方はより良い音を楽しむことができますし、それらをグレードアップしていく楽しみ方もできます。
なによりもすばらしいのはそのデザイン。色合いとツマミの形状がレトロ好きの心をくすぐります。遊び心のあるインテリアとしてもおすすめ。
・スピーカー一体型
・Bluetooth受信可能
・ヘッドフォン端子
Vertex クラシックマルチレコードプレイヤー
レコード/CD/FM/AMと機能性は十分、デジタル変換はSDカード、USBメモリを用いる方式となっています。周波数表示のメーターやスピーカーのカバーがどことなくクラシックカーを思わせる形状となっており、こういったデザインが好きな方にはたまらない一品です。
アンプやスピーカーのグレードアップの際にもライン出力が付いているので、デザインはそのままにより良い環境で使い続けることができます。
・スピーカー一体型
・USBメモリ、SDカードにデジタル変換可
・ヘッドフォン端子
DENON DP-300FK
有名メーカーDenonの、オーディオ機器につなぐだけで簡単に使用できるフォノイコライザー内蔵タイプ。安定した回転を実現するアルミダイキャストターンテーブル、スイッチ一つで簡単に再生できるフルオート設定とかなり親切で使いやすい作りになっています。
デザインのほうもスリムで光沢のある洗練されたもの。フォノイコライザーのオンオフも切り替えられるのでこだわる方はグレードアップも可能です。
・フォノイコライザー内蔵(切り替え可)
audio-technica AT-LP5
一見何のこともない入門〜中級向け製品ですが、フォノイコライザーのオンオフ切り替えができたり、ケーブル周りを簡単にメンテナンス・カスタマイズできるよう着脱可能になっていたりと、将来的にはとことんこだわっていきたい方には最適な仕様となっています。
さらにPCと接続可能なUSB端子を備えている上に曲の情報を自動で認識するソフトウェアも付属。様々な需要に対応できるようデザインされています。
・フォノイコライザー内蔵(切り替え可)
spec+ AP-50
ターンテーブルやトーンアームの形状、スイッチ類に名器SL1200を思わせる意匠のAP-50。
ダイレクトドライブ方式のターンテーブルやピッチ(速度)コントロールなど特徴的な部分はしっかり受け継いだ上で、本家に比べて値段は抑え、かつフォノイコライザーを搭載し初心者にも優しい設計となっています。
・フォノイコライザー内蔵(切り替え可)
AKAI Professional BT500
トーンアームやターンテーブル、さらには足の部分までより安定したレコード再生のための機構を盛り込んだAKAI ProfessionalのBT500。デジタル変換可能なUSB端子が付いているのに加えて、なんとBluetooth対応スピーカーと接続して使うことができます。レコード再生環境を一通り整えると機材や配線がかさばりがちですが、無線でスマートに楽しむことができます。
デザインもスタイリッシュでカラーバリエーションも二種類そろっており、ルックスもバッチリです。
・フォノイコライザー内蔵(切り替え可)
・USB端子
・Bluetooth送信機能
SONY PS-HX500
一切の装飾らしきものを排除したシンプルで統一感のある外観が目を引きますが、それ以上にすごいのは専用のアプリを用いることでレコードの音源をハイレゾ級の超高音質で録音できる点。アナログ特有の音もハイレゾ仕様の音も一台で2度楽しめるようになっています。
もちろん単純にレコードプレイヤーとしても品質は高く、スリムな本体のいたるところに音質にこだわった工夫が凝らされています。
・フォノイコライザー内蔵(切り替え可)
・USB端子
・ハイレゾ変換
TEAC TN-570
人工大理石とアクリル製のターンテーブルから溢れ出る高級感と、部品の設計から電気系統まで細かく作り込まれたスペックの高さの両立が魅力的です。また、レコードの滑りを防止するためにターンテーブルに敷くシートはラバー製のものが付属していることが多いですが、これに付属しているのは和紙製のもの。メーカーのこだわりが見えますね。また、ハイレゾ変換も可能になっています。
・フォノイコライザー内蔵(切り替え可)
・USB端子
・ハイレゾ変換
ONKYO CP-1050
ONKYOがレコードプレイヤーの基本性能にとことんこだわって完成したのがこのCP-1050。
共振を抑えてピュアな音を実現するアルミダイキャスト製プラッター、盤面を正確に読み取る高感度トーンアームの採用によって高い再生品質を得ることに成功しました。
さらにそのこだわりは電気回路やターンテーブルの回転機構にも及び、レコードから音を読み取り再生するというプロセスからいかに障壁を取り除くかが追求されています。
DENON DP-500M
ターンテーブルやその回転機構、トーンアームは上級機と同様の仕様となっており、キャビネット部分のつくりも外部からの振動を軽減しよりよい再生環境を作り出してくれます。別途でフォノイコライザーが必要なことを除けば初心者でも扱いやすい操作性の高さも売りです。
レコード針を固定するカートリッジやケーブル系統の交換も可能なのでカスタマイズ性も高く、中級者にもオススメです。
「古き良き」に収まらないレコードの魅力
レコードは音楽の媒体としては確かに古いものですが、決してCDやデジタル形式に比べて劣っているわけではありません。それ固有の魅力があるからこそ現在でも聴かれているのです。最近ゆっくり音楽を聴いていない…という方こそ、レコードでそれまでと違う音楽生活を送りませんか?
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この記事のライター
都内で文学を学ぶ大学生です。アート、映画、音楽も含めた4本柱でものごとについて考えています。