舞妓、芸子遊びの基本作法
社会人として年数を経ていくと、いずれ訪れるのが舞妓、芸子遊びによる接待です。いまのうちから、その基本を学んでおいて、いざというときに慌てないようにしておきましょう。
- 5,909views
- B!
京都のアイコン
かつて映画『舞妓Haaaan!!!』などでもとりあげられて話題になった、京都に代表される舞妓や芸子さん。一生に一回でいいから遊んでみたい、でもどう遊んでいいのかがわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回はそうした方の参考になるような、舞妓さんや芸子さんと遊ぶときの基本的な作法や流れを、一般的なお遊びを例にして紹介します。
まずは御酌と舞を
出典:jitabi.ne.jp
お遊びの前には、舞妓さんたちが御酌をしてくれます。場を和ますためにも、仲良くなるためにも気兼ねなく話してみましょう。
そして、三味線に合わせて舞妓さんたちが舞を披露してくれるので、その舞を存分に堪能しましょう。
基本の遊び
さあ、いよいよ遊びの時間です。
舞妓さんたちとの遊びの中で、基本的な遊び方が2つあります。
「とらとら」と「こんぴらふねふね」です。今回はそれらを参考にして基本的な遊び方を紹介します。
とらとら
「とらとら」はいわば、じゃんけんのような遊びです。
舞妓さんと衝立を隔てた状態で向かい合います。
グー、チョキ、パーに代わる、槍を持つポーズ、虎のポーズ、杖を持つポーズの3種類があり、これらをじゃんけんに見立てて勝敗を決めます。
これで負けると、お酒をグビッと飲み干すというのが一般的な「とらとら」の遊び方です。
衝立が間に立っているので、当然相手がどのポーズなのかはわかりませんが、観客の表情や反応を見ていると、それがわかるので、とても盛り上がります。
こんぴらふねふね
座った状態の舞妓さんと向い合わせになり、地方さんが弾く三味線に合わせて、手を叩きながら台の上に置かれた徳利の袴を取り合うお遊びです。
相手がモノを取ったならば拳を出すのですが、これを間違えると負けです。
この際に、三味線のペースが速くなったり、遅くなったりすることで雰囲気を盛り上げてくれたりもします。
誰でも楽しめる
舞妓さんや芸子さんとの遊びは、値段も高く敷居が高いというイメージがありますが、決して一部の階級しか体験できないことではなく、誰でも楽しむことができるモノです。
京都など歴史がある街へ出かけた際などには、一度はこうした遊びをしてみてはいかがでしょうか。
この記事のキーワード
この記事のライター
もっとオシャレでカッコイイ毎日をすごしたい人のためのウェブメディア、VOKKA(ヴォッカ)の公式アカウントです。