若手ジャズピアニスト松本茜
日本人ジャズミュージシャンのホープである松本茜の魅力に迫ります。まだまだ知らない方も多いのではないでしょうか。
- 16,960views
- B!
ジャズの固定観念
「ジャズ」というと、高貴なイメージがあり、独特な世界観がある音楽だと思い敬遠する方、あるいは聞く機会がないという方も多いのではないでしょうか。
その概念を打ち壊すような、ものすごくスムーズにジャズの世界へ誘ってくれる日本人ジャズミュージシャンがいます。
松本茜。
まだまだ知らない方が圧倒的に多いであろう、日本人ジャズミュージシャンのホープである彼女の魅力に迫ります。
米子育ち
彼女は鳥取県米子市の出身です。
4歳の時からヤマハ音楽教室でピアノを習っていた彼女がジャズに目覚めるのは8歳の時です。
日本人ジャズクラリネット奏者、北村英治のコンサートを聞きに行ったことがきっかけだそう。
いやいや始めたピアノだったのに、北村氏の演奏を見て、音楽の虜、いえジャズの虜になってしまった彼女は、ジャズのまねごとを始まるようになります。
そこが発端となり、彼女のジャズミュージシャン人生は始まるのです。
彼女が語るジャズの魅力
出典:www.ekip.net
彼女がピアノが嫌だったのと、ジャズに惹かれたのには明確な理由があったのです。
「ジャズは自由」
譜面通りに弾く音楽ではなく、自分の思うとおりにアレンジできるジャズの面白さを8歳で感じ取った彼女は、独学でジャズを学びます。
10歳の時、再び米子を訪れた北村氏からジャズ・ピアニストを紹介され、まずはこのピアニストのコピーをするところから始まるように言われます。
東京に住むピアニストと、米子に暮らす彼女は、電話でレッスンを受けるという、異例の勉強法です。
地元の普通高校に入ってもジャズピアノを続けた彼女は、世界的な有名ミュージシャンの出身大学でもある、アメリカにあるバークリー音楽大学の試験を、高校1年の時に受けます。
彼女は結局、東京の日本大学へ進学するわけですが、バークリー音楽大学の授業料免除制度試験に合格するのです。
これは、このとき既に彼女のジャズピアニストとしての実力と才能が相当レベルであることの裏付けと言えるでしょう。
iTunes Store で 松本茜「iJazzピアノジャズスタンダード100 Vol.10」の曲をプレビュー。 「iJazzピアノジャズスタンダード100 Vol.10」をプレビューして ¥2,000 で購入。曲は ¥200 から。
彼女の魅力
アメリカへ行かずに、日本での活動を選んだ彼女のジャズピアニストとしての魅力は、アレンジ力かもしれません。
有名なポップスをジャズにアレンジして聞かせてくれる実力は、若手ナンバー1でしょう。
だから彼女のピアノを聞いていると、それがジャズとは思わずに聞いて、それがジャズだったと知るかもしれません。
中でもオススメの1枚が「夏うたJAZZ」です。
有名曲がジャズにアレンジされ、ジャズの世界への入門には最適でしょう。
この記事のキーワード
この記事のライター
もっとオシャレでカッコイイ毎日をすごしたい人のためのウェブメディア、VOKKA(ヴォッカ)の公式アカウントです。