【2021年春夏】レディース最新ファッション・トレンドアイテム・おすすめコーデ徹底解説!

2021年春夏に向けた各地のコレクションの最新ファッショントレンドを解説していきます。スタイル、カラー、デザイン・柄、アイテム別にトレンドを解説したのち、筆者おすすめのブランドを紹介していくので、読みたい部分から読み進めてみてください。コロナ禍の社会を映した最新のファッション動向をいち早くチェックしましょう!

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2021年春夏レディース最新ファッションを徹底解説

今年はコロナ禍でコレクションがオンラインで開催されるなどファッション界でもイレギュラーなことが多くありましたが、そんなコロナの影響を大きく受けた今シーズンは先シーズンの保守的なムードから一変、ウィズ・コロナのマインドらしくポジティブで開放的なムードが印象的でした。おうち時間が増え、おしゃれ意識も緩みがちな時期かと思われますが、おしゃれな着こなしから気分を上げていきたいものです。季節としては春夏はまだ先ですが、早めにトレンドをキャッチしておくに越したことはありません!誰よりも早くトレンドを押さえて次の春夏に備えましょう。

トレンドスタイル

ハイファッションのコレクションをそのままデイリーファッションに落とし込むのはなかなか難しいと思うので、まずは取り入れられるアイデアから取り入れていきましょう。
スタイルから解説すると今シーズンはファンタジスティックで非現実的なファッションというよりは穏やかな日常に沿わせながら彩りを添えるスタイルが特徴的でした。こんな状況だからこそ日常に即して現実的で、良いものを丁寧に取り入れる精神が重視されたのかもしれません。上質な素材や自然を思わせるナチュラルな色味を用いてゆったりと着こなすのが今シーズン流です。

ヘルシー

今シーズンのトレンドに大きく影響を与えたのは言うまでもなくコロナウイルスですが、この状況下でこそ健康的であることの美しさを表現したデザインが特徴的でした。例えばシルエットで言えば、無理した不自然なシルエットよりもナチュラルな体のラインやウェアの自然な動きを楽しむスタイリングが今シーズンらしいです。程よい露出やセカンドスキンアイテムなどはヘルシーな印象でいて過ごしやすのでおうちでも外出先でもしっくりと馴染むはずです。

出典:www.fashion-press.net

CELINE(セリーヌ)

モナコの陸上競技スタジアム「スタッド・ルイ・ドゥ」でコレクションを開催したセリーヌはヘルシー志向の強いデザインが多く、スポーティーな着こなしが目立ちました。エレガント志向が続く中で陰りを見せていたフーディーはおうち時間が増えた今シーズンに復活し、カジュアルなフーディーに上品なテーラードジャケットを合わせたモードなミックスコーデは再燃することが予想されます。また、今シーズンカムバックしたジーンズトレンドも注目で、ユーズド感のあるウォッシュドのシンプルなジーンズ素材が日常生活を意識した今シーズンらしさを感じさせます。

出典:www.fashion-press.net

TOD'S (トッズ)

カラフルなアイテムをプレイフルにコーディネートしたトッズのコレクションはポジティブなマインドが強く打ち出されていました。ブラトップやバンドゥートップがトレンド入りする中で、このようなビスチェはカジュアルに落とし込んだ結果今年も流行の兆しがあります。このまま一枚で着こなすとヘルシーに仕上がりますが、上にリラクシージャケットを合わせるのも今年流です。
また、ボトムスでは今シーズンのワイドパンツの流行でローライズのパンツが多くみられました。トップスでタイトに仕上げてからボトムスで抜くスタイリングに注目です。

出典:www.fashion-press.net

ETRO (エトロ)

自然の癒しの力を再認識したコロナ禍で、サスティナビリティを思わせるネイチャームードは引き続き多くのブランドで見られました。エトロその一つで、緑や黄色など自然を想起させるようなカラーとデザインが特徴的でした。白トップスに柄ショートパンツという組み合わせはカジュアルの定番ですが、肩の張ったデザインやパンツの柄などからハイブランドらしいこだわりのディテールが感じられます。また、アクセラリー感覚で使える極小バッグが流行する一方で、大きめのバッグを無造作に手で持つスタイルは今年のファッションの傾向に合うので一緒に流行る可能性が高いです。

リラクシー

ヘルシーなスタイルと共通する部分も多いですが、今シーズンはリラクシーな着こなしがトレンドです。柔らかい素材で動きの出るワイドパンツや、オーバーサイズとまでは言わなくてもゆとりのあるトップスをさらっと着る着こなしが流行るでしょう。
メリハリのあるシルエットはおしゃれの基本ルールですが、今年はあえてウエストマークせずにストンと落ちる自然のシルエットを楽しむ傾向が強いです。その場合は柔らかい素材で歩くたびに自由に動くものが多いので、素材まで要チェックです。

出典:www.fashion-press.net

Giorgio Armani (ジョルジオ アルマーニ)

今シーズンのジョルジオアルマーニのコレクションは全体的にスカイブルーやブラックを基調としたアイテムが多くを占めました。フェミニンなのに甘すぎず、マニッシュなのに上品な装いは、ユニセックスな色味とシルエットによるもので、近年のジェンダーレスな傾向を継いでいます。ウエストマークは緩やかに体のラインを留める程度でシルエットには無理がなく非常にリラックスした雰囲気ですが、サテンなどの艶やかな素材感にはエレガントさもあるので、こちらのコーデには品よくリラクシーなファッションを楽しむチップスが詰まっています。

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TORY BURCH (トリー バーチ)

今シーズンのトリーバーチはトライバル感と高級感を併せ持った雰囲気が独特で、落ち着いたラグジュアリーな感覚は今年らしく映りました。
ギャザーはウエストを絞るなどしてシルエットを強調するのに効果的なディテールですが、緩く垂れ下がって低い位置でマークされるとシルエットは曖昧になり、着心地も見た目もリラックスムードに仕上がります。エッジーなイメージの強いモードなファッションにゆとりを持たせるチャレンジングなファッションこそ対照的なラグジュアリー小物で飾ってみるのが今年流です。

出典:www.fashion-press.net

Max Mara (マックス マーラ)

長年のエレガント志向からレディースのジャケットセットアップが流行していましたが、今年はジャケット、パンツ共にゆとりがあるのが特徴です。より着心地にフォーカスされた今年のジャケットスタイルは歩くたびに自在に動くシルキー素材や着幅の広めなデザイン、長めの丈感がポイントです。また、インナーにはビシッと決まる襟付きシャツやタートルネックではなく、カジュアルなTシャツやキャミソールなどを挿し込むのが今年のリラクシースタイルです。さっと羽織るような気分で気負わずジャケットセットアップを楽しみましょう。

ZOOMルック

様々な現場でオンライン化が進んだ中、世ではオンラインミーティングが広く浸透し、その流れで画面上に映される上半身に注力したスタイリングが多くみられました。やはり微妙な色味や細かいディテールは画面上では伝わりにくいので、大胆なフリルや大きめのパフスリーブ、アクセントの効いたボウタイなどで視線を上に上げるのがポイントのようです。また、首回りのアクセサリーはシンプル化している一方でピアスは大型化しているのも今年の特徴です。トップス負けしないような大振りのピアスに注目です。

出典:www.fashion-press.net

MIU MIU(ミュウ ミュウ)

年代を感じさせるポップなデザインにモダンなカラーを落とし込んだ今年のミュウミュウの作品は、線で書いたような見事な曲線美を描き、近未来的な要素も感じさせます。そんな異質の混ざり合ったコレクションはミュウミュウらしく先鋭的で、自由な精神が伸び伸びと表現されていました。
ZOOMルックらしさと言えば、肩の張ったシルエットや細かいフリル、チカチカするようなボーダーラインが印象的でした。きらびやかな素材は使わずとも強い主張の色使いで印象的に仕上げられています。

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BRUNELLO CUCINELLI (ブルネロ クチネリ)

スタイリッシュ・エレガントなブロネロクチネリは今年の全体的な傾向から比較的フォーマル寄りでありましたが、淡い色合いや緩めのシルエットに着心地の良さも感じられました。中でも異彩を放っていたのがこちらのスタイルです。大振りのフリルがトップスにあしらわれたこちらのスタイルはマニッシュなショートパンツに合わせるとロマンチックなミックステイストが楽しめます。

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alice + olivia (アリス&オリヴィア)

アリス&オリヴィアのコレクションでは、ポップなパステルカラーやしなやかで動きやすいデザインのウェアが多く、全体として自信にみなぎってポジティブな精神が全開に表現されていました。
多くのトップスにビビッドなカラーや緻密な柄、大胆なダイイング素材などの目を引くポイントが施されていた点ではZOOMルックらしくありましたが、アリス&オリヴィアでは一つの素材を使ったシンプルな作品が多いのが特徴的でした。注目を引けるような素材一本で勝負するのも手ということです。

トレンドカラー

トレンドという言葉に疎いという人も、トレンドカラーはわかりやすく、取り入れやすい項目かもしれません。ファッション界では暗い世相に明るくビビッドな色がトレンド入りする傾向にあり、今年はコロナ禍を受けてかポジティブなカラーが多くみられました。また、近年注目されているサスティナビリティも引き続き、自然を思わせるカラーも多かった印象です。以下から特に注目のトレンドカラーを紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

イエロー

春夏は明るいカラーを楽しめる季節ではありますが、特にエネルギッシュなイエローは季節柄、環境に馴染みやすく、取り入れやすい色と言えます。今期のトレンドは原色に近いようなビビッドなイエローですが、ビビッドイエローでも思い切って挑戦できるのが今期なのかもしれません。おしゃれ上級者さんはワンカラーコーデでモードに、トレンド挑戦者さんは主役級のアイテムにイエローを落としこんで手軽にトレンドを取り入れましょう。

出典:www.fashion-press.net

VALENTINO (ヴァレンティノ)

ヴァレンティノのこちらのスタイルでは、イエロー一色のワンピースをベースにフェミニンな花柄をさりげなく落とし込んで、甘さ控えめなワンピーススタイルを実現させています。さらに女性らしさの出るシルエットはウエストを絞らないスタイルで曖昧にし、自由に広がる裾でリラクシーな雰囲気に仕上がっています。
また、シースルー素材の下に着るものにはそのシーズンのトレンドが表れ、昨年はボディスーツが注目されましたが、今年はショートパンツに注目です。

出典:www.fashion-press.net

PRADA(プラダ)

今期のプラダでは黒と白が多かった中で、色物はエネルギッシュなイエローとオレンジが多用されました。単色のコートは特にシルエットラインが設けられておらず、多くのモデルはフロント部分を手で握って動きを作り出していましたが、これは大きなガーメントを巻いただけのスタイリングにも共通しており、自由度の高いウェアを調節してスタイリングする精神が今年らしく映りました。

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BOTTEGA VENETA (ボッテガ ヴェネタ)

ボッテガヴェネタのコレクションではイエローが全体のアクセントカラーとして一役買っていました。くすみカラーのアイテムにビビッドなイエローアイテムを差し込めば印象がグッと引き締まりますし、思い切って全身をイエローで固めれば今年らしいパワフルでポジティブな雰囲気に仕上がります。今年のシルエットの特徴はなんといってもゆとりのあるリラクシーなスタイルなので、印象をグッと引き締めたい方は色味で引き締め効果を狙ってみるのも手です。

ピンク

今季は様々なコレクションでピンクが多く用いられましたが、可愛らしい甘めのピンクやハードなショッキングピンク、クールなスモーキーピンクなどピンクの種類には広く幅がありました。潔いピンク一色のワンピースやセットアップなども見られた中、ワンカラーコーディネートにピンクを採用する場合は色調や質感の異なるアイテムを合わせて深みを出すのが今季のポイントのようです。

出典:www.fashion-press.net

ISABEL MARANT (イザベル マラン)

今季のイザベルマランのコレクションではメインカラー一色で勝負したルックが特徴的で、そのメインカラーに採用されたのはピンク、レッド、ブルー、ブラックの4色でした。ピンクに関しては紫に近い毒味のあるピンクとお人形のような愛らしいベビーピンクの2パターンありましたが、いずれもシルキー素材やベロア素材、メタリック素材などの異素材ミックスな着こなしが目立ちます。
こちらのルックは今季珍しいドレススタイルです。蝶をモチーフにしたワンピースドレスにあどけないベビーピンクを合わせたファンタジスティックなムードは、ドレススタイルだけに現実離れした雰囲気で魅力的に映ります。

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Chloé (クロエ)

パステルカラーを多用した今季のクロエのコレクションではやさしい色味のピンクが用いられました。このようなファンシーなピンクはデイリーファッションに落とし込みやすいでしょう。また、文字の入ったデザインはルイヴィトンやマルニ、ドリスヴァンノッテンでもみられました。ハイブランドでのポップな文字入りデザインにも注目です。

出典:www.fashion-press.net

VALENTINO(ヴァレンティノ)

ヴァレンティノでは原色を大胆に用いたデザインが豊富でした。主張の強いカラーこそ滑らかなシルク素材で上品に仕上げると、ショッキングなピンクでも浮かずに馴染ませることができます。
また、リラックスムードを受けてか、今季の襟付きシャツはオーバーサイズのメンズライクシルエットが特徴的です。もちろんプレイフルなスリーブのものやゴージャスな装飾付きのシャツもありますが、カラーが印象的なシャツはバランスがとりやすいシンプルなデザインが多めです。

スカイブルー

サスティナブルトレンドから近年では自然を思わせるようなカラーに人気傾向があり、ブルーは根強くトレンド入りしてきました。そんな中で今季の注目はブルーはブルーでもナチュラルな空を想起させるライトブルーです。清楚で清々しく、ピュアな雰囲気を醸すライトブルーは春夏らしいカラーなので、比較的取り入れやすい色でしょう。
開放的な色の雰囲気からデザインは無地のものが多いのも特徴的です。シンプルなアイテムをいかにおしゃれに着こなすか、コーディネートのセンスが問われてきます。

出典:www.fashion-press.net

Max Mara (マックスマーラ)

ブラックとベージュを基調としたマックスマーラのコレクションでは、「差し色」のようにライトブルー一色のルックが見られました。その爽やかなライトブルーは雨風をブロックするような頑丈な素材に落とし込まれており、一着の中に優しさと強さが兼ね備えられています。
また、こちらのルックで首から提げられている極小バッグは今季のトレンドアイテムでもあります。キャッシュレスが浸透してきた時代に手荷物はどんどん小さくなってきているようです。もはや腕から提げているようなボストンバッグは飾りのような存在かもしれません。

出典:www.fashion-press.net

ISSEY MIYAKE (イッセイミヤケ)

「コンパクト」がテーマにあったイッセイミヤケのコレクションでは、畳んだり束たり丸めることで服が小さくなる作りや、ファスナーを連結させることで実現させる立体的なシルエットが特徴的でした。ものの形が変わる驚きと喜びを表現したイッセイミヤケのコレクションでは確かに構造的なルックが多く、逆にカラーはシンプルなもので攻めています。スカイブルーのワンカラーコーデの場合はカラーだけでなく素材にも統一感を求めるのが今季流で、こちらのルックでも統一感を出しながら微妙に異なる素材感を丁寧に汲み取って表現しているのが感じ取れます。

出典:www.fashion-press.net

FENDI(フェンディ)

淡いライトブルーが粗めに染められたセットアップでは空の微妙な模様を映し出したかのようなあどけない雰囲気を醸しています。また、アイテムで言うと少し大きめのジャケットとショートパンツはリラックスムードの今季の目玉トレンドなので、カラーとも相まってトレンド感満載なルックとなりました。ジャケットは上から羽織るような形でゆったりと着こなすのが今年らしいです。

トレンド柄・デザイン

今季のトレンド柄は、ネイチャー柄、ストライプで、トレンドのデザインはパフスリーブです。サスティナブルトレンドの延長でネイチャー柄は今年も引き続きましたが、ストライプは今季のベーシックで過ごしやすいデザインに合うような柄として多く採用されたようです。デザインがシンプルに走る一方でプレイフルなスリーブは引き続き高い人気があります。ベーシックスタイルにアクセントになるようなパフスリーブに注目です。

ネイチャー柄

近年トレンド入りの続くネイチャー柄ですが、ディテールや雰囲気、ニュアンスは毎年少しずつ変わっています。今年のネイチャー柄のポイントはパワフルでポジティブなカラーの組み合わせと大ぶりな柄です。また、太陽や海などを想起させるグラデーションカラーは自然を抽象的に表現しており、そのハッピーなムードはコロナ禍で疲弊した気持ちを癒してくれるかのようです。

出典:www.fashion-press.net

VERSACE (ヴェルサーチェ)

今季のヴェルサーチェのコレクションでは緻密なプリントデザインやハイセンスなカラーコーディネートが目を引きました。ネイチャー柄といえば自然な曲線美を活かしたリラクシーなウェアが多い中、ヴェルサーチェは立体的なフリルやパワーショルダーなど、カッチリとしたディテールで挑みます。露出多めのデザインはリゾート感満載ですが、高度な職人技の施されたアイテムの一つ一つはモードな感覚を併せ持っているので、異色の雰囲気を漂わせます。


出典:www.fashion-press.net

TOM FORD(トム フォード)

ビビッドカラーやアニマル柄を大胆に使った今季のトムフォードは健康的でハッピーなムードが印象的でした。直接的に花柄やアニマル柄を用いることもあれば、タイダイ染などのナチュラルなダイイングの手法でネイチャー感を演出しているものもあり、自然モチーフのそれぞれの活かされ方に注目です。こちらのルックは太陽を思わせるようなピンクとレッドのダイイングが全面に広がっていますが、このように自然を抽象的に落とし込んだデザインもあるので、アイテム選びの際に意識してみるといいでしょう。

出典:www.fashion-press.net

ISABEL MARANT (イザベル マラン)

基本的に単色のアイテムが大部分をしめたイザベルマランのコレクションで、少数派の柄物では花柄が大いに目立ちました。モードな形で上品さを残しつつ、ペイントっぽい花柄で絶妙にカジュアルダウンしたこちらのオールインワンは思い切ってデイリーに取り入れたいアイテムです。
また前に述べたように、着ていて過ごしやすいというのが今年のポイントなので、オールインワンは今年流行すると予想されるでしょう。

ストライプ・ボーダー

もはや定番中の定番であるストライプ・ボーダーですが、特に今季は多くのブランドで見られました。クラシックなピンストライプやマリンボーダーだけでなく、マルチカラーの縞模様まで様々登場したので、最新ストライプ・ボーダーデザインに目が離せません。

出典:www.fashion-press.net

MIU MIU(ミュウミュウ)

近未来風のミュウミュウコレクションでは胸元に並ぶダブルラインのデザインが多用され、未来のユニフォームっぽいウェアが多くみられました。単調なボーダーもありますが、こちらのルックで使われているボーダーのようにいくつかの種類の線や色を使った複雑なボーダーもあるので、一口にボーダーと言っても様々なニュアンスのものが見つかります。トレンドインした今季こそ、いつものボーダーを新調するタイミングですので、ぜひとっておきの一着を探してみてください。

出典:www.fashion-press.net

BURBERRY (バーバリー)

今季のバーバリーのコレクションはコロナの影響を受けて無観客で行われましたが、森の中での幻想的なショーは非常に好評でした。
ハイブランドを代表するバーバリーからボーダーが登場したということはある種の驚きを感じさせるものでしたが、これはモード界でもボーダーがじわじわとトレンドになっていることを表しているのかもしれません。太めのボーダーラインは極めてカジュアルなテイストですが、あえてレーススカートなどと合わせてジャンルミックスに着こなすとおしゃれ上級者らしいルックスに仕上がります。

出典:www.fashion-press.net

MARNI (マルニ)

ボーダーやストライプなどの縞模様が非常に多く登場したマルニでは、ボーダーとストライプをワンルックに収めたコーディネートもみられました。きれいな直線もあれば手で描いたような乱雑なラインもあり、太さも様々な線を一枚の布にシンプルに落とし込んだウェアにはプレイフルなカットアウトや切り替えなどでディテールにこだわられていたのが特徴です。

プレイフルスリーブ

シンプルでリラックスしたウェアが今年のテーマである中で、一部のディテールに遊びを加えたようなデザインが散見されました。特にスリーブは上半身に視線を持っていきながら、やりすぎない仕上がりが今年らしく、様々なデザインスリーブが登場しました。
肩周辺にフリルが施されたものや、スリーブ全体が特徴的な形のもの、大きく切り込みの入ったものなどテイストやディテールは様々なので、一つ一つチェックしていきましょう。

出典:www.fashion-press.net

TOD'S (トッズ)

トッズでは肩の周辺にさりげなくフリルを施したデザインのワンピースが登場しました。きゅっと引き締まった付け根から袖に向かって広がり、手首のあたりで再び引き締まるパフスリーブは着る人を選ばずきれいに見せてくれ、近年人気が高まっています。ゆったりとした着こなしにも向いているパフスリーブは、街中でもよく見ることになりそうです。

出典:jp.louisvuitton.com

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)

ルイヴィトンからはパワーショルダーから繋がった太めの袖を肘あたりの長さでパックリ切り取った特徴的なデザインがみられました。丸みを帯びた部分と直線的な部分が交錯したジャケットには遊び心が詰まっており、一枚でもしっかり決まります。大きめのシルエットにはアクセントのきいたコンパクトな小物がぴったりなので、バッグはクラッチバッグなんかがぴったり合います。

出典:www.fashion-press.net

LOEWE (ロエベ)

今季のロエベのコレクションでは絵本の中から出てきたような、現実離れしたデザインが多く、コロナ禍からの逃避を表現しているかのようでした。こちらのワンピースは異常に大きいパフスリーブが特徴的ですが、そこにはあどけない可愛らしさがあり、他にはない魅力を感じます。このように、袖におしゃれのポイントを持っていくアイテムが今季は注目です。

トレンドアイテム

ここまでトレンドカラーからトレンド柄まで紹介してきましたが、最旬コーデを目指すならトレンドアイテムはマストでチェックしておきたい項目です。これさえ持っていれば簡単に今っぽく仕上がるものを集めたのでぜひ参考にしてみてください。

リラクシージャケット

出典:www.fashion-press.net

Chloé (クロエ)

近年続いたエレガント志向は今年リラックスムードに傾きましたが、その中間点としてリラクシージャケットは今季注目度の高いアイテムとなっています。
ゆとりのあるジャケットなのでインナーの自由度が高く、着こなしの幅も非常に広いのでこれ一枚で今っぽさを取り入れつつ、手持ちのアイテムで様々なファッションにチャレンジできるでしょう。

出典:www.fashion-press.net

CHANEL(シャネル)

シャネルでは大きめのリラクシージャケットをゆったりと着こなしたルックが多くみられました。上下でテイストの全く違うアイテムを合わせていますが、色味を合わせておけばぱっとみた時の統一感を出せるので、上級者向けのジャンルミックスコーデも挑戦しやすいでしょう。今季はカジュアルなハーフパンツを合わせた新しい着こなしも散見するかもしれません。

出典:www.fashion-press.net

STELLA McCARTNEY (ステラ マッカートニー )

開放感溢れるステラマッカートニーのコレクションでもリラクシージャケットが登場しました。サイズ的にはそこまでゆとりが多くないですが、優しい素材感や胸元の広めのカットから着心地の良さが容易に想像できます。
今季はリラクシージャケットだからこそ一枚でさらっと着こなしてみるのもおすすめで、ボトムスにはレギンスパンツなどのストレッチ素材を用いてみるとタイトでありながら過ごしやすさも満点です。

ショートパンツ

モード界では長らくタブー視されていたこともあり、ロング丈パンツよりもマイナーなショートパンツですが、今季はショートパンツが至るところで見られました。一見すると普通のショートパンツに見えますが、細かい作りや美しいシルエットにはハイブランドならではのこだわりが詰まっているので、ぜひこの機会にハイブランドのショートパンツに注目してみてください。

出典:www.fashion-press.net

DOLCE&GABBANA (ドルチェ&ガッバーナ)

今季のドルチェ&ガッバーナは国際性豊かでエキゾチックの詰まった、見応えのあるコレクションでしたが、中でもこちらのルックにあるように様々な素材を切り替えて使うことでいろいろなテイストを一枚にギュッと詰め込んだプレイフルなアイテムばかりが目を引きました。
こちらのショートパンツもそのようなアイテムの一つで、絶妙な丸みを帯びた台形型のシルエットもショートパンツに可愛らしさをプラスしてくれる要素になってきます。

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HERMÈS (エルメス)

ショートパンツはエルメスでも登場しました。ストレートなシルエットはマニッシュなテイストですが、リッチなベージュカラーでフェミニンに仕上がるのがこの着こなしの魅力です。こちらのルックは上下レザーで決めていますが、使われているのが柔らかいレザーなので、重厚感を持たせながらソフトな印象に仕上げることができます。今季の全身レザーコーデでは素材に着目しましょう。

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CHANEL(シャネル)

シャネルではリラクシージャケットにショートパンツという組み合わせがいくつか登場しました。シャネルツイードに合わせてしまえばリラクシーなショートパンツも高見えするので、ショートパンツを履く際にはトップの着こなしを工夫してみてください。今季はショートパンツを綺麗めに着こなすコーデに目が離せません。

ワイドパンツ

ショートパンツがトレンド入りした一方で、ロング丈のワイドパンツもトレンド入りしています。タイトなパンツよりも過ごしやすく、足のコンプレックスも隠しやすいのがワイドパンツの魅力ですが、柔らかい素材であれば歩くとうっすら足のラインが出てきて女性らしさも演出できるので、シルエットや素材にも注目です。

出典:www.fashion-press.net

ETRO (エトロ)

ワイドパンツといえばハイウエストに履いてAラインを作るというのがパターン化してきていますが、今季はエトロのように低い位置で履きこなすことでこなれた抜け感を演出するのも一つの手です。
長めのベルトを垂らすスタイルは今季も健在です。ワイドパンツを用いる際はコーデにメリハリをつけるのがポイントなので、ウエストマークには積極的にベルトを使っていきましょう。

出典:www.fashion-press.net

EMPORIO ARMANI (エンポリオ アルマーニ)

都会的な洗練されたウェアを提案したエンポリオアルマーニのコレクションでもワイドパンツが多く登場しました。先の写真でもローライズを爽快しましたが、こちらのルックもローライズに履きこなしていることがわかると思います。そんな今季のローライズワイドパンツですが、このトレンドを支えているディテールとして、着目したいのがベルトループです。しっかりとしたベルトループですとベルトなしでもワイドパンツをスッキリ履きこなすことができます。トレンドのローライズワイドパンツに挑戦する際にはぜひベルトループもチェックしてみてください。

出典:www.fashion-press.net

kolor (カラー)

独特の世界観のカラーのコレクションでは、複数の服を上から重ね、横からひっつき合わせたような挑戦的なウェアが目を引きました。アイテムとして集中的に用いられたものは特になく、あらゆるアイテムを使ってそれぞれのルックに世界観を吹き込んだような作品が特徴的です。
こちらのルックはトップスで例のパッチワーク的なウェアを用いており、ボトムスはシンプルに仕上げて全体をまとめています。少し長めのワイドパンツをハイウエストに履くことで綺麗なAラインを表出するとパンツスタイルでもフェミニンな仕上がりになるのでハイライズもローライズもおしゃれに履きこなしたいものです。

一押しブランド

ここからは筆者一押しのブランドを紹介していきます。
大きな枠組みとしてトレンドがあってもその取り入れ方はブランドによって様々なので、今回はテイストの異なる3ブランドを厳選し、今季注目のポイントを紹介していきます。以上までに紹介してきたトレンドの具体的な取り入れ方としても参考になると思うのでぜひ最後まで目を通してみてください。

TOD'S(トッズ)

彩度の高いシャーベットカラーを多用したトッズのコレクションは非常にカラフルでポップなルックが多く、見ている人をワクワクさせるものでした。今季のトレンドも節々で取り入れられていたので、一つ一つ解説していきたいと思います。

出典:www.fashion-press.net

こちらはシティとリゾートの相反するテイストが合わさることで新しい世界観を作り出している、非常に面白いルックです。このようなルックは他にもコレクション中でいくつかみられました。
また、肩幅の大きく取られたブレザーや紐で緩めにマークされたウエストは非常に今季らしいポイントです。このようにリラクシーな雰囲気でも、カチッとしたアイテム合わせでゆるすぎない着こなしも叶えられます。

出典:www.fashion-press.net

第二の肌感覚で着ることができる着心地のいい素材を使ったトップスやボディスーツは近年注目されていますが、今季は特に注目度が高まっています。さらっと一枚で着てもいいですし、インナーとして着ても問題ありません。マキシ丈のペンシルスカートでベーシックに着こなすと一枚でも下品にならないので試してみてください。

出典:www.fashion-press.net

紐がふくらはぎまで巻きつけられたレースアップサンダルが近年流行っていましたが、トッズでは革新的なスニーカータイプも登場しました。パンツの上からブーツを合わせる感覚で、パンツの上から紐を巻きつけるのが今季流です。
また、見てきたようにトッズではパープルも多用されていたのが特徴的です。先シーズンでもパープルはトレンド入りしていましたが、今シーズンもトレンド入りの可能性があるので要チェックです。

BURBERRY(バーバリー)

森の中でショーが行われたバーバリーのコレクションは、ナチュラルなデニム素材やブルーやホワイトなどの開放的なカラーが多用され、森の雰囲気に合ったネイチャーフレンドリーなテイストが印象的でした。
様々なトレンドが盛り込まれつつ、クリスタルを大量に使ったニュータイプのウェアもいくつか登場し、今後の着こなしの幅の広がりを感じられる先駆的なコレクションでした。

出典:www.fashion-press.net

今年の春夏は個性的なトレンチコートが流行すると言われていますが、細かいディテールが施されたものでなくても異なる素材を組み合わせたこの様なコートは新しく映り、トレンディです。注目のレザー素材やデニム素材を盛り込むと最旬コーデが一発で決まるはずです。
また、コートの中でもくるぶし辺りまであるロングコートが今年らしい丈感と言われています。すらっとしたパンツやロングブーツを合わせて縦ラインを意識した着こなしができそうです。

出典:www.fashion-press.net

こちらも話題のシースルー素材やデニム素材がドッキングされており、トレンド盛り沢山なルックになっています。先シーズンで流行したロングブーツは差し色として使うといいアクセントになり、あらゆるコーデにも合わせやすいです。
また、パンツにある円形などの幾何学模様は今シーズンのバーバリーの特徴です。素材を活かしたシンプルなデザインにひと味加えるモチーフとして今後幅広く活用されることが期待できます。

出典:www.fashion-press.net

こちらのパンツは大量のクリスタルが使われており、独特のメタリックな輝きを放っていますが、円形のカットアウトでヌーディーな気分も楽しめます。
また、ファッショナブルなファスナーの活用は近年注目されており、開け具合で形をカスタマイズできる作りもじわじわと浸透しています。こちらのパンツでも円形部分をファスナーでつないでおり、開けるとフロントにスリットを入れたような形にすることができ、つい遊び心をくすぐられます。

alice + olivia(アリス&オリヴィア)

ヘルシーでエネルギッシュなパワーを感じられるアリス&オリヴィアのコレクションはコロナで疲弊した心を一気に元気にしてくれます。
大胆な総柄ワンピースや潔いワンカラーコーデ、開放的なダイイングスカートなどは着る人の個性を引き出してくれるものばかりで、贅沢に布を使ったフレアスカートやストレッチ素材を使ったパンツなどは自由度が高く、着心地や過ごしやすさを追求したコンセプトが今シーズンらしいです。

出典:www.fashion-press.net

カラフルな総柄ウェアを上下で合わせたルックはアリス&オリヴィアのコレクションでいくつかみられました。よく見ると少しずつ柄のパターンが異なったり、スカートの長さが違ったりと、モードファッションの中でも好きなようにコーディネートしやすいのも嬉しいポイントです。総柄で合っても緻密なデザインには品があり、大人な着こなしにも向いているのでぜひチャレンジしてみてください。

出典:www.fashion-press.net

こちらは今年のトレンドカラーにもあったピンクを用いたルックです。かわいいイメージの強いピンクですが、大きく開いた背中やノースリーブで露出も多めにすると女性らしい雰囲気に仕上がります。
また、マスクと合わせた着こなしや、トップスの大ぶりのフリルで視線をあげるzoom映えスタイルはwithコロナの時代性を反映したものです。新しい時代には新しいファッションを楽しむ姿勢がアリス&オリヴィアのコレクションで強く感じられます。

出典:www.fashion-press.net

最後にご紹介するのは原色を集めたボーダールックです。トレンドのボーダーをロングコートに落とし込むだけで今シーズンらしく仕上がりますが、さらにボトムスにはシンプルなベーシックジーンズでトレンドアイテムをこれでもかと盛り込んでみましょう。少しハイウエストに履いたジーンズには、ショートブーツを合わせて足長に見せるのが最旬の着こなしですので意識してみてください。

これで最新トレンドはバッチリ

2021年春夏の最新トレンドを紹介してきましたが、気になるアイテムや着こなし方などは見つかりましたか。また、気になるブランドがあればチェックしてみるとたくさんのファッションアイデアが見つかるはずです。取り入れやすい所から取り入れて、自分らしくトレンディなファッションを楽しみましょう。

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