スタイリング剤の種類徹底解説
スタイリング剤の種類について解説していきます。ヘアスタイルに合ったスタイリング剤を使うことで現在のヘアスタイルをよりかっこよくすることができます。この記事では6つのスタイリング剤について解説しているので参考にしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:www.thesun.co.uk
正しいスタイリング剤選びで髪型をもっとかっこよく
メンズが使用するスタイリング剤としてはワックスが代表的ですが、ワックスだけでなくグリースやジェル、ムースなどさまざまな種類があります。そしてそれぞれにしか出すことの出来ない質感があり、スタイリング剤=ワックスというイメージ縛られてしまうあまり自分の髪型に適したワックスを使うことが出来ていないメンズは多いです。
この記事ではメンズのスタイリング剤の全種類について、それぞれの特徴からスタイリング例、そしておすすめまでを紹介していくので参考にしてみてください。この記事を読めば自分に合ったスタイリング剤でセットを行うことができるでしょう。
1. ワックス
メンズスタイリング剤の定番、幅広いスタイルに対応
まず最初に紹介するのはメンズのスタイリング剤の定番といっても過言ではないワックスです。前提になりますが、ワックス=スタイリング剤ではなく、ワックスはスタイリング剤の1つの種類であるということはしっかりと押さえておきましょう。
ワックスの特徴は固まることがないため、髪の毛に馴染ませたあともセットの手直しが効くため初心者の方にも扱いやすい点にあります。ワックス自体の種類も多く、ツヤを出しフォーマルな雰囲気を演出することができるものから、ドライな質感でカジュアルな仕上がりになるものなどがあります。
基本的に最初のひとつはワックスで問題ないです、ワックスでのスタイリングに慣れた後に足りない部分を補えるスタイリング剤に変えると良いでしょう。
こんな人におすすめ
■メンズスタイル全般
ワックスは種類が多いため、自分のヘアスタイルに合ったものを選ぶことができればメンズスタイル全般に使用することが出来ます。ハードタイプからソフトタイプまで、ヘアスタイルで言えばベリーショートからミディアムまで幅広くスタイリングを行うことができます。
■セット後に手直しがしたい人
種類にもよりますが、基本的にワックスは固まらないのでセット後に手直しが効きます。逆に言えばセット後しばらくするとスタイルが崩れてきてしまうということですが、髪の毛を固定せずに自然な質感で仕上げることができることの代償でもあります。
1-1 スタイリング例
爽やかツーブロックショート
細かな毛束感で作り込んだヘアスタイルはワックスでセットすることのできる代表的なヘアスタイルです。セット後に固まらないワックスであれば、全体に馴染ませた後に毛束を作ることができます。作り込んだヘアスタイルはヘアスプレーを振りかけて固めることでキープ力をあげることができるので試してみてください。
1-2 おすすめワックス
オーシャントリコシリーズ
△分かりやすい個別種類の解説動画
オーシャントリコワックスは現在、メンズワックスの中でトップクラスの人気を誇るスタイリング剤です。全6種類があり、それぞれにテクスチャーが異なるため自分のヘアスタイルにあったタイプが見つかるでしょう。それぞれの紹介は上の参考動画を見ながら選んでみてください。
LIPPS監修シリーズ
原宿・表参道を中心に展開する人気美容室であるLIPPS監修のヘアワックスシリーズもおすすめのスタイリング剤です。プロが監修しているということもあり、オーシャントリコと同様に完成度はとても高いため、全タイプおすすめすることができます。ラインアップがとても豊富であるため自分に合ったワックスが見つかるでしょう。
2. グリース
水分量が多くウェットな質感が出やすい、ビジネスシーンにおすすめ
グリースは水分量が多いスタイリング剤であり、ウェットな質感を出すことができることが特徴です。仕上がりはポマードと似ていますが、ポマードのような独特な匂いはなく、なおかつ洗い落としもしやすいためフォーマルなスタイリングを好むメンズを中心に人気が高まっています。
オールバックやサイドパートといったフォーマルなスタイリングに加えて、パーマスタイルなどにも使用されることも多く、ワックスと並行して持っておきたいスタイリング剤とも言うことができるでしょう。
こんな人におすすめ
■髪の毛をまとめたい人
オールバックやサイドパートといった髪の毛をまとめるスタイリングにクールグリースはおすすめです。このようなヘアスタイルはバーバースタイルと呼ばれるものに多く、男らしく無骨でかっこよく仕上がるため、近年流行のマッシュやコンマヘアといった韓国風のメンズと差をつけたいという方に人気。
■スタイリングに色気を出したい人
クールグリースはオールバックなどセット力が必要なスタイリングにも使用することが出来ますが、ミディアムほどの長さのパーマヘアにもおすすめのスタイリング剤です。パーマは水分を含むことでカールが発動する仕組みになっているため、水分量の多いグリースは相性が良く、再現性を高めるでしょう。
2-1 スタイリング例
グリースショート
グリーズを使った定番のスタイリングになります。清潔感のあるベリーショートスタイルをグリースでセットすることでヘアスタイル全体に厚みを出し、フォーマルな雰囲気を演出しています。ビジネスにもプライベートにもおすすめのスタイリングです。
大人スパイラルウェーブ
画像のようなパーマヘアにもグリーズは使用することが出来ます。パーマとウェットな質感との相性は良く、パーマを色っぽく、セクシーな雰囲気に仕上げます。プライベートはもちろん、ビジネスの場においてもかっこよく決まるヘアスタイルです。
2-2 おすすめグリース
クールグリースシリーズ
グリースといえばクールグリースといっても過言ではないほど、人気の高いシリーズになります。定番の青をはじめ、よりハードにスタイリングができるものからファイバーを混ぜて操作性を重視したものまで幅広くラインアップがあるので自分にあったクールグリースで思い通りのスタイリングを行なってください。
3. ジェル
セット後に固まる性質を持つ、ハードなセット力が特徴
ジェルはメンズのフォーマルなスタイリングには欠かすことのできない定番のスタイリング剤です。ワックスとは異なり馴染ませた後は固まってしまうため、手直しをすることができませんが、その分、キープ力は高くオールバックやサイドパートといった髪の毛をまとめるヘアスタイルであれば1日キープすることができるでしょう。ビジネスシーンにおすすめであり、フォーマルなツヤ感でフォーマルな雰囲気を演出することに加えて、ジェルは圧倒的にスタイリングが楽な点も魅力ですので朝の時間を短縮したいという方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
こんな人におすすめ
■バーバースタイルを好む人
近年流行中のバーバースタイルとジェルとの相性はよく、ヘアスタイルを固めてツヤ感を出しダンディな雰囲気を演出します。もしバーバースタイルをジェルでスタイリングしようとしているなら要注意です。しっかりとジェルやグリースといったツヤ感があり、髪の毛をまとめることのできるスタイリング剤を使用しましょう。
■スタイリングの時間を短縮したい人
ジェルを使うのに適したオールバックやサイドパートといったヘアスタイルはセットの工程がシンプルであり、基本的に髪の毛をドライしスタイリング剤を馴染ませる工程で形を整えていくのみです。朝の時間を大幅に短縮することができるのでスタイリングの時間を短縮したい人は取り入れてみると良いでしょう。
3-1 スタイリングの例
オールバック
オールバックはジェルを使ってスタイリングをした定番のヘアスタイルです。オールバックのように強く髪の毛を固定しなければならないヘアスタイルは、ジェルのようにハードかつ固まるスタイリング剤と相性が良いです。ウェットな質感を強くしたい場合はグリースを使うのもおすすめ。
サイドパート
オールバックと並びサイドパートもジェルを使った定番のスタイリングになります。サイドパートはサイドに刈り上げを入れることでトップの髪の毛とのメリハリがつくようになり、男らしい雰囲気を演出することができます。オールバックと同じくウェットな質感を強調したい場合はグリースもおすすめです。
3-2 おすすめジェル
ロレッタ ハードゼリー
ロレッタから販売されているハードジェリーは可愛らしいパッケージと性能の高さで人気のジェルです。ジェルは髪なじみがよさやキープ力、そして洗い落ちなどが高い水準でまとまっており、扱いやすいのが魅力。サロン専売品であるため、値段は市販のものと比べると高いですが、それ以上の価値があるスタイリング剤と言うことができるでしょう。
4. ムース
セット後に固まるが、長めの髪の毛にも使えるのが魅力
ムースは泡状のスタイリング剤であり、髪の毛に馴染ませることでウェット感を演出し、しばらくすると固まる性質を持っています。ウェットな質感を演出しセット後しばらくすると固まるという部分はジェルと同じですが、異なるのは髪なじみの良さであり、ムースは長さのあるパーマヘアなどにも使用することができます。イメージ的にはジェルが髪の毛全体をまとめるのに対して、ムースは髪の毛束ひとつひとつに馴染み固めていくので、全体の雰囲気としてはエアリーな印象になります。
特にパーマヘアのメンズにはおすすめであるので、取り入れてみることをおすすめします。
こんな人におすすめ
■パーマヘアにウェット感を出したい人
普段ワックスでパーマヘアをスタイリングしている人であれば、スタイリング剤をムースにするだけで雰囲気を変えることができます。普段のパーマヘアにウェットな質感が出るだけで色気のある雰囲気になるので今のヘアスタイルにマンネリを感じている人は試してみてください。
■カジュアルな髪型をフォーマルに仕上げたい人
今のヘアスタイルがある程度の長さがありカジュアルな要素が強いのであれば、ムースに変更するだけでフォーマルな雰囲気を演出することができます。カジュアルな髪型をフォーマルに変更するだけでビジネスシーンにも馴染むようになるでしょう。
4-1 スタイリングの例
マッシュパーマ
ある程度長さのあるパーマヘアとムースの相性は良いです。トレンド感を意識するのであればマッシュパーマを取り入れてみるのいかがでしょうか。パーマによる髪の毛の動きはありつつも、襟足やサイドといったアウトラインをスッキリとさせることでメリハリがついているのが魅力です。
4-2 おすすめムース
GATSUBY スタイリングフォームハード
ギャツビーが展開しているムースはスタイリングフォームと呼ばれ、スーパーハード、ハード、ソフト、ウェット&ハードの4種類になります。その中でもハードタイプが最もバランスが取れていて、扱いやすくムースが初めてという人にもおすすめです。近くのドラッグストアで手に入れることができる、リーズナブルな価格も魅力です。
5. ヘアスプレー
セット力は低いが、セット後のスタイルをキープするのに最適
メンズのスタイリングでヘアスプレーがメインになるということはあまりありません。基本的にメンズがヘアスプレーを使う場合は既にワックスで形づけたヘアスタイルをスプレーで固定するという使い方がほとんどです。ワックスを中心にスタイリングを行うメンズにとっては必需品ともいうことができるので、一つは持っておきたいスタイリング剤です。
おすすめヘアスプレー
一般メンズだけでないプロの美容師からの支持も厚いのがトリエのヘアスプレーです。成分として形状記憶・超弾力ポリマーが配合されていて、ヘアスタイルをキープしつつナチュラルな質感を維持することができます。基本的にどのヘアスタイルにも使用することができるので、迷ったら取り入れたいヘアスプレーです。
6. ジェルワックス
ジェルのキープ力とワックスの操作性を持つスタイリング剤
ジェルワックスはジェルのキープ力とワックスの操作性といったそれぞれの良さを合わせ持ったスタイリング剤です。ワックスやジェルと比べると比較的新しいスタイリング剤の種類であり、その使い勝手の良さから人気が高まってきており今、最も旬なスタイリング剤ということができるでしょう。
こんな人におすすめ
■ワックスにもう少しキープ力が欲しい人
ワックスを使用していてキープ力が物足りないという人はジェルワックスを使用してみてはいかがでしょうか。ワックスにもう少しキープ力が必要という場合はジェルワックスに変えてみてもいいかもしれません。
■オンとオフでスタイリング剤を分けたくない人
オンとオフでスタイリング剤を分けたくないという人もジェルワックスがおすすめです。ジェルワックスはカジュアルとフォーマルのちょうど良いバランスでセットができるので、オンとオフで使い分ける必要がなくジェルワックス1つで済みます。
6-1 スタイリングの例
ソフトモヒカン
ソフトモヒカンをはじめとしたベリーショートスタイルはジェルワックスを使用することで再現性を高めることのできるヘアスタイルです。全体を立ち上げることができつつも、パリッと固めた質感を出すことができるのでプライベートにもビジネスにも対応することができるのも魅力です。
おすすめジェルワックス
ミューブルシリーズ
ミューブルは素材の「質感」と豊かな「香り」でデザインを彩るスタイリングシリーズをコンセプトにしているジェルワックスを中心に展開しているスタイリング剤です。幅広いラインアップが特徴であり、ツヤ感のある質はもちろん、マットで自然な質感を演出する際にもおすすめのスタイリング剤です。
自分に合ったスタイリング剤でもっとかっこよく
スタイリング剤の種類について解説していきました。
ワックスだけでなく、さまざまなスタイリング剤を知り、自分に合ったワックスをスタイリング剤を使用してもっとかっこよくなってください。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。