メンズ髪型ポンパドール徹底解説【セット方法からアレンジまで】

ポンパドールとは

前髪を膨らませて高い位置でふんわりと留めた額の出るヘアスタイルのこと。清楚で知的な印象を与える。

出典：wedding.rakuten.co.jp

ポンパドールというヘアスタイルを知っているでしょうか。ポンパドールというのは髪を後方でまとめ前髪を膨らませたヘアスタイルで、その歴史は長く1700年代のフランスにまでさかのぼります。
与える印象はオールバックとは異なりフォーマル過ぎず、程よくトレンディーなのがポイントです。日本ではあまり見かけることのないポンパドールへアを身に付けることが出来れば他のメンズと差を付ける事ができますよ。

ポンパドールの魅力

歴史あるクラシックな雰囲気

ポンパドールの時代を問わないクラシカルな雰囲気はスーツやビジネスカジュアルスタイルととの相性が良く、オンオフ問わずダンディな印象をキープすることができるでしょう。小物との相性が良いのも特徴で丸眼鏡などカジュアルなヘアスタイルでは取り入れることが出来ないようなファッションアイテムも取り入れることが出来ますよ。

フォーマルでありつつ程よくトレンディ

クラシカルな雰囲気もさることながら、ポンパドールの魅力はフォーマルな場にも対応しつつも程よいトレンディさが残っているのも魅力的です。多くのヘアスタイルはビジネスかカジュアルのどちらか1つしか雰囲気として選ぶことが出来ませんが、ポンパドールであればどちらの面も併せ持つのでビジネスシーンにおいてもおしゃれ、カジュアルな場においても誠実な印象を与えることが出来ますよ。

簡単セットでスタイリングの時短に

ポンパドールのセットの方法は長めに残したトップから前髪にかけての髪の毛を頭の後方に移動させ、ジェルを前髪で膨らませます。基本的なスタイリングのステップとしてはこの3ステップなので、朝の忙しい時間帯であっても短い時間で簡単にきめることが出来ますよ。

こんな人におすすめ

大人の色気あふれるダンディなメンズ

ポンパドールは20代前半のメンズにはおすすめすることが出来ません、なぜかというとポンパドールの持つ大人の印象に顔つきが追い付いていないからです。
ポンパドールの持つ魅力を最大限に引き出すことが出来るのは20代後半以上の貫禄のあるダンディなメンズです。外見と、内面と共に成熟したメンズにこそポンパドールはふさわしいでしょう。

美容室でのオーダーのコツ

美容室はメンズ向けの場所を

ポンパドールはヘアスタイルの中でもマイナーかつ、男女でその仕上がりは大きく違ってきます。もちろん美容師の中でも得意としている人は多くなく、女性が客層の大半を占めるような美容室ではポンパドールをカットしたことのある経験が無いなんてこともありえます。
なのでポンパドールにするのであればメンズに特化した美容室に行くことが無難です。床屋やバーバーなどメンズスタイルを得意とする美容室の方に担当してもらうことで理想のポンパドールに近づけるはずです。

サイドの刈り上げと前髪の長さに注意

ポンパドールの印象を決めるのはサイドの刈り上げと盛り上がりを形成する前髪とトップの部分です。刈り上げ部分の長さによってフォーマルかカジュアルかなどといった雰囲気がきまってきます。短いとフォーマルに、長いとカジュアルな雰囲気になるでしょう。
前髪は盛り上がりの大きさを決めます。この大きさは与える印象というよりも自分の顔の輪郭などに合わせた方が無難でしょう。丸顔の人は盛り上がりが大きく、面長の人は控えめにするのがおすすめです。

セット方法

▽参考動画

ウェット＆ドライ

髪の毛を良く濡らしてすべてのクセをリセットしたらドライヤーを使用して髪の毛を乾かしていきます。立ち上げる部分は根元から、押さえるところは横からというような基本は同じですがきをつけるポイントが2つあります。

〇ポイント1：つむじとは逆側に一度乾かす。
ドライの最初に一度つむじとは逆側にドライすることでボリュームがでます。ある程度乾かしたらつむじの方向に髪の毛を乾かしていきましょう。

〇ポイント2：前髪を前に引き出してドライする。
前髪の中間をつまみ前方に引き出すようにしてドライをすることでポンパドールではおなじみの前髪の盛り上がりを形づけることができます。

スタイリング

スタイリングでの形付けが重要なポンパドールにおいてスタイリングの工程はとても重要です。ここで押さえるべきポイントは2つ、スタイリング剤とそのつけ方についてこの2点を抑えましょう、

〇ポイント1：グリースやポマードを使用すること。
スタイリング剤はツヤ感とまとまりが出やすいグリースかポマードを使用しましょう。おすすめは水性ポマードで、別名水性ポマードと言われるこのスタイリング剤はべたつかず洗い落としがしやすい優れものです。

〇ポイント2：抑えるところは最初に立ち上げるところはその後にスタイリングする。
グリースかポマードを手に取ったら指の間まで手のひらで伸ばしてなじませましょう。ボリュームを押さえたい所からつけていき、そのあとに上部の盛り上がった部分へ毛束を作るようになじませていきましょう。

おすすめアレンジ5選

1. クラシックポンパドール

最もクラシカルなポンパドールスタイルで、1700年代から変わっていないこのスタイルは普遍的な魅力があります。丸顔の人はこの髪型にすると面長に見せることができてバランスが取れるのでおすすめです。スーツスタイルはもちろんのこと、キレイ目のカジュアルとも相性が良いでしょう。

2. ポンパドールパーマ

ポンパドールにパーマをあてることで動きを出したヘアスタイルです。オーソドックスなポンパドールと異なりこちらはこなれた印象を演出できるので、カジュアルめな私服とも相性が良いです。ポンパドールを取り入れるのであれば、このスタイルが最も無難かもしれません。

3. マイルドポンパドール

ポンパドールをカジュアルに落とし込んだスタイルです。ソフトモヒカンとスタイルが似ていますがトップの立ち上がっている部分が広くとがりが無いので、マイルドポンパドールの方がフォーマルな雰囲気があります。ポンパドールの中でも取り入れやすいスタイルですので、急なイメージチェンジは避けたいという人におすすめです。

4.. ベリーショートポンパドール

通常のポンパドールよりも前髪の盛り上がりを押さえたヘアスタイルです。通常のポンパドールのシルエットはそのままであるので与える印象などは大きく変わりがありません、どちらにするかは自分の顔の輪郭などを見つつ決めましょう、盛り上がりを押さえ縦のシルエットを残したヘアスタイルであるので面長の人におすすめです。

5. サイドパートポンパドール

通常のポンパドールのように後ろに髪を流すのではなくサイドに流したヘアスタイルです。オーソドックスなポンパドールよりも知的な印象を与えることが出来ます。このサイドに流すアレンジはそれほど難しくなくポンパドールのバリエーションの1つとして可能なので、気分転換位おすすめです。

ポンパドールにおすすめのスタイリング剤

ポンパドールスタイルにおすすめのスタイリング剤を紹介します。ポンパドールのスタイリングには一昔前はポマードが定番でしたが、現在はグリースが主流です。グリースはポマードとほとんど同じ性能を持ちながらも、きつい匂いや洗い落としのしづらさといったポマードの欠点を補っています。ここでは2種類のグリースを紹介するのでぜひ参考にしてください。

1. 阪本高生堂 クールグリース 210g

市販されているグリースの中で阪本高生堂が販売するクールグリースは最も人気が高いスタイリング剤です。ハードなセット力とウェット感、そしてツヤ感とセット力のバランスは多くの美容室で採用されている理由の1つでしょう。ポンパドールのみならずメンズのほとんどのスタイルにも使用することの出来る万能さは1つ持っておいて損はないでしょう。

2. 阪本高生堂 クックグリース 210g

同じく阪本高生堂から販売されているグリースの1つでこちらのクックグリースはとにかくホールド力が高いのが特徴です。少しの量でもしっかりと固まるセット力はポンパドールはもちろんのこと、オールバックや髪の毛を後ろにかき上げる七三分けなどにもおすすめです。ただクールグリースと比べるとメンズのカジュアルスタイルにはあまり向いていないので注意が必要です。

ポンパドールを取り入れて一歩先のおしゃれを

ポンパドールヘアを解説しました。日本ではあまり見かけることのないヘアスタイルですが、自分に似合わせることが出来れば他のメンズと大きく差を付けることが出来ること間違いなしです。是非この記事を参考にしてポンパドールを取り入れてみてください。