着物の種類徹底解説【振袖から浴衣まで、これを読めば着用シーンに迷わない!】
日本の伝統的な衣装である、着物や浴衣などの和装。日本人なら、いつどの和装を着るべきなのか知っておきたいものですね。一見どれも一緒に見えるかもしれませんが、実は着物には「格」というものがあり、それぞれで着用シーンが決まっているんです。ぜひ、この記事を参考に和装のTPOに合ったきものの選び方を見てみましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.pinterest.jp
シーンに合わせた和装の種類をご紹介します
日本の伝統的な衣装である、着物や浴衣などの和装。日本人なら、いつどの和装を着るべきなのか知っておいて損はないはず。一見どれも一緒に見えるかもしれませんが、実は着物には「格」というものがあり、それぞれで着用シーンが決まっているんです。ぜひ、この記事を参考に和装のTPOに合ったきものの選び方を見てみませんか。
とめ袖
留袖は、紋付きのものも多く、さらに黒紋付と違って裾に華やかな模様が入っているため結婚式などお祝い事に着用する礼装として使われるお着物です。また、留袖には黒留袖と色留袖があり、主に黒留袖は既婚女性の礼装として用いられ、反対に色留袖は未婚既婚を問わず着ることができる、オーソドックスなものとなっています。
振袖
振袖とは、未婚女性の礼装で、他の着物と違って袖がとっても長いのが特徴です。ひらひらと長い袖がお洒落ですよね。デザインも、カラフルで華やかな絵羽模様のものが多いのも特徴です。成人式の定番のお着物として有名ですね。成人式以外にも、礼装としてお祝い事に着用できるお着物です。
訪問着
訪問着は、着物全体に一続きの模様が描かれている絵羽模様が入ったお洒落なお着物です。一度仮で仕立てたあと模様を描いてから、一度ほどいて染めの作業を行っており、ちゃんと着た時に綺麗に絵柄が見えるように考えて作られています。こちらも華やかな絵柄の物が多く、礼装として着用されることが多いお着物です。
付下げ
付下げも訪問着と同じ格のお着物で、こちらも訪問着と同格で礼装として、また柄によっては普段着としても着用できるお着物です。訪問着との違いは、訪問着とは違い反物のまま染めてから仕立てて作られています。さらに、付下げの最大の特徴は柄が全て上向きに入っているという点ですね。
小紋
普段着として着まわせる代表的なお着物、小紋です。小さな模様が全体に繰り返し入れられているお着物で、可愛らしい印象だったり、繊細な雰囲気をだしてくれますね。柄によって華やかなものもシックなものもあり、幅広いお出かけに着用できますよ。
色無地
黒以外の色で一色に染められている無地でシンプルなお着物です。紋がついているものは礼装として使われることが多いですが、紋がついていないものは普段着として着用できます。無地でシンプルなデザインなので、帯や小物で遊んでさまざまな雰囲気を楽しむことができますよ。
紬
紬とは、染め物ではなく、染色した糸で織った生地で出来ているお着物のことです。有名なものは、大島紬や結城紬が特に有名ですね。中には高価なものもありますが、基本的には礼装ではなく、普段着として着用するのが一般的なお着物です。最近では紬地に染めを入れたものもありますが、こちらは礼装として使う場合もあります。
浴衣
浴衣は、普段和服に馴染みのない人でも夏祭りや花火大会で着用する人の多いのではないでしょうか。主に夏に着用する和服です。昔からあるものは木綿のものが主流ですが、最近では時代に合わせてポリエステルや麻を混ぜたものなどもでてきており、しわになりにくいものも多く発売されています。最も気軽に取り入れられる和装で、カジュアルに着こなせますよ。
おわりに
日本人なら知っておきたい和装のシーン別選び方をご紹介しました。和装は、美しく着こなすことができれば、それだけで一目置かれることもありますよね。ぜひ、この記事を参考に和装の着こなしを考えてみてください。