【サイクリングロード】三重の初心者〜上級者向けおすすめコース・スポット15選

サイクリングコースが豊富な三重

中部地方にも近畿地方にも属する三重県は、東は伊勢湾、西は紀伊山地と海にも山にもに恵まれ、「松坂牛」「伊勢海老」など高級ブランドを持ち、日本屈指のパワースポット「伊勢神宮」を筆頭に点在する神社仏閣、種類豊富な温泉が揃った人気観光地。そんな三重のサイクリングは、自転車道路や比較的自転車で走りやすい道路を利用した、ポタリング向けののんびり走れるフラットなコースから峠を越えるような走りごたえのあるコースまで揃っています。

初級コース

伊勢神宮外宮・内宮参拝ルート

日本屈指のパワースポット「伊勢神宮」は外宮と内宮があり、一緒にお参りした方が良いとされています。しかし、双宮の距離は徒歩で約50分ほどかかり、バスやタクシーは時期によってはかなり待つこともあります。そんなときに便利なのが自転車です。「外宮前観光案内所」ではシティサイクルや電動アシストの貸し出しを行っているので、上手に利用して移動時間を参拝にあてましょう。おすすめは、混みあうことなく、ゆっくり参拝できる早朝からのスタートできます。まずはガイドブックを見ながら「伊勢神宮（外宮）」を参拝し、自転車で「伊勢神宮（内宮）」に向かう道すがら伊勢神宮のお参りに来たら欠かせない、みちひらきの神様「猿田彦神社」にもしっかり参拝してパワーチャージ。内宮は外宮より敷地が広く、参拝者や観光客で賑わう人気の門前町もあるので、たっぷり時間を取って参拝＆散策を。子授かりや安産などのご利益がある「月読宮」、「倭姫宮」に隣接する倭姫文化の森は、女性が喜ぶスポットなのでカップルや夫婦で訪れてみてはいかがでしょうか。

情報
距離・時間：11.8km
最大標高差：-m
始点・終点：伊勢神宮（外宮）～宇治山田駅
トイレ：伊勢神宮（外宮）、猿田彦神社、伊勢神宮（内宮）など
スタート地点までのアクセス：(電車)近畿日本鉄道志摩線・JR伊勢市駅から徒歩約5分　（車）東京から伊勢自動車道で約5時間20分

初めての松坂定番コース

「松坂牛」で知られる松坂市は、伊勢神宮最寄駅からわずか10分とアクセス抜群です。知られているようで知られていない松坂の定番スポットを、レンタサイクルで気軽にポタリングできます。まずは松坂駅前の「松阪駅観光情報センター」で、普通自転車もしくは電動アシストを借りてスタートします。今も藩士の子孫が住みながら保存している全国でも珍しい「御城番屋敷」や桜や藤の名所でもある歴史スポット「松坂城跡」、受験生も子供も大人もそれぞれの楽しみ方がある「本居宣長記念館」、程よくおなかが減ったところで松阪牛の専門店松阪牛の専門店で本場のすき焼きを堪能します。おなかが満たされたら、松阪を代表する商人の本宅「旧長谷川治郎兵衛家」で当時の暮らしぶりを体感したり、「松阪もめん手織りセンター」で機織り体験をしたり。スイーツタイムは、「柳屋奉善」で銘菓「老伴（おいのとも）」をいただくのはいかがでしょうか。夕飯のお店やお土産選びに悩んだら、「柳屋奉善」と目と鼻の先にある「豪商のまち松阪 観光交流センター」へ立ち寄り、素敵なお土産など探すのもおすすめです。

詳細情報
距離・時間：約3.6km
最大標高差：-m
始点・終点：松阪駅観光情報センター
トイレ：松阪駅観光情報センター、御城番屋敷、本居宣長記念館、志摩市歴史民俗資料館など
スタート地点までのアクセス：(電車)JR松坂駅南口徒歩1分

伊雑宮・的矢湾コース

サイクリングイベントの開催や市をあげての自転車受け入れ態勢ができている、志摩市です。そんな自転車王国・志摩には、海や山の景観が楽しめるサイクリングコースが6つ用意されています。このコースは、伊勢神宮の別宮「伊雑宮」の参拝や音がこだまする岩壁「おうむ岩」、「歴史民俗資料館」など伊勢の神話や歴史を感じることのできるスポットをめぐったり、的矢湾に架かる真っ赤なアーチ橋「的矢湾大橋」や的矢湾の景色が見渡せる「的矢湾展望台」でのんびりしたり、冬の時期には三重ブランド「的矢牡蠣」が味わえます。コース周辺にある道の駅「伊勢志摩」には、伊勢志摩の恵みがいっぱいのがっつりメニューから焼き牡蠣、志摩限定ソフトクリームなど軽食まで揃っているので、サイクリング前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

詳細情報
距離・時間：12km
最大標高差：-m
始点・終点：志摩磯部駅
トイレ：志摩磯部駅、伊雑宮、磯部ふれあい公園、志摩市歴史民俗資料館など
スタート地点までのアクセス：(電車)近畿日本鉄道志摩線・志摩磯部駅

絵かきの町・大王崎コース

絵になる風景が点在する描きが集まる“絵かきの町”として知られている、志摩市大王町の主要観光スポットをめぐるコースです。断崖に打ち寄せる波涛「須場の浜」、暗礁を照らす白亜の「大王埼灯台」など画家が愛してやまない風景と波切の港と魚市場の裏手の高台を結ぶ「産屋坂(おびやざか)」と呼ばれる石段の坂、迷路のような石坂の町並、吉事には白い汗、凶事には黒い汗をかく言い伝えを持つ「汗かき地蔵」、わらじ祭の舞台となる「波切神社」など、インスピレーションにを与える風景や伝説ゆかりの地をめぐります。平地がないことでも知られる波切のサイクリングは、短い距離でもかなりの運動量なので、疲れたら公園や灯台で海の景色を眺めながら一休みをとることをおすすめします。

詳細情報
距離・時間：3.4km
最大標高差：-m
始点・終点：鵜方駅
トイレ：ルート上に数か所設置
スタート地点までのアクセス：(電車)近畿日本鉄道志摩線・鵜方駅

伊勢志摩国立公園内に位置する自然に恵まれた志摩市の観光案内。観光名所、グルメスポット、レジャー施設、宿泊施設、特産品等の観光情報を掲載。

いなべサイクルパスコース

三重県の最北端、いなべ市のサイクルパス区間を走るコースです。サイクルパスとは、自転車を無料で持ち込んで乗車できる電車のことで、三岐線では大矢知駅から西藤原駅までの各駅で実地されています。走る距離はそこそこありますが、土・日・祝は終日、行楽シーズンでも夕方までサイクルパスが利用ができるので、ファミリーやカップルも体力やスケジュールに合わせて気軽に楽しめるコースです。起点・終点の西藤原駅ではミニSL転車場や機関車と蒸気機関車の展示、少し走行すれば紅葉狩りや鳴谷の滝で漁を楽しめる「聖宝寺」の参拝、東藤原駅の踏切周辺ではひまわり畑、伊勢治田駅ではライダーズスペースもある「青川峡キャンピングパーク」、起点・終点の大安駅では炭焼うなぎが絶品の和食処「錦」など、各駅周辺にも見どころが点在。阿下喜のまちまで繰り出せば、温泉や和洋中の食事にもありつけます。

詳細情報
距離・時間：12.8km
最大標高差：-m
始点・終点：大安駅～西藤原駅
トイレ：各駅など
スタート地点までのアクセス：(電車)三岐鉄道三岐線・大安駅もしくは西藤原駅

いなべ両ヶ池コース

三重県の最北端、いなべ市の名所「両ヶ池公園」を大きく迂回するポタリングコースです。沿線には、サイクルラックを設置した和洋中の飲食店があるので休憩がとりやすく、史跡や郷土資料館、神社も点在。「両ヶ池公園」は、ミルクロードの両脇に広がり桜や紅葉など四季の景色と壮大な竜ヶ岳の眺めが楽しめる絶景スポットです。市民の憩いの場になっている公園は、ファミリーやカップル、サイクにスト、どなたが訪れても心和む場所です。

詳細情報
距離・時間：13.7km
始点・終点：大安駅
トイレ：各駅、コンビニなど
スタート地点までのアクセス：(電車)三岐鉄道三岐線・大安駅

勢和の森MTBパーク

自然豊かな多気郡多気町の総合型地域スポーツクラブ「勢和台スポーツセンター」に隣接するMTBパークで楽しむマウンテンバイクライドです。小さなお子さんから年配の方まで健康づくりを目的とした全長約5kmのマウンテンバイク場には、ほぼ平坦な初心者コース、キックバイクでも走れるパンプトラック、MTB日本代表がプロデュースしたワールドクラスの上級XCコースまで揃っています。月に2回開催される小中学生を対象とした「MTBの学校」は、安全かつ正しい乗り方を身につけさせたい親御さんに人気です。また、毎月第一日曜日は無料開放デーとして楽しめます。保護者同伴に限り小学生以下の子供もコースが利用でき、キッズ向けまたは一般参加のレース大会なども開催されているので、マウンテンバイクの楽しさが体感できます。

詳細情報
距離・時間：5km
最大標高差：-m
始点・終点：勢和の森マウンテンバイクコース
トイレ：勢和台スポーツセンター
スタート地点までのアクセス：(電車)JR栃原駅から約2.8km　(車)勢和多気ICから約5分

中級コース

志摩半島・太陽の道

サイクリングイベントの開催や市をあげての自転車受け入れ態勢ができている、志摩市です。そんな志摩には、海や山の景観が楽しめるサイクリングコースが6つ用意されています。この「太陽の道」は、日本の游百選に選ばれた国道260号線を走りながら、地グルメや観光スポット、リアス式海岸と太平洋の絶景サイクリングを堪能する志摩半島周遊コースです。地グルメは前半の阿児町で、地元で獲れた鮮魚を使た定食やランチを。後半は潮風を感じながらのサイクリングと、極彩色の格子絵天井「片田稲荷神社」や越賀隼人が持ち帰った獅子頭、天狗面などが神宝が祀られた「越賀神社」、海女関連スポットなどをめぐります。志摩半島をぐるりと一周するロングライドが心配な人は、起点から近い場所にある「Bicycle Station 志摩（志摩スポーツコミッション事務所）」で電動アシストの予約をするのがおすすめです。

詳細情報
距離・時間：47km
最大標高差：49m
始点・終点：鵜方駅
トイレ：サイクルステーション志摩、長田小公園、越賀神社、麦崎灯台など
スタート地点までのアクセス：(電車)近畿日本鉄道志摩線・鵜方駅

一般県道松阪伊勢自転車道線

一般県道松阪伊勢自転車道線は、三重県松阪市と伊勢市とを結ぶ約41kmの自転車道です。自転車道とされてはいるものの、起点からも終点からも標識がなく、ルートがかなりわかりづらいサイクリングロードです。終点よりかなり手前にルートマップが掲げてありますが、かなり大雑把に書かれているのでGPSは必須です。さらに段差の多い歩道区間や交通量が多い共用区間、ロードでは厳しい砂利道など、かなりのテクニックを要するので、リングに記された約28km分までの走行が無難です。カップルや家族でのサイクリングはおすすめできません。

詳細情報
距離・時間：41.2km
最大標高差：13m
始点・終点：松阪市京町～伊勢市本町
トイレ：松坂駅など
スタート地点までのアクセス：(電車)JR松坂駅

いなべ史跡コース

三重県の最北端、いなべ市の三岐線沿線に残された神社や史跡など無数の有形無形文化財をめぐるコースです。コース前半は、員弁川の遊歩道をのんびりとサイクングしますが、三岐鉄道三岐線に沿う形で進むので電車に自転車を載せてショートカットも可能です。前半は立ち寄りスポットが点在し、なかでも北勢線を代表的をする撮影スポット「めがね橋・ねじり橋」は大正五年に建設されたコンクリートブロック製の眼鏡であり、アーチ部分が捻じってある全国にも珍しい橋なので必見です。春に訪れるなら樹齢340年以上の枝垂桜で知られる「天皇山勝泉寺」もおすすめ。後半は、坂道が多いのでスピードの出しすぎに注意しましょう。

詳細情報
距離・時間：27km
最大標高差：-m
始点・終点：大泉駅
トイレ：、各駅など
スタート地点までのアクセス：(電車)三岐鉄道北勢線・大泉駅

志摩半島・ 浜島コース

伊勢えびと南張メロンが特産の浜島に設置された面白スポットをめぐるコースです。6月初旬に伊勢えび祭が行われる「浜島海水浴場」、太平洋を眺めながら海沿いを走り抜けるドライブコース「黒潮シーサイドウエイ」、平洋と英虞湾が一望できる夕日スポット「磯笛岬展望台」など美しい景色の中をのんびりサイクリングしながら、高級食材・伊勢えびを模った「伊勢海老モニュメント」、ゆるキャラ「伊勢海老大王像」、漁業の神様的存在「鼻かけえびす」、ビン玉をアートに飾った「ビン玉ロード」などユニークなスポットとの出会いは、ファミリーやカップル、ライド集団、みんなで盛り上がれます。ちなみに「磯笛岬展望台」では、鐘を鳴らすと出世と幸運に恵まれるといわれているので立ち寄るのもおすすめです。

詳細情報
距離・時間：35km
最大標高差：-m
始点・終点：鵜方駅
トイレ：サイクルステーション志摩、穴川駅、波切漁港、宝門の浜など
スタート地点までのアクセス：(電車)近畿日本鉄道志摩線・鵜方駅

上級コース

志摩半島・安乗展望コース

志摩半島南部に位置する安児町を、三重県磯部町と大王町とを結ぶ約19kmの「一般県道磯部大王自転車道」で周遊する脚力向けコース。自転車道沿線には、人気観光テーマパーク「志摩スペイン村」、大男ダンダラボッチの伝説ゆかりの地「ダンダラボッチ公園」「波切神社」「須場の浜」、交通安全「波乗守」が話題の「安乗神社」、伊勢湾を眺める四角い灯台「安乗埼灯台」など観光スポットが点在し、山林、海原、田園と変化に富んだ風景と本格ライドが楽しめます。「安乗埼灯台」近くにはカフェ「Cafe.C.C」があり、ランチやスイーツと美しい景色でひと息つけます。自転車を持ち込まない人は、「Bicycle Station 志摩（志摩スポーツコミッション事務所）」でライド派はクロスバイク、ポタリング派は電動アシストの事前予約をしましょう。

詳細情報
距離・時間：26km
最大標高差：-m
始点・終点：鵜方駅
トイレ：サイクルステーション志摩、穴川駅、波切漁港、宝門の浜など
スタート地点までのアクセス：(電車)近畿日本鉄道志摩線・鵜方駅

いなべツアー・オブ・ジャパンコース

三重県の最北端、いなべ市で開催される国内最高峰の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」のコースです。大会同様に、勾配17%の激板地区やテクニックを要する下り区間、さらにコースアウトの傾斜面「板バカコース」にもチャレンジできる本格ライドが楽しめます。ちなみに選手は1周約20分、8周してゴールする競技内容となっています。

詳細情報
距離・時間：15.2km
最大標高差：245m
始点・終点：梅林公園
トイレ：梅林公園など
スタート地点までのアクセス：(電車)三岐鉄道北勢線・阿下喜駅よりタクシーで20分　(車)桑名ICから約50分、関ヶ原ICからR365経由約40分

UCI公認国際自転車ロードレース 「NTN presents 2019ツアー・オブ・ジャパン　第３ステージ いなべ」（UCIアジアツアー2.1）2019年5月21日(火)公式サイト

いなべいなイチコース

三重県の最北端、いなべ市を1周する満喫コースは、「ツアー・オブ・ジャパン」大会同様に、勾配17%の激板地区やテクニックを要する下り区間、さらにコースアウトの傾斜面「板バカコース」にもチャレンジできる本格ライドが楽しめます。その一方で、いなべを周遊する全長約53kmの沿線には、飲食店や見どころスポットにサイクルスポットが設置されているのでポタリングコースとしても楽しめます。例えば、飲食店ならイタリアンジェラード「うりぼ～の」（ふれあいの駅うりぼう）、「いなべの茶っぷりん」（いなべプリン、ふれあいの駅うりぼう、パスタ屋POPO、ベーカリー米藤）、草餅（手づくり菓舗えぼし）、自然栽培の手作り野菜を使った日替わりランチ（上木食堂）がおすすめ。景色は、ぼたん（エコ福祉センター）、紅葉（聖宝寺）、死ぬまでには一度は見たい絶景と称されるいなべの桜（梅林公園、いなべ市農業公園）などが鑑賞できます。

詳細情報
距離・時間：53.8km
最大標高差：245m
始点・終点：ふれあいの駅うりぼう
トイレ：ふれあいの駅うりぼう、梅林公園、立田公園など
スタート地点までのアクセス：(電車)三岐鉄道北勢線・大泉駅から徒歩約11分　(車)桑名IC国道421号線で約20分

いなべ大自然コース

三重県の最北端、いなべ市の大自然と激坂が満喫できるコースです。前述した「いなイチコース」の上部分と、「ツアー オブ ジャパンコース」の勾配17%の激板地区やテクニックを要する下り区間、コースアウトの傾斜面「板バカコース」を含んでいるので、走りを強化したい人や実力を試したい人に向いています。自然も楽しみたい人は、「いなべ市農業公園」の桜やぼたん、「聖宝寺」の紅葉とさくら、2つ滝「鳴谷滝」、「東林寺」の「白滝（別名・養老の裏滝）」などは美しい景色と休憩ができるのでおすすめです。

詳細情報
距離・時間：24.7km
最大標高差：-m
始点・終点：藤原文化センター
トイレ：藤原文化センター、いなべ市農業公園など
スタート地点までのアクセス：(電車)三岐鉄道三岐線西藤原駅から徒歩約18分

三重観光はサイクリングで楽しもう

三重観光はサイクリングでまわって、自然もグルメも観光スポットも温泉も欲張りに楽しみましょう。