髭スタイル・髭デザイン徹底解説
一口に髭といってもそのスタイルやデザインは多岐にわたります。数多くある髭のデザインの中から自分に合ったものを見つけることがよりカッコいいメンズへの近道です。この記事では髭スタイル・デザインを徹底解説します。スタイルの名前はもちろん、相性の良い輪郭も記載しているのでぜひチェックしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:www.thetrendspotter.net
髭スタイル・髭デザインを解説
髭には多くのスタイル・デザインが存在します。髭のスタイリングを楽しむのであれば、髪型と同様にスタイル・デザインを知り自分に合ったものを見つけることが大切です。この記事では髭のスタイル・デザインを解説と共に、どのような輪郭と相性が良いのかも記載しています。読み終えたころには自分に合った髭スタイル・デザインを見つけることが出来ているでしょう。
顔の輪郭に合わせた髭デザインの選び方
自分に合った髭スタイル・デザインを選ぶ前に自分の顔の輪郭を把握しておくことが大切です。ここでは各輪郭の特徴とともに、どのようなデザインと相性が良い傾向にあるのかを解説します。
面長
面長の特徴としては自分の顔を鏡で見て、縦と横を比べたときに縦幅が長い点が挙げられます。厳密に計測しなくとも、鏡で見て顔が縦に長いと感じるのであれば面長と判断してよいでしょう。
面長メンズが髭のスタイル選びで気をつけなければならない点として挙げられるのは頬ひげ生やさないという点です。基本的に面長メンズは頬ひげを生やすと、横に広がっている印象になってしまいまとまりが無くなってしまいます。顎ひげや口ひげを中心にデザインが構成されているものを選ぶのがおすすめです。
丸顔
丸顔の特徴として挙げられるのは縦幅と横幅がほとんど同じという点です。自分の顔を鏡で見て縦と横のおおよその比が1:1であれば、丸顔と判断してよいでしょう。
丸顔メンズが髭のスタイル選びで気をつけなければならない点としては顔の丸みを強調しないことです。なるべく縦のシルエットを強調するようにしましょう。具体的には顎ひげを長めに伸ばしたり、顎の輪郭に沿って髭を生やすなどをすることでシャープな印象を演出することが出来ます。スタイル・デザインを選ぶ際にもそれらを意識するようにしましょう。
四角顔・ベース顔
四角・ベース顔の特徴として挙げられるのはフェイスラインが角ばっているという点です。エラ骨を見て判断すると分かりやすいかも知れません。エラが張っている場合は四角顔、エラに加えて顎がゴツゴツとしている場合はベース顔と判断してよいでしょう。
四角顔・ベース顔メンズが髭のスタイルを選びで気をつけルポイントは輪郭を活かすということです。エラや顎の輪郭は髭でカバーできるものではないので、それらを考慮した髭スタイル選びを行いましょう。顎ひげを伸ばすことで顎の輪郭を、ボックスタイプなどの攻めたスタイルも取り入れることが出来るのが四角・ベース顔の強みです。
髭の手入れの仕方
ここでは簡単に髭の手入れ方法を解説していきます。11種類のデザインを紹介していきますが、その手入れの方法は共通しているので、参考にしてみてください。
髭の長さを揃える
■口ひげ
口ひげの濃さが丁度良くなる濃さは4mmなので、この4mmを基準にして濃さを調節するようにしましょう。2mmは薄く、4mmが中くらい、6mmが濃いくらいを基準にしてカットしてください。
■顎ひげ
顎ひげは口ひげと同じ長さでも長く見えるので、口ひげよりも1mm~2mmほど長めに調節しましょう。一度に切り過ぎずに最初は10mmほどカットし徐々にカットしていきましょう。
■頬ひげ
頬ひげは体質によって濃い薄いが分かれるので一概に言えませんが、目安の長さは濃い人で2mm、薄い人は2.5mmという長さで調節することがおすすめです。
髭の形を整える
長さを揃えたら髭の形を整えていきます。髭の形を整える際にはヒゲトリマーやカミソリを使用しましょう。自分が取り入れる髭のデザインを決定したら余分な部分からそり落としていき、デザインが左右対称になることを意識しながら整えていきます。注意点としては左右対称を意識しすぎて剃り過ぎないようにしてください、適当なところでバランスが取れたら自分の塩梅で終わりにしましょう。
髭デザインの種類解説
髭デザインを11種類紹介していきます。昔ながらのクラシックスタイルから普段にも取り入れることの出来るモダンスタイルまで幅広く紹介しているので参考にしてください。
1. ショートボックス
ショートボックススタイルというのは口ひげと顎ひげをつなげた口周りを四角に囲うスタイルを指します。口と顎周りにかけて大部分を髭が覆うようになるため、威厳と貫禄を演出できるという面においてはデザインの中でもトップクラスです。もし頼りがいやリーダーシップといった印象を持たれたいのであればショートボックスは最適なデザインです。
ショートボックスと相性の良い輪郭タイプ
ショートボックスは丸顔や四角顔との相性が良いです。頬から口、そして顎にかけて顔の約半分を覆う髭が丸顔と四角顔の輪郭をハッキリとさせメリハリを作ります。注意点としては、面長の方が取り入れると縦のシルエットを崩してしまうことにつながってしまうので注意してください。
2. アンカー
アンカーは顎ひげの部分を錨の形にした髭のデザインを指し、主張が強すぎることが無いため日本人男性にも取り入れやすいことが特徴です。男らしいワイルドな雰囲気を残しつつもフォーマルな魅力があるのが特徴であり、プライベートのみならずビジネスシーンも活躍するデザインということが出来るでしょう。
アンカーと相性の良い輪郭タイプ
アンカーは口と顎の髭を中心に使用してデザインされているオーソドックスな髭であるため、顔の輪郭や形はそれほど気にする必要は無いでしょう。強いて言うのであれば顎が三角形で小さめなメンズが取り入れると、シャープな印象を強調することが出来るのでおすすめです。
3. バルボ
バルボはショートボックスをベースに顎ひげをトリミングしたデザインになります。顎ひげにデザインされた先端の尖った3つの山はワイルドな男らしさや貫禄を演出します。一方で初心者の方にとっては難しいデザインであるので、最初は髭の専門サロンなどで施術を受けてそれをキープしていきながらスタイリングの要領をつかむのがおすすめです。
バルボと相性の良い輪郭タイプ
バルボは四角顔や丸顔との相性が良いです。バルボは顎や口周りを覆うようにして髭を生やすデザインであるため、全体的に引き締まった印象を与えることが可能です。顔が大きめの四角顔、丸顔メンズとの相性は抜群に良いので一度取り入れてみてはいかがでしょうか。
4. ヴァン・ダイク
ヴァンダイクと言う名前はイギリスの歴史的な画家であるアンソニー・ヴァン・ダイクが自身の肖像画を当時流行していた先のとがった髭で描いていたことに由来してつけられています。特徴としては先のとがったアンカー状の顎ひげが特徴的であり、ダンディな印象の強いデザインとなっています。ビジネスシーンやプライベートのどちらでも活躍するでしょう。
ヴァンダイクと相性の良い輪郭タイプ
ヴァンダイクは顎の先端にかけて尖っていくようなデザインであるので、縦のラインを強調することが出来ます。なので顔の輪郭においては面長と組み合わせることで、全体的にまとまりのあるスタイリングを行うことが出来るでしょう。四角顔や丸顔メンズにおいても、顎髭を短めに残し横に幅を広げることで似合わせが効くようになります。
5. マトンチョップ
マトンチョップスは紹介している髭のデザインの中でも特に男らしさを強調することの出来るデザインです。顎ひげと口ひげは生やさずに頬ひげのみを生やすスタイリングであるので、体質的に髭が薄い場合は取り入れることが難しい可能性があるのでその点は注意してください。スタイリングに取り入れることが出来れば他のメンズに差を付けることが出来ることは間違いありませんが、公のビジネスの場には向かないので注意してください。
マトンチョップと相性の良い輪郭タイプ
マトンチョップは顔の輪郭がハッキリとしている四角顔との相性が良いです。男らしく骨張った輪郭と組み合わせることでマトンチョップの持つ男らしさを引き立たせることが出来るでしょう。逆に中性的で顎が細いメンズには全くと言っていいほどに合わないので注意しましょう、髭と輪郭のアンバランスでまとまりが無くなってしまいます。
6. チンストラップ
チンストラップは口ひげを生やさずに顎の輪郭に沿って髭を生やすデザインになります。紹介しているデザインの中では最もあっさりとした印象を与えることが出来るので、髭が与えるワイルドな男らしさが苦手な人におすすめです。髭を生やす範囲が広範囲であるため、メンテナンスは少し手間がかかる点のみ注意するようにしてください。
チンストラップと相性の良い輪郭タイプ
チンストラップは四角顔や丸顔のメンズにおすすめのデザインになります。チンストラップのように顔の輪郭に沿って髭を生やすデザインは四角顔や丸顔に取り入れることで、その魅力をより引き立たせることができるでしょう。一方で面長との相性はそれほど良くないので、注意してください。
7. シャープ・ペンシル
髭のデザインで言うところのペンシルというのは細く直線的という意味を表します。紹介するシャープ・ペンシルはデザインの中でも、とりわけ細い直線状のデザインです。口を覆うようにボックスを作り、顎の輪郭をハッキリとさせたスタイルはダンディな男らしさと清潔感の両方を演出することが出来るでしょう。
シャープ・ペンシルと相性の良い輪郭タイプ
シャープ・ペンシルは基本的に面長を除く多くの輪郭との相性が良いので、取り入れやすいデザインと言うことができるでしょう。似ているデザインとしてショートボックスが挙げられるので、顔が大きめの方はシャープ・ペンシルよりもショートボックスを取り入れるのがおすすめです。
8. シェブロン
シェブロンは上唇を覆うように髭を生やした通常の口ひげよりも幾分か濃いデザインが特徴的です。シェブロンの特徴として濃い口ひげ以外に上げることが出来るのは、髭の形です。口ひげを外に向かっていくにつれて先端が上方向に跳ねていることがポイントになります。これによって英国紳士のようなスタイルを実現することが出来るでしょう。
シェブロンと相性のより輪郭タイプ
シェブロンは顔の輪郭に左右されることなく幅広いメンズが取り入れることの出来る万能なデザインです。四角顔や丸顔といったメンズにもおすすめですが、特に面長のメンズが取り入れることでシェブロンの持つ魅力を最大化させることが出来るでしょう。
9. ゴーティ
ゴーティは口ひげを生やさずに顎ひげのみで作ったオーソドックスなデザインになります。ゴーティは広い意味で顎髭を意味する言葉として使用されていますが、ゴーティのクラシックなスタイルは画像のような顎髭が3つに枝分かれしたスタイルです。ワイルドな男らしさを演出することが出来るので、普段年齢より若く見られてしまうメンズがとりいれることで真価を発揮するでしょう。
ゴーティと相性の良い輪郭タイプ
ゴーティは面長のメンズとの相性が良いデザインになります。ゴーティは顎の範囲に収まるので面長の持つ縦のシルエットを崩さずに全体をまとまりのある印象に仕上げることが可能です。やや複雑なデザインであるため、最初のスタイリングは専門のサロンで施術を行ってもらうことで完成度高く再現することが出来るのでおすすめです。
10. インペリアル
下唇と顎を髭でつないだナチュラルな雰囲気が特徴のデザインです。その直線的な形状が縦のラインを強く意識させるので、顔全体に引き締まった印象を与えることが可能です。基本的にナチュラルで洗練された印象のデザインではありますが、髭が人よりも濃い方の場合は与える印象が強くなりすぎてしまう可能性があるのでその点のみ注意するようにしてください。
インペリアルと相性の良い輪郭タイプ
顎と下唇を結ぶデザインが全体の印象を引き締めるデザインであるので基本的に面長、丸顔、四角顔のどの輪郭とも相性が良いです。インペリアルは髭の太さや濃さによっても印象が異なってくるので、それらを自分に合わせてコーディネートするのがおすすめです。柔らかい印象にしたい場合は髭を薄く、シャープな印象にしたい場合は髭を細くするなどして調整していくと良いでしょう。
11. ムスタッシュ
顎髭は生やさずに口ひげのみを生やし、その口ひげを上唇を覆うほど濃い目に生やしたデザインをムスタッシュと呼びます。海外では最もオーソドックスなデザインの1つであり、映画などでよく見かけるハットを被りステッキを持った英国紳士のよくある髭の形はムスタッシュです。紳士的な印象を与えることが出来るのでビジネスシーンにおいても活躍を期待することが出来るでしょう。
ムスタッシュと相性の良い輪郭タイプ
ムスタッシュが似合う顔の形は丸顔と面長になります。ムスタッシュは上唇が覆われるほど髭を伸ばすため、エラが張っている四角顔の方が取り入れると顔が大きく見えてしまうので注意してください。面長や丸顔の輪郭がシャープなメンズが取り入れると、大きな髭とのメリハリが生まれるのでおすすめです。
デザインが難しい場合は専門サロンがおすすめ
初めて髭のスタイリングを行うという方にとって、髭のデザインは技術的なハードルがとても高く上手く再現することは難しいという方も多いと思います。現在は髭を専門にデザインを行うサロンも存在するので、まずはそこでデザインを確定し、自分でメンテナンスを行っていく中でスタイリングを覚えていくというやり方もおすすめです。
hair salon ono 日本橋本店
ヘアーサロンonoは都内と大阪を中心に展開するメンズ向け理容室です。こちらではヒゲデザインコースが3,000円で受けることが出来ます。髭を伸ばし始めたという方に、その人に合った最適なデザインをしてくれるので自分に似合う髭のデザインが分からないという方におすすめです。
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バーニーズ・バーバー
バーニーズバーバーは横浜に店を構えるクラシックな雰囲気が魅力のメンズ向けバーバーです。こちらの髭デザインオーダーコースは7,000円という安いとは言えない価格ですが、髭のデザインだけではなく帰宅後も役に立つ髭のメンテナンス道具の使い方もレクチャーしてくれる手厚いコースになっています。プロから髭の手入れを教わりたいという方におすすめです。
バーニーズ ニューヨーク横浜店4F。「バーニーズバーバーショップ」のご案内です。シンプルなクラシカルバーバースタイルとヒゲデザイン。1870年に始まった当時の西洋理髪のようなピュアで無添加な理容本来のバーバーです。
自分に合ったデザインでよりかっこよく
いかがでしたでしょうか、髭のデザイン・スタイルを解説していきました、顎ひげと口ひげを生やしただけではなく、しっかりと自分に合った髭のスタイルを選び髪型同様に楽しむことがベストです。自分に合ったデザインでよりかっこよくなってください。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。