髭の生やし方・カッコいい整え方
髭の生やし方と整え方を習得することで、より奥行きのあるスタイリングを行うことが出来るようになります。この記事では髭の生やし方と整え方を解説しているので、これから髭を生やしていきたいという方はもちろん、新しい髭のデザインに挑戦したい方も参考になる内容になっています。正しい方法でかっこいい髭を手に入れましょう。
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アイキャッチ画像出典:stylesatlife.com
髭もスタイリングの一部
髭もメンズのスタイリングの一部です。ヘアスタイルや服装に加えて、そこに髭を加えることでヘアスタイルや服装だけでは表現しきれない、より奥行きのある魅力を演出することが出来るでしょう。しかし、髭の手入れや生やし方を間違えてしまうと、自分の印象を著しく下げてしまう原因にもなりかねません。この記事では髭の生やし方、そしてそこからのカッコいい整え方を解説していきますので参考にしてみてください。
髭を生やすことで変わること
第一印象
髭を生やすことで変わる最も大きなものは第一印象です。髭を生やしていない時の第一印象が爽やかといった方でも、髭を生やすことで貫禄が出て実年齢よりも幾分か大人っぽく見られることが多くなるでしょう。どちらの第一印象が良いのかというのは周囲の環境や個人の価値観によって大きく異なりますが、大人っぽく、そしてダンディな男性だと自分を魅せたいメンズにとって髭というツールは大きく活躍するでしょう。ただあまり若すぎる人の髭は年上の方からすると生意気な印象も与えてしまうかもしれないので、よく検討したうえで取り入れるようにしてください。
毎朝のスタイリング
第一印象に加えて毎朝のスタイリングの工程も大きく変わります。髭を生やしていない時は電動シェーバーでデザインのことなどは考えずに剃っていたという方も髭を生やしている場合はデザインを考えて丁寧に髭を剃っていく必要があります。手入れは毎日行わなければいけないということはありませんが、2~3日に一度のメンテナンスは必要になってくるので、毎朝の手入れが面倒になってしまう方は注意が必要です。しかし、メンテナンス以上に髭を生やすことによって得られるものが大きいので、どちらが大切かをよく検討してから生やすようにしましょう。
髭の手入れに必要な道具
ひげを生やしていくにあたって必要な道具を紹介します。それほど多くのモノを必要とせず、自宅にあるもので手入れをすることが可能です。基本的に髭の手入れ専用の道具というものは無いので、シェービングの道具を使用していきます。主に以下の3点をそろえてください。
カミソリ&シェービングクリーム
カミソリとシェービングクリームは必ず揃えたい最も基本的なアイテムになります。カミソリには様々な形があり、一般的に髭剃りの形であるT型ではなくI型を使用して髭を整えていきます。T型カミソリでは細かなニュアンスを表現することが難しいためです。カミソリは深く髭を剃ることが出来るので仕上がりがヒゲトリマーよりも綺麗ですし、髭を生やした部分とそれ以外のメリハリがハッキリします。しかし、扱いが難しいため、やや上級者向けと言えるでしょう。
ハサミ
形だけではなく、長さを揃えることも髭の手入れにおいて大切なポイントになります。その長さを整える役割を果たすのがハサミであり、慣れてきた方であればハサミとカミソリさえあれば髭の手入れを行うことが出来るでしょう。なお髭の手入れに使うのは紙を切る際に使用する図画工作用のモノではなく、髪の毛を切る用のカットハサミや髭専用のハサミを使用します。どちらも2,000円ほどで購入することが出来るので購入してしまうのがおすすめです。
ヒゲトリマー
初心者の方はヒゲトリマーの購入をお勧めします。怪我をする可能性も低く、時間の短縮にもなるため圧倒的に楽です。ヒゲトリマーを販売しているメーカーは様々ありますが、その中でも特にパナソニックやフィリップスなどの名の知れたメーカーのモノを購入するのがおすすめです。予算2,000~5,000円でしっかりとしたものを購入することが出来るので、こちらも初心者の方は特に購入をおすすめします。
髭の生やし方・整え方
ここからは髭の生やし方と整え方を解説していきます。髭のデザインがどのようにして仕上げていくのかを解説しているので参考にしてみてください。各ステップごとに解説し、デザイン例を見ながら整えていくという形をとる取り組みやすいでしょう。
1. 無精ひげを生やす
無精ひげというのは特に整えていない、何もせずただ伸ばした状態の髭を指します。髭をある程度まで伸ばなければスタイリングを行うことが出来ないというのももちろんですが、自分の髭がどのような生え方をするのかを知るという意味においても大切なステップになります。
まずは無精ひげを生やすことで髭のスタイリングに必要な長さまで伸ばしつつ、自分の髭の生え方を見ながらどのように生やしていくかを決めていきましょう。
2. どの部分に髭を生やすのかを決める
似合う髭の形の見つけ方について解説していきます。主に自分に似合う髭の形というのは自分の顔の輪郭に合わせて選ぶことが一般的です。顔の輪郭を無視して髭を生やすことは、顔の輪郭のバランスを崩し全体をまとまりの無い印象にしてしまうので注意が必要です。ここでは面長と丸顔、そして四角顔の3つの輪郭の髭の形の選び方や注意したいポイントを解説していくので参考にしてください。
面長
面長は口ひげや顎ひげと相性が良いです。一方で頬ひげとの相性は良くないので注意してください。面長の方が頬ひげを取り入れると、もともとある縦のシルエットが崩れてしまい全体にまとまりが無くなってしまうので注意してください。お勧めの髭の形は顎ひげと口ひげ、または顎ひげと口ひげを組み合わせたスタイルです。縦のシルエットを崩さなければ、バランスの良い髭になるでしょう。
丸顔
丸顔の方が髭の形で気をつけるポイントは面長の方が気をつけるポイントとは真逆になります。つまり、丸みのあるシルエットを崩さないようにするということです。なので、一般的に丸顔の方は頬ひげが良く似合います。おすすめの髭の形としては頬ひげを顔の輪郭に沿って丁寧に生やしつつ、好みに合わせて頬ひげや口ひげを生やしていく形です。丸顔は髭を生やすことで輪郭をシャープに見せることが出来るというメリットもあるので、コンプレックスをカバーするという点においてもおすすめです。
四角・ベース顔
四角顔は輪郭がハッキリとしているため、他の輪郭に比べて顔が大きく見えてしまいがちであるので髭でその輪郭をカバーすることがポイントです。そのような特徴があるため輪郭に沿って髭を生やす、頬ひげとの相性が良いです。頬ひげを綺麗に生やすことができれば、四角顔のハッキリとした輪郭をぼかすことが出来るでしょう。顎ひげや口ひげとの相性も悪くなく、髭のスタイリングを楽しむのには最も適した輪郭と言うことが出来るでしょう。
3. 実際に髭をカットしていく
無精ひげがある程度まで伸びたら、どの部分に髭を生やしていくかを決めていきます。ひげを生やす場所として一般的なのは顎ひげ、口ひげ、頬ひげの3つです。それぞれを解説していくので、生やす場所選びの参考にしてください。
3-1 口ひげのカットの仕方
口ひげとは具体的に鼻と唇の間に生やす髭を指します。この部分のひげを海外ではムスタッシュと呼ばれ、両端を触覚のようにハネさせたデザインのひげを井地度は見たことがあるのではないでしょうか。この部分のひげは主に貫禄や威厳を演出することに向いています。顎ひげや頬ひげとは異なり、顔の中心部分の存在感が強くなるために、与える印象の変化も大きいということが出来るでしょう。
カットのやり方
口ひげがちょうど中くらいになる濃さは4mmです。この長さを基準にして濃い目にするか薄めにするかを決めて、髭を自分の好みの濃さにカットしていきましょう。2mmは薄く、4mmは中くらいで、6mmになってくると濃い髭になります。ポイントは一度にカットしすぎないことです。少しずつ様子を見ながら1mmずつカットしていくようにしてください。
3-2 顎ひげのカットの仕方
出典:www.ties.com
最も取り入れやすいタイプが顎髭になります。一口に顎ひげといっても長さや形によって印象は大きく異なります。紹介する3種類の部位の中で最もデザインの幅が広いタイプです。顎髭は威厳や貫禄といった面では大きな印象の変化はないものの、大人っぽさや男らしさを演出することが可能です。あくまでも全体の印象は変えずに、雰囲気を大人っぽくしたいという方におすすめです。
カットのやり方
顎ひげは口ひげと同じ長さを残しても、長く見えるのでその点を意識しながらカットしていきます。口ひげと同様にまずは10mmほどの長さに大まかにカットし、そこから微調整を行っていきます。必ず口ひげの後にカットを行い、口ひげとのバランスを見ながら手入れを行っていくと良いでしょう。
3-3 頬ひげのカットの仕方
頬ひげは顎のラインにそって髭を生やす髭の形になります。もともと髭があまり濃くない日本人男性では取り入れることが出来る人と出来ない人がいるので、その点のみ注意してください。顎のライン上に髭を生やすこのタイプは印象の変化も大きく、取り入れることで相当な貫禄や風格を演出することが出来るでしょう。他にも顔の輪郭周りのコンプレックスをカバーする役割も果たすので、その点においてもおすすめの形ということが出来ます。
カットのやり方
頬ひげは人によって濃い薄いが分かれるため一概にいうことは出来ませんが、濃い人は2mm、薄い人は2.5mmほどの長さに剃ると自然な仕上がりの頬ひげが実現します。顔の輪郭と頬にかけての部分は髭の生え方がバラバラである場合が多いので、ヒゲトリマーで軽く整えたあとにハサミやカミソリを使って整えていくという順番で行いましょう。
髭デザイン例
顎ひげと口ひげのオーソドックスなデザイン
口ひげと顎ひげを生やしたオーソドックスな髭のデザインになります。難しい形ではないため手入れが簡単であり初心者の方におすすめです。この髭のデザインは日本人の彫りの浅い顔との相性が良いので、幅広いメンズに似合わせが効くことがポイントになります。そのような点においても導入のデザインとして最適ということが出来ます。
顎ひげをコンパクトに生やした個性的なデザイン
口ひげを生やし、顎ひげを濃い目に生やしたデザインになります。顎ひげを強調することで、アンニュイな雰囲気を演出することが出来ます。面長や丸顔のメンズと相性が良いでしょう。アンニュイな雰囲気を演出することが出来るデザインであるので、ヘアスタイルやファッションはアバンギャルドなものを選択するとよりデザインの良さを引き立たせることが出来るでしょう。
口ひげを濃い目に残したダンディなデザイン
口と顎に髭を生やし、口ひげの方を濃い目にしたデザインになります。口ひげの方を濃い目にすることで、英国紳士のようなジェントルさを演出することに成功しています。画像のような抜け感のあるヘアスタイルと相性が良く、ボーダーTなどシンプルなファッションに合わせることでデザインの持つ良さを活かすことが出来るでしょう。
顎ひげをアンカー状にした外国人風のデザイン
口ひげと顎ひげを濃い目に残したオーソドックスなデザインの1つです。童顔で幼く見られてしまいがちなメンズにおすすめのデザインであり、取り入れることで大人っぽさを演出することが出来るでしょう。ゆるめのパーマをかけたヘアスタイルに白いシャツといった綺麗目の中にも抜け感を織り交ぜたスタイリングと組み合わせることがおすすめです。
全体的に薄めに生やした無精ひげ風のワイルドなデザイン
口ひげと顎ひげを薄めに残したデザインになります。薄めの髭はヤンチャな印象を与えるので、サイドパートや七三分けといった綺麗目な印象のヘアスタイルと組み合わせることでちょうど良い外しになるでしょう。スーツなどフォーマルな服装と相性が良いのははもちろん、開襟シャツなどと組み合わせるのもおすすめです。
顎ひげを長めに残したアンニュイなデザイン
こちらも顎ひげと口ひげを組み合わせた髭のデザインになります。こちらの特徴としては顎ひげを伸ばしているという点になります。顎ひげを長めに残すことで、ダンディな雰囲気をより強く演出することが駅るでしょう。
口ひげを生やす範囲を広めにとった英国紳士風のデザイン
全体的に薄めの髭が特徴的なデザインになります。消化敷いているデザインの中でも見た目の印象に与える変化はそれほど大きくは無いので、初めてひげを取り入れる方におすすめです。カミソリやハサミなどを使用した手の込んだスタイリングは必要なく、ヒゲトリマーのみで再現することが出来るのもポイントです。
初心者の方は専門サロンの利用もおすすめ
髭の手入れ方法に自信が無いという方には髭の手入れを専門とするサロンの利用もおすすめです。無精ひげを伸ばした後に、専門サロンに行きデザインを整えてもらうことで以降は手入れを行うだけで良くなります。一度サロンで完成形を見てから、自分でスタイリングをするという方法も良いかもしれません。
hair salon ono 日本橋本店
日本橋に本店を構え、関東は東京、関西は大阪を中心に展開するヘアーサロンonoはヘアカットだけでなく髭のデザインも行うことが出来ます。髭デザインコースは3,000円から施術を受けることができ、髭を伸ばし始めた方にスタイリストが最適なデザインを施術してくれます。
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バーニーズ・バーバー
バーニーズバーバーは横浜に店を構えるメンズの理美容を総合的にサポートします。こちらの髭デザインコースは7,000円と割高ですが、髭のスタイリングだけでなくおすすめの剃刀やメンテナンスに必要な道具の使用方法までを解説してくれます。髭のスタイリングというよりはどのようにして髭を整えるかのレクチャーをしてくれるので、初心者の方には特におすすめです。
バーニーズ ニューヨーク横浜店4F。「バーニーズバーバーショップ」のご案内です。シンプルなクラシカルバーバースタイルとヒゲデザイン。1870年に始まった当時の西洋理髪のようなピュアで無添加な理容本来のバーバーです。
髭を整えてもっとかっこよく
いかがでしたでしょうか、髭の生やし方と整え方を解説しました。自分に合った髭の形を取り入れることが出来れば、スタイリングの幅が広がるのでぜひこの記事を参考にスタイリングを楽しんでください。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。