香水の付け方決定版【正しい使い方とポイント】
さりげなく香水の匂いが香る人は素敵ですよね。今回は、メンズ・レディースともにおすすめの香水の付け方を徹底解説。適切な量から、手首や腰など付ける場所ごとの違いや、シチュエーション別の使い分けまで、気になるポイントを取り上げます。付け方だけでなく、香水の基本的な種類や役立つ知識を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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アイキャッチ画像出典:www.fragrantica.com
香水はさりげなくがスマート
出典:menhealth.in
おしゃれの一環として香水を付ける方も多いと思いますが、正しい付け方をマスターしていますか?
せっかく高級な香水を使っていても、付け方を間違ってしまうと台無しになってしまいます。
さりげなく香水を感じさせることができれば、メンズ・レディースともにさらに魅力を感じさせること間違いなしです。
今回はそんな香水の付け方を、基本的なポイントからシチュエーション別の使い分けまで解説します。
男女で香水の付け方に違いはあるの?
香水を付ける際のポイントや、NG例などは男女共に共通する点が多いのが特徴です。
付ける匂いや種類は男女によって異なりますが、量やタイミングなどは共通する点も多いので、ぜひ覚えておいてください。
代表的な香水の種類
一口に香水と言っても、濃度によって呼び方が異なり、匂いの持続時間も変わってきます。
今回は、その中でも代表的な4つの分け方を紹介します。
あくまで目安の1つであり、ブランドによって表記がことなる場合もあるので、購入する際には店員さんに持続時間等を確認してみるのも良いでしょう。
パルファム(Parfum)
パルファム(パルファン)とは、エタノール濃度15~30%の香水のことを指します。
香りの持続時間も約5~12時間と非常に長く、朝付けるだけで1日中楽しむことができるのも特徴です。
濃度が濃いため、価格も高価なものが多く、売られている種類もそれほど多くありません。
オーデパルファム(Eau de Parfum)
オーデパルファム(オーデパルファン)は、エタノール濃度が10~15%で、香りの持続時間が約5時間~12時間の香水を指します。
パルファムに近い濃度ながらも、手に取りやすい価格のものが多いので、男女ともに人気が高い香水です。
オーデトワレ(Eau de Toilette)
オーデトワレはエタノール濃度が5~10%で、持続時間が約2~5時間のものを指します。
ソフトな香り立ちのものが多いので、普段使いしやすく、気軽につけることができるのが特徴です。
ふんわりと香りを残したい場合には、オーデトワレをチョイスしてみてください。
オーデコロン(Eau de Cologne)
オーデコロンはエタノール濃度が1~5%で、香りの持続時間が1~2時間の軽めの香りが特徴。
軽めのものが多いので、さりげなく香らせることができるものが多く、香水初心者でも取り入れやすいのがオーデコロンです。
香りの持続時間も短いので、1日のうちに付け直しても良いですね。
付け方のNGポイント
付けすぎに注意
一般的に、自分で匂いを感じることができる量の香水は多いとされています。
自分自身は匂いに慣れてしまっているので、あまり感じることができませんが、実際にはしっかり香っていることもしばしば。
香水の種類にもよりますが、5プッシュ以上つけてしまうとかなり強い匂いになってしまうので注意が必要です。
擦り合わせるのは厳禁
香水を手首や首に付けて、擦り合わせるように広げている人を時々見かけます。
しかし、香水を擦り合わせてしまうと匂いが変わってしまい、せっかくの素敵な香りが台無しになってしまうことも。
擦って広げるのではなく、少なめの量を数か所に分けてトントンと叩くように付けることで、香水本来の匂いを楽しむことができます。
付ける時は清潔な肌に
香水を付ける際は、汗をかいたりしていない清潔な肌に付けるのがおすすめです。
制汗剤の要領で、汗をかいた肌につけてしまうと、汗の匂いと混ざってしまいせっかくの香水も台無しになってしまいます。
清潔な肌に香水を付けることで、最大限匂いを楽しむことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
正しい香水の量は?
種類にもよりますが、香水は1~2プッシュが適量と言われています。
特に良く香る耳元や胸元に付ける際には、匂いが強く出がちなので注意してください。
少し強めに香りを広げたい場合は、3プッシュ程度までなら許容できますが、5プッシュ以上になるとかなり強い匂いになってしまうので、控えるようにしましょう。
香水を付けるタイミングは?
一般的に、香水を香らせたい20分から30分前がベストなタイミングと言われています。
トップノートではなく、ミドルノートが香るタイミングに合わせて使用することで、香水の魅力を最大限楽しむことができるでしょう。
香りの持続時間によって多少前後はしますが「香水は付けたてがベストタイミングではない」ということを覚えておいてください。
【ポイント】匂いの移り変わり
同じ香水であっても、様々な成分が配合されているため、一般的に付け始めから終わりまで、匂いが変わるのがポイントです。
付け始めの香りは「トップノート」と言われており、軽めの匂いを感じさせることが多いのが特徴です。
30分~1時間後に香るのが「ミドルノート」で、香水の核となるパートとなっており、個性やテーマが表現されていることが多いので、香水を最も楽しむことができます。
そして最後に香るのが「ラストノート」です。
こちらは、香水の残り香となる部分であり、ほんのりとした柔らかい香りを長い時間感じることができるのが特徴です。
香水の匂いの広がり方
香水は、温度が高くなればより強く香るという特徴があります。
血管の集まる手首や首元など、比較的温度が高い部分に付けるのがオーソドックスです。
また、付ける場所によって匂いが変わったり、体温が違うため付ける人によって匂いが変わったりもします。
購入する際には、ぜひ一度自分で試してみてください。
場所ごとの香り方の違い
耳の後ろ・首元
比較的体温の高い耳の後ろや首元は、長い時間香りを楽しむことができるのが特徴。
軽くなじませるだけで、香りをしっかり感じることができるので、匂いをしっかりアピールしたい場合には、ぜひ参考にしてみてください。
男性の場合、匂いが強く出すぎてしまうことがあるので、女性に特におすすめです。
胸元・腰回り
こちらも耳の後ろや首元と同じように比較的体温が高い場所なので、長い間香りを楽しみたい方におすすめ。
体臭と混ざったそれぞれのオリジナルの匂いを感じさせるのも魅力的なポイントの1つです。
体温が高い場所ではありますが、衣服を挟んでいる分、首元に付けるときほど強く香りが出ないので、男性女性ともにさりげなく香らせたい場合に実践してみてください。
手首
どんな作業をしていても動かす機会の多い手は、周りに匂いを広げやすいのが最大のポイント。
動かす機会が多く、体温も高めの場所なので、少し強めに香りを放ちたい場合は、ぜひ手首に香水をつけてみてください。
一方で、衣服に擦れやすく、匂いが長持ちしにくいというデメリットもあるので、香りを維持したい方は定期的に付けなおすのを忘れずに。
太もも・膝の裏
太ももや膝の裏は、さりげなく匂いを放ちたい方におすすめ。
他の場所に比べて、ほのかに香水の匂いを感じさせるので、きつい匂いが苦手という人も安心して付けることができます。
パンツの場合はさりげなく香りますが、スカートの場合はしっかりと匂いを感じさせることができるので、女性の方はコーディネートによっても付ける量を調節してみてください。
シチュエーション別のマナー
カジュアルシーン
カジュアルシーンで付ける香水は、自由度を高く選ぶことができます。
気分によって使い分けるのも良いですし、春夏は軽めで爽やかな香りを、秋冬は少し重めでセクシーさを感じさせる香りをと季節によって使い分けるのもおしゃれですね。
また、年代によっても使う香水を変えることで、最大限魅力を引き出すことができます。
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、男女ともに爽やかめの匂いの香水を選ぶのがおすすめです。
あまり重たすぎたり、甘すぎる匂いを選んでしまうと、TPOにふさわしくないと判断されてしまい、信頼を失ってしまうこともあるので注意が必要です。
特に若いうちは、あまり個性的な匂いのものを選ばないようにしましょう。
和食など香り高い料理の席
五感で楽しむ料理(例えば日本料理など)の席では、香水を香らせすぎないのがマナー。
自分では何とも思っていなくても、無意識のうちに周りの人の気分を害してしまっている可能性があります。
白い目で見られないように、格式高い料理の席では香水は避けるか、かなり控えめに付けるようにしましょう。
弔事・お見舞い
お悔みごとの際や、病院へのお見舞いの際には香水を避けるのがベター。
おしゃれの1つともとらえることができる香水は、不幸事の際には控えましょう。
また、病院などに足を運ぶ際にも、匂いで気分を害してしまう可能性があるので、避けておくのが無難と言えます。
正しい香水の付け方をマスターしよう
同じ香水を使っていても、付け方やその人の体温によって匂いが少しずつ変わるのは奥深いですよね。
体調や天気によっても匂いが変わるので、同じ香水でも毎日違う匂いを楽しむことができるのではないでしょうか?
気分や季節によって、香水の種類や付け方をアレンジすることができれば、より魅力的な雰囲気を纏うことができること間違いなしです。
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この記事のライター
経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。