青森県の観光スポットおすすめ20選【人気・定番コースから穴場まで】
本州の一番北に位置する青森県には東京から東北新幹線で約3時間で行くことができます。そんな青森県の人気・定番の観光スポットから穴場の名所や、季節ごとにおすすめの場所まで幅広く紹介しますので青森県に旅行をお考えの方は是非参考にしてください。
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アイキャッチ画像出典:travelzaurus.com
青森県って
青森県と言えば、りんごやねぶた祭りのイメージを持つ方は多いかもしれませんが、観光スポットがすぐに思い浮かばない方も少なくないと思います。ですが、青森県には世界遺産の白神山地を始めとして、奥入瀬渓流や恐山などの自然豊かなスポットから弘前城、太宰治ゆかりの観光名所など見どごろは多いです。そんな青森県の魅力あふれる観光スポットおすすめ20選を紹介していきたいと思います。
人気・定番の観光スポット
十二湖(白神山地)
白神山地とは、青森県南西部から秋田県北西部にかけての山地を指し、原生的なブナ林が世界最大規模で分布していると言われています。1993年に世界自然遺産に登録されています。核心地域への入山は原則禁止とされていて、本格的な登山コースの白神岳登山道蟶山やトレッキングを楽しめる暗門の滝歩道やマザーツリーもおすすめですが、手軽に白神山地を満喫したい方には「十二湖」をおすすめします。能代南インターから車で1時間ほどのところにあります。名前は十二ですが、実際には33湖の総称です。一番の見どごろは「青池」。まるで青いインクを流したかの様なコバルトブルーの池で、未だに何故青色をしているのかは解明されていません。
「十二湖」
住所 西津軽郡深浦町松神山国有林内
TEL 0173-74-2111
奥入瀬渓流
十和田インターより車で1時間、新青森駅からバスで2時間のところにあります。十和田湖の子ノ口から蔦川までの約14㎞の渓流で、数か所の滝や樹木、奇岩などが見事な景観を作り出しています。渓流沿いには遊歩道が整備されていますので、景色を楽しみながら散策が出来ます。「阿修羅の流れ」と「銚子大滝」は必見で、散策コースは30分を目安のものからありますので、手軽に楽しみたい方にもおすすめです。四季折々の美しさを見せてくれますが、5~6月の新緑と10月上旬からの紅葉シーズンは特に絶景です。
住所 十和田市奥瀬
TEL 0176-75-2425
十和田湖
十和田インターから車で45分のところにあります。青森県と秋田県にまたがる湖で標高400mの山の上にあります。約2,000年前の火山活動によって出来た典型的なカルデラ湖です。周囲は約46kmあり、深さは日本国内で3位です。おすすめの季節は新緑と紅葉シーズンで、湖を少し上から眺めたいならば、「瞰湖台」がピッタリのビュースポットとなっています。また、湖を見るだけでなく遊覧船に乗ったり、河畔にはパワースポットとして知られている「十和田神社」もありますので合わせて確認してみてください。
住所 十和田市奥瀬十和田湖畔
TEL 0176-75-1531
恐山
下北駅からバスで45分のところにあります。日本三大霊山に数えられ、日本有数のパワースポットとしても知られています。862年に慈覚大師によって開山され、天台宗の修験道場として栄えましたが一旦廃寺となり14世紀に曹洞宗円通寺によって再興される歴史を持ちます。恐山菩提寺の境内に足を踏み入れると草木が生えていなく、硫黄の臭いが立ち込め、まるで地獄絵図の様な景色が広がります。血の池地獄や重罪地獄、無間地獄など136の地獄があると言われていて、境内を見て回るのに1時間ほどかかります。恐ろしい光景だけでなく「極楽浜」のように極楽浄土の様な美しい景色もありますのでご安心ください。入山料が大人500円かかります。
住所 むつ市田名部宇曽利山
TEL 0175-22-3825
営業時間 6:00~18:00(開山期間5/1~10/31)
三内丸山遺跡
出典:4travel.jp
青森インターから車で5分、新青森駅から車で5分のところにあります。今から約5,500年~4,000年前の縄文集落跡で日本最大級の規模を誇ります。広場には竪穴住居跡、掘立柱建物跡などの建物の他に墓場やゴミ捨て場などの当時の生活を感じることの出来る遺跡が残っています。また、遺跡から発見された数多くの遺物が展示されている「さんまるミュージアム」では、石器などは勿論のこと魚の骨や植物の種まで保管されていて、合わせて人形も展示されているため縄文時代の生活をより感じることが出来ます。ミュージアムには体験工房やレストランもありますので長時間楽しめます。入場料は無料ですので新幹線までの余った時間にもおすすめの観光スポットです。
住所 青森市三内丸山305
TEL 017-781-6078
営業時間 9:00~17:00
斜陽館
出典:dazai.or.jp
道金木駅から徒歩7分、浪岡インターから車で45分のところにあります。国の重要文化財にも指定されている斜陽館は、太宰治の生家で父の津島源右衛門によって1907年に建てられました。和洋折衷・入母屋造りのこちらの建物全体に青森ヒバが使用されていてどっしりとした重厚感があります。2階建て(19室)で庭などの含め、約680坪もあります。蔵を利用した展示室には初版本や原稿、太宰治が実際に着用していたマントなど600点が展示されています。建物自体にも見どごろが多く、管理人の方も丁寧に説明してくださるため、ファンでなくても楽しめる記念館ではないでしょうか。入館料は大人500円です。
住所 五所川原市金木町朝日山412-1
TEL 0173-53-2020
営業時間 5~10月8:30~18:00
11~4月9:00~17:00
鶴の舞橋
大鰐弘前インターから車で50分、陸奥鶴田駅から車で10分のところにあります。全長の長さは300mを超え日本一長い木造の三連太鼓橋である「鶴の舞橋」。青森県産のヒバが使用された橋は鶴が空に舞う姿に見えると言われていて、渡ると長生きできるとも言われています。JR東日本の大人の休日俱楽部のCMで有名になった鶴の舞橋は、橋そのものだけでなく、背後の岩木山と合わせて見るとより美しいです。橋の架かっている津軽富士見湖に隣接した富士見湖パークではボートに乗ることも出来ます。また、丹頂鶴が見られる丹頂鶴自然公園も同じく隣接してありますので、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
住所 北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150
TEL 0173-22-6211
営業時間 8:00~21:00
蕪島神社
鮫駅から徒歩15分のところにあります。蕪島は周囲80ⅿほどの人工的に埋め立てられた島で本土とも陸続きになっています。地元からは「かぶしまさん」の愛称で親しまれウミネコと信仰の島でもあります。ウミネコの繫殖地として天然にも指定され、毎年3~8月には子育てのために多くのウミネコが飛来します。一方、蕪島神社は弁財天を祀っていて、業安全や商売繁盛、芸能にご利益があると言われています。※平成27年に社殿を火災で焼失したため現在は臨時の拝殿と社務所が設けられ、頂上への立ち入りが制限されています(2019年2月)
住所 八戸市鮫町鮫56-2
TEL 0178-34-2730
八食センター
八戸北インターから車で10分、八戸駅からもバスでアクセス出来ます。約60店舗が軒を連ねる八食センターには、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を始として干物や珍味、お土産などが何でも揃います。また、買う以外にも「厨スタジアム」や「味横丁」では新鮮な海鮮や八戸ラーメンなどのご当地グルメを頂けます。その中でも買った海鮮をその場で焼いて食べられる「七輪村」はおすすめです。八戸に観光の際は是非立ち寄りたいスポットです。
住所 八戸市河原木神才22-2
TEL 0178-28-9311
営業時間 9:00~18:00(飲食店によって異なる)※水曜定休日
穴場の観光スポット
不老ふ死温泉
能代南インターから車で1時間30分、ウェスパ椿山駅からは送迎バスでアクセス出来ます。宿泊施設の「黄金崎不老ふ不死温泉」の露天風呂のことで日帰りでの利用も可能です。日帰りは入館料大人600円です。秘湯として人気があり、温泉好きの間では有名な温泉です。ひょうたん型の形をした温泉はまるで海と一体化して見えるほどの海との距離が近く、潮風を感じながら温泉に浸ることが出来ます。お湯の色は含鉄泉のため酸化しているので黄金色です。おすすめの時間帯は日没です。また、入浴時間は日の出~日没となっています。
住所 西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15-1
TEL 0173-74-3500
藤田記念庭園
出典:nanavi.net
弘前駅からバスで15分のところにあります。大正8年に建てられた庭を市制100周年を記念して再現された庭園です。レトロな雰囲気溢れる洋館は外観のみならず、中に入るとステンドグラスやアンティーク調の家具などがあり、若い女性を中心に人気があります。また、園内を進むと和館と日本庭園があります。借景式庭園が広がり、岩木山も一望することが出来ます。藤田記念庭園では美しい建物と庭だけでなく大正浪漫溢れる喫茶でスイーツを頂くことが出来ます。弘前市内の人気のお菓子店8店舗のアップルパイが取り揃えられていて、好きな物を選ぶことが出来ます。庭園を眺めながらティータイムを楽しめます。
住所 弘前市大字上白銀町8-1
TEL 0172-37-5525
営業時間 9:00~17:00(冬季は一部のみ、洋館は貸し切りの日もあるため公式HPをご確認ください)
青森県立三沢航空科学館
出典:pass-me.jp
三沢十和田下田インターから車で15分、三沢駅から車で10分のところにあります。三沢空港に隣接した国内最大規模の航空機のミュージアムです。館内は航空ゾーンと科学ゾーンに分かれていて、実際の航空機を見たり、触れたりしながら航空の歴史や科学について楽しく学べる施設です。他では見られない貴重な航空機も数多く展示してあったり、超音速戦闘機のコックピット搭乗体験も出来ます。入館料は大人510円です。
住所 三沢市大字三沢字北山158
TEL 0176-50-7777
営業時間 9:00~17:00 ※月曜定休日(祝日の場合翌日休み)
古川市場 のっけ丼
青森中央インターから車で15分、青森駅から徒歩5分のところにあります。青森市民の台所として賑わっている古川市場では獲れたての新鮮な魚介類を手にすることが出来ます。お買い物も楽しめる市場ですが、古川市場に行くなら「のっけ丼」を是非召し上がってください。案内所などで650円または1,300円のチケットを購入したら、ご飯が盛られたどんぶりを片手にお刺身やお肉、お惣菜などの自分の好きな具材を市場を周りながらのせていけば、自分だけのオリジナルの丼ぶりの完成です。朝ごはんにもおすすめのスポットです。
住所 青森市古川1丁目11番、12番
TEL 017-777-1367
営業時間 のっけ丼営業時間 7:00~16:00 ※火曜定休日
春におすすめの観光スポット
弘前城
弘前駅からバスで15分、大鰐弘前インターから車で25分のところにあります。青森を代表する観光名所であり、弘前城を含む弘前公園は日本三大桜名所の一つであるので春に青森を訪れる際には是非行って頂きたいスポットです。1611年に津軽を統一した津軽為信の息子の枚公が築城しましたが、落雷で一度焼失し、現在の弘前城は1811年に再建されたものです。東北地方で唯一の江戸時代に建てられた天守閣でもあり、国の重要文化財にも指定されています。そして、園内には約2,600本のソメイヨシノが植えられていて、「桜のトンネル」や「桜の絨毯」など桜の季節でしか見られない絶景が数多くあります。例年見ごろは4月下旬~5月上旬で、合わせて「弘前さくらまつり」も開催されています。入場料は大人310円(本丸・北の郭)です。
住所 弘前市下白銀町1
営業時間 9:00~17:00 冬季休園(11~3月)
夏におすすめの観光スポット
種差海岸
種差海岸駅から徒歩5分のところにあります。三陸復興国立公園である種差海岸の中央に位置する種差天然芝生地は、波打ち際に広がっていて、青い海と緑の芝生のコントラストを楽しめます。遊歩道も整備されていますので、潮風を感じながらゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。4~10月にはキャンプ場も開設されますので合わせて確認してみてください。
住所 八戸市鮫町
TEL 0178-38-2024
秋におすすめの観光スポット
八甲田ロープウェイ
出典:iko-yo.net
青森駅から車で45分のところにあります。山麓駅と山頂公園駅を結ぶ約2,5㎞のロープウェイで片道10分間の空中散歩を楽しめます。山頂からは山並みだけでなく、青森市街や陸奥湾、津軽半島、下北半島まで見渡すことが出来ます。初夏の新緑や高山植物、冬の雪景色など四季折々の楽しみ方がありますが、おすすめなのは秋の紅葉です。例年9月下旬~10月中旬に見ごろを迎えます。ロープウェイ往復券は大人1,850円です。
住所 青森市荒川寒水沢1-12
TEL 017-738-0343
営業時間 9:00~16:20(11~3月は~15:40まで)
冬におすすめの観光スポット
八甲田樹氷
青森駅から車で45分のところにあります。一つ前で紹介しました「八甲田ロープウェイ」と同じ場所にあり、樹氷を見るにはロープウェイに乗る必要があります。そもそも、「樹氷」とは過冷却水滴が地物である針葉樹などに衝突し、衝撃で凍結した氷層です。気温がマイナス5度以下でないとできないため、国内では多くの場所で見られるものではありません。特に見ごろなのは黄砂が飛んでくる前の2~3月です。冬にしか見られない神秘的な自然美は絶景です。また、八甲田国際スキー場もありますのでスキーやスノーボードを楽しむついでに樹氷を見るのもおすすめです。
住所 青森市荒川寒水沢1-12
TEL 017-738-0343
営業時間 9:00~16:20(11~3月は~15:40まで)
雨の日におすすめの観光スポット
ねぶたの家 ワ・ラッセ
青森駅から徒歩1分のところにあります。青森市文化観光交流施設であり、毎年開催されている「ねぶた祭」の魅力を余すことなく伝えています。「ねぶたミュージアム」では、ねぶたの起源や歴史について造作物などを使用して分かりやすく紹介しています。「ねぶたホール」では実際に祭りに出陣したねぶたが展示されています。毎年受賞された作品を展示するため、毎年入れ替わっています。ねぶた祭に参加する方は、歴史などを知ることをより楽しめると思いますし、ねぶた祭開催時期以外に訪れた方は、ここに来れば、ねぶた祭に触れることが出来ます。ショップや青森港が見えるカフェもありますので、電車までの待ち時間にもおすすめスポットです。入館料は大人600円です。
住所 青森市安方1-1-1
TEL 017-752-1311
営業時間 9:00~19:00(9~4月は~18:00まで)
青森県立美術館
青森駅からバスで20分、青森インターから車で5分のところにあります。北東北から芸術文化を発信するために三内丸山遺跡に隣接して開館されました。日本画から洋画、現代アートと幅広い芸術作品が展示されています。目玉は、巨匠シャガールの描いたバレエ「アレコ」の舞台背景画が3点常設展示されています。他には青森出身のアーティストの個性的な作品が数多く展示されているのも特徴の一つです。若い世代からの絶大な支持を持たれる奈良美智、版画家の棟方志功、ウルトラマンのデザインを手がけた成田亨などの作品が一部屋一作家という作りでゆったりと鑑賞することが出来ます。入館料は大人510円です。
住所 青森市安田字近野185
TEL 017-783-3000
営業時間 6~9月 9:00~18:00
10~5月 9:30~17:00
※第2、4月曜休み
十和田市現代美術館
八戸駅からバスで45分のところにあります。青森県立美術館と並んで、青森2大美術館の一つとされていて、十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクトの拠点として2008年に開館しました。展示室のみでなく、中庭や階段など施設全体がアート作品のような美術館です。見どごろは、草間彌生や、ロン・ミュエクなど世界的に活躍しているアーティストの作品が常設してある点です。人気のある作品は、チェ・ジョンファによるカラフルなお花で全身包まれた馬の「フラワー・ホース」やロン・ミュエクによる約4mある女性の彫刻「スタンディング・ウーマン」は必見の作品です。入館料は大人510円です。
住所 十和田市西二番町10-9
TEL 0176-20-1127
営業時間 9:00~17:00 ※月曜定休日(祝日の場合翌日休み)
見どごろ豊富
白神山地や十和田をはじめとして自然溢れる青森県ですが、歴史や文化、芸術を感じられるスポットも数多くありますので、観光には困らないと思います。また、新緑や紅葉、雪と季節によって違う顔を見せてくれたり、りんごや大間のマグロなどと美味しいグルメもたくさんある青森には何度でも行きたくなる観光地の一つだと思います。