フェラーリのおすすめ人気車種・シリーズを徹底解説

スーパースポーツカーの代名詞としてその名を知られるフェラーリは、1950年代から数々の伝説的名車を世に送り出しています。ハイパフォーマンスかつ美しいモデルをラインナップするフェラーリの魅力をご紹介しましょう。

saitoinformationbusiness斉藤情報事務
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アイキャッチ画像出典:monza.ferrari.com

カヴァリーノ・ランパンテを戴くイタリアンスーパースポーツ

歴史とモータースポーツ

出典:formula1.ferrari.com

出典:auto.ferrari.com

250 GTO

アルファロメオのレーシングドライバーを務めていたエンツォ・フェラーリによって、1947年に設立されたフェラーリ。設立当初から富裕層やセレブレティに好まれる高級スポーツカーのみを手掛けており、第1号のレーシングスポーツ「125S」はローマグランプリでいきなり優勝を獲得しました。
ミッレミリアやタルガ・フローリオなど名立たるレースで好成績を上げ事業を拡大し、1962年には名車「250 GTO」がデビューして多くのレースで栄冠を獲得。2018年にサザビーに出品された「250 GTO」は日本円にして約54億円で落札され、オークション史上最高価格を更新したといわれています。

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F40

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1967年にV6エンジンを搭載する「ディーノ206GT」が登場し、1970年代からはV12エンジンを搭載するフラッグシップモデルがミッドシップレイアウトとなり「365 GT4 BB」がデビュー。1984年には流れるようなサイドインテークが印象的な名車「テスタロッサ」がリリースされ人気を博しました。
多くのV8エンジン搭載モデルも投入され、1987年にはフェラーリ創立40周年を記念して「F40」を発表。その希少性によってバブル期にはかなりの高額で取引されることになりました。そして1996年にデビューした「550 マラネロ」はFRレイアウトに回帰し、現在の旗艦モデル「812 スーパーファスト」にも継承されています。

出典:corporate.ferrari.com

フェラーリを象徴するのは「カヴァリーノ・ランパンテ」と呼ばれる跳ね馬のエンブレム。かつてイタリア空軍に所属し撃墜王と呼ばれたフランチェスコ・バラッカに由来するといわれており、創業以前から用いられているようです。

エクステリアデザインは長らくイタリアのカロッツェリア・ピニンファリーナによって行われてきましたが、近年のニューモデルではフェラーリ・デザインセンターが担当。そしてフォードとの買収騒動を経て1960年代からフィアットグループの一角を担っていたフェラーリは2016年に再び独立、翌年創立70周年を迎えることとなりました。

ラインナップ

出典:auto.ferrari.com

V8エンジンを搭載するモデルが、ミッドシップの「488」シリーズの4モデルとフロントエンジンの「ポルトフィーノ」&「GTC4ルッソ T」。そしてV12エンジンを搭載するのが「GTC4ルッソ」と「812 スーパーファスト」です。

通常のラインナップ以外にも「ラフェラーリ」のようなスペチアーレと呼ばれるモデルや「モンツァ」などの台数限定モデルもあり、超優良顧客に対してはワンオフモデルの製作にも対応しています。

代表的なテクノロジー

出典:auto.ferrari.com

【SSC:サイドスリップ・アングル・コントロール・システム】
トラクション制御やデファレンシャルの作動制限に加えて、減衰力可変ダンパーなどを統合制御するシステム。難易度の高いコースでもフラットな動力特性を発揮し、ビークルダイナミクスを向上させています。

【E-Diff】
電子制御方式のデファレンシャル。

【F1-Trac】
レーステクノロジーをフィードバックしたトラクションコントロールシステム。

※1CV=1馬力(1PSのイタリア表記)

webサイト:フェラーリ

エンブレムにカヴァリーノ・ランパンテを戴くスーパースポーツ、フェラーリのモデルをご紹介しましょう。

488

出典:auto.ferrari.com

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「458イタリア」の後継モデルとしてデビューした「488」。クローズボディの「488GTB」とRHT※を備える「488 スパイダー」があり、それぞれに高性能な「ピスタ」を用意します。

ご紹介するのは「488 スパイダー」で、新たにフェラーリ・デザインセンターがエクステリアデザインを担当。名車「308」を想起させるラジカルかつエアロダイナミクスを追求したスタイリングで、爽快なオープンドライブとクローズ時に快適さをもたらすRHTを備えます。インテリアはF1のレーシングカーに由来するコックピット哲学を応用し、ドライビングに必要なスイッチ類をステアリングに集約。先進的なデザインの空間に、クラシカルな意匠のバケットシートを備えます。

ミッドシップに搭載されるのは徹底したターボラグの抑制を追求した新型V8エンジン。ツインスクロール方式のボールベアリングターボで過給し、先代モデルよりも出力とレスポンスを向上させています。進化したSSC2は介入感を抑制し、より応答性の高いSCM3磁性流体ダンパー・システムも装備。「ラフェラーリ」から転用されたブレーキシステムは耐久性が向上し、従来モデルより制動力が9%アップしました。

高いドライバビリティを持ち、官能的なサウンドを響かせながら爽快なオープンエアドライブが愉しめる1台です。

【スペック例】
モデル      :488 スパイダー
ボディサイズ   :全長4568×全幅1952×全高1211(mm)
エンジン     :3902cc V型8気筒 670CV
トランスミッション:7速F1DCT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :34,500,000円~

※RHT:リトラクタブル・ハード・トップ

ポルトフィーノ

出典:portofino.ferrari.com

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北イタリア・ジェノバ近郊にある高級リゾート地の名を冠してデビューした「ポルトフィーノ」。「カリフォルニア T」の後継モデルで、2+2の4シーターにRHT※を備えています。

フェラーリ・デザインセンターによるセンセーショナルな2ボックスのファストバックスタイルで、美しいアーチを描くRHTを装備。アイコニックなヘッドライトを備え、ワイド感が強調されたスタイルが目を惹きつけます。RHTを備えながらも余裕のあるトランクスペースを確保し、ゆとりの室内空間には実用的なリヤシートもセット。タッチスクリーン方式のインフォテインメントも組み込み、快適性と高性能がハイレベルに融合しています。

ボディ&シャシーのコンポーネントを見直し、先代モデルに比べて大幅な軽量化と剛性アップを実現しました。そしてインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得したV8エンジンをフロントに搭載。マグナライド・システムを採用したサスペンションや E-Diff4&F1-Tracを備え、快適かつダイナミックなドライビング性能を発揮します。

スポーティかつエレガントで多用途性のある美しいクーペカブリオレです。

【スペック例】
ボディサイズ   :全長4586×全幅1938×全高1318(mm)
エンジン     :3855cc V型8気筒 600CV
トランスミッション:7速F1DCT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :25,300,000円~

※RHT:リトラクタブル・ハード・トップ

GTC4ルッソ

出典:auto.ferrari.com

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フェラーリ初のシューティングブレイクかつ4WDを採用した「FF」の後継モデルが「GTC4ルッソ」。V12エンジンを搭載する「GTC4ルッソ」と、V8エンジンを搭載する「GTC4ルッソ T」を用意します。

ご紹介するのは「GTC4ルッソ」で低回転域から強大なトルクを発生するV12エンジンを搭載。E-DiffやF1-Tracをはじめ4輪駆動&4輪操舵を統合制御するシステムの4RM-Sを採用、様々な路面状況や走行シーンに対応して圧倒的なスタビリティを発揮します。ゆとりのある室内空間を確保してリヤシートは独立した2座を設えており、4人がハイパフォーマンスなドライブを愉しめる仕立てです。

かつて王侯貴族が狩りに使用したといわれるシューティングブレイクのスタイルは、スポーティ&エレガンスと可倒式リヤシートを備えるなどユーティリティを両立。静粛性を高めた室内はクライメイト・コントロールを備えた快適な空間で、タッチスクリーンで操作する先進のインフォテイメントシステムがセットされます。

多彩な実用性と安定感にスーパースポーツとしてのパフォーマンスをコンビネーションさせたグランドツアラーです。

【スペック例】
モデル      :GTC4ルッソ
ボディサイズ   :全長4922×全幅1980×全高1383(mm)
エンジン     :6262cc V型12気筒 690CV
トランスミッション:7速F1DCT
駆動方式     :4輪駆動
車両本体価格   :29,700,000円~

812 スーパーファスト

出典:auto.ferrari.com

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フェラーリ史上最速にして最もパワフルなモデルといわれるのがフラッグシップの「812 スーパーファスト」。記念すべき創業70周年の年にデビューしており、1960年代に使われていたスーパーファストのサブネームが与えられています。

フェラーリ・デザインセンターによるエクステリアは、官能的かつエモーショナルな2ボックスのファストバックスタイル。風が巻き起こるようなサイドビューやマッシブなフェンダーラインが流麗なフォルムを描き、旗艦モデルであることを主張します。インテリアは「ラフェラーリ」のコクピットを彷彿とさせる彫刻的なデザイン、無駄を削ぎ落として洗練された空間はスポーティな設えです。

先代の「F12ベルリネッタ」からさらにスープアップされたエンジンは、800CVという圧倒的な高出力を発生。4輪操舵に加えてはじめて電動パワーステアリングを採用しステアリングレスポンスや俊敏性が向上、限界領域でドライバーをアシストする機能も備えます。ブレーキは「ラフェラーリ」で採用されたシステムを転用して制動力をアップ、徹底したエアロダイナミクスの追求によってダウンフォースも強化しました。

自らの限界を超越するために創出されたフェラーリが「812 スーパーファスト」です。

【スペック例】
ボディサイズ   :全長4657×全幅1971×全高1276(mm)
エンジン     :6496cc V型12気筒 800CV
トランスミッション:7速F1DCT
駆動方式     :後輪駆動
車両本体価格   :39,100,000円~

モンツァ

出典:monza.ferrari.com

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「Icona(イーコナ)」と名付けられた新しいコンセプトによって創出された最初のモデルが「モンツァ」。シングルシーターの「モンツァ SP1」と2シーターの「モンツァ SP2」があり、どちらもウィンドスクリーンやルーフを持たないレーシングカーのスタイルが印象的です。

エクステリアは最初期のレーシングバルケッタ「166MM」からインスピレーションされており、筆舌に尽くしがたい優雅さを備えるモダンでストイックなデザイン。無駄を削ぎ落としたシルエットのボディシェルや一体成型されるバケットシートなどはカーボンファイバー製で、徹底的な軽量化も実現しています。搭載されるのは「812 スーパーファスト」をベースにさらに出力を向上させたV12エンジンで、0-100KM加速は2.9秒という驚異的な数値です。

価格は日本円で3億4千万円ともいわれていますが、基本的にはフルオーダーのため組み合わせ次第で価格は変動。限定台数が極端に少ないためプレミアが開催された時点で既にソールドアウトしていた、との情報もあり入手困難なモデルです。

【スペック例】
モデル      :モンツァ SP2
ボディサイズ   :全長4657×全幅1996×全高1155(mm)
エンジン     :6496cc V型12気筒 810CV
トランスミッション:7速F1DCT
駆動方式     :後輪駆動

ラフェラーリ アペルタ

出典:auto.ferrari.com

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「F40」に端を発するスペチアーレモデルで、「ラフェラーリ」のスパイダー仕様が「ラフェラーリ アペルタ」。レーステクノロジーをベースとしたハイブリッドシステムのHY-KERSを搭載し、V12エンジンとモーターの組合せは963CVとういう驚異的な高出力を発生します。クーペモデルと同等のエアロダイナミクス特性を生み出すためにより効率的なダウンフォースを獲得し、熱気流を室内に流入させないためにラジエターのレイアウト変更も実施。比類なきパフォーマンスを発揮する近未来的なエクストリームカーです。

ウェブサイトでは諸々の情報が公開されていますが、限定台数を極端に絞った「ラフェラーリ アペルタ」は既に完売しています。

【スペック例】
ボディサイズ   :全長4702×全幅1922×全高1116(mm)
エンジン     :6262cc V型12気筒 800CV
モーター     :163CV
システム出力   :963CV
トランスミッション:7速DCT
駆動方式     :後輪駆動

憧れを象徴する跳ね馬・フェラーリ

数々の名車を世に送り出し伝説や逸話にも事欠かないフェラーリは、スーパースポーツカーの中でも憧れの象徴として君臨しています。跳ね馬を戴く憧れの世界の一端をご紹介しました。

※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
※ 画像とグレードは一致しない場合があります。
※ 一部日本仕様と異なる場合があります。

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斉藤情報事務

信州で車と酒と旅を愛する道楽者、曲者の集まりであるCLUB Autistaに所属し、旨い酒を嗜み、旨い肴と趣のある器を好む。志賀高原や美ヶ原など、リゾートエリアでドライブするのが楽しみ。冬はスキーヤ―でホームゲレンデは戸隠or飯綱あたり、ついでに写真もパチリ。時計やオーディオも愛して病んでいる。おすすめドライブスポットはビーナスライン、車や酒など道楽者が愛する物に関連したライティングやコンテンツ作成など色々やっています。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。

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早稲田大学文化構想学部在学中。無類のアイドル好きでありラーメン好き。基本的に好奇心旺盛。最近ラーメンの食べ過ぎで太ったので本格的に筋トレに励んでいる次第でございます。

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