東京都内の本当に美味しいおしるこの名店おすすめ15選

寒さが厳しい冬になると、温かい「おしるこ」が食べたくなりますね。今回は、都内で冬の味覚の一つであるおしるこが食べられる名店15選を紹介します。都内にたくさんある甘味処の、意外とバリエーション豊かなおしるこに注目です!

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アイキャッチ画像出典:daidokolog.pal-system.co.jp

おしるこの歴史とぜんざいとの違い

おしるこの歴史はかなり古く、1600年代の江戸時代にまで遡ります。小豆の粉の汁に団子を入れるところまでは現代と変わりませんが、当時は甘いものではなく塩で味付けされており、酒の肴としても食されるものでした。そして時が経つにつれて、現代のように甘味が増したものがメジャーになってきたようです。ちなみに現在の甘味処のおしるこには、口直しに漬物などのしょっぱいものが添えられていることが多いです!

おしるこ・ぜんざいと呼び分けされることがたびたびありますが、その内容は地域によって変わります。
関東では、一般的に小豆餡の汁物全般を「おしるこ」と呼びます。その中で粒なしのものを御膳汁粉、粒ありを田舎汁粉と呼び分けています。一方関西では、粒のないものを汁粉、粒のあるものをぜんざいと言います。また、餅の形や火の入れ方なども地域によって違うようです。今回はそんなおしるこが食べられる名店をご紹介します。

虎屋菓寮【赤坂・六本木・銀座・日本橋など】

出典:www.toraya-group.co.jp

言わずと知れた和菓子の老舗とらやの一部店舗に併設してる喫茶室が「虎屋菓寮」です。1500年代に創業し、京都御所の御用を承っていたとらやの定番の羊羹や葛切りなどが楽しめると人気の甘味処です。夏は宇治金時や苺のかき氷が人気ですが、冬になると一転して人気になるのがこちらの「お汁粉」です。和三盆等の風味を生かし、きめ細かくなめらかな口当たりが特徴的です。
さらっとしたこしあんの「御膳汁粉」と小豆の食感を味わうことができる「小倉汁粉」、そしてデリケートで栽培が難しいとされる白小豆を使用し、さっぱりとした白小豆独特の風味が楽しめる「白小倉」の三種類の汁粉が用意されており、自分の好みにあったお汁粉を選ぶことができます。ちなみに、夏にも餅を白玉に替えてもらって冷やして美味しくいただけます。いずれも1,296円からと少々お高いですが、箸休めの漬物と一緒に最後まで飽きずに食べることができ、まったりした時間を過ごしたい時にオススメです!

【虎屋菓寮 赤坂本店】
住所:東京都港区赤坂4-9-22 とらや赤坂本店地下1階
TEL:03-3408-4121
営業時間:8:30~19:00
定休日:なし

甘味処 みつばち【湯島】

出典:www.mitsubachi-co.com

創業100年以上の歴史を持つ文京区湯島の「みつばち」は、小倉アイス発祥のお店としても有名です。売れ残った小豆を勿体無く思いアイスクリームを作る桶に保存し、翌日蓋を開けたら出来上がっていたものを小倉アイスとして売り出されたものがきっかけだそうです。元祖小倉アイスやあんみつが人気のこちらのお店ですが、粒ありのいわゆる「田舎汁粉」と汁気がない「ぜんざい」もオススメです。田舎汁粉は北海道産の大納言小豆をふんだんに使用し、すっきりした甘さと柔らかい餅がとても美味しいです。ぜんざいは汁気がないので、ほくほくした小豆本来の味を楽しむことができます。
美しいお椀に入ったおしるこを口直しのカリカリ梅と一緒に、下町湯島らしさを堪能してみてはいかがでしょうか。

【みつばち 湯島店】
住所:東京都文京区湯島3-38-10
TEL:03-3831-3083
営業時間:平日
売店 11月~2月 11:00~21:00  3月~10月 10:00~21:00
喫茶 11月~2月 11:00~20:00  3月~10月 10:30~20:00
土曜日、日曜日、祭日、祝日
売店 10:00~21:00
喫茶 10:30~20:00

みはし【上野・東京・池袋】

出典:www.mihashi.co.jp

上野に4店舗を構え、東京駅一番街や東武池袋に出店しているあんみつが有名な「みはし」です。昭和23年創業のこちらのお店は、戦後の食糧不足で小豆や砂糖の入手が難しかった時代に、あんみつやお汁粉を提供し続けたため大変喜ばれ繁盛していたそうです。
クリームあんみつや抹茶アイスなどの和スイーツも人気ですが、お汁粉も負けていません。600円から田舎汁粉と御膳汁粉が常時楽しめますが、冬季限定のあわぜんざい、金時ぜんざい(上野本店のみ)、栗ぜんざい(上野本店のみ)にも注目です!特に上野本店でしか食べられない金時ぜんざいと栗ぜんざいは、甘い物好きにはたまらない逸品です。金時ぜんざいは汁気少なめで小豆のつぶつぶの食感が癖になるので、つぶあん好きにはぜひ一度試してほしいです。栗ぜんざいはなめらかなこしあんに餅一切れ、そして栗の甘露煮が3粒とボリューミーな品で、栗の甘さとこしあんの甘さの組み合わせが抜群に美味しいです。紫蘇の実を白醤油で煮付けた小鉢が付いてくるのも、一工夫が効いてて嬉しいです。

出典:www.mihashi.co.jp

【みはし 上野本店】
住所:東京都台東区上野4-9-7
TEL:03-3831-0384
営業時間:10:30~21:30
定休日:不定休

月光【鶯谷】

出典:minowa-gekko.com

2004年に三ノ輪で創業し、2016年に台東区根岸に移転してきたお餅と日本茶の専門店「月光」です。お餅の専門店ということで、お汁粉において大事なお餅に強いこだわりを持っており、甘味がある青森県五所川原産の「あかりもち」というもち米を使用し、現在の餅屋では珍しい「手づき」によってお餅を作っています。引っ張りながらの手返しと、400回以上のつきが滑らかで伸びのある餅を作り出すそうです。
こちらのお店ではきなこもちとごまもちが定番商品ですが、おしるこはつぶあんの田舎汁粉と月光汁粉というものがいただけます。月光汁粉とは、甘辛い自家製しょうが汁の中につぶあんが入った、2層からなる1つで2つの味が楽しめる月光のオリジナル商品です。甘辛いしょうが汁が食欲をそそり体も温まる逸品です。
いずれも静岡県産の厳選した茶葉で淹れたほうじ茶が付いてきて、和を基調とした店内でゆったりとした時間を過ごすことができます。

【月光 鶯谷店】
住所:東京都台東区根岸3-7-18エルアルカサル鶯谷1F
TEL:03-5849-4569
営業時間:平日12:00〜19:30(LO 19:00)土日祝12:00〜19:00(LO 18:30)

御菓子所 ちもと【目黒】

出典:chimoto-yagumomochi.com

軽井沢に本店を持ち、東横線都立大学駅からほど近くにある人気の和菓子屋の「ちもと」です。名物である「八雲もち」という黒砂糖を使ったカシューナッツ入りの求肥を中心とした和菓子の販売をメインとしたお店ですが、イートインスペースが用意されており、夏季限定のかき氷や店頭で販売している和菓子に煎茶か抹茶がセットになった和菓子セットが人気です。
もちろん、おしることぜんざいも用意されており、おしるこはつぶあんとこしあんの二種類があり、両方とも極めてシンプルで上品に仕上がった逸品です。そして、特筆すべきは粟ぜんざいです。粟餅がこしあんで包まれているような見た目が特徴的で、もち粟をついて作られたつぶつぶ食感の粟餅とこしあんの上品な甘さのハーモニーがとても美味しいです。料亭のような上質な空間で優雅な時間を過ごせるお店になっています。

【御菓子所 ちもと】
住所:東京都目黒区八雲1-4-6
TEL:03-3718-4643
営業時間:10:00~18:00(LO 17:30)
定休日:木曜日

梅園【浅草】

出典:www.asakusa-umezono.co.jp

創業は安政元年(1854年)、浅草寺別院の梅園院の一隅に茶屋を開いたのがこちらの「浅草 梅園」です。初代は元祖粟ぜんざいで人気を博し、東京名物の一つとなり、以来160余年甘味の専門店として、下町浅草らしさを感じさせる伝統を継承してきました。名物の粟ぜんざい以外にも、田舎しるこを取り扱っていますが、ここではやはり「元祖あわぜんざい」を試してみるべきでしょう。
ここ梅園の粟ぜんざいの餅は、粟ではなく餅きびを使っています。餅きびを半つき(何度もつくのではなく少し潰すだけの状態)にし練り上げ蒸した餅と、じっくり長い時間をかけて炊いたこしあんをお椀に入れただけのシンプルながらも贅沢な粟ぜんざいが、まさに他では味わえない絶妙な逸品です。ぜひ出来立てのアツアツを店内で召し上がって下さい!

【甘味処梅園 浅草本店】
住所:東京都台東区浅草1-31-12
TEL:03-3841-7580
営業時間:10:00~20:00
定休日:水曜日・月二回不定休

船橋屋【亀戸】

出典:www.funabashiya.co.jp

続いて紹介するのは亀戸天神のすぐ近くに本店を構え、元祖くず餅で有名な「船橋屋」です。450日もの製造工程を経て、出来立てを自然のまま食べて欲しいという思いから添加物を一切使わないため、消費期限がわずか2日間というくず餅が売りの船橋屋ですが、店内ではお汁粉も楽しむことができます。
船橋屋では、丸い餅の白玉を使った「白玉しるこ」を1年通して提供しています。程よい甘さと柔らかい白玉のハーモニーが多くのリピーターを生み出しています。口直しの梅の実もいいアクセントになっています。こちらの白玉しるこは冷・温を選べるので、夏は冷たいもの、冬は温かいものというように季節ごとに合った味を楽しめるのも嬉しいですね。また、店内では持ち帰り用のぜんざいも購入することができます。一つが北海道産大納言小豆を使った「ゆららか」というもの。もう一つが幻の白小豆という栽培数が少ない小豆を使った「しらつゆ」です。小豆にとことんこだわった船橋屋のおしることぜんざいは必食です!

【船橋屋 亀戸天神前本店】
住所:東京都江東区亀戸3-2-14
TEL:03-3681-2784
営業時間:9:00~18:00
定休日:無し

甘味処 いり江【門前仲町】

出典:www.kanmidokoro-irie.com

昭和初期から蒟蒻や寒天の製造に取り組んできた江戸の下町情緒溢れる老舗「甘味処いり江」です。こちらの人気ナンバーワンは北海道十勝産の小豆を8時間練り上げ、その他の素材にもこだわったあんみつですが、一方で冬が訪れてくると一層人気になってくるのがお汁粉です。
昔ながらの、こしあんを使った「御膳しるこ」とつぶあんの「田舎しるこ」は非常にシンプルながらもほっこりする甘さが絶品です。特に、焼いたお餅の香ばしさがお餅の原点に立ち返れるような美味しさです。お汁粉も甘すぎてくどくなる寸前の甘さにしてあり、口直しの昆布とともに最後まで美味しくいただけます。また、夏には「氷汁粉」という珍しい一品が食べられます。お汁粉の上にてんこ盛りのかき氷が乗っており、氷を崩しながら白玉と一緒にシャリシャリと食べるとさっぱりとして夏にぴったりの美味しさです。

出典:www.kanmidokoro-irie.com

【甘味処いり江 門前仲町店】
住所:東京都江東区門前仲町2-6-6
TEL:03-3643-1760
営業時間:平日11:00~19:30(L.O.19:00)土・日・祝日 11:00~18:30(L.O.18:00)
定休日:水曜日(祝日および1・15・28日はお縁日のため、水曜日も営業)

茶寮 都路里【東京】

出典:www.giontsujiri.co.jp

「茶寮都路里」の創業は1978年と比較的新しいですが、手がけたのは京都祇園の老舗「辻利」です。若い世代にお茶の正しい淹れ方と飲み方を体験してもらい、お茶本来の美味しさを実感してほしいという思いから、京都の祇園辻利内に「お茶のみ道場」を作ったことが始まりです。
「茶寮都路里」では流行の和スイーツをたくさん提供しており、宇治抹茶を使ったパフェや団子、白玉あんみつなどが主なメニューです。そしてもうひとつ定番メニューとなっているのが「都路里ぜんざい」です。こちらのぜんざいの特徴は、シンプルなぜんざいの中に栗とさつまいもが入っており、秋冬らしさを一層強く感じさせてくれます。そして、宇治抹茶もついてくるので、京都祇園の風情を東京都内で存分に感じることができるセットになっています。
そして、大丸東京店10階の店内からは東京駅八重洲口の周りが一望できる素晴らしい見晴らしも楽しむことができ、デートにもぴったりのお店になっています!

【茶寮都路里 大丸東京店】
住所:東京都千代田区 東京駅八重洲北口大丸東京店10階
TEL:03-3214-3322
営業時間:10:00~20:00(L.O. 19:30) 木・金 10:00~21:00(L.O. 20:30)
定休日:不定休

甘味 おじか【豪徳寺】

出典:kanmiojika.web.fc2.com

和モダンをコンセプトに落ち着いた雰囲気が楽しめる世田谷区豪徳寺の「甘味 おじか」です。豪徳寺駅から徒歩1分という立地のこちらのお店は、かつてはご夫婦二人三脚で切り盛りしており一度は閉店しましたが、嫁いできたお嫁さんが継ぐ形で復活させたそうです。
甘味メニューはおしるこ、あんみつ2種、ところてんだけと非常に少ないですが、ここ「甘味 おじか」で一番の人気を誇るのが「おしるこ」です。500円という手頃すぎるお値段に驚くばかりですが、去年に原材料の高騰に伴い値上げをするまでは450円だったというからさらに驚きです。しかし、驚異的な安さでも味は一級品です!小豆本来の控えめな甘さが上品ながらも一般的なおしるこより少し塩気が効いたこしあんと、つきたての香ばしいお餅の風味のバランスが見事な一品です。
古き良き日本の情緒を味わい、心も体もゆったりできること請け合いです。

【甘味おじか 豪徳寺店】
住所:東京都世田谷区豪徳寺1-43-2
お問い合わせ: s_ojika@ybb.ne.jp
営業時間:11:00~18:00
定休日:水・日・祝日

銀座若松【銀座】

出典:ginza-wakamatsu.co.jp

明治27年から銀座の当時と変わらぬ場所で営業を続けているあんみつ発祥のお店「銀座若松」です。汁粉屋として創業したお店ですが、昭和5年に常連客の「もっと甘いものが食べたい」との要望をきっかけに、二代目森半次郎が「あんみつ」を生み出しました。素材にとことんこだわり発祥当時から変わらない味のあんみつに一番人気を取って代わられましたが、汁粉屋として始まっただけあっておしるこも負けていません。
夏と冬で全く違うおしるこを提供しているのも銀座若松の特徴です。冬には定番の田舎・御膳しること粟ぜんざいが楽しめます。田舎・御膳しるこの染み渡るような優しい甘さと粟ぜんざいのつぶつぶ食感の粟餅も絶品です。
そして、夏には一風変わった「クリーム冷やししるこ」を食べることができます。これは、銀座若松自慢のこしあんを使ったしるこにバニラのアイスクリームをトッピングしたもので、あんことバニラアイスの絶妙なハーモニーはまさに夏にぴったりです!

【銀座若松 銀座店】
住所:東京都中央区銀座5-8-20 コアビル1F
TEL:03-3571-0349
営業時間:11:00~20:00
定休日:無し

つる瀬【湯島】

出典:tsuruse.jp

湯島天神のお膝元で昭和5年から営業を続けている、豆大福や豆餅が有名な「つる瀬」です。交差点の角にあって目立つこちらのお店は、春日通り側でショーケース内に商品を陳列して和菓子販売を行っています。その右隣に店内で食事ができる喫茶室があり、和菓子の王道メニューが楽しむことができます。中でも珍しいのは赤飯弁当で、豆にとことんこだわった和菓子屋さんだからこそ出すことができるメニューです。
そして、定番のおしるこももちろん楽しめます!田舎しること御膳しるこ、栗ぜんざい、そして粟ぜんざいと4種のおしるこがありますが、中でもおすすめなのが粟ぜんざいです。つぶつぶ食感が面白い粟餅の上にこれでもかとたっぷりかかったアツアツのこしあんの優しい甘さが絶品です。身体にも良くほんのりとした美味しさが元気になれる味わいです。湯島天神を参拝した帰りなどに是非寄ってみてはいかがでしょうか。

【つる瀬 湯島本店】
住所:東京都文京区湯島3-35-8
TEL:03-3833-8516
営業時間:9:30~19:00(日曜祝日18時)
定休日:月曜日(月曜日が祭日の場合、火曜日振替)

やなか健真堂【日暮里】

出典:www.yanaka-kenshindo.com

一昨年に出来たばかりで、台東区の谷中銀座商店街にひっそりと佇む「やなか健真堂」です。商店街を望む景色と日本伝統の和色を愉しむ和雑貨&和カフェの小店をコンセプトにしており、2階の店舗はこじんまりしています。錫で出来たぐい呑やピアスなどの和を基調とした可愛らしい小物が販売されており、カウンター席に座りながらマスターの趣味が溢れる和小物を見回すのも面白いです。
6席ほどしかない窓側のカウンター席では、宇治抹茶や団子を食べることができます。夏に食べたくなる冷たいスイーツが多いですが、冬にはぜひおしるこを注文してみてください。3種類のおしるこが用意してあり、こしあん、抹茶あん、白あんとそれぞれお茶との相性が抜群の和スイーツです。中に入っているのも餅の代わりに白玉が入っており、さっぱりと食べることができます。口直しの漬物も日替わりでとても楽しいです。
谷中銀座をぶらぶらして休憩に訪れるにぴったりのお店です!

【やなか健真堂 谷中銀座商店街】
住所:東京都台東区谷中3-11-15
TEL:03-4283-5200
営業時間:11:00~19:00
定休日:木曜日(祝日除く)

いづ美【浅草】

出典:asakusa-izumi.co.jp

浅草は雷門通りを西へ少し進んだところのある甘味処「いづ美」です。店頭には定番の浅草土産や和菓子がたくさん並んでいますが、奥になんとも小綺麗で落ち着いた雰囲気の喫茶室があります。通常のメニューとして、あんみつやクリームあんみつ、赤ワインを蜜に使った珍しいワインあんみつ等、様々なあんみつがメインの甘味処ですが、冬になると季節限定メニューとして、御膳と田舎の2種のおしることぜんざいが登場します。
こちらの御膳しるこの特徴はなんといってもその甘さ。甘さ控えめの風潮に真っ向から対抗するようなその甘さは甘いもの好きにはたまりません。そのこしあんを焼き目がついた香ばしいお餅に絡めて食べれば、ホッと心和む時間が流れます。そして、口直しのしそ昆布が甘さが残る口の中を爽やかにしてくれます。ちなみに、出来たてはとにかくアツアツなのでやけどをしないよう少し冷まして食べるのをおすすめします!

【浅草いづ美】
住所:東京都台東区浅草1-8-6
TEL:03-5806-1620
営業時間:11:30~18:00
定休日:無し

紅梅苑【青梅】

出典:www.koubaien.net

最後にご紹介するのは、東京の西部に位置する青梅市の「紅梅苑」です。都会の喧騒を離れた自然豊かなこの青梅の土地は、数多くの著名人にも愛されています。梅をかたどり、風味を生かした数々の和菓子や、自家製の梅甘露煮といった紅梅苑のお菓子は、地元の人をはじめに多くの方々から高い評価を得ています。中でも、「紅梅饅頭」は梅をかたどったカステラ生地のお菓子で、お店の看板商品になっています。
紅梅苑では、季節を感じてもらうためにそれぞれの季節に合わせた甘味やお食事を用意しており、夏には葛切りや梅を使ったシャーベットなどが人気で、冬にはやはりおしるこが人気なようです。こちらのおしるこはつぶあんのいわゆる田舎しるこで、素材に北海道産の大納言小豆と沖縄県波照間産の黒糖を使用し、なんとも優しい甘さに仕上がっています。大きめの小豆を使っているので、つぶあんのしるこ自体に食べ応えがあり、素材の味をしっかりと感じることができます。昔ながらの伝統を感じる落ち着いた雰囲気の店内も魅力の一つです!

出典:www.koubaien.net

【紅梅苑 青梅】
住所:東京都青梅市梅郷3-905-1
TEL:0428-76-1881
営業時間:9:30~17:00(甘味処は平日16:30、土・日・祝日は17:00まで)
定休日:月曜日、他不定休あり(祝日の場合は営業)

冬にはぜひおしるこを

いかがでしたか?百年以上の歴史を持つ老舗から新進気鋭のカフェまで、おしるこが美味しい15店をご紹介しました。都内の甘味処は観光地の近くにあることも多く、観光の休憩がてら寄ってみるのもいいかもしれません。寒くなってくると食べたくなるおしるこがあるお店を、ぜひこのリストを参考に訪れてみてください!

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斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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