マフラー・ストールの巻き方徹底解説【定番からおしゃれなメンズ向けの巻き方まで】
マフラーやストールの巻き方を、簡単なものからおしゃれなものまで、長い短いを問わずに徹底解説します。ビジネスシーンでコートやスーツに合うものから、夏場にさらっと巻く方法まで、幅広く紹介していきます。有名なミラノ巻きのやり方や春夏秋冬での使い分けなど、気になる男性が多いポイントも解決していくのでおしゃれメンズ必見です。
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アイキャッチ画像出典:dressmeblog.me
マフラー・ストールの巻き方でおしゃれメンズを目指そう
マフラーやストールの巻き方はたくさんの種類があるものの、実際にコーディネートによって使い分けている男性はそれほど多くないと思います。
いつも同じ巻き方ではなく、少しアレンジを加えるだけで、同じマフラーでもがらりと印象を変えることができるので、結び方はぜひ知っておきたいですね。
今回は、そんなマフラーやストールの巻き方の種類を、定番の巻き方からひと手間加えたおしゃれな巻き方まで、徹底解説します。
マフラー・ストールの巻き方のワンポイント
マフラーとストールの違いは?
マフラーとストールの違いは、その生地が主なポイントとして挙げられます。
マフラーは、基本的にウールやカシミア、ニット素材などの厚手のものが生地として使われており、主に秋冬に防寒具として使われるのが特徴です。
ボリュームを出して巻けるのがマフラーの魅力ですが、あまりボリュームのある巻き方で巻いてしまうと、膨れすぎるので注意しましょう。
ストールは、薄手なのでマフラーと違って素材を選べば1年中巻くことができ、すっきりしているので、ボリュームを出すというよりは、スカーフのように上品に巻くことを意識するのがおすすめです。
大判すぎて使いにくい場合は?
マフラーやスカーフが大判すぎて使いにくい場合は、半分に折ったりねじって細くしたりすることで、結びやすく、ボリュームを押さえることができます。
短く小ぶりのマフラーに適した巻き方から、大判で薄手のストールに向いている巻き方など、巻き方によってアレンジすることができるので、おしゃれメンズであれば、大判のものも小ぶりのものも集めておくと、コーディネートの幅が断然広がります。
簡単・定番のマフラー・ストールの巻き方
垂らし巻き
まず初めに紹介するのがこちらの垂らし巻きです。
巻きと呼んでいますが、実際には左右対称の長さに調節して、首から垂らすだけの方法になります。
こちらのスタイルは、首元をそれほど覆わないので冬よりは春や秋に実践したい巻き方の1つで、ジャケットやアウターの上から垂らせばコーディネートの挿し色になり、垂らした後にジャケットやコートの内側にしまうと、そのボリューム感から小顔効果が期待できます。
最もシンプルな巻き方なので、こちらの垂らし巻きはぜひ取り入れてみてください。
肩掛け巻き
上で紹介した垂らし巻きを、少しアレンジしたのがこちらの肩掛け巻きです。
こちらもシンプルな巻き方で、マフラーの長さや生地を問わずに巻けるので、様々なコーディネートに取り入れることができます。
巻き方に動きがあり、流れているようなシルエットになるので、フレッシュな印象になりやすいのが特徴の巻き方です。
1. 左右どちらかの好きな方の肩にマフラーを掛けます
2. 反対側の肩でクロスさせ、前後に垂らせば完成です
ワンループ巻き
こちらのワンループ巻きがメンズで最も一般的にみられる巻き方です。
こちらもシンプルな巻き方の1つですが、首元をしっかりと覆っているので、防寒性に優れているのがポイントです。
輪を作って通した後は、苦しくない程度まで締め上げることで、首周りがすっきり見えるのでキレイめなコーディネート場合は、きつめに巻きましょう。
長めのマフラーから短めのマフラーまで幅広いマフラーで巻くことができますが、タイドアップしている場合は長めのマフラーを選んで、余った部分はジャケットの中にしまうとよりすっきりと見せることができます。
1. マフラーを真ん中で折って、重ねた状態で首から掛けます
2. 輪になっている方に、反対側のマフラーの先端を通します
3. 輪を通したマフラーの先端を引っ張り、苦しくない程度に締め上げれば完成です
一周巻き
マフラーを首の周りで一周させる巻き方を、一周巻きと呼びます。
こちらの巻き方は、首に沿うようにきつく巻きすぎてしまうと、詰まった印象になってしまので、程よい余裕を持たせて、抜け感を取り入れるのがポイントです。
緩めに巻けばカジュアルな印象に、少しきつめに巻けばフォーマルでかっちりとした印象になるので、シーンによって使い分けてみて下さい。
1. 一方を長く取ってマフラーを首から掛けます
2. 長い方を自分の前を通るように一周させ、反対側から降ろします
3. 両端の長さと、首周りの余裕を調節すれば完成です
フォーマルシーンで活躍するマフラー・ストールの巻き方
アスコット巻き
コートやスーツによく合うアスコット巻きは、縦長のラインになるので、コーディネートの印象をすっきりとさせる効果があります。
ストールや小ぶりのマフラーと相性が良く、あまり大判のものだとボリューミーになってしまうので、注意しましょう。
先を垂らさずに、コートやジャケットの中に入れることで、アスコットタイ風のよりフォーマルな巻き方になるので、覚えておいて下さい。
1. 片方を長くとって首に掛けます
2.長くとった先端を、反対側に上からクロスし、そのまま下から首元を通します
3.首元まで締め上げて、ふんわりと柔らかく形作れば完成です
ネクタイ巻き (プレーンノット)
ネクタイの定番の巻き方であるプレーンノットを、マフラーやストールで再現したのがこちらのネクタイ巻きになります。
こちらもフォーマルな印象になるので、ジャケットやチェスターコートとの相性が良く、コーディネートがよりドレッシーになるのでおすすめです。
ネクタイのようにきつく締めてしまうと、首元が詰まった印象になるので、柔らかく巻きましょう。
出典:www.ties.com
こちらの図はネクタイの巻き方ですが、マフラーやスカーフでも手順は同じです
1. マフラーを首から掛け、片方を2倍程度長めになるように調節します
2. 長いほうの端を短い方に1周巻き付けます
3. 首元にできた輪の中に、巻き付けた端を下から上に向かって通します
4. 2で巻いてできた輪の中に、長いほうの先端を通して軽く引っ張れば完成です
みなさんネクタイはきちんと結べていますか?シャツの第一釦を開けてネクタイをしていたり、結び目がキュッと締まっていなかったり、しっかり上まで締めあげていなかったりと、だらしなくネクタイを締めている人をよく見かけます。今回はそんな男性にぜひ見てもらいたい、おしゃれでかっこいいネクタイの結び方を紹介します。
ニューヨーク巻き
ニューヨーク巻きは、ボリュームのある大判のマフラーを巻けばコートなどに合わせやすく、薄手のストールやマフラーであれば、ジャケットに合わせてこなれた雰囲気を醸し出すことができる巻き方です。
シンプルな巻き方を多く紹介してきましたが、こちらの巻き方であれば、コーディネートのアクセントとして、さりげなく上品なおしゃれを楽しむことができます。
1. 先ほど紹介した1周巻きと同じ要領で、マフラーを首に1周巻きます
2. 巻いたマフラーの先端をクロスさせ、上側の先端をクロスして作った輪の中に通します
3.バランスよく形を整えれば完成です
首元にボリュームを持たせるマフラー・ストールの巻き方
プレッツェル巻き (ミラノ巻き・ピッティ巻き)
ドイツ発祥の焼き菓子のプレッツェルに形が似ていることからその名前が付けられたのが、プレッツェル巻きです。
一見複雑に見える巻き方ですが、マスターしてしまえばそれほど難しくはありません。
縦のラインはそれほど強調されないので、スヌードに近いような印象になり、小顔効果も期待できる巻き方なので、ぜひマスターしましょう。
1. 1周巻きと同じように、首にマフラーを1周巻きます
2. 下になっているマフラーを、1で作った輪の中に引っ張り、ループを作ります
3. 2で作ったループに、もう片方の先端を通して、形を整えれば完成です
うしろ結び巻き
こちらの巻き方もボリュームが出ますが、結び目が後ろにある分、プレッツェル巻きよりもさらにすっきりまとまります。
マフラーが前に垂れてこないので、通勤や通学の際にもスマートにまとまり、邪魔にならないのでアクティブシーンなどには特におすすめです。
マフラーが前に垂れているのが邪魔だと感じる男性がいらっしゃったらこちらの結び方を試してみてください。
1. マフラーを首に掛け前で1周します(マフラーやストールが長い場合は、動画のように2周させてもOKです)
2. 首の下で1回結びます
3. 前の結び目を、マフラーを回すように後ろにもっていけば完成です
ポット巻き
こちらのポット巻きは、ボリューム感がでるのはもちろん、首にしっかりと巻いているので、保温性が高いのも特徴の巻き方です。
柔らかく巻けばふんわりとした柔らかな印象になり、しっかり締めて巻けばすっきりとスマートな印象にとイメージを変えることもできます。
大判で厚手のストールやマフラーで実践してみてください。
1. 首の周りにマフラーを柔らかく1周巻きます
2. 1で作った輪の部分を8の字にねじります
3.ねじってできた輪の部分に、マフラーの両端の先端を通せば完成です
おしゃれにアレンジするストール向けの巻き方
アフガン巻き
先ほど紹介した一周巻きとよく似ていますが、三角に折り、角が前に来るように巻いているのがアフガン巻きです。
首元が緩く崩れやすい巻き方ですが、ストールであれば多少崩れていてもこなれ感が出るので、おしゃれな印象になりますよ。
スカーフの見える面積が広いので、コーディネートのアクセントとしてもおすすめです。
1. ストールを広げて、対角線の端を持ち、三角に折りたたみます
2.三角の山の部分を前面にもってきて、後ろで結び目を作ります
3.もう一度後ろで結んで固結びにします
4.前面の三角の形を整えれば完成です
ウィンディ巻き
ウィンディ巻きは、ストールで取り入れると、ジャケットにも合わせられるようなすっきりした印象の首元になります。
マフラーで巻くと首元が暖かく、強い風でも崩れないしっかりした結び目を作ることができます。
ストール向けに紹介していますが、マフラーでも使えるアレンジ方法なので、おしゃれメンズはぜひ覚えておいてください。
こちらの動画の1つ目を参考にしてください
1. ストールを半分に折り、首から掛けます
2.輪になっていない方の先端を、片方だけ輪に通します
3. 2で輪を通したストールの先端と、輪を通していないストールの先端を結べば完成です
マフラー・ストールを取り入れたコーディネート例
スーツ×垂らし巻き
スーツにワイシャツをノータイで合わせたクールビズスタイルに、コーディネートのアクセントとしてストールを垂らすと、おしゃれな印象になります。
ストールの先端をジャケットの中に入れても良いですが、夏場であれば写真のようにシャツの中に入れてアレンジすると、よりスタイリッシュで爽やかな雰囲気を醸し出すことができますよ。
サックスブルーのシャツと合わせて、ブルーのスカーフを合わせれば統一感のある、さりげないおしゃれスカーフスタイルの完成です。
チェスターコート×アスコット巻き
襟のあるチェスターコートのコーディネートには、マフラーをアスコット巻きで合わせると、よりドレッシーな印象になります。
ニットと合わせたカジュアルコーディネートなので、コートの前を開けてマフラーを出してもかっこよくきまりますが、スーツにアスコット巻きを合わせる場合には、チェスターコートの前のボタンを閉めて、マフラーの先端を内側にしまうと、よりクラシカルな着こなしに仕上がります。
スリーピーススーツ×プレッツェル巻き
総柄のクラシカルなスリーピーススーツのコーディネートには、プレッツェル巻きを小ぶりなマフラーで巻いて、すっきりした首元に仕上げましょう。
総柄のスーツに、総柄のマフラーを面積が広く巻いてしまうと、柄同士がぶつかり合い、ごちゃごちゃした印象になってしまうので注意して下さい。
マフラーやストールの合わせる色に困った場合は、同系色のアイテムを合わせておけば、まず間違いありません。
ジャケット×アフガン巻き
ストールのアフガン巻きは、少しエスニックな柄のアイテムと合わせても、雰囲気がマッチするのでおすすめです。
特に、シンプルなコーディネートのアクセントとして取り入れれば、周りの男性とは差がついたおしゃれなコーディネートに格上げすることができます。
首元にボリュームが加わるので、ハットを合わせることで、バランスの取れたおしゃれな首元になりますよ。
マフラーやストールをコーディネートのアクセントに
いかがでしたか?
いつものコーディネートも、マフラーやスカーフを取り入れるだけでグッとおしゃれでこなれた印象になることもありますよね。
シーンやコーディネートに合わせた巻き方をマスターして、コーディネートのワンポイントとしておしゃれを楽しんでみてください。
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この記事のライター
都内在住の大学生です。ファッションが好きです。特にデニムが好きなので、毎日履いて洗濯してを繰り返し、自分だけの一本を制作中・・・