【2018-2019年秋冬】メンズ最新ファッション・トレンドアイテム・おすすめコーデ 徹底解説!
いよいよ2018年秋冬ファッションの注目の季節となりました。今年のメンズのトレンドアイテム・トレンドカラーは何なのか、2018AWはどのようなコーディネートが流行るのか。キーワードとおすすめアイテム・コーディネート・スタイルと共に徹底解説します。これを読めば、今年のトレンドは間違いなく掴めます!おしゃれメンズ必見です。
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アイキャッチ画像出典:www.timescolonist.com
【2018-2019秋冬】メンズ最新ファッションを徹底解説
2018-2019秋冬の最新ファッションを各コレクションから紹介していきます。
ここ10年の間続いていた、華麗でラグジュアリーやシャープな印象は落ち着き、デザイナーの基本に立ち返ったスタイルをコレクションの中心にしているブランドが多くみられました。
アスレジャーを取り入れたコーディネートや、ノームコアの要素が強いスタイルが流行になりつつも、ハイテク要素が取り入れられた着こなしが多くみられるでしょう。
秋冬は重ね着をすることが多いので、ぜひともコーディネートをする際には一足先にトレンドを取り入れてファッションを楽しみ、おしゃれメンズを目指したいですね。
さらに、ミラノ・パリ・ロンドン・ニューヨークコレクションから厳選したおすすめのコーディネートも紹介するので、これを読めば2018-2019AWのトレンドは完璧です。
2018-2019秋冬のトレンドスタイルは?
それではまず初めに、最新のファッションショーから見えてきた最新トレンドスタイルを紹介していきます。
全体の雰囲気をつかむことができれば、コーディネートをトレンドライクに格上げできるので、各ブランドのコーディネートと合わせて参考にしてみてください!
Normcore (ノームコア)
引き続きノームコアスタイルが人気を集めています。
ノームコアとは「Normal」と「Hardcore」を組み合わせた造語で、究極の普通というようなイメージで、あえて普通を選ぶコーディネートのことです。
シンプルだからこそ、周りと差がつくスタイルなので、高級感溢れるラグジュアリーブランドのアイテムを取り入れて、周りのメンズと差をつけたいですね。
PRADA (プラダ)
プラダからモノトーンカラーで作り上げたノームコアスタイルの紹介です。
全身を同じような素材でコーディネートするのではなく、トップスには光沢感のあるアイテムをもってくることでメリハリがつきます。
アイテムはシンプルなデザインのものをチョイスしながらも、素材感を変えることで、ノームコアスタイルが単調にならず、おしゃれに仕上がります。
Christian Dada (クリスチャンダダ)
シンプルなアイテムだけで作り上げたコーディネートです。
こちらの着こなしも、ブラウンのベルトをアクセントカラーとして用いて、トップスとボトムスをうまくセパレートしています。
コーディネートを考えるのに苦労する男性でも、真似しやすいシンプルな着こなしなので、ぜひ真似してみてください。
Business Class (ビジネスクラス)
ドレッシーなビジネスアイテムを、カジュアルスタイルに取り入れるのも最新の流行です。
完全にビジネスに振り切ってしまわないように、足元はスニーカーを合わせるなど、カジュアルとうまく融合したコーディネートがおすすめです。
清潔感や知的さを簡単に取り入れることができるので、大人の男性でも真似しやすいスタイルです。
Dolce&Gabbana (ドルチェ&ガッバーナ)
ボウタイをカジュアルになりすぎずに着こなしています。
ドルチェ&ガッバーナらしい華美な装飾や刺繍のアイテムで合わせているので派手な印象を受けますが、いくつかのアイテムをシンプルなものに差し替えることで、普段使いしやすいスタイルが完成します。
Tom Ford (トムフォード)
ピンストライプのスーツにスニーカーを合わせてビジネスクラスをうまく表現したコーディネートです。
秋口からコーディネートを重くしてしまうと、冬っぽくなってしまうので、素足を見せるテクニックは真似して取り入れたいですね。
スーツではなくストレッチのはいっているセットアップなどをチョイスすることで、休日にも着こなしやすいよりカジュアルなコーディネートになります。
Seventies (70年代)
引き続き70年代ライクなスタイルが流行しています。
60年代のアメリカはベトナム戦争が勃発しており、それに反してラブ&ピース運動が盛んとなったことから、花柄やボヘミアンなどをはじめ、東洋の民族衣装を踏まえたスタイルが目立ち、それが起源になっているとされています。
派手な色柄使いとタイトなシルエットが特徴的で、当時からヒッピーという名称で親しまれてきたファッションスタイルです。
DSQUARED2 (ディースクエアード)
花柄の刺繍が施されたデニムシャツにループタイを合わせることで、レトロ感のあふれる70年代コーディネートです。
デニムシャツが野暮ったい印象にならないように、グレーのスラックスとブラックのレザーシューズを合わせることでキレイめな印象もうまく引き出しています。
シンプルなので秋口に真似することで、簡単にトレンドライクなコーディネートが仕上がります。
MSGM (エムエスジーエム)
最新のファッションショーでも70年代ライクなアイテムを用いたコーディネートが発表されています。
先ほど紹介した、ビジネスクラスの要素もとりいれつつ流行りのチェック柄も着こなしている、かなりの上級者スタイルです。
民族的な印象を与える柄に抵抗がある男性は、バッグやソックスなど面積の少ないアイテムで取り入れることでトレンドライクな着こなしを気軽に楽しめます。
Art school impressions (アートスクール風)
ノームコアだけでなく、まるで芸術学校に通っている学生のような、奇抜で独特な色使いのコーディネートもトレンドスタイルです。
単なる決まったパターンの色や柄の配置ではなく、ランダムな配置のデザインになっているので、一風変わった新鮮さを味わうことができます。
ノームコアに飽きた男性や、人とは違う印象のコーディネートを作り上げたい男性におすすめです。
Wales Bonner (ウェールズボナー)
2015年に誕生した新しいブランドのウェールズボナーは、独特な配色のアイテムをコレクションで多数発表しています。
地の色がブラックやホワイトのものが多いので、柄が特徴的にも関わらず、コーディネートを同系色でまとめると全体的にすっきりまとまった印象になります。
シャツに限らず、スカーフやマフラーで取り入れると気軽に最新トレンドを楽しめます。
CRAIG GREEN (クレイググリーン)
奇抜な色柄使いのコートは1着でコーディネートの主役になります。
柄物をいくつか合わせるとよりトレンドライクに近づきますが、一歩間違えるとごちゃごちゃした印象になってしまうため、他のアイテムはシンプルにまとめることで、手軽にトレンドスタイルを楽しむことができます。
学生に戻った気分で、遊び心溢れるアイテムをチョイスしてみてはいかがでしょうか?
2018-2019秋冬のトレンドカラーは?
トレンドカラーは、コーディネートに取り入れるだけで簡単に最新のトレンドを感じさせることができるので、気軽に取り入れておしゃれを楽しむことができます。
コレクションのコーディネートを解説しながら紹介していきます。
Red (レッド)
今シーズンのコレクションは赤を基調としたコーディネートを発表するブランドが多くみられました。
今までの秋冬コレクションに多かった、ボルドーカラーやくすんだ赤ではなく、ビビットな赤が注目を集めています。
はっきりした赤は着こなしに困ってしまう男性も多いと思うので、コーディネートのポイントや取り入れ方を中心に解説していきます。
Casely-Hayford (ケイスリーヘイフォード)
シンプルなニットであれば抵抗なくコーディネートに取り入れることができる男性も多いではないでしょうか?
白シャツ、グレースラックス、レザーシューズとシンプルなアイテムを合わせているので、鮮やかな赤でもまず失敗することはないでしょう。
赤の色使いと、チェック柄のスラックスがトレンドを感じさせるコーディネートです。
Tod's (トッズ)
インナーとして赤のチェックシャツを取り入れたコーディネートです。
他のアイテムをアースカラーでまとめているため、秋冬らしさを感じさせつつもトレンドライクな着こなしに仕上がっています。
シャツのボタンはあえてオープンにし赤の面積を減らすことで、一見合わなそうな組み合わせでも、鮮やかな赤がうまく挿し色として機能しています。
Yellow (イエロー)
秋冬にも関わらず、今シーズンのコレクションではビビットなイエローを取り入れているブランドが多くみられました。
主役として用いれば、冬の重い空気をはねのけるパッと鮮やかなコーディネートに仕上がりますし、挿し色として取り入れれば、暗くなりがちな秋冬のコーディネートのアクセントにもなるので、コーディネートにうまく合わせておしゃれメンズを目指したいですね。
Valentino (ヴァレンティノ)
大胆にイエローのアウターを主役にしたコーディネートです。
ここでは、すこしくすみがかかったマスタードイエローに近いアイテムをチョイスすることで、派手になりすぎず、全体になじみやすくなります。
インナーとボトムスは同系色でまとめているので、アウターを主役にしつつ、まとまりのあるコーディネートに仕上がっています。
Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン)
オールブラックのコーディネートに挿し色としてフラッシュイエローのバッグを取り入れることで、雰囲気がガラッと変わり、モードな印象になります。
面積が少なくても全体の雰囲気の印象を変えることができるのがイエローの特徴でもあるので、小物やバッグなどで取り入れることで、さりげなくトレンドライクなコーディネートに仕上げることができます。
Brown (ブラウン)
ブラウンはオールシーズン使える色ですが、やはり一番マッチするのが秋冬のシーズンです。
注目のカラーということもあり、各ブランドで様々な色味のブラウンが発表されており、ベージュからチョコレートまで使いやすいアイテムが多く、コーディネートしやすい色なのでおすすめです。
Ovadia&Sons (オヴァディア&サンズ)
重い印象になりがちなダークトーンのブラウンでも、トラックパンツで取り入れると程よい抜け感がでてコーディネートがすっきりします。
白のシャツとレザーシューズでバランスをとりながら、デザインニットで遊び心も取り入れているので、メリハリの利いた大人の男性らしいコーディネートに仕上がっています。
Dior Homme (ディオールオム)
ディオールオムのコレクションは思い切ったオールブラウンのコーディネートです。
ブラックのレザーベルトをコートの上から締めることで、セパレートとして全体のスタイルに緩急をつけ、一辺倒のオールブラウンコーディネートにならないように工夫されています。
タートルネックとグローブ、アウターのワンポイントでイエローを取り入れることで、暗くなりがちな秋冬のコーディネートに明るさをうまく混ぜています。
2018-2019秋冬のトレンド柄は?
トレンドカラーの次は、ワンポイントで取り入れるだけでもトレンドライクなコーディネートに仕上がる、トレンドの柄に注目して最新コレクションのコーディネートを解説していきます。
おしゃれメンズは、トレンドカラーとトレンド柄をうまく組み合わせて、最先端のコーディネートを作り上げてみてください。
Pinstripes (ピンストライプ)
主張が激しくないピンストライプが、今シーズンのトレンド柄の1つです。
一般的なストライプよりも、線が細く柄が薄いので様々なコーディネートに取り入れやすく、無地のアイテムに近い感覚で使うことができるのも魅力的なポイントです。
柄×柄をうまく着こなしたコーディネートを中心に解説していきます。
Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン)
スーツスタイルでもさりげなく柄を取り入れることができるのがピンストライプの魅力です。
同系色のアイテムを合わせて、スタイリッシュな着こなしに仕上げていますが、インナーにトレンドカラーのレッドのアーガイル柄ニットを挿し色に用いることで、コーディネートが単調になりません。
細かいスーツの柄と、大きいニットの柄はピッチが異なるので、邪魔し合うこともなくまとまった印象に仕上がります。
Acne Studios (アクネ ストゥディオズ)
ピンストライプ柄のブラウンスラックスは、様々なコーディネートに合わせやすいので今シーズン注目のアイテムです。
秋口には白シャツと合わせれば、清潔感を取り入れたトレンドコーディネートに仕上がりますし、写真のようにニットと合わせれば冬のトレンドを捉えた着こなしになります。
こちらも柄×柄にかかわらず、ポイントを押さえまとまったコーディネートに仕上がっています。
Checks (チェック)
今シーズンも引き続きチェック柄がトレンドを牽引しています。
小柄なものではなく、大胆なチェック柄のアイテムを発表しているブランドも多く、その種類もウインドペン、タータンチェック、マドラスチェックなど多岐にわたり、一口にチェックといってもブランドによってその個性を楽しむことができます。
Bottega Veneta (ボッテガ・ヴェネタ)
ボッテガのチェック柄は、独特の色合いとパターンに目を引かれます。
一見すると派手なジャケットですが、使われている色が落ち着いているので、色を拾ってコーディネートを仕上げるだけで自然とまとまりのある着こなしになります。
同じ柄のパンツとアウターも同時に発表されており、こちらも同じようにコーディネートすることで、ワンランク上のトレンドライクな印象になりますよ。
Dries Van Noten (ドリス ヴァン ノッテン)
全身チェック柄のアイテムでコーディネートした上級者のコーディネートです。
それぞれの柄の濃淡を変えるのに加え、色味を絶妙に合わせることで、柄のアイテムの組み合わせながらうまくまとまりをだした着こなしに仕上がっています。
インナーを無地に変えるだけでグッと真似しやすくなるので、参考にしつつアレンジを加えてコーディネートするのがおすすめです。
Statement Jumper (ロゴアイテム)
柄物がトレンドの流れもあり、ロゴニットやロゴトレーナーをコレクションで発表しているブランドが数多くありました。
ブランドのネームをあしらったものや、独自のメッセージを込めたものなど、そのデザインは様々なので見ているのもコーディネートするのも楽しめます。
あまりごちゃごちゃしたアイテムは、子供っぽくなりがちなので、シンプルなものをスタイリッシュに合わせると簡単にトレンドライクなコーディネートに仕上がります。
Kenzo (ケンゾー)
インナーとしてロゴニットを取り入れれば、必然的に面積が少なくなり、デザイン性の高いアイテムでもコーディネートにうまく取り入れることができます。
多色使いのニットのパンツには、色を拾った着こなしをすればすっきりまとまることが多いので一つのテクニックとして覚えておいてください。
Ami Alexandre Mattiussi (アミ アレクサンドル マテュッシ)
ロゴの色味でもさりげなく流行色を取り入れることができます。
ロゴパーカーは学生っぽさが出てしまいがちなので、キレイめのグレースラックスを合わせることで、大人らしいクリーンなコーディネートになります。
あくまでもベースはカジュアルコーディネートなので、レザーシューズではなく、白スニーカーを合わせることで、キレイめカジュアルが完成します。
2018-2019秋冬のトレンドアイテムは?
取り入れるだけでトレンドライクなコーディネートに仕上げることができるトレンドアイテムを紹介していきます。
トレンドアイテムはハイブランドだけでなく、数多くのブランドで展開されることが予想されるので、普段のコーディネートに取り入れやすく、押さえておいて損はないものばかりです。
アイテムを取り入れたコーディネートのポイントをを合わせて紹介していくので、着こなすときの参考にしておしゃれメンズを目指してください。
The beret (ベレー帽)
トレンドスタイルのアートスクール風の影響もあり、ベレー帽をコレクションでコーディネートしているブランドが印象的でした。
以前はあまり男性が被るイメージのないベレー帽でしたが、昨シーズンから女性だけでなく男性でもよく見るようになってきたアイテムの1つです。
物足りなさを感じるときに手軽に取り入れられるトレンドアイテムとしておすすめです。
Etudes (エチュード)
オーバーサイズのニットにブラックスキニーとスニーカーを合わせたカジュアルなコーディネートに、レザーのベレー帽を合わせると、大人の男性らしい引き締まった印象になります。
1つレザーアイテムを取り入れるだけでこなれた印象に早変わりし、ビビットなオレンジのトップスを大人らしさを兼ね備えた落ち着きのあるコーディネートに格上げしています。
Charles Jeffrey Loverboy (チャールズ・ジェフリー・ラバーボーイ)
ロゴニットを主役にしながらも、全体を同系色でまとめた統一感のあるコーディネートです。
全体的にキレイめなテイストで仕上げつつ、ビビットオレンジのバッグで挿し色をしっかり取り入れた遊び心も感じられるおしゃれな着こなしになっています。
ベレー帽はネイビーの無地でシンプルに合わせることで、すっきりとしスマートな印象になります。
Soccer fan scarves (サッカーファンスカーフ)
海外サッカーのサポーターが持っている、マフラータオルのようなデザインのアイテムが今シーズンのコレクションで多く登場しています。
スポーツミックスの流れを季節のアクセサリーにもデザイナーが反映し始めており、デザインは各ブランドのロゴやネームになっており、ビビットな色合いではっきりしたデザインが特徴的です。
Versace (ヴェルサーチ)
ブランドイニシャルのVがあしらわれ、はっきりとした色合いのアイテムは、ぱっと目を引くインパクトと鮮やかさをコーディネートにもたらします。
通常のセットアップコーデに、合わせることでよりトレンドライクなコーディネートに一気に近づきます。
色を拾うことを意識しているので、浮くこともなくうまくマッチしています。
OAMC (オーエーエムシー)
鮮やかなレッドがブラックのコーディネートにきれいに映えています。
シンプルで重くなりがちな寒い季節のコーディネートには、はっきりした色のアイテムを合わせることで、一気に新鮮でトレンドライクなスタイリングになります。
小物の色味や柄を変えるだけで、全体が一気に違った雰囲気になるので、秋冬の暗いコーディネートに飽きた男性は、様々な色味に挑戦してみてはいかがでしょうか。
Padded jacket (パデットジャケット)
パデットジャケットとは簡単に言うと、中綿のはいっているアウターのことを指します。
ダウンジャケットといえば中にダウンが入っていますが、パデットジャケットは主にコットンが使用されており、その形や色はブランドによって様々です。
デザイン性はもちろん、保温性に優れているので、冬の寒い日にもおしゃれを楽しむことができるアイテムです。
Marni (マルニ)
トレンドカラーのイエローのパンツも同じ色味のパデットジャケットを合わせることで、スタイリッシュなコーディネートが完成します。
今シーズンのコレクションから、必ずしもシンプルなアウターではなく、一点突破のような柄物アウターも流行の兆しが見えています。
柄物アウターを簡単にコーディネートするコツは、統一感を出しつつほかのアイテムは極力シンプルにまとめることです。
Y-3 (ワイスリー)
アウトドアの印象が強いパデットジャケットも、オールブラックのコーディネートに取り入れればモード感の漂う雰囲気になります。
形がブルゾンタイプなので普段使いしやすく、オールブラックでなくても様々な場面で使えることでしょう。
中綿が少ないものをチョイスすれば、着ぶくれすることなくすっきりとしたシルエットで着こなすことができるので、コーディネートや気温で使い分けてみてください。
Fur (ファー)
冬の定番素材であるファーアイテムも今シーズンは多くみられました。
暖かさとエレガントさを兼ね備えたアイテムは、冬のコーディネートに取り入れるだけで独特の雰囲気を演出することができます。
リアルファーはよりエレガントですが、流通量が少なく値段も高価なので、場合によってはフェイクファーで代用するのも1つの方法です。
Fendi (フェンディ)
ブラウンのファーコートは、冬のコーディネートを柔らかく演出するのに最高のアイテムです。
パンツにはキレイめなしっかりとしたスラックスを合わせることで、あえてメリハリをつけたコーディネートを作り上げています。
レザーバッグのワンポイントにもファーを取り入れることで、コーディネートにメリハリをつけながらも、統一感も演出している非常にスマートな着こなしです。
sacai (サカイ)
カジュアルで春っぽい印象になりがちなデニムオンデニムのコーディネートも、ファーアイテムを取り入れることで冬らしさを演出します。
足元はムートンブーツを合わせることで、ファーの良さがより引き立ち、野暮ったさのない柔らかい雰囲気のコーディネートに仕上がっています。
全体的な色味はあえて薄くすることで、軽快な印象になります。
Leather trousers (レザーパンツ)
クラシック回帰の流行が続く中で、今シーズンは簡単にスマートカジュアルを演出することができるレザーパンツが流行をみせています。
重く、動きにくい印象のレザーパンツですが、高級で滑らかなレザーはそのような悩みを感じさせませんし、フェイクレザーの技術も向上し、リアルレザーのような質感で高機能さを兼ね備えたアイテムも登場しているので、注目のアイテムです。
Dunhill (ダンヒル)
ブラックのレザーパンツであれば最も簡単にコーディネートに取り入れられるアイテムです。
シャツとジャケットを合わせ、タイドアップするスタイルにレザーパンツを組み合わせるだけで、グッとトレンドライクな着こなしになります。
ジャケットと合わせているので、クリーンな印象になり、レザーパンツによる野暮ったさや重たさを感じさせない雰囲気のコーディネートです。
Diesel Black Gold (ディーゼル ブラック ゴールド)
レザーパンツを違う素材と組み合わせることで、冬らしい印象にしつつも、クラシックな雰囲気を併せ持つコーディネートに仕上がります。
レザーシューズを合わせると足元が重くなってしまうので、スウェードシューズを合わせることに加え、トップスはフリース素材のアウターを組み合わせることで、冬の柔らかさを演出することができます。
【2018-2019秋冬】VOKKA一押し注目ブランド
ここまで紹介してきたトレンドを含めて、ここからは今シーズンのコレクションで注目を集めた、VOKKA編集部のおすすめブランドのテーマや背景と共に、おすすめコーディネートを解説します。
どのブランドもおしゃれメンズは手に入れたいトレンドアイテムばかりなので、ぜひこちらも参考にしてワンランク上のおしゃれを目指してください。
LOUIS VUITTON (ルイ ヴィトン)
ルイヴィトンのメンズ部門でアーティスティックデザイナーを務めているキム・ジョーンズが2018秋冬のコレクションを最後に退くことを発表していたので、そのニュースもありコレクションではルイヴィトンに注目が集まりました。
彼の功績は何といってもラグジュアリーブランドとストリートブランドの架け橋になったという点で、アンブロやナイキ、そしてなんといってもシュプリームとのコラボはファッションに新たな価値観をもたらしたといっても過言ではありません。
ルイヴィトンでの集大成となったコレクションを、注目コーディネートをピックアップして紹介していきます。
今シーズンのルイヴィトンは、足元にブーツを取り入れるコーディネートが目立ちました。
かちっとしたコートにも関わらずボトムスは軽快にショーツで抜け感を出し、足元が重たくても全体的にずっしりした重苦しいコーディネートにならないような工夫がされています。
オールブラウンのコーディネートに、比較的色味が近いイエローとオレンジを挿し色が映えたスマートな着こなしです。
代表的なブランドロゴをあしらったニットをストリートスタイルに取り入れたコーディネートです。
一見すると相反する2つのスタイルですが、全体的に落ち着いたトーンでまとめているため、うまく融合しています。
トレンドカラーのブラウンを基調とし、トップス以外を少し近未来的なハイテクさを感じさせる世界観が現れているのも注目のポイントです。
トレンドのファージャケットをスラックスで合わせてキレイめコーディネートに仕上げています。
レザーシューズではなく、あえてブーツを合わせることでコンサバティブになりすぎず、カジュアルテイストをうまく表現しています。
ファーアイテムにブーツを合わせてしまうと、重くなりすぎ野暮ったい印象になりがちですが、ボトムスと同系色のブーツを合わせることでまとまりが生まれ、脚長効果も期待できるので真似したいテクニックですね。
PRADA (プラダ)
1984年から採用されているブランドの象徴ともいえる黒ナイロンのポコノナイロンを多用したコレクションを展開しました。
前半はオールブラックのコーディネートを数多く発表しシックな印象でしたが、後半は一変し鮮やかな色や柄を主役にした着こなしも登場し、観客を楽しませたのが特徴的です。
新たなクリエイターを数多くチームに迎い入れており、建築家やデザインユニット、そしてデザイナーなど様々な視点を持つ専門家で結成されているため、ポコノナイロンをそれぞれの視点で再解釈したことで新たなアイテムが多数展開されているのが注目のポイントです。
セットアップをカジュアルに着崩したオールブラックコーディネートです。
シャツをインせず、あえて抜け感を出すことで、トレンドスタイルのビジネスクラスを取り入れつつも、普段使いできるようなカジュアルな雰囲気の着こなしに仕上がります。
ポコノナイロンを使用したバッグは、光沢感がありナイロン素材にも関わらず、ラグジュアリーな風合いを持つプラダ独自の魅力です。
後半に登場した炎をイメージしたセットアップのコーディネートの数々は、オールブラックのイメージからは一変し鮮やかな色使いです。
インナーにはトレンドを感じさせる柄のロングスリーブを合わせているので、ただのセットアップコーディネートではなく、今年らしい印象も感じさせます。
全体の雰囲気を壊さない小ぶりなバッグアクセサリーは今シーズン注目したいアイテムの1つです。
鮮やかなグリーンのアウターを主役にしたコーディネートでも、その他のアイテムをオールブラックでまとめているので、すっきりしてうるさくないスタイルが完成しています。
袖と裾に素材の切り替えのデザインを施すことで、無地のアイテムばかりでありながらも一辺倒なコーディネートになりません。
先ほどのコーディネートでも紹介した、小ぶりのアクセサリーがより全体の雰囲気を引き締まったものに格上げしています。
BROOKS BROTHERS (ブルックス ブラザーズ)
2018年4月に200周年を迎えた、アメリカ最古のアパレルブランドのブルックスブラザーズは、2018年の1月に初のメンズファッションショーを開催したことで注目を集めました。
ヴェッキオ宮殿を会場にコレクションが行われ、アニバーサリーイヤーとして今年1年間は、世界中で様々なイベントやアクティビティを行っていくと宣言しているので目が離せません。
ブランドの歴史を象徴するアイコニックなアイテムが多数見られましたが、同時にトレンドを取り入れたコーディネートを披露しました。
最初に紹介するのは、ブルックスブラザーズを代表する金ボタンブレザーを用いたシンプルなコーディネートです。
クラシック回帰の流行を受け、ダブル開きで仕立てられたジャケットはトレンドを押さえており、タイドアップではなくオープンカラーで合わせることで、コーディネートにリラックス感を取り入れています。
紺ブレザーはオンでもオフでも活躍すること間違いなしなので、おしゃれメンズであれば持っておきたいアイテムの1つですね。
トレンドのチェック柄のアウターとパンツを組み合わせたチェックコーディネートです。
パンツは控えめながらのウインドペンをチョイスすることで、アウターと合わせてもお互いを邪魔することなく、柄×柄のコーディネートに仕上げることができます。
オールネイビーのコーディネートですが、色味を少しづつ変えることで、全体の雰囲気にこなれ感がでるのでおすすめです。
ブランドを代表するマドラスチェックのショーツは、アイビースタイルを代表するアイテムを1つです。
トップスは重めに、ボトムスは軽めにというのがアイビー流着こなしの定番ルールで、秋冬のコーディネートにもかかわらず、すっきりしたスポーティーさや軽快さが感じられます。
トップスの色をシューズの色で拾うことで、主張の強いがらのショーツを統一感のあるコーディネートにうまく落とし込んでいます。
2018-2019秋冬のトレンドをマスターしよう
出典:wwd.com
いかがでしたか?
今シーズンのコレクションは鮮やかな色使いや柄使いで、重くなりがちな秋冬のコーディネートを華やかに彩るような着こなしが様々なブランドで見られました。
おしゃれメンズであれば、各ブランドの華やかさを捉えたスタイルをぜひとも真似したいですね。
トレンドキーワードやトレンドアイテムをしっかり押さえて、今年らしい着こなしを意識しておしゃれを楽しんでみてください。
メンズのおすすめ秋服コーディネートを、海外のストリートスナップを紹介しながら解説していきます。アウターやカーディガンの合わせ方から小物の使い方まで、おしゃれに見えるカジュアルコーディネートのポイントをを説明していくのでぜひ参考にして着こなしをマスターしましょう。これを読んでおしゃれメンズとして秋を迎えてください。
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この記事のライター
経営学を学びながら、シャツ屋でアルバイトをしています。スーツ・シャツ・ネクタイ・革靴などに興味をもって、フォーマルブランドからカジュアルブランドまで、日々多くのものに触れながらセンス磨き中。