【宮城】日帰りにもおすすめのツーリングスポット10選
東北地方の中央部で太平洋に面した豊かな漁場を擁する宮城県。松島や蔵王など風光明媚な観光名所もあり、ご当地グルメも多彩です。宮城県で日帰りにもおすすめするツーリングスポットをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.eboshi.co.jp
宮城のおすすめツーリングスポット
東北地方の太平洋側で、世界三大漁場の一つといわれる三陸沖に近い宮城県。気仙沼・石巻・塩釜など特定第3種漁港に指定された漁港を擁しており、鰹や秋刀魚をはじめ牡蛎やホヤなど多彩な水産資源を持っています。そしてブランド食材のひとめぼれや仙台牛、ご当地グルメの牛タンなどもあり”食材王国みやぎ”をPRする県です。
日本三景の一つ松島や奥羽山脈の蔵王連峰など、風光明媚な観光名所も多彩。温泉地も多く、観光やグルメと組み合わせた日帰りツーリングのプランとしても好適です。
宮城県で日帰りにもおすすめするツーリングスポットを10ヵ所ご紹介しましょう。
1.県道36号~「伊豆沼」
名称:くんぺる
住所:登米市迫町新田字前沼149-7
電話:0220-28-3131
駐車場:有り
営業時間:11:00~21:30
定休日:不定休
国道4号で県の北部へツーリングして、東北自動車道・築館ICを過ぎたら県道36号へ。県道36号を東へ走り「伊豆沼」があるエリアを目指します。
多くの渡り鳥が飛来し国内では最大級の越冬地といわれる天然記念物の「伊豆沼」は、湿地を保護するラムサール条約にも登録された沼。周辺には博物館のサンクチュアリセンターも点在しており、バードウォッチングの名所としても知られています。
「伊豆沼」の西岸には伊豆沼農産が運営する農場レストランの「くんぺる」があり、ランチにおすすめ。自社栽培のひとめぼれや伊達の純粋赤豚など地元食材をふんだんに使い、「伊達の純粋赤豚と地元農家野菜の御膳」など多彩なメニューを用意します。
2.東浜街道~「気仙沼」
名称:サンマリン気仙沼ホテル観洋
住所:気仙沼市港町4-19
電話:0226-24-1200
駐車場:有り
入浴料:800円
営業時間:11:00~20:00
名称:和食処 鮹
営業時間:11:30~14:00
17:00~21:30
石巻市のエリアから国道45号を走り出し、北上川のリバーサイドをツーリングして北へ。国道342号に接続し、三陸自動車道を越えたら国道398号に入って東へ向かいます。
志津川湾の近くから国道45号・東浜街道に入り「気仙沼」方面へ。目的地の「サンマリン気仙沼ホテル観洋」は気仙沼港の直ぐ近くに立地しており、日帰り入浴ができる温泉ホテルです。温泉は地下1800mから湧出する深層天然温泉で露天風呂や大浴場があり、塩分濃度が高いため湯に浮かぶ”浮遊浴”が楽しめます。
食事は館内にある「和食処 鮹」がおすすめ、新鮮な魚介を使った「海鮮丼」や気仙沼ならではの「ふかひれ姿煮」など多彩な品揃えが魅力的です。
3.国道398号~「花山湖」
花山湖
名称:路田里はなやま
住所:栗原市花山字本沢北ノ前112-1
電話:0228-56-2265
駐車場:有り
国道4号で栗原市に向かい、伊豆野原から国道398号を西へ。田園地帯を貫く真っすぐな道をツーリングして、迫川の上流を目指します。
目的地は「花山湖」で、花山ダムの造成に伴って造られた人造湖。岩魚や山女をはじめとした魚が多く生息しているため釣りポイントとしても人気、紅葉の名所としても知られています。湖でのカヌーや、周辺にあるテニスコートなどスポーツも楽しめるスポットです。
湖の北側には道の駅「路田里はなやま」があり、特産品の自然薯をはじめ地場産品が多彩な品揃え。ランチは地元産の蕎麦や「岩魚塩焼き」などいかがでしょう。
4.国道47号~「鳴子温泉」
名称:旅館大沼
住所:大崎市鳴子温泉字赤湯34
電話:0229-83-3052
駐車場:有り
入浴料:500円
営業時間:11:00~14:00
仙台市から国道457号を北へ向かってツーリング。奥の細道湯けむりライン・岩出山駅の近くから国道47号を走って県境方面へ向かいます。
目的地は奥州三名湯の一つに数えられる「鳴子温泉」で、800年代に湧出が始まったと伝わる歴史ある温泉。東鳴子公園の近くに宿を構える「旅館大沼」は日帰り入浴ができる温泉旅館で、薬師千人風呂をはじめ7つの湯殿を揃えています。湯は源泉掛け流しで、重曹成分の多い純重曹泉は全国的にも貴重な泉質です。
こちらは平日に10食限定で「ゆ宿ランチプラン」を用意。旬の食材を使って炊き上げる「釜飯定食」がセットになっており、オプションで貸切露天風呂や個室休憩も用意します。
5.国道45号~「松島」
松島・千貫島
名称:松島さかな市場
住所:宮城郡松島町松島普賢堂4-10
電話:022-353-2318
駐車場:有り
営業時間:08:00~17:00
08:00~15:00(食事1F)
10:00~15:00(食事2F)
仙台市の中心部から国道45号を走り出して仙台港方面へ。国道45号は北へ向かうと塩釜市を抜けたエリアから松島湾を望むシーサイドに、日本三景の一つに数えられる松島の風光明媚な景色を眺めながらツーリングができます。
松島海浜公園の横を走り名所の五大堂を過ぎたら、高城川を渡って奥松島パークラインに入り宮戸島へ。宮戸島中央部にある高台の大高森からは、松島四大観の一つである”壮観”の景色を望むことができます。
宮戸島を後にしたら奥松島パークラインで松島港エリアに戻り、ランチにおすすめする「松島さかな市場」へ。「松島さかな市場」は気仙沼市にある遠洋鮪漁業者が運営しており、にぎり寿司や鉄火丼など絶品の鮪料理をはじめ名物の牡蛎など多彩なメニューを取り揃えています。活魚や鮮魚をはじめ海産加工品も豊富に用意、お土産もこちらでどうぞ。
6.県道62号~「秋保大滝」
名称:秋保大滝
住所:仙台市太白区秋保町馬場字大滝
駐車場:有り
名称:大滝れすとはうす
住所:仙台市太白区秋保町馬場字大滝5-2
電話:022-399-2214
駐車場:有り
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
仙台市の中心部から国道286号を走り出し、原山の交差点を過ぎたら標識に従って秋保温泉方面に向かう県道62号へ。県道62号で長閑な田園風景の中をツーリングして、秋保温泉からさらに西へ向かいます。
名取川を渡ってしばらく走ると目的地の「秋保大滝」へ到着。「秋保大滝」は国の名勝に指定されており日本三名瀑に数えられることもある滝で、落差が55m・幅が6mあります。周辺には遊歩道が整備されていて、滝の間近から眺めを楽しむこともOK。秋には紅葉が滝を美しく彩ります。
駐車場に隣接して「大滝れすとはうす」があり、ランチにおすすめ。地元で採れる野菜や山菜を使ったピザやパスタを多彩に揃えています。
「仙台城址(青葉城址)」など仙台を代表する史跡や、「広瀬川」などの美しい景観が楽しめる観光スポットをご紹介します。
7.国道48号~「青葉山公園」
名称:青葉山公園
住所:仙台市青葉区川内
駐車場:青葉城本丸会館駐車場などを利用
名称:伊達の牛たん本舗 青葉城店
住所:仙台市青葉区川内1番地 青葉城跡内
電話:022-223-4715
営業時間:11:00~15:00
定休日:なし
東北自動車道を仙台宮城ICで下りたら国道48号を東へ。西公園通りから西公園の南側を走り広瀬川を渡ると目的地の「青葉山公園」に到着します。
「青葉山公園」は青葉城とも呼ばれる仙台城の城跡を中心に整備された都市公園で、随所に城の遺構が点在。「仙台市博物館」や「仙台城見聞館」といった博物館や「青葉城本丸会館」など様々な施設があり、護国神社も鎮座しています。杜の都を象徴する園内の散策がおすすめ。本丸跡からは仙台の街並みや遠く太平洋まで遠望することができます。
こちらでランチにおすすめするのが「青葉城本丸会館」に隣接する「伊達の牛たん本舗 青葉城店」。炭火で焼き上げる店自慢の「極厚芯たん焼き」や「牛たん焼き」をはじめ、「牛たんシチュー」など絶品の牛タン料理が供されます。
8.国道286号~「国営みちのく杜の湖畔公園」
名称:国営みちのく杜の湖畔公園
住所:柴田郡川崎町大字小野字二本松53-9
電話:0224-84-5991
駐車場:有り
営業時間:変動有り
休園日:火曜日(無休期間有り)
仙台市の中心部から国道286号を走り出し、東北自動車道・仙台南IC方面へ。国道286号で田園地帯をツーリングしたら、釜房大橋を走って釜房湖を渡ります。
目的地は釜房湖の湖畔に広がる「国営みちのく杜の湖畔公園」。公園は3地区に分かれており、公園の中心となる南地区には四季折々の花々を鑑賞できる「彩のひろば」や、ボートやディスクゴルフが楽しめる「湖畔のひろば」があります。自然や文化とふれ合うことができ、多彩なアクティビティが楽しめる公園です。
こちらでランチにおすすめするのが南地区・みちのく公園休憩所にある「かもしか茶屋」。地元川崎町そば職人が打つ「川崎そば」をはじめ、人気の限定メニュー「釜房ダムカレー」など多彩に用意します。
9.国道45号~「仙台国際空港」
名称:仙台国際空港
住所:宮城県名取市下増田南原
電話:022-382-0080
駐車場:有り
名称:陣中 冠舌屋(ジンチュウ カンタンヤ)
場所:1F
電話:022-383-3429
営業時間:10:30~21:00
国道45号で風光明媚な松島を眺めながらツーリングして仙台市方面へ。苦竹ICの交差点から国道4号に接続して南へ走り、東北本線・館腰駅を過ぎたら県道20号で海側を目指します。
目的地は東北地方の空の玄関口「仙台国際空港」。空港機能以外にも多彩な楽しみ方があるスポットで、展望デッキ「スマイルテラス」からは航空機が離発着する迫力ある風景を望むことができます。そしてエアポートミュージアム「とぶっちゃ」ではフライトシュミレーターの体験もOK。様々なレストランやショップも出店しています。
空港でのランチにおすすめするのはご当地グルメで、仙台名物牛タン専門店の「陣中 冠舌屋」。牛タンを塩麹に漬け低温熟成させることで素材の旨味を引き出し、溶岩で焼き上げた絶品料理が供されます。
10.蔵王エコーライン~「蔵王」
御釜
蔵王エコーライン
名称:蔵王山頂レストラン
住所:刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林地内
電話:090-3022-1186
駐車場:有り
営業時間:9:00~16:30
山形自動車道・宮城川崎ICの近くから国道268号を北西へ向かい、標識に従って国道457号へ。蔵王大権現大鳥居をくぐって県道12号・蔵王エコーラインに入り、随所の絶景を眺めながら爽快なワインディングをツーリングします。
蔵王エコーラインが分岐したら蔵王ハイラインに入り、蔵王苅田岳の山頂へ。山頂エリアには駐車場やレストハウスなどが整備されており、名所・御釜を望むエリアまで歩いて行くこともできます。五色沼とも呼ばれるカルデラ湖の御釜は、蔵王連峰でも人気のスポット。御釜の神秘的なエメラルドグリーンと、火口壁や空の青が美しい景観を描きます。
レストハウスの2Fには「蔵王山頂レストラン」がありますのでランチはこちらで。御釜をイメージした石釜に、揚げたての豚カツをのせた名物「釜かつ丼定食」をいかがでしょう。
蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖で、釜状となっていることから「御釜」という名前がつきました。湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ、荒々しい火口壁と対比して神秘的な雰囲気で冬の樹氷と共に蔵王の象徴となっています。
松島や蔵王を走るツーリングで愉しむ宮城
松島や蔵王など風光明媚な観光名所をはじめ、ご当地グルメも多彩な宮城県。手軽に出掛けられる日帰りのツーリングで宮城を愉しんでみませんか。
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※ 季節によって閉鎖される道路や休業するスポットもあります。
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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。