オールバックの作り方【セット方法からおすすめ整髪料まで】
メンズのオールバックの作り方を徹底解説します。セット方法やおすすめの整髪料はもちろんのこと、アレンジ例や相性の良いファッションまで紹介しているのでぜひ参考にしてください。この記事を読めばオールバックについては問題ないでしょう。
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アイキャッチ画像出典:www.thetrendspotter.net
オールバックは男の魅力を演出する
その普遍的な魅力はビジネスシーンにおいてもプライベートシーンにおいても幅広く適応する万能スタイルです。一説によると世界で最初にできたおしゃれな髪型とも言われています。
オールバックは日本のみならず海外でもSLICKED BACKと呼ばれ歴史ある髪型の1つです。1950年代にエルビス・プレスリーがオールバックの髪型に、1978年に公開された映画「グリース」でジョントラボルタがオールバックの髪型を披露し、話題となりました。また1987年に公開された映画「ウォール街」でマイケル・ダグラスがボリュームのある髪をオールバックに仕上げるスタイルにして一般的にオールバックが定着したと言われています。
この記事ではそんな魅力あふれるオールバックをセット方法からアレンジまで解説していくので、ぜひスタイリングの参考にしてください。
オールバックの魅力
溢れでる清潔感&誠実さ
オールバックの魅力は何といってもその溢れ出る清潔感と誠実さです。後ろにまとめ上げた髪の毛をグリースやポマードといったスタイリング剤で仕上げたオールバックスタイルはプライベートでもビジネスでも好感度が高まること間違いないでしょう。
オンとオフのギャップ
オールバックは髪の毛全体を後ろにまとめるため、髪の毛の長さがある程度必要になってきます。髪の毛からスタイリング剤を流すとオールバックスタイルは後ろでまとめた髪の毛が降りてきて、カッチリとした雰囲気とは一変し幼く可愛らしい雰囲気になります。このギャップに魅力を感じる女性は多く、仕事の場では見せることのない一面に心を掴まれること間違いないはずです。
スタイリングの時短に
オールバックのスタイリングはとても簡単かつ時間が掛かりません。主に髪の毛を濡らす、ドライヤーで乾かす、スタイリングの3ステップです。特にスタイリングの段階は細かな形付けなどは必要がなく、髪の毛をかき上げるだけでいいので難しいことを何も考えることなく決めることが出来ます。
美容室で頼む時のポイント
髪の毛の量を減らす
オールバックはセットで作ることができますが、カットの段階である程度セットを楽にすることができます。そのポイントは髪の量を減らすことです。髪の毛に厚みがあると思った通りに髪がセットできず初心者には中々難しいです。初心者やセットに慣れていない方は、すきバサミを使って髪の量を減らしてもらうことを忘れないようにしましょう。
オールバックは前髪の長さがある程度必要な髪型です。オールバックを想定してカットをお願いするときにはくれぐれも前髪やトップを切りすぎないことが肝心です。
またオールバックをよりお洒落に見せるためにはサイドとバックを短めにしてもらうことが大切です。もちろんサイドとバックの長さが長くてもオールバックには違わないのですが、近年のツーブロックブームもありサイドとバックを短くしておくことでより清潔感が出てとても好印象になります。
雰囲気をあらかじめ決めておく
一口にオールバックと言っても、髪の毛の長さやパーマは掛けるかかけないのかなどによって大きく雰囲気が異なってきます。カッチリとジェントルマンのような雰囲気は王道のオールバックスタイルを、カジュアルにこなれた雰囲気を出したい場合はパーマを当てたウェービーな仕上がりをオーダーしましょう。
少々手間がかかりますが、雰囲気に合わせたファッションで美容室に来店するのもおすすめです。美容師の方も仕上がりがイメージしやすいだけでなく、カット終わりのスタイリングの際にも服装に合わせたものをしてくれるため自宅でのスタイリングのイメージも付きやすいのでおすすめです。
オールバックの作り方・セットの仕方
オールバックはとてもシンプルな髪型ですので、セットの仕方も簡単です。ここではベーシックなセット方法を簡単に説明します。
セットの大まかな流れ
1. まず髪の毛を全体的に湿らせます。湿らせることでワックスやポマードのムラがなくなります。
2. 手のひらを覆うほどワックス・ポマードを取り、髪全体に付けていきます。
3. 全体につけ終わったら髪をかき上げ、オールバックの形を作ります。
4. 左右どちらかの後頭部に向けてクシを使って髪をかき上げ、整えます。
5. サイドの髪を整えれば完成です。
髪の長さや整髪料の量・種類によってオールバックでも様々な変化を演出することができます。
上記で説明したやり方はあくまでも一般的で簡単なものですので、毎日セットする中で自分にあったセット方法を見付けましょう。
ウェット&ドライのコツ
〇しっかりと根元まで濡らす
髪の毛を全体的に濡らしクセをリセットします。クセをリセットするという工程がなければスタイリング剤で形づけようとしても上手くきまりません。濡らし方に特にコツはなくクセがなくなるまでしっかりと濡らしましょう。
〇ドライであらかじめ形付ける
ドライをする際は髪の毛を後ろにかき上げるように根元から乾かしていきましょう。このように予めオールバックの形をつけておくことでスタイルがより持続するようになります。クシやブラシを使用すると仕上がりが綺麗になります。
スタイリングのコツ
〇サイドを押さえる
髪の毛をかき上げる際にはオールバックも他のヘアスタイルと同様にトップとサイドのメリハリをつけるようにしましょう。このメリハリが無いとオールバックであってもどこかだらしのないヘアスタイルになってしまいます。抑えるポイントは頭の鉢のあたりと耳周りを意識して抑えましょう。
〇ブラシやコームで仕上げを
髪の毛をある程度まで後ろでまとめることが出来たらブラシやコームを使ってもう一度髪の毛を後ろに流すと毛流れが綺麗になりよりシャープな仕上がりになります。外出時にも携帯用のコームを持ち歩き化粧室などで逐一手直しを行うことでスタイルを1日中キープすることができますよ。
おすすめアレンジ5選
一口にオールバックと言ってもアレンジによって雰囲気が異なります。
ここではオールバックのアレンジを5選紹介していきます。髪型だけでなく髭などとの組み合わせ例も紹介しているのでこれを見ればオールバックの幅がグッと広がるはずです。
オールバック×髭
オールバックと髭はダンディな雰囲気を演出するのには最高の組み合わせということが出来るでしょう。画像のようなワイルドな髭も魅力的ですが、薄い髭をナチュラルに生やすだけでも充分にオシャレになります。大人っぽい印象になるので、30代~40代のメンズがするのがおすすめです。
オールバック×パーマ
髪の毛を後ろにかき上げているからパーマをかけても意味がないと思ってはいませんか。オールバックスタイルにパーマをあてると後ろにかき上げた髪の毛が程よくカールするので、同じスタイルでもこちらのほうが程よくこなれた印象に仕上がります。このスタイルのパーマは弱いと真っすぐになってしまうため、パーマの中でも強めのパーマをかけるのがおすすめです。
オールバック×ミディアム
オールバックスタイルも髪の毛の長さが異なると印象が変わってきます。画像のスタイルは長めのミディアムヘアを後ろにかき上げていて、色気のあるセクシーな雰囲気のヘアスタイルになっています。恐らくメンズのヘアスタイルの中でも特にオンとオフのギャップが大きいです、
オールバック×七三
髪の毛のかき挙げる方向を七三の分け目で行うことで、オールバックがトレンディーな雰囲気に仕上がります。美容室では特にオーダーしなければいけないことはなく、オーソドックスなオールバックスタイルのバリエーションとして楽しむことが出来ます。黒目の位置の辺りで分け目を作るという七三分けの基本を押さえてセットしていきましょう。
おすすめスタイリング剤5選
オールバックにおすすめのスタイリング剤を5つ紹介します。
オールバックのセットに使用するスタイリングに求められる性能は強いセット力と後ろにまとめた髪をキープするホールド力です。それらの条件を満たしたジェルやグリース、ハードワックスを紹介しているので自分のセットに必要な性能を持ったスタイリング剤が見つかるはずです。
阪本高生堂 クールグリース
クールグリースは濡れたようなウェット感を出すのに最適な整髪料です。中でもクールグリースGはライムの爽やかな香りが特徴です。標準的なハード具合のセット力で髪をしっかりと固めるのではなく、毛束をつくったり毛の流れを整えたりするの適しています。カッチリと決めたいときには他の整髪料をお勧めしますが、基本的にはオールマイティに使える整髪料です。
阪本高生堂 クックグリース
クックグリースは先ほど紹介したクールグリースシリーズの1つです。クールグリースの中でもセット力が高いのが特徴でオールバックをしっかりと固めます。髪質が固く通常のワックスではオールバックにできなかった方にもおすすめです。注意点としては一度につけすぎるとシャワーを浴びていないような仕上がりになってしまうので注意しましょう。
ロレッタ ハードジェリー
グリースと並んでジェルもオールバックのスタイリングでは定番のスタイリング剤です。このロレッタのハードジェリーはその中でも人気が高い種類の1つで、使用すると髪の毛がパリッと固まりオールバックのスタイルを一日中キープさせることができます。他のジェルと比べると容量が大きいというコスパの高さとデザイン性の高いオシャレな容器もロレッタの人気の理由です。
ゴールドウェル ハードライナー
カチッと決めた崩れないスタイルを長時間キープしたい方におすすめの整髪料がジェルです。中でもゴールドウェル ハードライナーはワックスやポマードと違い、しっかりスタイルをハードにキープしつつも、水ですぐに洗い流すことができるのが特徴です。ウェット感も強くハードに固まるので、結婚式やパーティなどの際におすすめの整髪料です。ジェルは好みが分かれるところですが、しっかりと固めるとフォーマルな印象を与えることができるので、シチュエーションに応じて使い分けることが大切です。
オーシャントリコ シャインオーバー
メンズの人気美容室であるオーシャントーキョーが手掛けるワックスシリーズで発売以来爆発的な人気を誇り今ではメンズの定番のスタイリング剤となっています。その中でも青いパッケージが特徴的な社員オーバーはハードなセット力とツヤ感のある仕上がりが特徴的なワックスです。オールバックスタイルとの相性は良く、ジェルでは後からの手直しが効きづらかったり、グリースではセット力が物足りないという人におすすめです。ドラッグストアでも購入することができる手軽さも魅力的なワックスです。
相性の良いファッション
オールバックの髪型が完璧になったら服までこだわりたいところです。
オールバックはクールかつワイルドな印象を演出します、ここではオールバックスタイルとの相性が良いスタイルを紹介するのでぜひ参考にしてください。
ジャケットスタイル
オールバックスタイルはやはりジャケットと合わせて楽しみたいところ。
いつものデートで行くお店ではなくドレスコードがあるようなお店を敢えて選び、こうした装いでいくと相手からの印象も変わるでしょう。
アメカジスタイル
出典:kurumani.com
カジュアルにきめたいのであればアメカジスタイルがおすすめです。
デニムやフランネルシャツ、ベストといったカジュアルのアイテムを、オールバックのかっちりとした印象で中和しバランスのとれたコーディネートになりますよ。
オールバックで自信あふれる男性に
メンズのオールバックについて解説しました。
オールバックはメンズであれば一度は挑戦してほしい魅力あふれる髪型です。その正しいセット方法やアレンジをこの記事で身に付け、おしゃれの幅を広げてください。
オールバックが似合うということは男性としての魅力があるということに他なりません。
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。