【2017年秋冬】メンズ最新ファッション・トレンドアイテム・おすすめコーデ 徹底解説!

いよいよ2017年秋冬ファッションの注目の季節となりました。今年のメンズのトレンドアイテム・トレンドカラーは何なのか、2017年はどのようなコーディネートが流行るのか。キーワードとおすすめアイテム・コーディネートと共に徹底解説致します。これを読めば、今年のトレンドは間違いなく掴めます!お洒落メンズは必見です。

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アイキャッチ画像出典:payload105.cargocollective.com

【2017AW】メンズ最新ファッション

2017年秋冬の最新ファッションを各コレクションからご紹介します。今季の秋冬も定番から新顔まで豊富なアイテムが揃っています。
秋は特にコーディネートに困りがちですが、トレンドのカラーやアイテムを一つ取り入れるだけで昨年とは違う着こなしになります。
重ね着が増え、組み合わせるアイテムによってオシャレに差がつきやすい冬ファッションも、トレンドを押さえれば一気に上級者コーディネートに!
今回はトレンドになるキーワード・カラー・アイテムをベースにして流行を徹底解説します。
さらに、ミラノ・パリ・ロンドン・ニューヨークコレクションから厳選したおすすめのコーディネートもご紹介!
これを読めば2017年秋冬のトレンドは完璧です!一足先にトレンドを取り入れてファッションを楽しみましょう。

キーワードで見る2017年の秋冬トレンド

『athletic clothes』 スポーツウェア

出典:en.vogue.fr

2017年秋冬の最大のキーワードは「スポーティ」。春夏から日本でも流行しているスタイルです。
取り入れ方を一歩間違えば、部屋着のように見えてしまうアイテムも色味や素材感で動きをつければ、一流の着こなしが実現します。
ランウェイでは、スポーツアイテムを小物で一点だけ取り入れるスタイルから、アウターもボトムスも全身をスポーツアイテムでコーディネートするスタイルまで、幅広く「スポーティ」を取り入れていました。(ブランド:DIOR HOMME)

出典:en.vogue.fr

さらに今季に特徴的なアイテムとして「サッカーファンスカーフ」が登場しています。スポーツブランドとのコラボアイテムから、クラシカルな肖像画やメッセージが編み込まれたものまで、ボリュームのあるものからコンパクトなものまで、コーディネートに合わせて数種類を使い分けたいアイテムです。いつものマフラー代わりに、モノトーンコーデの差し色として一歩進んだ着こなしに仕上げてくれます。
スポーツアイテムは、カジュアルウェアに取り入れることもフォーマルウェアに取り入れることもできる万能アイテムなので、今季のトレンド感を出すのに一点持っていて損はないでしょう。(ブランド:GOSHA RUBCHINSKIY)

『a look back at the 1970s』1970年代の回顧

出典:en.vogue.fr

「1970年代ファッションへの回顧」も2017年秋冬のトレンドキーワードです。
生地やカラーの側面にもこのキーワードがよく表れています。1970年代にブームとなった「ハンドメイド」が再来し、手作り感のあるアイテムが多く登場しています。
刺しゅうやアップリケで洋服にボリュームを持たせたアイテムなら、コーディネートのアクセントとして上手にこなれ感を出すことができます。デイリー使いでも違和感なく取り入れることができ、手持ちの洋服に合わせて一点投入するだけで一気に今年顔になりますよ。
ランウェイでは、70年代を象徴するアイテムである、ファー、グランパカーディガン、あごひげ、ヒッピー風ヘアなどを取り入れたコーディネートが登場しています。70年代にしていたコーディネートをそのままするのではなく、現代風なアイテムとうまく組み合わせることで、全体のバランスがとれたオシャレ上級者コーディネートになります。(ブランド:PRADA)

『mountain』マウンテンスタイル

出典:en.vogue.fr

日本でもカジュアルコーディネートとして引き続き流行中のアウトドアスタイルですが、今季は特に登山に特化したスタイルがトレンドとなっています。
「no mountain high enough(登れないほど高い山はない)」という言葉がこのキーワードの最大のテーマとなっています。日本でアウトドアスタイルと言えば、マウンテンパーカーなどの機能性は備えながらも、できるだけ軽くて動きやすいものを指すことが多いかもしれません。もちろんそうしたアイテムを使ったコーディネートも今季のトレンドスタイルではあります。しかし、コレクションで登場したマウンテンスタイルの中には、より北のより雪深い山でも登れてしまうようなアイテムが使われているものもありました。例えば、スキーウェアのようにかなりパッドを詰めて防寒性を高めたジャケットやボトムス、さらには登山用のロープを全身に巻き付けたスタイルなど、「登山」を全面的に表現したコーディネートが目立ちました。しかしストリート使いするには少し難しいでしょう。そこで、もし「マウンテンスタイル」を取り入れるなら、アクセサリーとして登山用アイテムを身に着けたり、よりスポーツ要素の強い軽素材のものをレイヤードするとコーディネートしやすいですよ。(ブランド:COTTWEILER)

『business class』ビジネスクラス

出典:en.vogue.fr

今季、きれいめなコーディネートを楽しむなら「ビジネスクラス」がトレンドキーワードです。
オフィス街を颯爽と歩くビジネスパーソンを意識したスタイルを指します。ただし、本当にスーツを着ればいいという訳ではなく、そこにカジュアル要素が盛り込まれていることが重要です!
たとえばセットアップスタイルでは、オーバーサイズ気味のものを選んだり、上下のカラーを変えることで、ただのビジネスパーソンにはなりません。また、足元にスニーカーやブーツを合わせると「ビジネクラス」スタイルらしい抜け感のある着こなしになります。よりカジュアルダウンしたい場合には、キャップやロゴニットをレイヤードして思いきりカジュアルに振ってみてもハイセンスです。(ブランド:VETEMENTS)

『normcore』究極の普通

出典:en.vogue.fr

好景気の時代にあるような、ギラギラと光ったジュエリーをつけて見せびらかす派手なファッションとは対照的な、いたって「普通」のファッションが引き続いてトレンドとなっています。
「normal」+「hardcore」の造語で、ニューヨークを発信源として誕生しました。一見、「ダサい」「野暮ったい」「オシャレに気を使っていない」ように思われますが、ファッショニスタの間ではあえてこうした格好をすることで「周囲と違う」から「周囲と同一化する」シンプルなファッションを好む動きが流行しているのです。
なんでもないスニーカーやパーカー、シャツなどをラフに組み合わせる「ノームコア」ですが、それゆえに本当にただの「普通」になってしまいがち。そこで、セットアップで色味や素材感を統一したり、もしくは全く異素材のアイテムをレイヤードしてメリハリをつけると、シンプルだけど一味違うコーディネートになりますよ。(ブランド:BALENCIAGA)

『rocker style』ロッカースタイル

出典:en.vogue.fr

1950年代を彷彿とさせるようなロッカーたちのスタイルが、今季のトレンドの一つです。ロッカーといっても「不良っぽさ」や「やんちゃ」なイメージを表現するファッションではなく、むしろ「上品さ」や「きれいめ」を意識したコーディネートに取り入れるスタイルです。
例えば、50年代前半のロックンロールの象徴である、丈の長いエドワーディアン・スタイルのジャケットを使えばクラシカルな雰囲気を演出することができます。また、ロックには欠かせない革素材のジャケットやベストはコーディネート全体を引き締める効果もあります。これらに細身のパンツを合わせ、かっちりとしたレザーブーツで足元に重心を持たせれば、上品で洗練された印象のロッカースタイルになります。(ブランド:DRIES VAN NOTEN)

『art school impressions』アートスクール風

出典:en.vogue.fr

「芸術と洋服の組み合わせは最高に望ましい」という考え方から、アイテムをキャンパスに見立て、まるでアート作品のようなプリントを施したものがトレンドとなっています。
様々な色を用いて鮮やかに彩られたアイテムは、秋冬のダークのワントーンになりがちなコーディネートに華やかさをプラスしてくれます。ランウェイでは、水彩画のような美しい絵画調のプリントから抽象的な幾何学模様まで、コンセプトによって様々なアート系ファッションが見られました。特にニットとアートプリントは相性が良く、デイリー使いでも悪目立ちしないので取り入れやすいですよ。(ブランド:GOSHA RUBCHINSKIY)

『big items』ビッグシルエット

出典:en.vogue.fr

今季、多くのブランドがこぞって取り入れている注目のトレンドは「オーバーサイズ」です。これまでレディースアイテムで主流であったビッグシルエットですが、メンズファッションアイテムにもこの傾向がみられています。大きく肩のラインを落とした「ドロップショルダー」や、お尻が隠れる程の長さのあるトップス、丈の長いジャケット、幅広のパンツなどのアイテムをコーディネートの中心にすることで、トレンド感のある旬顔コーディネートになりますよ。「シャビールック」にも最適なアイテムですね。
だらしなさを出さずにオーバーサイズのアイテムを取り入れるなら、ビッグシルエットのアウターがおすすめです。特にチェスターコートならきちんと感を保つことができます。タイトめのボトムスと合わせれば、カジュアルになり過ぎずセミフォーマルなビッグシルエットコーディネートになります。(ブランド:DRIES VAN NOTEN)

出典:en.vogue.fr

反対に、カジュアル感をプラスしたい場合には、オーバーサイズでもデザインがシンプルなニットやスウェットなどのトップスをもってくると、子どもっぽくならず程よいルーズ感を出すことができます。また、ワイドパンツなどボトムスをオーバーサイズにするのもカジュアルさを演出するのに有効ですよ。(ブランド:DRIES VAN NOTEN)

2017年秋冬トレンドカラー

2017年秋冬のトレンドカラーは、ネオンやイエローのような荒々しさやギラギラ感のない、暗い落ち着いたカラーです。例えば、ブラウン、ブラック、グレー、カーキなどがそれにあたります。
デザイナーもこぞってこうした「自然」を連想させるようなカラーを取り入れています。
一方で、紅葉を連想させるような、レッドやサンシャインオレンジもトレンドカラーです。温もりのあるこうした明るいカラーは、ダークカラーでまとめがちな秋冬コーディネートの差し色として活躍してくれます。ニットトップスなどで大胆に色を使えば、明るく優しい印象になりますよ。

ブラウン

出典:en.vogue.fr

コーディネートに季節感を取り入れるのに万能なカラーがブラウンです。ブラックほど重くなりすぎず優しい印象を与えることができます。
ブラウンを上手に着こなすなら、カラーのグラデーションを楽しむコーディネートがおすすめです。ボトルネックのビッグニットと短丈ボトムを合わせた写真のような着こなしなら、足元で素肌を出して抜け感をつくるとダークのグラデーションでも重たくなり過ぎないですよ。(ブランド:CHALAYAN)

出典:en.vogue.fr

さらにライトブラウンの温かみのある雰囲気を引き立てるならホワイトとの合わせがぴったりですよ。インナーや、シューズやキャップなどのアクセサリーをホワイトにすれば透明感のある上品な着こなしができます。(ブランド:LOUIS VUITTON)

ブラック

出典:en.vogue.fr

ブラックのアイテムは、コーディネートを引き締め、男性らしさを強調してくれます。ただ、ブラックをメインにしたコーディネートでは重たくなりすぎないかが心配ですよね。
特に、ブラックのセットアップは着こなしが難しく躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか?しかし、素材と合わせるカラーを工夫することで柔らかさを演出することができるんですよ。ダボっとしたシルエットのセットアップにホワイトのインナーを合わせたコーディネートなら、大人カジュアルなスタイルになります。(ブランド:YOHJI YAMAMOTO)

グレー

出典:en.vogue.fr

コーディネートを柔らかな印象にしてくれるグレー。エレガントで洗練された大人の雰囲気を醸し出すことのできるカラーです。合わせが難しいビビットカラーとも相性が良いので、メイン使いできるグレーアイテムを持っておくと便利です。
写真のように、上下をグレーで揃えても違和感がないですよね。どんな差し色にも合うグレーなら、ワンパターンになりがちなワントーンコーデでも変化を楽しむことができます。(ブランド:ERMENEGILDO ZEGNA)

レッド

出典:en.vogue.fr

スポーツテイストの流行に後押しされて、エネルギーやパワフルさを感じさせる「レッド」もトレンドカラーです。差し色として大活躍するレッドですが、小物使いにせよメイン使いにせよ、ダークカラーやアースカラーとの相性が良いのが特徴です。
ビッグシルエットの目を引く鮮やかなレッドスウェットには、ブラックのテーパードパンツを合わせることでラフ感を抑えています。「究極の普通」を意味するトレンドの「ノームコア」スタイルも、レッドをメイン使いすることで垢抜けた着こなしとなりますよ。(ブランド:DRIES VAN NOTEN)

サンシャインオレンジ

出典:en.vogue.fr

太陽の光のような鮮やかなオレンジが今季のトレンドカラーです。こちらもレッドと同様に、スポーツテイストのコーディネートをする際に差し色として活躍してくれるカラーです。ワントーンのダークカラーコーデに、一色オレンジを際立たせれば、だらしなさを感じさせないアスレチックスタイルが完成します。
ただし、かなり目を引く色なのでメイン使いする時には注意が必要です。トップスにサンシャインオレンジをもってくる場合にはインナーかプリントなど、アクセントとして取り入れるのが良いでしょう。ボトムスにサンシャインオレンジをもってくる場合には、トップスや小物を控えめなカラーにしてオレンジアイテムを最大に際立たせる着こなしが上品ですよ。(ブランド:GOSHA RUBCHINSKIY)

2017年秋冬トレンドアイテム

『padded jackets』ダウンジャケット

出典:en.vogue.fr

今季のトレンドスタイルの最大のテーマともいえるのが、着心地の良さを求めるコンフォートウェアです。
その中でもボリューム感のあるアイテムは、シルエットを劇的に変化させ、オーバーサイズコーディネートの要として活躍してくれます。この「ビッグシルエット」のスタイルを取り入れるために、もし何か新しくアイテムを一点購入するなら、「ダウンジャケット」がおすすめです。ファッション性の高さと機能性を兼ね備えたスタンダードなダウンジャケットを選べば、ワンアイテムだけ浮いてしまうことなく統一感のあるコーディネートになりますよ。(ブランド:ERMENEGILDO ZEGNA)

『fur』ファー

出典:en.vogue.fr

秋冬の定番アイテムであるファーアイテム。コーディネートに華やかさをプラスしてくれ、ラグジュアリー感も出せるとあって、メンズ、レディース共にこの時期になると目にする機会の増えるアイテムですよね。
今季のトレンドキーワードの一つに「1970年代」ファッションがありますが、当時流行していたタイプのファーはショートファーでした。そこで、トレンドの「1970年代」を意識したコーディネートでは、手触りの良いショートファーを使用したファーコート、ファージャケットが活躍しそうです。
ショートアウターならカジュアルな印象に、ロングアウターならフォーマルでラグジュアリーな雰囲気になりますよ。(ブランド:LOUIS VUITTON)

『technical wear』テクニカルウェア

出典:www.vogue.co.jp

世界中で流行しているトラックスーツなどの「テクニカルスポーツウェア」ですが、今季も引き続きトレンドの中心として人気アイテムとなりそうです。「ビッグシルエット」と並んで今季最大のキーワードである「スポーツスタイル」のマストアイテムということもあって、各ブランドから様々なタイプのテクニカルウェアが登場しています。
レディースファッションのトレンドでもあるスポーツMIXスタイルですが、その難しさはアイテムの使い方にあります。せっかくトレンドを取り入れようとしたつもりが、ストリート使いできないなんてもったいないですよね。そこでテクニカルウェアをコーディネートの中心にする際には、ドレッシーなアイテムと組み合わせることをおすすめします。とはいえ、あまりにフォーマルになり過ぎてもいけないので、柔らかい素材のシャツや、テーパードパンツなどと組み合わせると、エレガントなスポーツスタイルになりますよ。(ブランド:BALENCIAGA)

『leather trousers』レザーパンツ

出典:en.vogue.fr

クラシックやエレガントを演出する不朽のアイテムと言えばレザーです。今季トレンドキーワードの「ロックンロール」スタイルにおいてもレザーアイテムを一点使うだけで、コーディネートを今年顔にブラッシュアップすることができます。また、レザーパンツであれば洗練されたスマートカジュアルスタイルにもマッチします。
今季のトレンドスタイルに幅広く応用できる点もポイントです。ランウェイでは、Diorはスポーツスタイルに、Pradaは70年代スタイルに、そしてMaison Margielaはポップアートスタイルにレザーパンツを取り入れています。

『super-wide ski pants』スーパーワイドスキーパンツ

出典:en.vogue.fr

今季のトレンドアイテムは比較的、春夏の流行を引き継いだものや一昔前の流行の再来といったものが多いのが特徴ですが、今季特有のニューカマーアイテムが「スーパーワイドスキーパンツ」です。
ランウェイでは、かなりワイドなダウンパンツを使ったコーディネートが見られました。これは、トレンドキーワードの「no mountain high enough(登れないほど高い山はない)」を反映したものだと言えます。このところ、メンズ、レディース共にパンツの幅がワイドになっていく傾向にありますが、今季はさらに機能性まで備えたアイテムに注目が集まっているということですね。
コレクションでは多くのブランドで登場したスキーパンツですが、ストリート使いするにはどういった着こなしができるのでしょうか?ポイントとしては、同色系のコーディネートをするということです。どうしても素材感で浮きがちなダウンですが、トップスやアウターとカラーをそろえることで全体に統一感が生まれます。もう少しカジュアル要素をプラスしたい場合には、インナーやアクセサリーに暖色系の差し色をいれると動きのある着こなしができますよ。(ブランド:CHRISTOPHER SHANNON)

おすすめコーディネート

2017年のトレンドをキャッチできたところで、厳選して4つのブランドからおすすめのコーディネートをご紹介します。
ここまでご紹介してきたスタイルを見て、そんなモデルみたいに着こなせない!という意見も多いはず。
誰でもトレンドをまといながら、大人っぽくて上品なスタイリングを作ることができます。ぜひ参考にしてみてください。

LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン

これまでも現代アーティストなど、様々なコラボを実現してきたルイ・ヴィトン。トレンドを取り入れながらも、洗練されたスタンダードファッションを貫くところも魅力です。
今季は、ニューヨークでスケーターのためのショップとして立ち上げられた人気ブランド「supreme」とのコラボレーションを果たしています。スポーティとの融合により、スタイリッシュかつカジュアルさが際立つ今季のヴィトンは参考にしやすいコーディネートが多いです!

出典:en.vogue.fr

ネイビーのセットアップは、重くなりすぎないように白シャツで抜け感を出しましょう。さらに足元にホワイトをもってくることでコーディネート全体に軽さが出ていますね。
注目は「supreme」のボディバッグです。ネイビーコーディネートの差し色として、相性の良いレッドを合わせていますね。さらに、レッドの差し色だけだとバッグの存在感が強調されてしまうため、ベレー帽やベルトで目線を分散させましょう。

出典:en.vogue.fr

色の合わせが見事な、きれいめコーディネートです。淡いブルーのシャツにベージュのロングコートだけでも十分スタイリッシュな着こなしです。しかし、ここにブラウンをレイヤードすることで、ワンランク上の重ね着スタイルになります。
トレンドの「ビッグシルエット」も、ニュアンスの近いカラーのロングアウターを重ねるテクニックで上品な着こなしができますよ。

出典:en.vogue.fr

小物使いが上手なカジュアルコーディネートです。ポイントはビッグシルエットのワイドパンツです。今季トレンドのワイドパンツですが、こちらはテーパードがかかっているためカジュアル感を抑えています。さらに、メンズには珍しくハイウエストボトムなので柔らかい印象を与えてくれます。ブラウンのベルトでウエストマークすることで、ボリューム感を出すことに加え、コーディネートの引き締めにもなっていますね。全体をアースカラーでまとめて落ち着いた雰囲気をもたせた、可愛らしいコーディネートですね!

DRIES VAN NOTEN ドリス ヴァン ノッテン

エスニック調のデザインを得意とするドリスヴァンノッテン。今季のトレンドである「ビッグシルエット」をラフに取り入れるなら、必見のブランドです。
さらに、エスニックをコーディネートのアクセントにするだけで、単調になりがちな「ノームコア」スタイルにもメリハリが出ますよ。周りに差をつけてトレンド感を演出したい方にはぜひ参考にしていただきたいです。

出典:en.vogue.fr

トレンドのレッドを使った「ノームコア」のコーディネートです。
ビッグシルエットのルーズなスウェットに、かっちりとした赤のドレスシャツを合わせることで、だらしない印象を持たせません。さらに、ポインテッドトゥのレザーシューズでラグジュアリー感を演出しています。
ひとつひとつのアイテムは定番ですから、誰にでもマネしやすいコーディネートとなっています。

出典:en.vogue.fr

エスニック×チェックの柄合わせコーディネートです。
柄に柄を合わせるスタイルは着こなしが難しく敬遠されがちですが、カラーを統一させることによって上質な仕上がりになります。ドリスヴァンノッテンの特徴であるエスニック柄は可愛らしさを強調しますが、トラッドな印象を与えるグレンチェックと合わせることで、調和のとれたコーディネートになりますよ。

出典:en.vogue.fr

バッファローチェックのステンカラーコートが印象的なカジュアルコーディネートです。
秋冬の定番であるバッファローチェックにクラッシュデニムを合わせたアメカジ風スタイルですが、清潔感のある白シャツをレイヤードすることで、洗練された印象をもたせることができます。さらに、足元にブラックを合わせることでコーディネート全体を引き締めてくれています。

Neil Barrett ニール・バレット

イギリス仕込みのトラッド、テーラードにスポーティな機能性をうまく加えたデザインが特徴のブランドです。素材とディテールにこだわっていて、シンプルでもこなれ感のある着こなしができます。
今季はそんなニール・バレットが得意とする「スポーティスタイル」がトレンドですので、このブランドのコーディネートを参考にすれば、周りに一歩差をつけることができるでしょう!

出典:en.vogue.fr

洗練された大人の雰囲気を残しつつラフ感を出したスポーティスタイルです。
トレンドのラインパンツに合わせるのは、ビッグシルエットのジャケット。少しゆったりめなサイズ感によって絶妙な「シャビールックスタイル」になっています。足元はスポーティスタイルにぴったりなライン入りシューズです。シンプルで高級感がありながらも目を引くデザインが、コーディネートのポイントとなってくれています。

出典:en.vogue.fr

ブラックで統一したワントーンコーディネートです。
重たくなりがちなブラックコーデも、細身でシンプルなデザインのレザージャケットを使うことによってすっきりとした印象になっています。また、無骨なイメージのブラックレザーも、このシンプルさのおかげでドレッシーなスラックスやシューズに馴染んでくれますよ。

出典:en.vogue.fr

ホワイトのアクセントがポイントのモノトーンコーディネートです。
ブラックのセットアップでかっちりとした印象ですが、ホワイトの「スポーツファンスカーフ」でカジュアルダウンしています。トレンドのスポーティスタイルも、セットアップとの合わせならスタイリッシュな印象を与えてくれますね。

イッセイミヤケ

イッセイミヤケは、創立者である三宅一生が一貫して考えている「一枚の布」でのデザインを大切にしたものが多いのが特徴です。長年にわたり、デザイン、製造だけではなく研究や実験、開発にまで力を入れて取り組んでおり、常に完璧で新しいものを世に出すために挑戦をし続けています。
また、1989年に発表したプリーツが発展していて、イッセイミヤケのシンボル的なアイテムになっています。技術開発によって軽量で、着やすく、扱いやすい製品へと進化し続けるプリーツは、世界中の女性から愛されています。メンズにも取り入れられていて、乾燥性に優れた素材を使用したり、規則性のある一定の幅で肌に密着しないような工夫が施されています。
デザイン性と利便性を兼ね備えた、日本人デザイナーのブランドですので、一着は持っていたいところですね。

出典:www.vogue.co.jp

トレンドのダウンジャケットをメインにしたコーディネートです。着ぶくれしがちなジャケットスタイルですが、全体を締め色のブラック系で統一しているため、すっきりとした印象です。
また、ジャケット自体もカジュアルではありながら素材感で上品な印象を出していますね。ハイネックのインナーとのバランスを取るため、ジャケットのボタンをわざと開け、抜け感をだしているのもポイントです。重たくなりがちな冬のダークトーンコーでを上手くまとめています。

出典:www.vogue.co.jp

こちらは、トレンドのオレンジを大人っぽく取り入れたハイセンスなコーディネートです。子どもっぽくなっていないのは、襟付きのシャツにオレンジを取り入れていること、さらにしわ感のあるイッセイミヤケらしい素材感であるからでしょう。足元のトゥ―にもオレンジのポイントをあしらっていて、オレンジが一点だけ浮かないように、全身のバランスを保っています。
さらに注目すべきは、パンツの色味です。トップスのオレンジから足元の黒への絶妙なグラデーションを実現していますよね。取り入れるのが難しいと思われがちな今季のカラーも、全体のグラデーションを意識することで、上手にまとまりを出すことができますよ。

出典:www.vogue.co.jp

こちらは、今季最大のトレンドアイテムであるビッグシルエットのジャケットのコーディネートです。こちらも一枚目の写真と同様に、重たくなりがちなジャケットスタイルに抜け感を出すために、あえて襟をあけてインナーを見せていますね。
ダークトーンのワントーンコーデではありますが、ジャケットに控えめのプリントがされているところに遊び心を感じさせます。メンズのプリントジャケットは、普段使いが難しいアイテムとして敬遠されがちですが、幾何学的な模様であれば一点浮きせず、むしろコーディネートのアクセントになってくれそうです。簡単にオシャレ上級者に見せてくれるアイテムなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

2017秋冬ファッションが一目瞭然!

いかがでしたでしょうか。2017年の秋冬のトレンドが一望できる内容となっていたかと思います。
秋冬は、スポーティ、ビッグシルエットをテーマにしたスタイリングが多く見られました。
そして、ファッションが派手さや豪華さを求めるものから、シンプルで心地よいものを選ぶものへと変化していることが分かります。
移り変わりの激しい時代の流れの中にいるからこそ、ファッションの原点に戻る、そんな現代の風潮が顕著に表れてるのかもしれません。
あなたが気になったファッションはありましたか?恐れずに、ぜひ挑戦してファッションを楽しみましょう!

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。

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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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