【山梨】日帰りにもおすすめのツーリングスポット10選

甲斐の国を走る秋のツーリング

空気が澄む秋はツーリングに絶好のシーズンで、多くのライダーがバイクで出掛けます。そんな好シーズンには富士山や富士五湖をはじめ、清里など多彩な観光スポットが揃う山梨のツーリングがおすすめ。「ほうとう」などのご当地グルメも揃う山梨は、グルメツーリングにも好適です。

山梨はツーリングに人気の道路も多く、眺めの良いルートや爽快なワインディングも多彩。各地には紅葉の名所もあり、ツーリングと観光を合わせて楽しむことができます。また日帰りツーリングは、思い立った日に走ることができるので手軽。紅葉狩りもできる秋の山梨で、ツーリングを楽しんで見ませんか。

山梨で日帰りツーリングにおすすめする、観光・グルメ・温泉と合わせて楽しめるスポットを厳選して10ヵ所ご紹介します。

国道20号～八ヶ岳リゾートアウトレット

東京都から長野県に至る国道20号は、山梨県を貫く主要な幹線道路。中央道を勝沼ICで下りたら国道20号・勝沼バイパスを北へ向かって走ります。笛吹市や甲斐市、韮崎市などを通り抜け、長閑な風景が広がる北杜市のエリアを快走。国道20号のツーリングを楽しんだら次の目的地は、「八ヶ岳リゾートアウトレット」です。

長野県との県境を過ぎたら県道11号を走り、「道の駅 こぶちさわ」の手前を左に進むと「八ヶ岳リゾートアウトレット」に到着します。こちらは多彩なファッションブランドをはじめ、アウトドア用品や雑貨まで70店舗が出店するアウトレットモール。八ヶ岳の自然を感じながらショッピングやグルメを楽しめる自然調和型モールで、リゾートテイストを満喫できるスポットです。

八ヶ岳高原ライン

高原をツーリングするために向かうのは県道11号・八ヶ岳高原ライン。中央道の小淵沢ICを下りたらすぐに走り出すことができ、清里エリアまで爽快なツーリングを楽しめるルートです。木々に囲まれた中を駆け抜ける道路で、八ヶ岳牧場を過ぎたあたりからワインディングになります。

おすすめのビュースポットはまきば公園や東沢大橋の周辺で、雄大な八ヶ岳と紅葉を同時に鑑賞できるスポットです。まきば公園には「まきばレストラン」があり、地元の名産品・甲州ワインビーフや甲州富士桜ポークを使ったメニューを用意。ツーリングの休憩＆ランチはこちらがおすすめです。

清里ライン～清里

首都圏や中部圏からのアクセスが良く、高原リゾートとして人気の高い清里。中央道を須玉ICで下りたら国道141号・清里ラインを走って清里へ向かいます。清里ラインは山梨県と長野県をつなぐ道路で、長野県側では佐久甲州街道と呼ばれるルート。高原を走り抜ける快適なツーリングスポットです。

ランチは清里ライン沿いにある「甲州ほうとう 小作 清里高原店」で、ご当地グルメのほうとうがおすすめです。そして景色や紅葉狩りにおすすめするのは、県道615号の先にある「美し森山」。八ヶ岳や南アルプスをはじめ、富士山や秩父山系まで望めるビュースポットで、清里の風景が眼下に広がるパノラマを楽しめます。

昇仙峡ライン～昇仙峡

JR甲府駅から北部へ走る県道104号は、景勝地・昇仙峡へ向かうルートとしても好適です。市街地を抜けると山間を駆け抜けるワインディングが魅力的なツーリングスポットに。千代田湖を過ぎたら北部悠遊館のポイントで右側の県道7号・昇仙峡ラインへ向かいます。

目的地の昇仙峡は国内でも有数の景勝地で、国の特別名勝にも指定されています。おすすめはシンボル的存在の「覚円峰」で、垂直に切り立った高さ約180mの巨岩。紅葉とのコントラストが美しく、散策しながら景色を観賞できます。さらに奥へ進んで「昇仙峡ロープウェイ」の山頂は、山梨の名峰・富士山、北岳、間ノ岳が一望できる大パノラマを楽しめるビュースポットです。

雁坂道～西沢渓谷

山梨県と埼玉県を結ぶ国道140号・雁坂道は、山間や渓谷沿いを走ることができるツーリングに人気のスポット。山梨市の中心部北側から雁坂道に入り、しばらく市街地を走ると「道の駅 花かげの郷まきおか」を過ぎたあたりからワインディングロードになります。

緩やかな山間をツーリングして向かうのは紅葉の名所「西沢渓谷」。広瀬湖沿いを少し進むと「西沢渓谷」のエリアに入り、近くには駐車場も用意されています。秩父多摩甲斐国立公園に属する「西沢渓谷」は風光明媚な景勝地で、モミジやカエデが美しく色付くスポット。遊歩道も整備されていますので散策にもおすすめ、周辺には「ドライブイン不動小屋」や「道の駅 みとみ」もありますのでランチもOKです。

富士スバルライン

富士山に北側からアクセスする「富士スバルライン」は、各所に見所がある山岳観光道路。中央道を河口湖ICで下りたら県道707号を走り、そのまま富士河口湖町船津の料金所を抜けて「富士スバルライン」に入ります。ビュースポットは一合目下にある「剣丸尾駐車場」や四合目下にある「大沢駐車場」で、大パノラマの絶景を鑑賞できるポイントです。

スバルラインのツーリングを楽しんだら終点の五合目に到着。こちらは眼下の富士五湖をはじめ、南アルプス・八ヶ岳・秩父山系まで見渡せる絶景ポイントです。この五合目には「五合園レストハウス」があり、お土産のショッピングや食事ができるスポット。名物「ほうとう鍋」や「登山釜めし」など多彩なメニューが揃っています。

東富士五湖道路～山中湖

富士山の北東側を走り静岡県につながる「東富士五湖道路」。中央道と接続しており、緩やかなストレートが続くツーリングにおすすめのルートです。「東富士五湖道路」を走ったら「道の駅 すばしり」の横を通って国道138号・箱根裏街道へ、籠坂峠のワインディングを走って山中湖へ向かいます。

富士山の南東側に位置し、富士五湖の中で最大の面積を持つのが山中湖。湖畔には美術館や親水公園をはじめマリーナなども整備されており、多彩なアクティビティが楽しめるスポットです。秋になると「旭日丘湖畔緑地公園」では「夕焼けの渚・紅葉まつり」を開催。美しく色付いた紅葉がライトアップされ、幻想的な景観を鑑賞できます。

富士パノラマライン～湖北ビューライン

中央道の河口湖ICから国道139号・富士パノラマラインへ。こちらは富士山の北麓を走る絶好のツーリングスポットで、森の中や長閑な風景の中走り抜ける快適なルートです。「森の駅 風穴」を過ぎたら樹海に沿って走り、「御殿庭」の交差点から県道21号・湖北ビューラインに進みます。

湖北ビューラインは西湖と河口湖の北側を走るルートで、レイクビューのツーリングが楽しめるスポット。キャンプ場などが集まる西湖のリゾートエリアには日帰り入浴ができる「いずみの湯」があり、温泉とご当地グルメを楽しめます。そして河口湖のエリアに入ると紅葉の名所が多彩に。桑崎の近くにある「もみじトンネル」や、湖北端エリアの「もみじ回廊」がおすすめのビュースポットです。

精進ブルーライン～精進湖・本栖湖

中央道を甲府南ICで下りて国道358号・精進ブルーラインへ。こちらは甲府市など山梨の中心的市街地と富士五湖を結ぶルートで、山々の間を走り抜ける快適なワインディングロードです。精進湖トンネルを抜けると精進湖が目の前に広がり、レイクビューのツーリングが楽しめます。

赤池の交差点で富士パノラマラインに突き当たったら、本州で最高の透明度を誇るといわれる本栖湖方面へ。本栖の交差点から国道300号・本栖みちに入ります。ランチは本栖みち沿いにある「松風」で、地元の名物・鹿肉料理を。おすすめは「野生！鹿カレーセット」で、トマトベースのスパイシーなカレーと鹿肉の竜田揚げや燻製・たたきなどがセットになった人気のメニューです。

身延道～身延山久遠寺・身延山ロープウェイ

中部横断道を増穂ICで下りたら国道52号・身延道へ。今回のツーリングは富士川沿いに身延道を走って身延山に向かいます。川沿いを走る身延道は、ゆるやかなコーナーが続く爽快なツーリングスポット。身延北の立体交差点から県道804号に入り、「身延山久遠寺 総門」から身延山のエリアに赴きます。

「身延山久遠寺」は日蓮宗の総本山で周辺には多くの寺や坊が立ち並んでいますので、まずは「身延山久遠寺」で交通安全祈願の参拝をどうぞ。そこから奥部にある「身延山ロープウェイ」で、約7分間の空の旅をして標高1,153mの身延山山頂に到達。東・南・北に展望台があり、富士山をはじめとした絶景の大パノラマを楽しめます。山頂には展望食堂の「身延庵」があり、身延の名物・湯葉を使った多彩なメニューを揃えていますのでこちらもおすすめです。

山梨の秋を巡るツーリングはグルメや温泉も

山梨の秋を巡るツーリングは、風光明媚な景勝地をはじめ紅葉の名所あり、温泉・ご当地グルメと多彩な楽しみがあります。今年の秋・ツーリングは山梨でいかがでしょうか。

※ 掲載内容は執筆時点のもので、基本情報・価格等は変更される場合があります。
※ 高速道路や一部の有料道路は125cc以下のバイクが通行できません。
※ 季節によって閉鎖される道路や休業するスポットもあります。