「絶メシリスト」始動!絶やしたくない高崎メシを救うプロジェクトとは?
ご当地の名店が休廃業の危機に瀕しているのをご存知でしょうか?
失うには惜しく、絶やしてはならないと思う高崎の絶品グルメ。プロのグルメライターたちで編成した『絶メシ調査隊』が厳選した「絶メシ」を紹介する高崎市オリジナルのローカルグルメサイトがOPENしました。
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地域の名店に起こっている危機︎
記憶の中に、何十年も前に行った旅先で強烈に残っている思い出のお店はありませんか?お世辞にもきれいとは言えないお店だけれど、味は超一品のパスタ。強面だけれどなんだか親しみが持てる大将。
実は、そのようなご当地の名店が休廃業の危機に瀕しているのをご存知でしょうか?
団塊の世代の経営者が営む中小・零細企業。そのうち後継者が不在で、休廃業の可能性がある飲食店を含むサービス業の割合は「66.1%」と非常に高い状況です。
現在の経営者の平均年齢は「61.19歳」。2016年の休廃業、解散件数は「29,583件」と過去最高を記録。2017年に団塊の世代の経営者が70歳を迎えることから、休廃業、解散件数が増加することが見込まれています。いわゆるこの「2017年問題」は社会的な問題となっています。
絶やしたくない高崎メシを救う
後継者不足に悩む地域の店舗を救済するため、群馬県高崎市の富岡賢治市長が発起人となり“古き旨きローカルグルメ”に特化したグルメサイト 『絶メシリスト』 をOPENしました。
『絶メシリスト』とは、高崎市民の皆様から頂いた、失うには惜しく、絶やしてはならないと思う高崎の絶品グルメ情報の中から、プロのグルメライターたちで編成した『絶メシ調査隊』が厳選した「絶メシ」を紹介する高崎市オリジナルのローカルグルメサイトです。
その他、長年こだわり抜かれた門外不出レシピの紹介や、『絶メシリスト』掲載店の将来的な後継者・インターン生の募集、絶やしてはならない“絶メシ店”のタレコミ情報投稿など、様々な機能を備えています。
後継者不足解消に向けて
「絶メシリスト」の判断基準
●家族、もしくは少人数で営業している個人経営である(非チェーン店)
●昭和の空気を感じさせる歴史がある
●後継者問題を抱えている、もしくは後継者問題を抱えていそうである
●この店でしか味わえない絶品料理、雰囲気がある
●地元高崎市民に愛されている
●インターネット検索に出てこない、もしくはあまり情報がない
富岡市長は後継者不足が地方の中小企業の大きな問題で、慣れ親しんだ味を広くアピールしつつ食文化を通じて町の活性化をしていきたいと語ります。
この取り組みが全国に広がり、同じ悩みを持つ中小企業が存続するための一助になって欲しいと望むばかりです。