【予算10万】初心者向き！メンズ自動巻き腕時計の魅力とおすすめ10選

自動巻き腕時計の魅力とは？

自動巻き腕時計は電気的な部品を使わず、腕に着けた状態で自動的にゼンマイが巻かれる機械式腕時計のことを差します。かつては使用する度に自分でゼンマイを巻いていたため、それに対して「自動」と呼ばれるようになりました。そしてこの自動巻きが進化したのが電池を使ったクォーツ式と言うわけです。


この腕時計の進化の系譜からわかるように自動巻き腕時計は一昔前のもので性能だけを見たら電子機器を内臓しているデジタル時計が明らかに上です。毎日使わなくても止まらず、時間のズレも小さい、また高い防水性があるものもあります。中にはGPS内蔵型、電波時計やソーラー式などもあります。


機械式の腕時計はその特性からデメリットも多数持ち合わせています。まず基本的に外部からの刺激に弱いこと。衝撃はもっての他で、耐水性も高くないため手を洗うときでさえも気を付けなくてはなりません。また磁力を持つものに近づけると部品が磁気を帯びて使い物にならなくなることもあります。


では何故自動巻き腕時計は絶滅しない上に、今でも多くの高級時計がそうであり、多くの人に好まれるのでしょうか？


その答えの1つは「男のロマン」でしょう。耳を澄ませば聞こえる機械音や裏から覗く無数の歯車は男心をくすぐるはずです。また直径2～3センチの中におびただしい程の小さなパーツがあると思うと胸が熱くなるでしょう。そのような男性にしかわからないような感覚から人気があるのが機械式の腕時計なのでしょう。


そしてもう1つは、高価であること。最近では機械で大量生産された安価な自動巻き腕時計も存在しますが、もともとはとても高価なものでした。そのため今でも高級腕時計は自動巻きで、車が買えるほどの自動巻き腕時計もザラにあります。そのような「高い」イメージがあるため誰もが憧れ、また高価だからこそ他人に見せつけたいと思い、単純に機能を比較すれば劣るとしても自動巻きの方を選ぶのでしょう。

自動巻きデビューの方へ！10万円前後のおすすめ腕時計10選

それではいよいよ予算10万円とした中でのおすすめ自動巻き腕時計を紹介します。ただ腕時計、特に輸入ものは、値段が変動するためプラスマイナス3万円くらいの中から紹介しておりますのでご了承ください。

また購入する際には保証についてもよく確認してください。海外製のものは修理にものすごく時間がかかることもありますし、そもそも並行輸入だと修理に出せない場合もあるので要注意です。

ORIENT Orient Star RK-HH0001S

国内3大メーカほどの知名度はないものの、密かに人気を集めるオリエントという国内メーカーの腕時計です。文字盤から中がちらりと見えるオープンハートや、ローマ数字に鮮やかなブルーの針などオリエントらしいデザインです。

ORIENT Orient Star WZ0041JC

こちらもオリエントの自動巻き腕時計です。先程と比べオープンハート部分がなく、世界24都市の時間を確認出来るワールドタイム機能が付いているなど、ビジネスシーン寄りの腕時計となっています。鮮やかなネイビーとグレーの2色展開なので幅広い年齢層に対応しています。

ORIENT　Orient Star　RK-AM0002L

はじめに紹介したRK-HH0001Sの上位モデル。御覧の通り6時のあたりに窓が1つ増えていて、これはムーンフェイズというオリエント初の機械式月齢時計です。29.5日周期で窓の中の月が満ち欠けを繰り返します。機能としてこれを使う人はかなり少ないと思いますが、デザインとして見るとかなり個性的だと思われます。

SEIKO プレザージュ SARD007

こちらは世界でも有名な国内メーカーのSEIKOのプレサージュというシリーズの自動巻き腕時計で、レトログラード機構の日付曜日表示や琺瑯(ほうろう)という素材を文字盤に使用していることが特徴です。レトログラード機構とは針が扇状に動き、端まで行くと一気にスタート地点まっで戻る機構です。

SEIKO　プロスペックス　SBDC039

こちらもセイコーの自動巻き腕時計で、先程とは異なりダイバーズウォッチ仕様となっています。そのため200メートル防水となりアウトドアなどでも使用可能な自動巻き腕時計となっています。ただし水には強くても衝撃には変わらず弱いので、その辺りは注意が必要でしょう。

CITIZEN CITIZEN-Collection　NB2020-54A

国内3大メーカーのシチズンの自動巻き腕時計です。全体がシルバーで統一された中に青い針がアクセントとなるシンプルなデザインの腕時計です。シンプルであるためどんなスーツでもよく映える腕時計です。また月表示と曜日表示機能があり、カレンダー機能が充実しています。ただその反面止まってしまうと少々面倒でもあります。

HAMILTON　AMERICAN CLASSIC JAZZMASTER OPEN HEART H32565555

こちらもハミルトンの自動巻き腕時計。文字盤全体がオープンハートとなっていて中の機械部分が見えているのが特徴です。自動巻きならではのデザインでとても魅力的ですが、このような腕時計では時間が少し見づらいという点には注意が必要でしょう。

HAMILTON　AMERICAN CLASSIC VENTURA AUTO H24515551

同じくハミルトンの自動巻き腕時計です。三角形の風防が特徴的なベンチュラというシリーズです。その形のせいか、文字盤から見える機械部分が大した特徴でないようにさえ思えてしまいます。またオシャレなのは確かですが、先ほどのジャズマスター以上に時間は確認しにくいのも確かと言えそうです。

ORIS BC3 アドバンスド デイデイト 735 7641 4364M

100年以上の歴史を持つスイスの時計メーカーのオリス。中でもこのモデルはスポーティでスタイリッシュなデザインを追求したシンプルなモデルです。そのためどんな服装でも合わせやすく、余計な装飾がないため視認性もばっちりです。

ORIS　ビッグクラウン オリジナル ポインターデイト 754 7543 4361F

先程と同じくオリスの自動巻き腕時計ですが、見ての通り方向性は全く逆方向のデザインです。アイボリーの文字盤にローズゴールドの時間表記とケースの淵が程よいアクセントになっています。また文字盤の一番外側はカレンダーとなっていて、それを針が示すという一般的なカレンダーとは逆の構造になっています。

手間がかかっても自動巻き！

ここまでに紹介してきた自動巻き腕時計はいかがでしたか？また高機能な腕時計に対しては単純な機能だけなら劣る自動巻きの良さは伝わったでしょうか？自動巻き腕時計は確かに電子的な機能はなく、また手間もかかります。しかしそれも含めて自動巻きの良さだと私は思います。もし少しでも興味がわいたなら是非実物を見に行ってください。表の窓や裏側から見える歯車などの機械部分に魅了されること間違いないでしょう。