【京都市内食べ歩き】京都生まれ京都育ちが選ぶ絶品スイーツ・甘味処おすすめ10選

京都市内で有名なスイーツ・甘味処は、和風ばかりでなく洋菓子系やカフェ系にもおすすめがたくさんあります。今回は、味・雰囲気ともによしのところをご紹介しますのでお楽しみに。

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アイキャッチ画像出典:www.itohkyuemon.co.jp

京都市内でスイーツを楽しもう!

京都のスイーツ、というと、やはりイメージとしては、抹茶を使った和スイーツを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?でも、京都市内で有名なスイーツ・甘味処は、和風ばかりではありません。洋菓子系やカフェ系にもおすすめがたくさんあるので、そちらに行かないのはもったいないことです。

今回は、数多くある京都市内のスイーツ・甘味処の中から味・雰囲気ともに楽しんでいただけるお店をご紹介します。番外編では京都市外の甘味処にも少し触れますのでぜひ旅行の際参考になさってくださいね。

洋菓子系のおすすめスイーツ店

出典:pixabay.com

まずは、洋菓子系のおすすめを紹介しましょう。どのお店も味はもちろんのこと、それぞれしっかりとしたお店の個性があります。京都が全国に誇れる洋菓子店ばかりですので、ご自身の好みに合わせて選んでくださいね。

1.週に3日のみ営業するこだわりのフランス菓子「パティスリー・タンドレス」(一乗寺駅)

叡山電鉄の一乗寺駅周辺は、一部で有名な本屋「けいぶん社 一乗寺店」や詩仙堂などの観光スポットもある地域ですが、基本的には住宅街が広がっています。「パティスリー・タンドレス」も、その閑静な住宅街の中にひっそりと佇むフランス菓子専門店です。外観も一般の民家と見分けがつかないので、出かける前には場所と建物の雰囲気を予め確認して出かけましょう。

後もう一つ、出かける前に確認しなければならないのは営業しているかどうかです。「パティスリー・タンドレス」は、営業日が土・日・月の週3日。火・水・木・金は定休日と、週の半分も営業していないのです。これは、オーナーシェフが研究と仕込みでどうしても必要だとこだわりぬいた結果。しかも、クリスマス時期などでさらに営業日が変則になることもしばしばありますので、公式サイトでの営業日チェックは欠かせません。

店内はすっきりと白を基調にまとめられ、カフェスペースが設けられていますが、席数は7席とあまり広くはありません。イートインは1人、または2人で行くのがおすすめです。店内はとてもすっきりとしたインテリアでまとめられていて、ゆっくりとこだわりのケーキを楽しめますよ。

ショーケースの中には、店主が手塩にかけて作った珠玉のケーキが並んでいます。各ケーキにつけられている説明を見ると、右下に「A」とか「B」とつけられているのが見えるでしょうか?このマークは、ケーキの食べごろを表していて、「冷蔵庫から出してすぐ」のものや「30分程度待ってから」など細かい指定が付いています。ここからも、お店のこだわりが感じられるのではないでしょうか。

ケーキはその時々でラインナップも変わります。公式サイトに毎日のメニュー表が掲載されていますので、確認しておくといいでしょう。ただ、開店時から並びますので、欲しいケーキが買えるとは限らない点はご注意を。タンドレスのケーキは、一期一会を楽しむものと考えておいた方が良いでしょう。

テイクアウトの始まる時間(AM11:30)と、イートインの開始時間(PM1:00)で差がありますが、売り切れる場合が多々あるため、11:30に一度ケーキを予約しておく方が無難です。ケーキの予約をした後、近くの名跡などを訪れてから再訪してみてはいかがでしょうか。

ケーキそのものの味わいは、見た目の美しさや素材の持つ食感の組み合わせ、味のハーモニーなどどれをとっても素晴らしい、と評価が高く、京都のみならず全国の洋菓子ファンが足を運んでいます。レア度・味わい・雰囲気、どれも「ここにしかない」良さを持つ京都市内でもイチオシのお店です。

【店舗情報】
住所:〒606-8151 京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町21-3
電話番号:075-706-5085
営業時間:テイクアウトは11:30~19:00 イートインは13:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:火・水・木・金(変動することがよくあるため出かける前は公式サイトを確認のこと)
URL:http://www.kyotocake.com/

2.タルト系がイチオシ「サロン・ド・テ オ・グルニエ・ドール」(四条駅or烏丸駅)

四条寺町商店街から烏丸の大丸近くまでずっと伸びている、京都の台所ともいわれる「錦市場」。錦市場を西に向かって歩き、烏丸よりにある「堺町通り」を北に曲がって見えてくるのが「サロン・ド・テ オ・グルニエ・ドール」です。この店の隣は、お菓子教室の「エスパス・キンゾー」があり、斜め前には、テイクアウト専門の「オ・グルニエ・ドール」があります。

元々はテイクアウトの店内に少数のカフェスペースを設けていたのですが、今は「エスパス・キンゾー」となっている場所にカフェスペースを移動し、さらに隣の店舗が空いたため、現在の場所にサロンをオープンしたのでした。

テイクアウト専門の店内は、白を基調としたフランス・パリのエスプリを感じさせる内装です。一方、サロン・ド・テ オ・グルニエ・ドール」は、黒を基調とした近代的な内装ながら、京都の町家構造をそのまま残した坪庭が楽しめる和洋折衷のインテリアで、対照的な雰囲気が楽しめます。

オーナーの西原金蔵シェフは、テレビ東京系で毎年放送されている「スイーツ甲子園」で審査員を務めていいたり、以前NHKの「きょうの料理」に出演していたこともあるので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。フランスの有名な料理人であるアラン・シャペル氏の下でパティシェを務めた西原シェフは、「料理とはルセットを超えるもの」という思想を色濃く受け継ぎ、日々のお菓子作りに反映しています。

ケーキは毎朝手作りで冷凍保存などはせず、果物の扱いとディスプレイにもこだわります。果物は一定の温度に保った保管庫で追熟させてうま味と香りを増したものを使用。ディスプレイはあえて整然と並べずに華やかさを演出しつつ、実際にお菓子に使う予定の果物もディスプレイに使っているのです。ショーケースの中が賑やかだと、ケーキを選ぶ時間も楽しくなります。

「オ・グルニエ・ドール」のおすすめはタルト系。りんごの収穫時期によって品種を変えながら提供する「りんごのタルト」や季節のフルーツを使った「りんご畑」などの畑シリーズもおいしいです。また、パリの「アラン・シャペル」で働いていた頃から作り続けている「ジャスミンティのプティポット」や、様々なショコラを楽しめてフォルムが美しい「ピラミッド」なども人気。

こちらのケーキは、素材すべてが口の中に入った時の味わいが計算されていますので、タルト生地もしっかり一緒に食べることをおすすめします。

実は、西原シェフはずい分前から、「自分の65歳の誕生日を閉店日と決めている」と公言しています。そのXデーは2018年2月19日。まだこちらのケーキを味わったことがないならぜひ一度寄っていただきたい名店です。

【店舗情報】
住所:〒604-8127 京都府京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町519-1
電話番号:075-468-8625
営業時間:11:00~19:00
定休日:水・年末年始およびお盆休みなどあり(出かける前に店舗にお問い合わせを)
URL:なし

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食べ歩きの話題とは少々ずれますが、なかなかレシピ本を出さなかった西原金蔵シェフ待望のレシピ本「パティスリー オ・グルニエ・ドールの12の生地と26のフランス菓子」もご紹介しておきますね。

内容を少し紹介すると、お店でも人気の高い「りんごのタルト」を始めとしたレシピが満載!「どうしてこの工程はこうするのか」という理論的な面もはっきり出ているおすすめのレシピ本です。写真にもこだわったというだけあり、眺めているだけでも幸せになれますよ。

3.ムース系が特におすすめ「パティスリー・エス」(四条駅or五条駅)

京都市営地下鉄の四条駅と五条駅の丁度真ん中ぐらいに位置する「高辻通り」。「烏丸通り」から高辻通りを西に進んでいったところに「パティスリー・エス」があります。烏丸通り側から進むと、入り口が見えないので見過ごしてしまわないようにご注意を。

店内は木目調で温もりがありながらも段差もある内装です。店を入ってすぐ右側にケーキのショーケースがあり、イートインスペースは店の奥側となっています。

ショーケースに整然と並べられたケーキやマカロン類は、どれもが美しくて思わずため息が出てしまうほど。ケーキの名札には、そのケーキの特徴がしっかりと書かれているので、選ぶ時の参考になり、助かります。

こちらのシェフ中元修平氏は東京の「イデミ・スギノ」で修行していたこともあるとかで、ムース系のケーキが圧倒的に多いです。厳選した素材の味を上品にそして香り高く感じさせてくれる技は素晴らしいものがあり、いくつでも食べてしまいそう。遅い時間に行くと選べる種類も少なくなるので、早い目の時間に訪問することをおすすめしたいお店です。

【店舗情報】
住所:〒600-8425 京都府京都市下京区繁昌町300-1 カノン室町四条1F
電話番号:075-361-5521
営業時間:11:00〜19:00 (LO.18:30)※売り切れ次第閉店
定休日:木曜・水曜不定休
URL:http://patisserie-s.com/

和菓子系

出典:www.photo-ac.com

次に紹介するのは、和菓子系のスイーツ店です。イートインスペースのあるお店だけではなく、テイクアウト専門のお店も紹介しています。上生菓子は、とにかく時間が経つと刻々と味が落ちていきますので、早めにいただきましょう。

4.注文を受けてから作るつやつやの黒わらび餅「茶寮 宝泉」(出町柳駅)

京阪の出町柳駅から西へひとつ橋を渡り、そのまま真っすぐ北に進んでいくと、住宅街の中に現れるのが「茶寮 宝泉」です。出町柳駅からだと20分以上は歩きますので、散策のつもりで行きましょう。タクシーに乗っていく場合は、「下鴨本町にある宝泉に行きたい」というと通じます。「茶寮 宝泉」では、近くにある和菓子店「宝泉堂」の生菓子や、茶寮でしか味わえない甘味を色々と提供しています。

「茶寮 宝泉」は閑静な住宅街の中にある、昔ながらの日本家屋を改装した店舗です。街中にあるいわゆる京町家とはまた違う造りですので、両者を見比べてみても面白いでしょう。広いお座敷に長机が不規則に置かれている理由は、どの席からも庭園が見えるように、という配慮があるから。こういうさりげない部分への目配りも行き届いている点が「茶寮 宝泉」の素晴らしい点です。

こちらの目玉は、注文を受けてから作り始めるという「黒わらび餅」。15分程度かかるため、仲居さんがきちんと時間がかかることを教えてくれます。のんびりとお茶と、お茶請けに出ている黒豆の茶菓子をつまんでいると、ようやく「黒わらび餅」が到着です。

黒わらび餅自身にも甘味があるため、まずは何もつけずに頂いた後、添えられているくろみつをかけましょう。お箸でつまむと弾力がしっかりしている黒わらび餅はのど越しが良く、普段食べなれたわらび餅とあまりにも違うことに驚くでしょう。じっくりと味わいたい逸品です。

おすすめは黒わらび餅ばかりではありません。季節の生菓子も非常に繊細で奥行きのある味わいで、抹茶や煎茶など、お好きなお茶と合わせて楽しみたいもの。和菓子は月ごとに変わりますので、季節を感じながら味わいましょう。

仲居さんはとても丁寧に説明してくれますので、不明なことがあれば気軽に質問してください。京都の和菓子とともに風情も味わえる「茶寮 宝泉」は、京都市内の甘味処としてイチオシです。

【店舗情報】
住所:〒606-0861 京都府京都市左京区下鴨西高木町25
電話番号:075-712-1270
営業時間:10:00~17:00 (L.O.16:45)
定休日:水曜・木曜 (祝日の場合、翌平日休み)
URL:http://www.housendo.com/housen.html

5.完全予約制の絶品上生菓子「嘯月」(北大路駅)

京都市営地下鉄北大路駅を降りて、真っすぐ西へ向かったところに、「嘯月」(しょうげつ)はあります。完全予約制でテイクアウト専門ということもあり、気軽に食べ歩けるわけではありませんが、京都の和菓子でこのお店の紹介を外すわけにはいきません。閑静な住宅街の中にあるその店構えは決して大きくはありませんが、創業以来100年以上営業を続けていて歴史があります。

注文は電話で、そして訪問日だけではなく訪問時間も指定しなくてはなりません。そして、忘れてはならないことが一つ。和菓子はとても繊細なので、翌日にはその味わいが変化してしまいます。できる限り早く食べることが大切なのです。熱いお茶と一緒に楽しめるように、購入後はすぐホテルなどに持ち帰ってすぐ食べることをおすすめします。

これだけ敷居の高い「嘯月」の上生菓子ですが、それだけの手間をかける価値はあります。どこまでも上品な甘みと繊細な味わいは、和菓子の神髄を感じさせてくれるでしょう。「和菓子なんて甘ったるいだけ」と思っている方にこそ、一度味わっていただきたい名店の逸品です。

【店舗情報】
住所:〒603-8177 京都府京都市北区紫野上柳町6
電話番号:075-491-2464
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜・祝日
URL:なし

6.朝早くから行かないと売り切れてしまう「神馬堂」(北山駅)

京都市営地下鉄の北山駅を降り、西に行くと鴨川沿いに出ます。散歩がてらにのんびりと鴨川沿いを歩いて20分程度。御薗橋を右折して見える細い道をさらに少し北に進むと見えてくるのが、上賀茂神社の門前名物として有名な「やき餅」ひと筋の「神馬堂」です。

朝7時から開店していて、その日作ったものだけを売り、売り切れれば閉店するというシンプルな営業をしています。下手をすると午前中に売り切れることもあるので、確実に手に入れるには開店してすぐを狙った方がいいでしょう。店頭には長い行列ができますが、店先で鉄板の上に並べられた焼き餅を見ているとそれだけでも期待が高まります。

やき餅は1個からのバラ売りもありますし、5個入りなどのセットでも購入できます。ただ、餅はつき立てで何の加工もしていないので、翌日には固くなり風味も落ちてしまうのが難点。お土産にするなら当日中に食べてもらえる場合に限った方が良いでしょう。焼き餅は、やはり買ったその場でほおばるのが一番のおすすめです!

【店舗情報】
住所:〒603-8065 京都府京都市北区上賀茂御薗口町4
電話番号:075-781-1377
営業時間:7:00~16:00(売り切れ次第閉店)
定休日:火曜の午後・水曜
URL:なし

7.月3日だけ開店する感性豊かな和菓子店「和菓子店 青洋」(北大路駅)

京都市営地下鉄北大路駅から北大路バスターミナルへ。市バスの北1、北8、1系統に乗り換えて「紫野泉堂町」で降りましょう。そこから紫竹西通りを少しだけ北に行ったところに「和菓子店 青洋」(わがしみせ せいよう)が見えてきます。

外観は小さな街の洋菓子店、という風情ですが、入り口にかかる暖簾が和菓子店の雰囲気を醸し出しています。

出典:wagasiseiyou.com

予約をせずに買い求める場合は、月3日程度の開店日に出向くしかありません。大体月の初めに公式サイト上で販売日の連絡がありますので、チェックして日程を確認してから出向きましょう。

遠方で、なかなかタイミングを合わせるのが難しい、と言う方は、Eメール( kohiro0301@gmail.com )にてオーダーメイドをするという方法もあります。ただし、オーダーメイドには2週間程度かかるとのことですので、余裕を持ってお願いしましょう。

店舗内はとてもシンプル。その日売り出している数種類の生菓子が説明書きとともに飾られ、その中から好きなものを選んで注文します。

出典:wagasiseiyou.com

名前や形は、女性の和菓子職人である青山洋子さんの豊かな感性を通して生まれたもので、他では味わえない新鮮さがあります。青山さんは、老舗の和菓子店「老松」で10年間修業してしっかりと和菓子の技を身につけた後、2012年に工房を開設。それからは、和菓子の伝統を残しつつも時には意外な食材を合わせるなど斬新な上生菓子を作り続けています。

従来の和菓子では飽き足らない新鮮さを求める方にも、そしてこれまであまり和菓子を食べなれていない方にもおすすめしたいすてきなお店です。

【店舗情報】
住所:〒603-8443 京都府京都市北区紫竹西野山町54-1
電話番号:非公開 連絡はkohiro0301@gmail.comまで
営業時間:11:00~17:00
営業日:月3日 詳細は公式サイトの「お知らせ」にて月初旬に発表
URL:http://wagasiseiyou.com/

カフェスイーツも見逃せない

出典:pixabay.com

京都には、喫茶店・カフェが多く、カフェスイーツも色々と楽しめます。すべて紹介しているときりがないので、こちらではほんの一部ですが、スイーツが魅力的なカフェをセレクトしました。観光のついでに立ち寄れる場所のカフェが多いので、休憩がてらに寄ってみるのもおすすめです。

8.「ことばのはおと」の限定にゃんこパフェ(丸太町駅)

京都市営地下鉄丸太町駅からてくてくと北西に向かって歩くことt15分程度、下長者通りと油小路通の交差点から少し南下した場所に「古書と茶房 ことばのはおと」はあります。町家風の外観がすてき。

町家をリノベーションした店内は、本と鉄道模型があり落ち着いた佇まいです。ブックカフェですので、店内の本は自由に楽しめますよ。ただし、読書をしているお客様の迷惑にならないよう、会話は小声でお願いしますとのこと。静かに時間の流れを楽しみたいカフェなのです。

「ことばのはおと」で人気のスイーツが、1日限定20個のにゃんこパフェ。季節により飾りつけのフルーツなどに変化を持たせ、季節感が感じられます。パフェのみ注文の場合は13時からしか注文できませんが、ランチと一緒に頼めば開店時からでも注文可能です。

にゃんこパフェ以外にも、抹茶パフェやシフォンケーキなどのデザートや食事メニューも色々とありますので、食事をゆったり楽しみながら落ち着いた時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【店舗情報】
住所:〒602-8055 京都府京都市上京区大黒屋町34
電話番号:075-414-2050
営業時間:11:30~19:30
営業日:月・火
URL:kotobanohaoto.net

9.「六盛 スフレ・カフェコーナー茶庭」のフワフワ絶品スフレ(東山駅)

京都市営地下鉄東西線の東山駅から徒歩10分。平安神宮の西側に位置する料亭「京料理 六盛」は、手をけ弁当が有名な和食店です。六盛プロデュースのスフレ専門店「六盛茶庭」(ろくせいさてい)は以前別店舗として近くで営業していましたが、2015年10月、六盛内のカフェコーナーとしてリニューアルオープンしました。

落ち着いた店内では、スフレと各種ドリンクが楽しめます。営業時間が14時から17時と短く予約もできないためどうしても混みがちになりますが、店内はカウンター席や座敷席もあり落ち着いた雰囲気です。

京都の料亭がプロデュースする本格的スフレのお店、ということで和風なイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、基本はバニラフワフワと軽い食感のスフレが楽しめます。時間が経つとみるみるしぼむため、お店では30分ほど待ち時間が必要です。

焼きたてのスフレはフワフワで軽い食感。ひとつの泡に小麦粉ひと粒、と表現されるほど粉の含有量が少ないので軽やかで儚い食感になるのです。待ち時間が長いのに食べるのはあっという間という、なかなか贅沢なデザートですが、珍しくおいしいのでおすすめです。

【店舗情報】
住所:〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町77
電話番号:075-751-6171
営業時間:14:00~17:00
定休日:月曜日(祝日の場合は振替)、12/24~1/1
URL:http://www.rokusei.co.jp/satei/index.html

10.「スマート珈琲店」のフレンチトースト(京都市役所前駅)

前身の「スマートランチ」あ昭和7年創業と言いますので、すでに80年以上、この地で営業している老舗の喫茶店です。「カフェ」というよりも昔ながらの「喫茶店」という言葉が似合う、そんなレトロ感あふれる佇まいを見せてくれます。

店の中では、いつも自家焙煎のコーヒーの香りが漂い、落ち着いた雰囲気です。食事からデザートまで色々なメニューがありますが、ここでイチオシしたいのがフレンチトースト。

フレンチトーストは、厚切り食パンにしっかり焼き目がついて、しっとりフワフワでどこか懐かしい味わいです。近年、豪華なフレンチトーストを出す店も出てきていますが、昔ながらの懐かしいフレンチトーストがお好みの方には気に入っていただけるのではないでしょうか。

【店舗情報】
住所:〒604-8081 京都府京都市中京区 寺町通三条上る天性寺前町537
電話番号:075-231-6547
営業時間:8:00 ~ 19:00 2Fランチタイム 11:00~14:30(L.O.)
定休日:喫茶は無休、ランチは火曜定休
URL:http://www.smartcoffee.jp/

番外編 宇治市の絶品甘味処

出典:pixabay.com

ここまで京都市内に絞ってご紹介しましたが、実は抹茶の産地として有名な宇治市にも、多くの有名な甘味処が集まっているのはご存知でしたか?今回はその中でも、本編であまり取り上げなかった抹茶スイーツが楽しめるお店を2店舗紹介します。

季節の抹茶パフェを楽しみたい「伊藤久右衛門 本店」(京阪宇治駅)

京阪宇治駅から徒歩で10分弱の場所にお茶屋さんのスイーツが楽しめる「伊藤久右衛門 本店」があります。宇治平等院へ行く参道にも抹茶スイーツを出すお店が軒を連ねていますが、こちらはその参道沿いではなく、少し離れた場所にありますので注意しましょう。

店内は白を基調として黒をアクセントに取り入れた和モダンな造りで、ゆっくりとくつろげるようになっています。ただし、人気店なのと、食事もできるため午後は混みがちです。並びたくない場合は、開店少し前に行くと良いでしょう。

伊藤久右衛門でおすすめなのは、何といっても宇治抹茶パフェ。抹茶ゼリーに抹茶アイス、白玉にあんこが乗ったそのパフェは、どれもが上品な甘さであっという間に食べてしまうおいしさです。パフェまたはあんみつを注文した場合、ふりかけ用の抹茶も供されるので、好みでかけると抹茶独特の香りと苦みがさらに堪能できる点も魅力。

出典:www.itohkyuemon.co.jp

さらに大きな特徴は、宇治抹茶パフェをベースとして、季節ごとに様々な限定パフェが登場する点。春の人気はやはりいちごがたっぷり乗ったいちご抹茶パフェでしょうか。春は、他にもさくらパフェがお目見えしています。

毎年人気があるのは、梅雨の季節に販売される紫陽花パフェ。紫陽花色のきんとんやブルーベリーのクラッシュゼリーが美しくてフォトジェニックな一品で、パフェの中で色々な味わいを楽しめる点が人気の秘密です。宇治で抹茶スイーツを楽しみたいとお考えなら、こちらもぜひその候補に加えてください。

【店舗情報】
住所:〒611-0013 京都府宇治市莵道荒槇19-3
電話番号:0774-23-3955
営業時間:10:00~18:30 (茶房LO18:00)
定休日:年中無休(元日のみ休業)
URL:http://www.itohkyuemon.co.jp/site/honten.htm

抹茶パウダーをトッピングするソフトクリーム「ますだ茶舗」(京阪・JR宇治駅)

「ますだ茶舗」は、世界遺産である宇治平等院へ続く表参道内で、一番平等院寄りの場所にある甘味処です。平等院まで行けば分かりやすい場所にあるのでそう迷うことはないでしょう。

店内のカフェスペースでは、茶団子と煎茶などが気軽に楽しめるようになっていますが、こちらのお店で一番人気なのは抹茶とほうじ茶のソフトクリームです。

抹茶ソフトクリームには挽きたての抹茶を、ほうじ茶ソフトクリームにはほうじ茶パウダーをふりかけてもらえるという点が人気の理由。抹茶やほうじ茶の味をしっかり楽しみたい人には嬉しいサービスです。宇治平等院を拝観した帰りに、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【店舗情報】
住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華21-3
電話番号:0774-21-4034
営業時間:8:30~18:00
定休日:年中無休
URL:http://masudachaho.jp/

個性豊かなスイーツを堪能しよう!

京都市内の絶品スイーツ・甘味処をご紹介しましたがいかがでしたか?いずれもお店の個性がはっきりとして、店内も雰囲気の良いところを選びました。中には、なかなか手に入れづらいスイーツもありますが、ぜひタイミングが合えば堪能してみてくださいね。

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植田正治のように、本当に好きなものしか紹介しない、そんなライターに私はなりたい。目下の興味は、旅、写真、おいしいものとにゃんず。

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旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

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都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

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