上司の子供へのお年玉はどうするべき?上手な付き合い方法
上司や目上の人に対してお正月の挨拶に訪れることもありますね。そんなときにお子様へのお年玉ってどうすると良いでしょうか。お年玉におけるマナーと上手な挨拶方法を紹介します。
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お年玉の由来からマナーを考える
出典:pixabay.com
お正月の行事は本来、年の初めに年神様をお迎えする儀式が始まりです。年神様は家族に一年の無病息災と幸せをもたらしてくれると言われる神様です。門松やしめ縄飾りなどを飾ることが、年神様を松の内の期間おもてなしする行為です。そして年神様が一年の幸せにと置いていくのが「年魂」です。この年魂は鏡餅を依り代としていて、鏡餅に新たな魂が宿り幸せになると信じられていました。その鏡餅を家長が家中のものに配るのが習わしです。この行為がお年玉のルーツになっています。
お年玉は目上の人が配るもの!
お年玉は元々が家長から家族へ渡すのが習わしです。旦那様から使用人へ、親方から弟子へと目上の人から目下の人へ配るのがお年玉なのです。ただし昔は今のような金銭ではなく、食べ物だったりや品物を贈ることが多かったようです。新年に贈り物をする事自体をお年玉と呼んでいた時もあります。高度経済成長期になって贈る品が徐々に金銭になり、使用人がいる家庭も無くなり弟子がいる人も少なくなって今のような子供へ贈る習わしになっていきました。
上司や目上の人の子共へのお年玉はタブー?
目上の人から配るというのがお年玉なので、会社の上司や先輩、目上の人の子供にお年玉を贈るのはマナー違反となります。意外と知らない人も多いようで若い人なら気にしない方もいるかもしれませんが、年配の方ほどマナーにうるさい事もあるので気を付ける必要があります。特に会社の上司や取引先の目上の人など、仕事面に影響を与えかねない時には注意が必要になります。
マナー違反にならないように!
マナー違反にならないように、目上の人の子供への対応を準備しておきましょう。お年玉を贈るのがマナー違反となるので、お年玉でなければ贈っても差支えはありません。自分の子供だけ貰っておいて相手には何もしないというのはマナー違反ではないですが、目上の方にとってみればいい気分ではありませんよね。金銭的な贈り物を贈っても時と場合によっては大丈夫な時はあります。相手を見ながら気にする人か気にしない人かを見極めましょう。
目上の人の子共へはどうすればいいの?
では実際にはどうすれば正解なのでしょうか。「お年玉」として贈る事や、金銭を贈る事をしなければマナー違反となりません。玩具を贈ったり、図書券や文具券などを小さめの祝儀袋に入れて贈ったりするのはマナー違反となりませんので参考にしてみてください。文具券や図書券であれば、手に入れるのも難しくありませんのでおすすめです。
お正月の挨拶に行くときに!
上司や会社の付き合いで新年の挨拶に行くときに相手に子供がいる場合には、お子様にとお菓子を持っていくのがスマートかもしれません。家族ぐるみで付き合いがある場合には、子供を連れて行くこともありますね。そういう時はお年玉をもらう事もあるので、前もって準備してから挨拶に行くのが大人の付き合い方ですね。
新年の挨拶で他の人と差を付けよう!
上司であれ、取引先の方であれ目上の人に新年の挨拶をするのは日本式のビジネススタイルで古臭いと思うかもしれません。しかしながら、仕事における人付き合いは、円滑に行うために大切な事です。自分が楽になるのであれば、挨拶をして差をつけると良いでしょう。お子様がいる時への対処法をマスターしておけば安心です。
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この記事のライター
SEから社長になり、そしてまたフリーランスへと。好きなことを楽しむ人生を送る事をモットーにしています。経営コンサルタント、フリーライター、家庭教師など子供から大人まで「教える」ことをテーマに社会貢献しています。