完璧国産主義者ならヤマハ ドラッグスター400という選択

あえて国産アメリカンを選ぶ理由

アメリカンというと、ハーレーダビットソンを想像する方も多いはずです。確かにステータス性もリセールバリューもあり文句はありません。しかし、日本のような寒暖差の激しい土地柄に合わないのか、それとも国産車が頑丈なのか、トラブルに見舞われることも多いです。
もちろんそれも楽しみの一つと考えればいいですが、質実健全にバイクを楽しむなら日本生まれのバイクが安心できるのも事実となっています。しかりアメリカンはいつまでもハーレーダビットソンの後を追っているわけではありません。ドラッグスター400はそういったパクリバイクではなく、独自の進化を遂げた、完全オリジナルです。

日本の環境に合ったVツインエンジン

ドラッグスター400で一段と目を引く美しいエンジンは、2バルブの空冷Vツインエンジン。あえて低速は無視し、中高回転型に味付けされたその特性は、日本の道路状況にマッチし、多くのライダーに快適な走りを提供しています。そんなエンジンは最高出力22kW（30PS）/7,500rpm、最大トルクは31N・m（3.2kgf・m）/6,250rpmと必要十分な味付け。快適性を感じるキビキビした走りを楽しめます。

シャフト駆動が大きな魅力

ドラッグスター250では一般的なチェーン駆動ですが、ドラッグスター400に関しては力強く、スッキリとした足回りを見せるシャフトドライブ方式を取り入れています。これによってドラッグスター400は特別な存在となり、リジッド風サスペンションとの掛け合わせによって、ドラッグスター400だけのシルエットが実現しました。

シャフトを介した駆動にすることで、チェーン駆動にくらべ多くのメリットがあり、駆動のロスをなくすこと、チェーンのように定期的な張り調整を必要としない手軽さがあります。さらにスッキリしたその見た目も魅力の一つです。これはドラッグスター400ならではの特徴となっています。

本格的なロー＆ロングなスタイリング

ドラッグスター400を語る上で忘れてはいけないのが、ロー＆ロングなスタイルです。シート高は660mmとかなりの低位置にセットされ、ロングなホイールベースは1,610mmと、日本車離れしています。そんなスタイルを実現するため、このドラッグスター400では、エンジンをフロントタイヤ側に極力寄せた設計となっており、そうすることで低さを追求できました。

ドラッグスタークラシック400というグレードもある

ドラッグスター400をベースに、ワイルドな外装をまとい、クラシックな装いが特徴の、ドラッグスタークラシック400。フレームやエンジンは共有していますが、フロントタイヤが16インチにダウンされ、太いタイヤを装着。ドラッグスター400ではブラックだったエンジンヘッドやフロントフォーク、ブレーキレバーなどをメッキ化し、前後のスチールフェンダーはディープフェンダーとなり、まるでカスタム車のような雰囲気です。

足元にはフットボードを装着し、ロングツーリングにもそのまま使える仕様となっています。このように、ドラッグスター400とドラッグスタークラシック400では、同じようですが、細かい違いがあり、それぞれの個性が強調されていることがわかりますね。

ドラッグスター400はヤマハのこだわりが詰まっている

締め文　ドラッグスター400ならびにドラッグスタークラシック400。これらを紹介しましたが、いかがでしたか？　あえてアメリカ産ではなく、国産を選ぶ理由にもお気付きいただけたかと思います。日本の交通状況にマッチし、故障率が極めて少なく、各ヤマハディーラーで入手しやすい状況もおすすめする理由の一つです。

そんなドラッグスター400の新車価格は781,920円、ドラッグスタークラシック400の新車価格は822,960円と、非常にお手頃価格であることも魅力の一つとなっています。この記事を参考にバイク選びを楽しんでくださいね！