甘口?辛口?ヴィンテージ?大人の男性なら知っておきたい「シャンパン」選びのポイント
レストランやBARで乾杯の一杯といえば「シャンパン」。
数あるシャンパンの中から美味しいものをチョイスするために、シャンパンの基礎知識と選び方のポイントをご紹介します。
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乾杯は「シャンパン」
レストランディナーの乾杯といえば、やっぱり「シャンパン」。
特に女性はシャンパン好きな方も多いので、デートの始まりの一杯にはシャンパンがぴったりです。
とはいえ、シャンパンであれば何でも良いわけではないのもまた困りもの。
種類も飲み口も様々なだけに、美味しいシャンパン選びってなかなか難しくはないでしょうか?
お店の方に聞くのももちろんOKですが、できれば自分でチョイスしたほうが格好良いですよね♪
そんな時に役立つシャンパン選びのコツをご紹介します。
シャンパンとスパークリングワインの違い
ご存知の方も多いとは思いますが、まず「シャンパン」と「スパークリングワイン」もちろん別物です。
そもそも、シャンパンとは発泡性のワインのひとつ。
その中でも、フランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけがシャンパンと呼ばれ、その他の泡はスパークリングワインに分類されるのです。
スパークリングワインよりもシャンパンの方がもちろん高級。
どちらかを選ぶなら、迷いなく本物の「シャンパン」をチョイスしましょう!
シャンパンの原料は?
シャンパンの原料になるぶどうは全部で8種類。
白ぶどうであれば、シャルドネ、ピノ・ブラン、アルバンヌ、プティ・メリエ。黒ぶどうであれば、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、ピノ・グリ、アンフュメの8つです。
つまり、これ以外のぶどうで作られた発泡性ワインはシャンパンではありません。
それだけでも、とっても特別感のあるお酒ということが実感できますね。
さらに、ほとんどのシャンパンは「シャルドネ」「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」から作られています。
一番人気はやはりシャルドネ。値も張りますが、それだけ極上のものが多いのです。
シャンパンは4種類
シャンパンは、上記の原料をもとに4つの種類に分類されます。
①白ぶどう+黒ぶどうのブレンド=オーソドックスなシャンパン
②白ぶどうのみ=「ブラン・ド・ブラン」
③黒ぶどうのみ=「ブラン・ド・ノワール」
④黒ぶどうの皮を漬けるor少量の赤ワインを混ぜる=「ロゼ」
①は、所謂オーソドックスなシャンパン。白ぶどうと黒ぶどうの割合によって味わいが変化しますが、バランスが良いのでどんなお料理にも合わせやすいのが特徴です。
②は、ほとんどがシャルドネのみで作られたシャンパン。爽やかでスッキリとしているので、お酒が得意でない方にも好評。前菜と合わせることが多く、乾杯の一杯にもふさわしいシャンパンです。
③は黒ぶどうのコクがしっかりと感じられる個性派なシャンパン。酸味の強いものや果実味の強いものもあるので、メインの料理やフォアグラなど濃厚な料理と合わせるのがオススメ。
④は、ほんのりピンクがかったロゼシャンパン。色が可愛いので女性にも人気ですね。ワインの分量によって味わいが変わりますが、ほとんどが甘口なのでデザートに合わると良いと思います。
甘口と辛口の見分け方
シャンパン選びの一つの要となるのが、甘口を選ぶか辛口を選ぶかということ。
まず、乾杯のシャンパンとして選ぶなら辛口がスタンダードです。
これから始まるディナーコースの食事を邪魔しないよう、すっきりと爽やかに頂けるシャンパンを選ぶのがベスト。
反対に、食後のシャンパンバーなどでチョイスするときには甘口のまろやかなタイプを選ぶとgoodです!
シャンパンリストを見て、辛口と甘口の違いを見極めるのはとっても簡単。
リストに記載されている二つの言葉に注目してください。
「Brut(ブリュット)」=辛口。「Sec(セック)」=甘口。
この二つを見つければ、それがどんな味わいなのが簡単に見極めることができます。
もっと詳しく見極めたい時には、辛口から順番に、Brut Nature<Extra Brut< Brut<Extra Dry<Sec<Demi Sec<Douxの順に甘くなるので、覚えておくと便利ですね。
シャンパンにおけるヴィンテージの意味とは
ワインのヴィンテージというと、所謂「年代物」ですが、シャンパンにおいては違います。
シャンパンにおけるヴィンテージの意味とは、「年代が書いてあるかどうか」。
実は、シャンパンのラベルには年代が書いてあるものとないものがあるのです。
ほとんどのシャンパンは、年代が書かれていないノンヴィンテージに分類されます。
そもそも、シャンパンは様々な年代のぶどうをブレンドしてできているので、年代を書くことが難しいのです。
比較して、ヴィンテージシャンパンは”ある年”限定のぶどうで作られたシャンパン。
つまり、当たり年のぶどうだけを使って特別に作られた高級なシャンパンということです。
もちろんお値段も高め。しかし、当たり年のぶどうだけを使ってしっかりと熟成させているだけにおいしいものばかりです。
ノンヴィンテージでも美味しいものはたくさんありますが、ぜひ特別な日には、ヴィンテージシャンパンを選んでみてくださいね。
シャンパン選びを楽しもう!
出典:iewine.jp
いかがでしたか?
シャンパンの基礎知識と選び方のポイントをご紹介しました。
様々な種類があるからこそ、お気に入りのものを見つけるのも楽しいですね。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
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この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。