生ビール?クラフトビール?今更聞けない「ビール」の基本
「とりあえず生」が定番のビールですが、その言葉の意味をしっかりとご存知でしょうか?今更聞けないビールの基本、種類やはやりのクラフトビールについてまとめました。
- 53,565views
- B!
アイキャッチ画像出典:mag.fufururu.jp
とりあえず「ビール」
乾杯の欠かせない「ビール」。
とりあえず生で!とオーダーする方も多いのではないでしょうか。
最近ではビアガーデンやビアフェス、オクトーバーフェスなどビールをメインにしたイベントも沢山ありますね。
そこで注目されているのが「クラフトビール」。
これって一体どんなビールかご存知でしょうか?
出典:yonasato.com
そもそも、瓶ビールや缶ビール、生ビールはどんな風に区別されているのか?
知っているようで知らないビールの基本について、ご紹介します。
「生ビール」の”生”ってなんのこと?
まずは王道の「生ビール」についてご紹介します。
とりあえず生!の”生”って一体なんのことかご存知でしょうか。
生ビールとは、ズバリ熱処理をしていない=生のビールのこと。
樽からジョッキに注ぐものを生だと思っている方も多いと思いますが、実は瓶ビールでも缶ビールでも熱処理をしていないビールは「生ビール」と呼ぶのです。
昔は熱処理したビールが多かったものの、今では生ビールがほとんど。
とりあえず「生」を頼めば、ほとんどのお店が対応しているということですね。
ラガーとエール
ビールは、大きく分けると「ラガービール」と「エールビール」の2種類に分けられます。
ビールは酵母を原料として発酵させる醸造酒ですが、その分け方は発酵酵母の違い。
10℃前後で発酵する下面発酵酵母を使用したビールが「ラガー」。15~25℃で発酵する上面発酵酵母を使用したビールが「エール」と呼ばれています。
2種類に分けられた中でも、ビールの種類はたくさんあります。
細かく分けると、その種類はおよそ100種類以上!
あまりの多さに、どれがどんな味なのか迷ってしまいそうですね。
しかし、日本で飲まれているビールのほとんどは「ラガービール」。
「一番搾り」や「スーパードライ」など、親しみやすい銘柄はすべてラガービールです。
ラガービールの特徴は?
ラガービールの特徴は、独特の苦味と爽快感のある喉越しが特長です。
日本で親しまれるビールはほとんどがこのラガービール。中でも「ピルスナー」と呼ばれる種類に分類されます。
ホップが効いていて、色は黄金色。
日本人が一般的に「ビール」と呼ぶものです。
ラガービールにはこのピルスナータイプだけでなくアメリカンラガーという種類もあります。
日本で親しまれているビールより色が薄く、ピリッとした炭酸が特長です。
エールビールの特長は?
出典:yonasato.com
それではエールビールにはどんな種類があるのでしょうか?
日本で一番有名なエールビールは「ギネス」。
麦芽を黒くなるまでローストし、香ばしさとどっしりとした味わいを楽しむ黒ビールです。
苦味のある重厚感を味わうのが黒ビールだとすると、甘くフルーティーな味わいを楽しむのが「白ビール」と呼ばれる”ヴァイツェン”。
飲み口がまろやかで、女性にも人気の一杯です。
クラフトビールとは?
最近よく耳にする「クラフトビール」。
これは、小規模な醸造所で生産されているビールのことです。
先ほどご紹介したヴァイツェンやギネスもクラフトビールの一種。
ビール職人がそれぞれの個性を生かし、こだわりを持って作っているのでその味わいも様々です。
土地や季節、年度によっても味が変わるので、奥が深いことから人気を集めています。
近年では国内でも生産されているので、その蔵元ごとの味わいの違いを楽しんでみるのも素敵ですね。
注目のクラフトビールは?
数あるクラフトビールの中でも、今最も注目されているのが「IPA(アイピーエー)」と呼ばれる種類です。
苦味が強く、柑橘系の香りが特徴的。
喉越しの爽快感が病みつきになり、苦みが好きな人にはたまらないクラフトビールです。
最初は「苦い!」と感じても、飲んでいるうちに癖になってくるとか。
ビールフェスで見かけたら、ぜひ一度飲んでみてくださいね。
これであなたもビール通!
いかがでしたか?
ビールの基本と種類についてご紹介しました。
ビールと一口に言ってもその種類は様々。
最近ではオクトーバーフェスも多いだけに、基本の知識を知っておくことは大人の嗜みでもありますね。
話題のクラフトビールも、癖になる味わいが多いと大人気い。
ぜひ色々なビールを飲み比べて、お好みの一杯を見つけてみてくださいね。
この記事のキーワード
この記事のライター
フードアナリスト/体質改善アドバイザー/料理研究家。「食」は人生のエンターテイメントです。どんなテーマパークに訪れるより素敵なレストランと出逢う瞬間に心躍る私が、「本当に美味しい」「本当に使える」お気に入りグルメをご紹介します。