一生物の革靴！有名ブランド名作モデル15選

服装よりもみられている靴

靴を見ればその人の「格」がわかると言われているほど、ビジネスシーンでは靴が重要であり、スーツよりも人は革靴に目がいくと言われています。カジュアルシーンにおいても革靴は重要です。ファッションはトータルコーディネートが基本なので、せかっく上質なアイテムでコーデを着飾っても、足もとがおざなりになってしまうとコーデ全体のトータルバランスがぐっと崩れてしまいます。また、ただ良い革靴を履くだけということではなく、きちんと手入れすることが必要です。革靴をしっかりと手入れすることで革靴の寿命の伸びにもつながりますし、きれいに磨きあげられた革靴はスーツスタイルをおしゃれに格上げしてくれます。

革靴を選ぶ際に意識したいポイント

革靴を選ぶ際に意識したいポイントを紹介します。革靴はスニーカーに比べるとサイズ選びやデザイン選びが難しく、何も意識せずに購入してしまうと失敗してしまう可能性があります。ここで紹介するポイントを参考に是非、自分に合った革靴を選んでみてください。

革靴は必ず自分に合ったサイズを選びましょう

革靴を購入する上でサイズ選びは最も重要なポイントです。自分の足のサイズに合っていないの革靴を選んでしまうと、トゥの部分に余計なしわが入ったり、靴擦れを起こしたりと様々な弊害が起こってしまいます。革靴はブランドごとにサイズ感が全く違うため、購入する際は必ず店舗に足を運び、試着をしてから購入しましょう。なお、革靴を購入する際は人が一番足がむくんでいると言われている夕方を選び、普段よく履く靴下を履いていくことで自分の足のサイズに合った革靴を選ぶことが出来ます。

シーンに応じたデザインの革靴を選びましょう

革靴と一口に言っても、プレーントゥやUチップ、ローファーなどそのデザインは様々です。ビジネスシーンに適しているデザインもあれば、カジュアルシーンに向いているデザインもあります。「オーバードレスとアンダードレスに気を付けろ」という言葉があるほど、フォーマルなビジネスシーンにローファーやスリッポンタイプのカジュアルな革靴を履くことはアンダードレスにあたり、ビジネスの世界ではNGとされています。しっかりと自分が革靴を履くシーンを確認し、購入するようにしましょう。ビジネスシーンにおすすめのデザインは下記のリンクにまとめてあるので是非、チェックしてみてください。

同じ革靴を長く履きたい方は製法にこだわりましょう

革靴を長く履きこむことで必ず起こる問題がソールの減りです。一般的に革靴の寿命はソール次第と言われています。しかし、英国革靴の聖地であるノーザンプトンで主流のグットイヤーウェルト製法やハンドソーンウェルテッド製法などの製法で製作された革靴はソールの交換が可能で、アッパーの手入れ次第ではまさしく一生物の革靴になることは間違いありません。革靴を選ぶ際は製法にまでこだわればワンランク上のアイテムを選ぶことが出来るので是非、意識してみてください。

有名ブランドの名作モデル紹介

有名ブランドの名作モデルを紹介します。英国やフランス、イタリアなど革靴の聖地で創業してきた名門ブランドには必ずと言っていいほどブランドを代表する名作モデルが存在します。フォーマルシーンにおすすめのモデルからカジュアルシーンにおすすめのモデルまでまとめて紹介します。

Church's【チャーチ】

ドレスシューズの傑作と名高いチャーチのDIPLOMAT。外交官を意味するモデル名であり、すっきりとした細身のフォルムが美しく、ビジネスシーンにおすすめのアイテムです。インソールと中底の間にクッション層を敷くことによって、履き心地の良さを実現させています。製法はグットイヤーウェルト製法でオープンチャネル（出し縫いの糸を隠さない仕様）に仕上げることで、デザイン性よりも品質の高さを示すことを選んでおり、長く履ける革靴を探している方におすすめのモデルです。

ALDEN【オールデン】

アメリカの名門ブランド、ALDENの名作54321。1963年発売以来、毎年高セールスを記録しているモデルであり、そのルックスからファンの間ではVチップと呼ばれています。ラストには矯正靴由来の独特な形状のモディファイドラストを使用しており、どんな形の足にでも対応し、快適な履き心地を生み出してくれます。アッパーにはホーウィン社製シェルコードバンの中でも厳選されたレザーのみを使用することで、シンプルなデザインの革靴ですが、魅力的なオーラを放っています。

Paraboot【パラブーツ】

フランスの革靴ブランド、パラブーツを代表するモデルであるシャンボード。Uチップの革靴と言えばこちらのシャンボードが真っ先に頭に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。パラブーツの特徴の一つはやはりゴム底を使用しているところです。自社で型を抜きラバーソールを製造する、数少ない紳士靴メーカーであり、創業地がアルプスのふもとであるためか、険しい山道にも耐える堅牢なノルウィージャンウェルト製法を採用しています。Uチップの革靴を探している人におすすめなので是非、チェックしてみください。

Crockett&Jones【クロケット＆ジョーンズ】

イギリスの名門革靴ブランド、クロケット＆ジョーンズ。クロケット＆ジョーンズの長い歴史の中でも2000年代発売というかなり若いモデルですが、近年のクロケット＆ジョーンズの数あるアイテムの中でも最も有名なモデルといっても過言ではないオードリー。英国的な格式とフランスらしい優雅さを持ち合わせています。長くも短くもなく、微妙なセミスクエアと言う時代に流されないラストを使用した美しいシルエットが特徴のアイテムです。シンプルで上質なストレートチップを探している方におすすめのモデルです。

SCOTCH GRAIN【スコッチグレイン】

日本を代表する革靴ブランドの1つである、スコッチグレインのアシュランス。ファッション性を意識しながら、履きやすさに重点を置いて仕上げており、外観はとてもシャープに見えますが、幅も甲もある3Eウィズですので、様々な足の形の人が履くことが出来ます。良質なヨーロッパ原皮を使い、イタリアにて鞣された革底使用し、最終工程を日本で仕上げることで高品質な仕上がりとなっています。日本の革靴ブランドを代表する名作を探している方におすすめのモデルです。

Berwick1707【バーウィック】

革靴の本場ヨーロッパにて革靴の生産量第二位の地位を誇るスペイン設立のバーウィックを代表するモデルである、3577。シンプルなストレートチップのアイテムで、高品質・高機能なグッドイヤーウェルテッド製法を採用しています。アッパーには高級タンナーとして有名なデュプイ社のカーフレザーを使用しており、細部まで丁寧に作りこんであります。フランスやイタリア製の革靴と比べて価格帯もかなり安く抑えられているため、コスパの良い名作を探している方におすすめのモデルです。

CLARKS ORIGINALS【クラークスオリジナル】

1829創業のイギリスの老舗シューズブランド、クラークス。クラークスの数あるモデルの中でも1949年の発売以来常にカジュアル革靴界をリードしてきたモデル、デザートブーツ。アッパーは履きこめば履きこむほどに柔らかさを増していくカウレザーを使用し、ソールには弾力性に優れた本クレープを採用しています。スラックスに合わせてもデニムパンツに合わせてもおしゃれに決めることが出来るので、オフに履くシューズ選びに悩んでいる方におすすめのモデルです。

Tricker's【トリッカーズ】

1829年にイギリス靴の聖地ノーザンプトンに創業した老舗靴ブランド、トリッカーズを代表するモデルであるM5633。もともと狩猟用のシューズを作成していたブランドなので、英国革靴ブランドの中でもトップクラスに耐水性、耐久性に優れていることでも有名です。トリッカーズと言えば、金茶色のCシェイドレザーであり、ブラウンのシューズを購入するならばトリッカーズがおすすめです。クラシックなデザインの革靴が欲しい方におすすめのモデルです。

JOSEPH CHEANEY【ジョセフチーニー】

英国革靴の聖地ノーサンプトンで創業したブランド、ジョセフチーニーの名作ドレスシューズであるバッキンガム。ビスポークの雰囲気を感じさせるジョセフチーニーのトップモデルとなっており、ブランドの物づくりへのこだわりを感じていただけるアイテムになります。アッパーとソールの出し縫い糸を隠すヒドゥンチャネル仕様により、ソールのかたちに沿う様に縫われている出し縫い糸がなく、すっきりとしたデザインに仕上がっています。スーツに合わせる革靴に悩んでいた方は是非、チェックしてみてください。

J.M.WESTON【ジェイエムウエストン】

1891年創業のフランスのブランド、J.M.WESTON。100年以上続くブランドの歴史の中でも1960年代に発売されて以来、常にブランドのセールスをリードし続ける名作ゴルフ。名前の通りもともとはゴルフをするときに履くように開発されたシューズなので、アッパーには油分を含んだ耐水性に富んだ革が使われており、ソールはリッジウェイソールというラバーソールを使用するなど耐久性はかなり優れています。ゴルフと言えば万力締めと称されるほど履き始めがきついことで有名です。しかし万力締めに耐え履きこむ小ことで自分の足に合ったオリジナルの一足が誕生するので、長く履けて丈夫な革靴を探している方におすすめのモデルです。

J.M.WESTON【ジェイエムウエストン】

コインローファーの名作と言えば、J.M.WESTONの180シグニチャーローファー。ローファーは他の革靴ブランドからもリリースされていますが、180シグニチャーはぼってりとしたクラッシックで無骨なデザインが特徴です。1960年代のパリで、ローファーとジーンズを合わせるスタイルが定着し、1968年に起きた学生運動では多くの学生がこのローファーを履いていた事で、学生運動の象徴としても有名なモデルです。クラシックなスーツスタイルと合わせてもおしゃれですし、カジュアルにデニムパンツとも合わせてもおしゃれに決まるので是非、チェックしてみてください。

GUCCI【グッチ】

乗馬の世界をルーツに持つブランドの歴史にオマージュをささげ、1950年代にGUCCIが初めてデザインしたと言われるビットローファー。鞍を馬の胴に留めるためのストラップとハミにインスピレーションを得たこの２つの独特なモチーフの組み合わせが、ローファーの魅力を引き立てます。GUCCIは乗馬をルーツに持つレザーブランドですが、他の革靴ブランドと比べてそこまで革靴ブランドとしての地位していませんが、ビットローファーと言えばGUCCIと言われるほど、ビットローファーの元祖としてゆるぎない地位を築いているので、ビットローファーを探している方は是非、チェックしてみてください。

BERLUTI【ベルルッティ】

フランスのラグジュアリーレザーブランド、ベルルッティを代表するモデルであるアレッサンドロ。ブランドの創業者であるアレッサンドロ・ベルルッティの名前を持つ一枚革で作られており、かつてベルルッティがビスポーク専門店であった頃より生み出されてきた数ある作品の中で、不朽の名作と認められたデザインを厳選して集め、プレタポルテ(既成靴)に落し込まれた一足です。アンティーク感漂うヴェネチアレザーのパティーヌカラーの色艶や洗練されたシルエットの美しさが目を引きます。最高級のドレスシューズを探している人におすすめのモデルです。

JOHN LOBB【ジョンロブ】

世界最高峰の革靴ブランド、JOHN LOBBの名作であるPhilipⅱ。やや細目なラウンドトゥで ロングノーズな7000番ラストはエレガントかつスタイリッシュでスーツスタイルをおしゃれにドレスアップしてくれます。圧倒的な革質の良さを誇るオックスフォードカーフをアッパーに使用し、履きこめば履きこむほど透明感のある光沢感が出ます。ローズゴールドのバックルも美しいですが日本限定でシルバーバックルのアイテムも発売されているので合わせてチェックしてみてください。

EDWARD GREEN【エドワードグリーン】

ジョンロブと並び、英国革靴2大ブランドと称されるエドワードグリーンの名作チェルシー。冠婚葬祭にも使うことができる内羽根式のストレートチップで、1930年の発売以来変わらないスワン・ネックが特徴のアイテムです。エドワード・グリーンでは時代の流れによって、やや長いノーズのラスト82や、スクエアなラスト888などが登場しましたが、そのすべての基本は202です。202は日本人の足にもぴったりとはまるので、世界最高峰のドレスシューズを探している方におすすめのモデルです。

革靴選びに悩んだ際は名作から選ぼう！

ここまで記事を見ていただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になれば幸いです。おすすめの革靴ブランドの名作紹介はいかがだったでしょうか。名作と言われるモデルはどれも高品質で長く履くことのできるモデルばかりなので、革靴に興味を持ちだしたが、どのブランドのどのアイテムを購入すればいいのかわからないという方は是非、参考にしてみてください。